401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
(2人のフィーナ姫護衛班の前をカレンが通りかかる)
フィーナ姫護衛班2人<班長、お疲れ様です!!(カレンに向かって敬礼する)
カレン| l(l|(゚)-゚ノi|<ご苦労様。
(カレンの後ろ姿を眺めながら)
新入りのフィーナ姫護衛班( ・∀・)<凄い人だな・・・・・・・。
フィーナ姫護衛班(新入りの教育を受け持っている):( ´∀`)<あー見えても班長は
仕事には厳しい人だからね。姫様が絶大な信頼を寄せるのも納得だ。
新入りのフィーナ姫護衛班( ・∀・)<それにしても”鬼班長”と呼ばれているとは思えないな。
フィーナ姫護衛班( ´∀`)<お前はまだ新入りだから知らないと思うが、そう呼ばれる様になったのは
ある出来事がきっかけなんだ・・・・・・・。
新入りのフィーナ姫護衛班( ・∀・)<何なんですか?
フィーナ姫護衛班( ´∀`)<この際、お前の指導も兼ねて話しておこう。それはな・・・・・、
初代反SOS団勢力が健在していた頃の事だ。当時SOS団勢力は反SOS団勢力を排除するべく
いろいろと策を遂行していた。我々が起こしてしまったとあるミスから姫様や団長らを危険に晒してしまう
事になってしまうんだ・・・・・・。幸い、その後のフォローで最悪の事態は回避出来たのが、班長も
気づいていないのを利用して我々はミスを隠そうとしたのだが・・・・・・・・。
<↓フィーナ姫護衛班の回想>
(カレンが護衛班から渡された報告書を見る)
カレン| l(l|#(゚)-゚ノi|<これはどういう事ですか?報告書と姫様の証言が違いますけど?
(バン!と机を叩きつけながらミスを起こした首謀者とされる護衛班数名を叱りつける)
フィーナ姫護衛班A:(,,;゚Д゚)<こ、これは慌てて書いた物で・・・・・・・・。
フィーナ姫護衛班B:(;゚∋゚)<そこにアレがあったとは知らなかったので・・・・・・。
カレン| l(l|#(゚)-゚ノi|<言い訳など聞きたくもありません。何事も無かったのが幸いでしたが
もし姫様に危険が及んだらどう責任を取るつもりなんですか?
フィーナ姫護衛班一同<・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(沈黙の空気が流れる)
カレン| l(l|(゚)-゚ノi|<それにこの報告書、不備な点が多過ぎます!あなた方の力はこんなモノ
じゃないはずです!!
フィーナ姫護衛班B:(;゚∋゚)<お、俺達はいつだって全力です!あれでも俺達はフィーナ姫様に
忠誠を・・・・・・・・・
402 :
名無しさん@お腹いっぱい。:07/01/30 20:39 ID:cWK007Rg
ふざけるな!!!!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, -―- 、
<_〃  ̄`ヽ ガッ!!!.
i il」i_il!_ji」 \从 /. ;.. ; . , .: : , . ∧_∧
|l(l|#(゚)-ノi!つ >,’;;;て ∴;.' 。.. .:∴。ニ三(#)∀`)←フィーナ姫護衛班B
iリ(つÅi ,’;;;',. . : ; ' ; .: ニ三⊂ ⊂ノ
ル〈i_」 `Y,´,´'. .' ・ ‘ ニ三⊂ ⊂/
. し (_)
(とカレンがフィーナ姫護衛班Bを殴りつける)
フィーナ姫護衛班B:(; ∋ )<グハッ・・・・・!(カレンのパンチがクリンヒットし倒れ込む)
カレン| l(l|#(゚)-゚ノi|<「俺達はいつだって全力です」「そこにアレがあったとは
知らなかったので・・・・・・。」とあなた方の姫様への忠誠心はその程度のモノですか?
そんな中途半端なやる気ではミスをしてしまうもは必然です。任務は遊びではないのですよ!
私達は命掛けで姫様を、みんなを守るのが使命です!今のあなた方は私の部下ではありません!
そんな事ではあなた達死にますよ!!
