愛と憎しみのドラマ小説“ニホンちゃん“6クール

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31翼よ、ウリナラの空を駆けろ
「ウリは新しいラジコン作るニダ」
今日はカンコ君はニダニダと上機嫌です。
ニホンちゃん、機嫌のいいカンコ君にほっと胸を撫で下ろします。
もちろん、気弱なニホンちゃんのこと、
カンコ君に気付かれないようにです。謝罪と賠償を要求されたらた
まったものじゃありません。
「ラジコン作るんだ、いいな〜」
さりげなくヨイショするニホンちゃん。
涙ぐましい努力です。
「いつまでもアメリーの古くさいラジコン作るのはもうしないニダ。
ウリナラの半万年の知恵と技術で最高のヒコーキ作るニダよ。どう
だニホン、すごいニダか、うらやましいニダか」
「へぇ、すごいねぇ〜カンコ君。完成するといいね」
そういうニホンちゃん、つい最近にアメリー君と共同制作したラジ
コン機のことをおくびにも出しません。
「ウリナラのラジコンは高性能ニダ。ニホンのよりカッコよくて強
いニダ。ウリナラの翼が大空に羽ばたくニダ!」
カンコ君、ニダニダ笑いが止まりません。
ニホンちゃんはあることを思い出しました。
カンコ君はラジコン用のモーターを自分で作ったことがありません。
大丈夫なのでしょうか?
「カンコ君、モーターはどうするの? やっぱりアメリー君から貰う
のがいいとおもうよ」
ニホンちゃんが親切にいうと、カンコ君はエラを真っ赤にして怒り
だしました。どうやら地雷を踏んでしまったようです。
「ウリナラのラジコンはモーターもウリナラの技術で作るニダ。ウ
リジナルニダ。アメリーなんかに頼らないニダ。ラジコンを作るた
めにニホンみたいに犬のように尻尾を振らないニダ!!」
32翼よ、ウリナラの空を駆けろ:2001/08/23(木) 06:16 ID:KH0./U6g
「ウリナラのラジコンはモーターもウリナラの技術で作るニダ。ウ
リジナルニダ。アメリーなんかに頼らないニダ。ラジコンを作るた
めにニホンみたいに犬のように尻尾を振らないニダ!!」
カンコ君がわめきますがニホンちゃんも気分がよくありません。
根が技術派のニホンちゃん、機械のこととなるとちょっとだけ自信
があるのです。
ニホンちゃんは口をとがらせて言いました。
「じゃあ、どうするの?」
「聞いて驚くなニダ」
カンコ君は偉そうに言いました。
「これがウリナラのエンジンニダ!!」
懐からモーターを取り出しました。
見るからに強力そうなモーターです。太陽の光を浴びてキラキラと
輝いています。
これにはニホンちゃんもびっくりしました。
唖然としているニホンちゃんを後目に、カンコ君はニダニダと笑い
ながら去っていきました。

そのときです、カンコ君のズボンのポケットから一枚の紙が落ちま
した。その紙は風に吹かれてニホンちゃんの足下に届きます。

それには、
『田宮模型』
としっかり印刷されていました。


元ネタは…『韓国、F-16級の次期国産戦闘機を独自開発』です。
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=998348043&ls=50
210話作者