連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

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516しょちくれ
ウリナラ世界一 その3

「カンコノム、今晩我が家にきて頂けますか?おもてなしをしたいのです」
「いいニダ、もてなされてやるニダ」
カンコ君、はっきり言って、調子に乗っています。
「今夜我が家に招待いたしますのは」
「我がチュウゴ家の恐ろしさも知っていただこうかと思いまして」
チュウゴ君は満願の笑みです。しかし、目は全く笑っていません。
カンコ君の顔色が見る見る青くなっていきます。
「ちょっとウリも言い過ぎたニダ。次からは、、」
と言いながら逃げようとしたカンコ君の肩をチュウゴ君はがっしりと掴みます。
「いた!いたたた!!放すニダ、な、な、何するニダ!!」
肩を握り潰さんばかりの力でカンコ君を押さえつけると、チューゴ家特有の
恐ろしい笑みを浮かべます。
「何をするか?カンコ君には「自己反省」をしていただきましょう」
「チュウゴ家伝統のおもてなしでございます」
「い、いやだーーー、アイゴーーー」

数日後
教室のすみっこで、壁に向かって、
「チュウカ、セカイイチ、チュウゴクン、ヤサシイ」と、壊れたラジオのように
つぶやき続けるカンコ君が発見されました。

そんなカンコ君を見て、ニホンちゃんはつぶやきました。
「レスが五つもつけば、元に戻ってるんだろうなぁ」

追記
その後、チュウゴ君はアムネスティ先生にこってり絞られたようですが、
ぜんぜん堪えていないそうです。