連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

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488パンツネタでスマソ
「ニホンちゃんとパンツとシンタローおじさん」その一

今日の五年地球組では水泳が行われています。みんスクール水着に着替え、楽しく
泳ぎました。
授業が終わって、みんなが着替えようとしているときに、事件は発覚しました。
ニホンちゃん「いやーー、私のパンツがない!!」
ニホンちゃんは困惑した表情をみせています。当然、クラスじゅうは大騒ぎになり
ましたが、例によって例のごとく、我らがカンコ君に疑いがかかります。
タイワンちゃん「ちょっとー、あんたでしょう!ニホンちゃんのパンツ盗んだのは!」
カンコ君「ち、ちがうニダ。ウリはなにもしていないニダ!」
タイワンちゃん「いいわけしたってダメよ!あんた前にニホンちゃんの竹島パンツ
盗ったじゃない!」
カンコ君「な、なにを言うニダ。あれはもともとウリナラの物ニダ。これはニッテイ
の陰謀ニダ!謝罪と賠償を要求するニダ!」
と、最後のセリフはいつものごとくなのですが、今日のカンコ君は妙に堂々として
います。どうやら、本当にカンコ君ではないようですが・・・不意にすっとんきょうな
声が聞こえてきました。フランソワーズちゃんの声です。
フランソワーズ「あら、チューゴ君、かばんからはみだしてる、その白いものは・・・」
489パンツネタでスマソ:2001/08/05(日) 17:53 ID:RCYSnx0Y
「ニホンちゃんとパンツとシンタローおじさん」そのニ

な、なんと、いつもはクールな策士をきどっているチューゴ君が犯人だったのです。
しかし、そこはチューゴ君。自分が変態であることを認めるわけにはいけません。
チューゴ「こ、これは俺のものだ。俺は一度脱いだパンツをはきたくないから、着替え
のパンツをもってきていただけだ!」
でも、そのパンツにはマジックで「センカク」と書かれていました。それはあきらかに
ニホンちゃんの字です。ニホンちゃんは、その美少女ぶりとボーっとしてる性格のため
か、よくパンツを盗まれるために、パンツに名前(といっても、自分の名前だと恥ずか
しいから、それぞれにいろんな名前をつけている)を書いていたのでした。が、これが
仇となりました。
アサヒ「なによ、日之本さくらとも、ニホンとも書いてないじゃない!これがニホン
ちゃんのモノだっていう証拠はなにもないわよ!いいがかりをつけてチューゴ君のパン
ツを盗ろうっていうの!ニホンちゃんって、変態ね!」
と、チューゴ君のことが大好きなアサヒちゃんはチューゴ君をかばうことはもちろん、
いつものようにニホンちゃんを誹謗中傷しています。
そんなこんなで、教室内は大混乱。結局ニホンちゃんは自分のパンツを取り戻すこと
ができず、なくなくノーパンで家に帰りました。
490パンツネタでスマソ:2001/08/05(日) 17:53 ID:RCYSnx0Y
「ニホンちゃんとパンツとシンタローおじさん」その三

その夜、この話を聞いて一番怒ったのがシンタローおじさんです。
シンタロー「シナのヤロー、なんて破廉恥なんだ!!!」
といきまいています。ウヨ君も今にも爆発しそうな勢いです。でも、ニホンちゃん
は、ただただ困った顔をするばかりです。
シンタロー「よし、おじさんが取り戻してきてやる!」
ニホンちゃん「え、あの、もういいの・・・恥ずかしいし・・・」
ニホンちゃんはこれ以上パンツのことで騒がれるのが嫌でした。アサヒちゃんにクラス
の中で変態呼ばわりされたのがきいたのかもしれません。乙女の恥じらいです。
でも、シンタローおじさんにはニホンちゃんの声は届いていないようでした。

シンタローおじさんは、すぐにニホン家を出ました(ウヨ君がいくとチューゴ家になぐ
りこみをかけそうなので、家族全員から止められた)
そして、チューゴ家の前まで行ったのですが、なんと、玄関先にセンカクパンツが
つるされているではありませんか。どうやらチューゴ君だけではなく、チューゴ家
の人達全員が変態のようでした。
シンタローおじさんはさっさと持って帰ろうと思ったのですが、センカクパンツは
玄関から離れません。センカクパンツは強力な接着剤でくっつけられていたのでした。
いよいよ変態も真性です。シンタローおじさんは、仕方がないので、パンツに
「このパンツ、日之本さくらの物也」と書いて、わかりやすいように、電球を中に
入れ、夜でも光るようにしておきました。
491パンツネタでスマソ:2001/08/05(日) 17:55 ID:RCYSnx0Y
「ニホンちゃんとパンツとシンタローおじさん」その四

シンタローおじさんがニホン家に帰ると、得意げにこの話をしました。
ところが、ニホンちゃんの顔はみるみる赤らむと、目にはいっぱいの涙をためています。
そして・・・
ニホンちゃん「シンタローおじさんのばかーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
と言うと自分の部屋にとじこもってしまいました。
ニホンちゃんにも、シンタローおじさんが本当に自分のためにしてくれたことは
わかっていました。でも、もう少し乙女心をわかって欲しいとも思いました。
とにかく、その夜は恥ずかしさのあまり涙が止まらず、枕を濡らしたのでした。

後日談
チューゴ家の前の通りは外灯が少なく、夜道があまりにも暗かったので、パンツ
ライトは町の人におおいによろこばれましたが、ニホンちゃんはますます恥ずかしい
思いをしたのでした。

おわり

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以前、石原慎太郎さんと、西村慎吾代議士(自由党)の二つのチームが二隻の
船に分譲して尖閣列島に灯台を建て、日本領であることをアピールした話をも
とにしました。嵐の関係で、実際に灯台を建てたのは西村さんのチームだった
のですが、新キャラを出すと話がややこしくなると思ったので、シンタローさ
んの手柄(?)ということにしました。ちなみに、この灯台は近海を航行する
船舶から大変感謝されているそうです(中国は近海の安全などほとんど考えて
いませんから)