大河ドラマ「ニホンちゃん」

「はぁ・・・鬱だ・・・」
ニホンちゃんのママ（まだかろうじて２０代）は家の裏の洞窟に閉じこもり、ため息をつきました。
ニホンちゃんちの裏にはちょっとした洞窟があり、それを利用したワインセラーになっています。
ママはいやなことがあったときや一人になりたいときに
よくここに閉じこもって入り口に鍵を掛けてしまいます。
今回の嫌なこと・・・それはアメリー君の親戚のデゼニおじさんがアニメを作っているらしいのですが、
それが、ママが昔作ったアニメ「不思議の海の底２万マイル」にとてもよく似ているというのです。
「はぁ・・・密林大帝の時、ちゃんと抗議しなかったのがまずかったのかしら・・・」
前にも似たような朴李・・・もといパクリ疑惑が浮上したことがあったのですが
「子どもたちが楽しめればいい」と
事を荒立てたくなかったママは謝罪と賠償の要求をしなかったのです。
（もとより、謝罪と賠償を要求できるような性格ではないのですが）
「映画『真珠湾』の件といい、デゼニさんの会社はどうなっているのかしら・・・」
「もしや映画部門に某一家の親戚が・・・？」