●自公連立は公明党をどこに導いてきたか / 立党の原点と連立の現点との乖離
(前略)公明党は過去六年間、自民党との連立政権に参加し、
「改革のエンジン役として」(総選挙でのマニフェスト)
新自由主義的な「構造改革」路線を推進してきた。
二〇〇五年九月三日、自民党の山崎拓前自民党副総裁は衆院福岡二区での街頭演説で
「自民党と公明党は『異体同心』の関係だ」と述べている。
それほどに、両党の関係は深まっているということだろう。
しかし、「改革」の結果、国民の負担は増大し、社会階層間の格差は拡大した。
公明党の支持母体である創価学会員の多くは「下流階級」に属しており、
その多くは「負け組」の一員となっている。
この面でも、創価学会・公明党は、連立参加に対する反対給付を十分に受けているわけではない。
それとも、巷間、噂されているように、「構造改革」の推進によって格差が拡大し、
「負け組」が増大することこそ、公明党にとっての一種の反対給付なのかもしれない。
現世での幸福を諦め、宗教に救いを求める人々は「学会予備軍」となる。
創価学会の勢力拡大のために、このような「下流階級」を増大させることこそが、
実は公明党にとっての隠された目的だというのだろうか。(後略)
ttp://sp.mt.tama.hosei.ac.jp/users/igajin/tubute49.htm