フィーナ姫護衛班一同<・・・・・・・・・・。
フィーナ姫護衛班C:( ;´∀`)<僕達はそんな気持ちでは・・・・・・・・
ふざけるな!!!!!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
, -―- 、
<_〃  ̄`ヽ ガッ!!!.
i il」i_il!_ji」 \从 /. ;.. ; . , .: : , . ∧_∧
|l(l|#(゚)-ノi!つ >,’;;;て ∴;.' 。.. .:∴。ニ三(#)∀`)←フィーナ姫護衛班C
iリ(つÅi ,’;;;',. . : ; ' ; .: ニ三⊂ ⊂ノ
ル〈i_」 `Y,´,´'. .' ・ ‘ ニ三⊂ ⊂/
. し (_)
(フィーナ姫護衛班Cにも殴りつける)
カレン| l(l|#(゚)-゚ノi|<姫様への尊敬心と忠誠心、そして「”フィーナ姫護衛班の一員”である事に誇りを
持てない者」はすぐにここ(SOS団活動拠点地、当時は反SOS団勢力対策本部と呼んでいた)から
立ち去れ!!
フィーナ姫護衛班A:(,,;゚Д゚)<一員である事の誇りですか・・・・・・・・・?
カレン| l(l|(゚)-゚ノi|<無理に私に付いて行く必要はないんですよ。私のやり方についてこれないなら
(フィーナ姫護衛班を)辞めて良いんですよ、中途半端な忠誠心を持つ者などここには必要ありません。
むしろ邪魔です!
フィーナ姫護衛班一同<・・・・・・・・・・。(カレンの「不要」発言に動揺する)
フィーナ姫護衛班B:(;゚∋゚)<班長、俺達はまだどこか未熟な所があったかもしれません・・・・・・・。
”何かの為に忠誠を尽くす”とか、集団の一員である事に”誇り”を持つとかなんて戦中の兵士みたいな
考えなんて時代遅れだと思ってました。これほどまでに”誇り”を大事にいる班長を見たら自分達
が愚かに思えます。班長、申し訳ありませんでした!!
(護衛班一同がカレンに向かって頭を下げる)
カレン| l(l|(゚)-゚ノi|<中途半端な気持ちで通用するほど世の中は甘くはないのよ。これに懲りたら
二度と同じ事をしない様に反省して、今後の自分の行動に生かす事ね。もう頭を上げなさい
フィーナ姫護衛班一同<はい!!(頭を上げる)
カレン| l(l|(゚)-゚ノi|<あなた達、もう定位置に戻って良いわ。姫様に良い報告が出来る様頑張りなさい。
フィーナ姫護衛班一同<はい!!
<フィーナ姫護衛班の回想終わり>
403 :
名無しさん@お腹いっぱい。:07/01/30 20:39 ID:cWK007Rg
フィーナ姫護衛班( ´∀`)<これが班長が”鬼班長”と呼ばれる様になった由縁だ。
新入りのフィーナ姫護衛班(;・∀・)<そんな事があったんですか・・・・・・・。
フィーナ姫護衛班( ´∀`)<私もこの話を聞かされるまでは誇りとか忠誠心なんて
全く考えてなかったなぁ・・・・・・。あの話を聞かされたら誰だって協力したくなる、
班長の強い意志を感じたよ。「この時分かったのは”班長に付いて来れない者は切り捨てられる”
と言う事」と言ってた。
新入りのフィーナ姫護衛班(;・∀・)<あのぶん殴られた人はその後どうなったんですか?
フィーナ姫護衛班( ´∀`)<あれ以降人が変わったように”忠誠心”と”誇り”を持ったメンバーとなる。
護衛班の中でも中心核となるメンバーとなり後輩達に班長の教えを伝授させているらしい・・・・・・・・。
新入りのフィーナ姫護衛班( ・∀・)<あの出来事がその人達を変えたって事ですね。
フィーナ姫護衛班( ´∀`)<そうだ、お前も(フィーナ姫護衛班)メンバーである事に誇りを持て!
そして姫様の仰せの通りに動け!今の私からお前に言えるのはそれだけだ・・・・・・・。次行くぞ!
新入りのフィーナ姫護衛班( ・∀・)<はい、分かりました!!
フィーナ姫護衛班( ´∀`).。oO(「あの時、説教された者に私が居た」とは言えないよなぁ・・・・・・。)
(今日も護衛班の”誇り”を胸に任務を遂行するフィーナ姫護衛班達であった)