470 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
>>439 なるほど。でもそれって、たぶん実は本来は達磨大師以来からの禅の悟り
なのだが。色即是空、空即是色、有=無、生=死、云々。そこに溶け込み
意識が開放されたときに罪からも開放されていくからそこに救いがあると
いうことで。(キリスト教はそういう文脈をとらないで別の方便で救っているだけ)
で、それをインド古宗教のヨーガ神秘主義から発する喩峨派、つまり真言密教的
に解する流れもあり、それは基本的に仏教的とは言いにくい流れだったんだが、
そこに法華経から飛躍を生み出した天台大師チギが題目に意識開放の神秘
が宿っていると主張したところから日蓮に至ってそれが新しい真言としての
マントラが生まれて、日蓮教としての立宗が成立した。
日蓮は天台真言宗というグループが当時の比叡山にはあり、そこのグループ
の若手僧侶であった時代があって、そこで自分で真言密教系の修行を行い、
それにあった阿字観瞑想法が彼の編み出した行法の原点になったはずだった。
つまり、瞑想中に睨みつける「阿字」が「南無妙法蓮華経」の曼荼羅となり、
瞑想中に胸中で唱えるマントラがその「南無妙法蓮華経」の唱語になったという
ことで、これは基本が真言密教であったことを裏付けていると思う。
471 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/14(金) 22:48:34 ID:TSwsrtof
>>470 (続き)
それで、そういういわゆる禅的ではない、つまりいわゆる仏教的ではない、
真言的、つまりは神秘主義的読解に基づくインド外道的発祥のヨーガ
神秘主義の流れの中にあるところの密教神秘主義の系統の中で、日蓮
の思想というものは現れたと理解できると思う。
その実態は、法華経というもの自体が神秘主義であり、もっといえば
キリスト教神秘主義的で風味も織り込んだ思想が法華経という後代に
編纂された経文であり、そこに基本的にヨーガ思想から生まれた真言
密教の神秘方法論を合体させて編み出されたと言える。
であるから、そこに法華経のタイトルが使われているということでしかなくて、
それが法華経というお経の中身があるとかないとかはそもそも全然言えず、
それがたまたま法華経という経のタイトルであったというだけでしかなく、
たとえばそれが華厳経のタイトルが「南無妙法蓮華経」であったとして
もおそらくは成立したに違いないと思われる。つまり題目というものは
その真言たる役割だけが本来の意味であったのであって、経文の中身
の意味がどうであるということとは全然切り離されてそれだけで独自に
存在できるからであるからに他ならない。
472 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/14(金) 23:06:10 ID:TSwsrtof
>>471 (続き)
であるから、何が言いたいのかというと、そのことをまさしく主張しているのが
創価学会の思想であるということだということだ。
たとえば、
YouTube - 埼玉対決
http://jp.youtube.com/watch?v=pN83Vni0Obs&feature=related などを見てみると、創価学会と宗門の思想対立の根源が何であるのかが
わかると思う。
創価学会は法華経の題目を「真言として唱える」ことで、自分が真言密教的に、
つまりヨーガ的に、「梵我一如への方法論」として、つまりインド神秘思想であった
自己の意識の根源だとされる「アートマン意識」が表れて神力を発揮して超人化し、
「三つ目が通る」状態が招来され、そこにブラフマンとの一体化によって(別名、
仏界と称している)それを如来と呼んで「仏界が湧出して」それが「仏教だ」と
主張しているに過ぎず、
いわゆる言うところの、古来からの本尊などの「真言」という方法論そのものでは
ない仮の助けツールを軽視する流れはまさにそこに原点が存在していると言える
と思う。そこが、伝統としての宗門とは根源的に思想が別のものになっているの
だろうと思われた。
だが、日蓮の編み出した真言行法が本質的に真言密教を手本にしたものであり、
原点がそこにあってそこに真言としてたまたま法華経のタイトルを使っただけだ
という正しい味方を徹底するならば、本尊がどうだという考えはそもそも出てこない
はずであって、そういう意味では創価学会の思想は元々の日蓮の編み出した
「三つ目が通る状態を生み出すための超人化のための方法論としての仏教」と
いう目的を徹底する限りそういう見解にならざるを得まいとは感じる次第だ。
473 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/14(金) 23:27:49 ID:TSwsrtof
>>472 (続き)
>正しい味方を徹底するならば、本尊がどうだという考えはそもそも出てこない
>はずであって、そういう意味では創価学会の思想は元々の日蓮の編み出した
>「三つ目が通る状態を生み出すための超人化のための方法論としての仏教」と
>いう目的を徹底する限りそういう見解にならざるを得まいとは感じる次第だ。
