連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

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218しょちくれ
図書室の廊下での出来事。その1
「ねぇ、この人って誰なの?」
タイワンちゃんは図書館の壁を指差しました。
タイワンちゃんが指差した先には額縁に入れられた肖像画が飾ってあって、
その下には「ノベール文学賞受賞者」と書かれています。
「ノベール文学賞の受賞者だから、立派な本を書いたえらい人だと思うよ」
「うん。ノベール賞っていうのは知ってるんだけど、この人日本ちゃんの親戚?」
といってタイワンちゃんが指差した先には「日ノ本やすなり」と書かれていました。
「うーん、良く知らないんだけど、私のおじいちゃんの親戚かな?」
「確か、とってえらい小説家がいたってママが言ってたような、、、」
「あ、こっちにも日ノ本って書いてある」
といって指差した先には「日ノ本オエエ」と書かれていました。
「この人は一度あったことがあるよ。遠い親戚なんだ。たしかサヨおじさんと
仲のいい人だったよ。」
「ふーんニホンちゃんの家ってすごいね」タイワンちゃんは腕を組んで感心して
います。
「え、そんなことないよ」と、ニホンちゃはちょっと頬を染めて恥ずかしがります。
「あたしは文章書くのは苦手なのよね。アメリー君とかは得意なのよ。彼の家
のLCっていう本しか置いてない部屋があって、、、、、」と、言いかけたところで
「アイゴーーーーーー!!謝罪しるー」の声が響き渡りました。えら張りニダ
ニダの登場です。