連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 5クール目

このエントリーをはてなブックマークに追加
309イエス、キムチひと  1/2
ヨーロッパ町でちょっとした名物のおっさんがいました。町の人はそのおっさんを
バチカンのおっさんと呼んでいました。おっさんは定職には着いていません。
ですが、町一番の世話焼きであったので町から養ってもらい生活していました。
そのおっさんが天気のいい日に公園に行くと双子のポルとガルが遊んでいました。
2人はおっさんを見つけると、お互いにイヒヒと笑い、おっさんに近寄ってきました。

( ‘д‘)<「おっさん、うちら、聖母様を見たで!」   /\
                               |+,|
( ´D`) <「でもってお告げも聞いたのれす!」 煤i´ー` )  
  テヘテヘ                           ウソーン!

おっさん、まずはじっくりと二人の話を聞きました。どうやらお告げは全部で3つらしく、
1つ目と2つ目についてはウンウンとうなずくおっさん。驚いていないことに2人はカチンときます。
そこでポルとガルは3つめのお告げは大げさに話ました。するとおっさんも2人の様子を察して
大げさに驚き、ショックで倒れて見せました。おっさんはやりすぎでした。まわりに人もいたのに。

(;‘д‘)<「おっさんが気絶してもうた!」        /\
                               |+,|
(;´D`) <「おっさんが絶命したのれす!」    煤i+ー+ )  
  タネガシマッタ!                        バタン

すぐに、その話は町中に広がり、かつお告げはおっさんのみ知っていることになりました。
ポルとガルが「記憶にない」とバっくれたからでした。日に日にみんなの関心は高まりました。
310イエス、キムチひと  2/2:2001/08/21(火) 04:36 ID:AsJWgh0.
この話はクリスチャン(サンタ肯定派)の間で”奇跡”として知られるようになりました。
クリスチャンのカンコ君は奇跡を頼るのは立派で正道であると悟り、そしていつもよりも
迷いのない難癖をニホンちゃんにつけています。今日はなんでサンタがクリスチャンでもない
ニホンちゃんにプレゼントを渡しているのか(それも日本製)、謝罪として・・・

      ∠「壷を買って悔い改めるニダ!」
 <ヽ`∀´>              (^▽^;)
   2000マンニダ            コレガクリスチャン?

また、あの人のお墓についても抗議していました。

      ∠「なんでキリストの墓がニホンちにあるニダ!歴史の歪<略>」
 <ヽ`∀´>              (^▽^;)
  コリナイヤツニダ             ナンデデショウ?

この件はまったく反論のできないニホンちゃん。うつむいて時間が流れるのをまつばかりでした。
カンコ君は続けて抗議してます。合同何たら式に出ろ!とか言っています。


一方、教室の隅では第三の予言について想像しただけで震えが止まらない人がいました。

( ゚ぺ)。。〇「絶対、第3次世界大戦か、宇宙人襲来か、隕石群の襲来でハルマゲドンだ」
 ビバ!ファティマ

(・≧・) <「ほんとにモーオタで生まれてきてすみません。じゃチャオー」
 マカロニーノ,ッス