つまり、日蓮は目的として、この「三つ目が通る状態を生み出すための超人化
のための方法論」を求めていたといって間違いないだろう。それを現代的に
徹底するならば、
つまり、人体の外にある物質、物体自体を神秘化することは必要なく、それは
瞑想の方法論であり、そこに人間の精神に暗示力を持つものであればなんで
あってもよい、ただしそれが、
「三つ目が通る状態を生み出すための超人化のための方法」にマッチする
暗示力を持つものであればなんでもよい、ということにならざるを得ないだろう。
つまり、極論すれば、創価学会の思想ははっきりとニューエイジ思想の一つ
であり、現代の新興宗教の一つであったという指摘は間違ってはいなかった
だろうと思われた。当然、そういう思想が伝統の中で維持されるべきと主張
される日蓮正宗の思想とは同じものになるわけがないとはっきり言えるに違い
ない。法華講の樋田さんたちはまじめに伝統主義から問題を投げかけている
が、そもそも創価学会の思想はインドヨーガ思想に他ならないこと、そこに
日蓮の行法の真言密教の行法としての本質、すなわち、
「三つ目が通る状態を生み出すための超人化のための方法論」としての
マントラ行法を主張してそれを信じている創価学会という本質を明瞭に認識
してしまわなければならないと、あの対論ビデオを見て本当に感じた次第です。
すなわち「宇宙=生命」という神秘思想創価学会思想」と、伝統宗教の権威
をそのテキスト自体からそのまま受け入れて信仰する法華講とが同じ思想に
なるわけがないということを、最初に認識するべきではないかと思います。以上
474 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/14(金) 23:47:43 ID:TSwsrtof
>>473 (追加)
日蓮が真言瞑想行法としていわゆる言うところの題目行を開発したことは、
ご本尊とされる曼荼羅の中に梵字(サンスクリット文字)があるものがある
ことからもわかる。
日蓮は阿字観瞑想法を南無妙法蓮華経を口を開けてあごをがくがくさせながら
顔面運動をしながら大声を上げて連続して朗々と唱えるときに生じる感覚、
それによりマッチして、視覚的暗示力をより強める目の前の曼荼羅を試し
求めて自分でいろいろと実験したのでしょう、その結果たくさんの瞑想助け
ツールとして「ご本尊」があれこれと作成されたのに他ならないでしょう。
つまり、日蓮氏が自分の瞑想状態をより強めるための暗示力の実験を
重ねてそのときそのときの自分に招来された「三つ目が通る状態」、つまりは
脳下垂体(アジナーチャクラ)から前頭葉に向かって開かれる第三の目が
より強く明瞭に開かれるのを助けてその力が増し加わる感覚を試しながら
あれこれの曼荼羅を書いて言ったということでしょう。
創価学会の多数の会員はこの同じ感覚を体感しているだめに、ご本尊
云々が「本質的ではない」と解している、いうことだけだと言えましょう。
475 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 00:17:33 ID:/r79cn4h
>>474 (追加の続き)
それで最後に一言ですが、つまり、
なぜ創価学会は「自分で開眼できる」と主張する(
>>472のビデオ参照)のか
の理由が、すなわちこのこと↓なのです。
>つまり、日蓮氏が自分の瞑想状態をより強めるための暗示力の実験を
>重ねてそのときそのときの自分に招来された「三つ目が通る状態」、つまりは
>脳下垂体(アジナーチャクラ)から前頭葉に向かって開かれる第三の目が
>より強く明瞭に開かれるのを助けてその力が増し加わる感覚を試しながら
>あれこれの曼荼羅を書いて言ったということでしょう。
>
>創価学会の多数の会員はこの同じ感覚を体感しているために、ご本尊
>云々が「本質的ではない」と解している、いうことだけだと言えましょう。
つまり、悟りは脳下垂体から前頭葉への突き抜けるような自己の第三の目
の開眼でもあって、それが本尊の開眼であると主張しているということと
イコールでしょう。これが創価学会員が主張する「自分の信心で開眼できる」
ということの意味ですよ。
そこには伝統の助けも法主も必要ではなく、彼らにとって必要なのは創価学会
が主著うするような古代インド思想であるヨーガ神秘主義思想に他ならず、
その思想的基礎、つまり「宇宙=生命=遍満する根源的生ける力の源」という
思想を心に抱いて、お題目を唱える「真言(マントラ)瞑想法」の助け道具として
の「阿字」の代わりとしての曼荼羅、つまり追加的補助ツールとしての’本尊’
があるだけだという理解になっているはずです。樋田さんたち法華講の人たち
はこの事実を何かの機会に彼らと打ち解けて本心を聞き出して見られたら
本当に納得されることと思っていますよ。
476 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 01:29:51 ID:/r79cn4h
477 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 03:05:17 ID:GvU+8lTZ
サマータイムマシンは良作