連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

次の日もムーンセーラが話題になりました。
「昨日のムーンセーラかっこよかったですわ」
「決めゼリフが最高なのよね。」
昨日の放映も大好評のようです。ニホンちゃんはとてもうれしそうです。
カンコ君が遅れて教室に入ってきました。
「カーンコ君。カンコ君も昨日みてくれた？」
ニコニコしながらニホンちゃんが話しかけました。するとカンコ君は怒りながら
「ウリはムーンセーラなんかもう見ないニダ！あんなのは教育に悪いニダ！
　ニホンは悪影響のアニメを作ったニダ！謝罪と賠償（以下略）」
いきなり怒鳴られニホンちゃんは泣き出しました。横にいたフランソワーズちゃんが
「ムーンセーラを悪く言うと承知しませんわ！クスッ、どうせカンコ君、もう見ないんじゃなくて
　ﾊｱﾊｱ言いながら見ていたのをパパに見つかって、見せてもらえなくなったんじゃなくて？」
図星をつかれてキムチ色になるカンコ君。クラスの女子から白い目をむけられます。
「アーーイーーーゴーーーー！！！」
カンコ君は教室を飛び出していきました。

「ニダー、今日はひどい目にあったニダ・・・なんとしてもニホンから謝罪と賠償を
　要求するニダ！パパに相談ニダ」
急いで家に帰り
「パパいっしょにニホンを謝罪させにいくニダ！」
カンコパパの部屋に飛び入るとパパがムーンセーラを見ながらﾊｱﾊｱ言っています。
「カッ、カンコ！！！」
「アーーーイイーーーッゴ！！！パパなにやっているニダーーーーー！！！！」