連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

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727裸足 ◆9pcsZGwc
「サヨックおじさんと花火遊び」
ニホンちゃんが夕涼みをしていると,物陰からサヨックおじさんが 手招きをします.
「何?おじさん」
「花火をしないかい?」
ニホンちゃんはあぶなくない花火は好きなのでうなずきました.
しばらくまともな花火をしたあと,おじさんが言いました.
「じゃぁ,ニホンちゃんにいいことを教えてあげよう.線香花火を
こうやってほぐして,わら半紙にひも状に包んで・・」
「おじさん?」
「これを打ち上げ花火の火薬を集めたバケツの中にたらして・・」
「おじさん????ねぇ,おじさん???」
「これを長く続けていって・・」サヨックおじさんもう聞いてません.
「端っこに火をつける,と」
「おじさん!!!ここ,ウヨ君の部屋の真下だよ,火事になっちゃうよ!」
ニホンちゃんの悲鳴とともにウヨ君の部屋の窓ががらっと開いて,何か2つ飛び出してきました.
ジュウ・・・線香花火の火が消えてしまいました.どうやら水のようです.
後一つはニホンちゃんの手の中に落ちてきました.白くてまぁるい・・・
「何,これ?(パカ)あ,おまんじゅうだ」
「あ,あ,あ,こーあんだ〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
サヨックおじさんがいきなり叫んだのでニホンちゃんはたいそうびっくりしました.
「おじさん,これはあんこだよ?」
「こーあんだ!!ちくしょう,僕は負けないぞ!・・・・・勝利は我等にあり〜〜〜〜」
おじさんは脱兎のごとく裏庭に走っていってしまいました.
ニホンちゃんはわけがわからず立っていました.
「次はお茶がこわいのかな?」
<終わり>

おあとがよろしいようで,テケテンテンペンペン♪
別スレに書いた時点では「妄想」でしたが犯行声明が出たということで転載いたしました.