大河ドラマ「ニホンちゃん」

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325エリザベスの奇妙な怪談
今日は毎年夏恒例の怪談話大会です。
ニホンちゃんの家にみんな集まり怪談話に盛り上がっています。
時間にだらしないカンコ君は今日も遅刻です。

「一まーい・・ニまーい・・・」
とニホンちゃんがニホン家に伝わる怪談話をすると
フランソワーズちゃんは青ひげの話でみんなを怖がらせます。

怪談話にキャーキャーとかなり盛り上がったところで
最後にエリザベスちゃんが
「今はもう、ありませんけど、昔、我が家にはかぶると
 吸血鬼になる石仮面がございましたの・・・」
エリザベスちゃんの話にみんなドキドキしながら聞いています。
「その石仮面をがぶった吸血鬼は人の血をすすりながらいつも
 URYURYYYYYや無駄無駄無駄ァと叫びますの・・・」
話を聞いていたみんなハッとなりました。
「ウ、ウリウリ・・・」
「・・・・」
「ま、まさかな・・・」
「そ、そう、ま、まさかね、ハハハハ・・」
と、そのときタイミング悪くガラッ障子をあけカンコ君が
入ってきました。
「キャーーーーーーーーーー!!!」
「な、なにニダ!ウ、ウリはカンコ家に半万年伝わる怪談話を
 しにきたニダ!なんでみんな逃げるニダ!ウ、ウリは、ウリは、
 ウ、ウ、ウリウリウリィィィィィーーーー」
と言葉をかみまくってうまくしゃべれていません。
「キャー、キャー」
と逃げるニホンちゃんやタイワンちゃん。
「な、なに逃げるニダ!さてはニホン!またウリの話をパクった
 ニダか?許さないニダ!謝罪と賠償を要求するニダ!逃げても
 無駄ニダ!無駄無駄無駄ァ!!!!!」
「キャーーーーー」
といっそう悲鳴が沸きあがりましたとさ。

次の日さすがにちょっとかわいそうだったなと
反省するみんなでした。