連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目

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163世界文学発表会3
エリザベスちゃんの順番が回ってきました。エリザベスちゃんはつかつかと
みんなの前にでると、
「わたくしの持ってきたのはこれですわ」
エリサベスちゃんの持ってきたのはコナン・ドイルのシャーロック・ホームズです。
「説明の必要はないと思いますけど、まあ一言でいうならば名探偵の
 シャーロック・ホームズの推理小説ですわ」
盛大な拍手が沸き起こります。
「わたしホームズ全巻持っているよ」
「僕なんかファンクラブに入っているよ」
みんなから大好評でエリザベスちゃんは大満足です。フランソワーズちゃんは
ちょっと面白くなさそうな顔をしています。

次はゲルマッハ君とアーリアちゃんの二人の番ですが発表前に”我が闘争”が
先生に見つかって取り上げられてしまい結局とばされる事になりました。

「えぇっと、次はマカロニーノ君ね」
マカロニーノ家は古くから文学がたくさんあり、みんな楽しみにしています。
マカロニーノ君はみんなの前にでると、
「ハーイ、みんなゴメンネ!我が家にはたくさん文学があるんだけど、僕が
 一人の女性を選べないように、一つの文学を選ぶことができなかったよ
 みんな愛しているんだハハハ」
「コラーふざけるな!」
「期待させやがって!」
怒声が飛び交います。
フラメンコ先生は少し頭が痛くなりました。