【斎藤貴男「二極化・格差社会の真相」】
貧乏人が命がけで金持ちに奉仕する社会になる
何のことはない。“新たな段階”とは、日本列島を丸ごと
アメリカの戦争の戦略拠点に提供すること以外の何物でもないのだ。
前回も指摘した徴兵制の構想は、早ければ数年のうちに浮上しよう。
あるいは格差社会がより拡大されて、戦争で手柄を立てるしか
生きていくすべがない階層が量産されるのが先か。
貧乏人が命がけで金持ちに奉仕する米国式社会構造の完成こそ、
実は構造改革のもうひとつの狙いなのだ。
私は、月刊「現代」の最新号で、
海上自衛隊が2003年11月に展開した実動演習計画を
他メディアに先駆けてリポートした。
北朝鮮と中国を仮想敵国にして、海上自衛隊が米海軍と一体化。
専守防衛の理念の逸脱どころか、
先制攻撃さえも辞さない彼らの姿勢を明らかにしたつもりだ。(後略)
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