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名無しさん@お腹いっぱい。:
読売新聞大阪本社のグループ会社「読売連合広告社」(大阪市北区)から、
新聞広告の制作費名目で約1千万円をだまし取ったとして、
大阪地検特捜部は28日、同社第一営業部の元課長、
若林秀和容疑者(42)=大阪市西区=を詐欺容疑で逮捕した。
容疑を認めているという。
ほかにも架空請求や水増し請求があるとされ、詐取総額は約4千万円に
のぼる疑いがある。
特捜部の調べによると、若林元課長は同社に勤務していた
07年4月〜昨年11月、実際には社内で作った新聞広告を、
実在しない社外業者に発注したように装って広告制作費の架空請求を
20回繰り返し、同社から計1055万円を詐取した疑いがある。
知人名義の銀行口座を社外業者の口座と偽り、振り込ませていたという。
残る約3千万円は03〜08年、社外の広告デザイン事務所に依頼し、
自社への架空請求や水増し請求をさせて不正に引き出したとされる。
架空の外部発注をする際、若林元課長は上司の部長の決裁を受けていた
という。
不正請求は昨年11月ごろに発覚。同社は翌月、懲戒解雇処分とし、
その後に特捜部に告訴していた。
若林元課長は逮捕前の取材に約4千万円の不正請求を認め、
「へそくりのつもりだった。金銭感覚がまひしていた。
大半は取引先の接待費にあて、私的な飲食や海外旅行にも使った」と話した。約400万円は弁償したという。
読売連合広告社は1958年設立。読売新聞など新聞・テレビの
広告営業を手がけ、社員は約180人。逮捕を受け、同社総務部は
「誠に遺憾。捜査に協力し、再発防止に努める」としている。