どうしても、書き込みしたいことがあります。
少し、長文だけど。
皆さんのご意見を、お聞かせてください。
去年の審査員奨励賞の中に、
「私の家が小さいのは日本が狭いからだと思っていた。」
という作品がありました。トヨタホームのコピーです。
入賞者は24歳の主婦で、奨励賞5人の中で唯一、
広告関係の職についてない人でした。
話は変わりますが、5年ぐらい前のTCC広告賞の部門賞受賞作に、
「土地が狭いのは日本のせいだが、家が狭いのは自分のせいだ」
というコピーがありました。トヨタホームと同業種の企業の広告です。
もちろんTCC年鑑にも掲載されました。
電通のコピーライター(TCC会員)が書いたコピーです。
どう考えても、切り口は一緒ですよね。同巧異作。
(コピーのスッキリ感では、もちろん後者のほうが上ですよね)
宣伝会議賞の審査員の約半数は、TCC賞の審査員でもあるのに、彼らは
自分たちがTCC賞を与えた広告コピーすら憶えていないのでしょうか?
それとも「土地が狭いのは日本のせいだが、家が狭いのは自分のせいだ」
というコピーを知った上で彼らは
「私の家が小さいのは日本が狭いからだと思っていた」が
応募作7万通の中でベスト8に値すると判断したのでしょうか?
・・・っていうか、この賞、一次審査委員はTCC会員なんだから、
TCC賞のコピーは年鑑とかで見てるはずですよね。
なぜ、一次を通過させたの?
TCC賞のコピーを書いた先輩TCC会員に失礼なのでは?
もちろん、主婦がTCC年鑑からコピーをパクるとは思えないから、
このコピーを応募した主婦に罪はない。むしろ被害者だと思うんだけど。
これじゃあ、斬新な切り口を探そうとする意欲がうせる。
「素人がTCC賞のコピーと同じ切り口を見つけたのはエライ!」
という誉め言葉は成立するかもしれないけど、入賞させるのは許せない!
ちゃんと選んでるのか、審査員!!!
TCC賞も宣伝会議賞もテキトーに選んでるんじゃないのか、ゴルア!!
って気分です。あ、でも入賞者に罪はありませんよね。
あ〜、でも何だか少しスッキリした。この書き込みのお陰で。
あ、ちなみに私は・・・、いや、やっぱやめとく。