484 :
パパとママ1改訂版:
ある日、エリザベスちゃんが言いました。
「みんなは自分のパパとママがどうして結婚したか知ってる?うちの
パパとママは二人供、伝統のある家系だったんでお見合いしたら、
二人ともお互いに一目惚れ。それで結婚したんだって。」
アメリー君がこたえました。
「うちはパパがママを海岸でナンパしたんだって。でもやっぱりうちも一目惚れ
だったんだって。」
ニホンちゃんもいいました
「うちはママがいろんな事をする時に、パパがいつも裏側でいろいろと助けて
くれたんだって。そんなパパの優しいところが好きになって、ママの方から
プロポーズしたんだって。」
ゲルマンスキー君は、ちょっとため息をついてからいいました。
「うちはね、大変だったみたいなんだ。」
ゲルマンスキー君のパパとママの家は東西に並んでいて、お隣さん同士でとても
仲も良かったのでした。
しかし、些細なことが原因で大変仲が悪くなって、しまいには家の間に大きな壁を
作ってしまいました。その後互いに引っ越してしまい、合うことすらできなく
なってしまいました。
しかし二人は密かに手紙などでやり取りを続け、大人になってからとうとう周りの
反対を押し切って結婚しました。
これをきっかけに両家は仲直りして、いまでは三つの家で隣同士に住んでいます
485 :
パパとママ2改訂版:2001/07/19(木) 15:52 ID:bO16sCXo
みんなはゲルマンスキー君のパパとママって素敵だね、最高だよ、といいました。
ニホンちゃんも心の中で、私にも運命の出会いってあるのかなー、なんて考えたり
しています。
「カンコ君のパパとママはどうなの。」とエリザベスちゃんが言いました。
なぜか焦るカンコ君。そんなことを聞いたことがなかったのです。かといって
知らないとも言えないカンコ君。いつものようにありもしないことを、
言い始めました。
「ウリの家は建国した神様の直系ニダ。」
「ウリの両親は半万年も前から一緒になる運命だったニダ。」
などと言い出しました。みんなになんだか変だよ。嘘でしょー。と言われたカンコ君は、
「アイゴー、なんてこと言うニダ!謝罪と補償を要求するニダ!」
と言いながら泣きながら走っていってしまいました。
その姿を見たニホンちゃんは、(あんなのだけは死んでもごめんだ。)と
心に強く誓いました。