連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

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245風と木の名無しさん
「戦士,カンコ」
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 今日も元気な太平洋高気圧のお陰様でお空は真っ青。蒼空に浮かぶは真白き
入道雲。降り注ぐ日光が夏を演出してくださいます。
 そんななか,地球組のみんなは市民プールに来ていました。せっかくの夏休
み,水と戯れ遊び尽くそうというアメリー君の提案でした。その提案にみんな
は大賛成,今日の運びとなったわけでございます。マカロニーノ君なんかはそ
れはもう大変な気合いの入れようで,行くことが決まったその日から,ああで
もない,こうでもないと自分に似合う水着を選んできました。
「照りつける太陽,光り輝く水飛沫!そして素晴らしきセニョリータ!
 ここで頑張らねば男にあらず!」
 ゲルマッハ君は別にあまり気にしないのか,黒い水泳パンツというシンプル
な出で立ちですが,そのクールな外見で周囲の注目を集めています。(どこか
らか「きゃぁー♪」という如何にも萌えてますという歓声が聞こえたりしまし
たが)
 そしてまたフランソワーズちゃんやエリザベスちゃんは言うに及ばず,タイ
ワンちゃんやベトナちゃん,そしてニホンちゃんもきゃぁきゃぁ♪と楽しそう
に遊んでいます。まあ,ちょっとばかりゴタゴタもありましたがね。カンコ君
にキムチ禁止令が言い渡されたりしたのですよ。ええ,別に大したことじゃあ
りません。プールがキムチ臭くなるのはまっぴらごめん,と匿名の投書があっ
たからなのですが。いぢめはいけませんよ,いぢめは,ねえ,キッチョム君。