今日は毎年夏恒例の怪談話大会です。
ニホンちゃんの家にみんな集まり怪談話に盛り上がっています。
時間にだらしないカンコ君は今日も遅刻です。
「一まーい・・ニまーい・・・」
とニホンちゃんがニホン家に伝わる怪談話をすると
フランソワーズちゃんは青ひげの話でみんなを怖がらせます。
怪談話にキャーキャーとかなり盛り上がったところで
最後にエリザベスちゃんが
「今はもう、ありませんけど、昔、我が家にはかぶると
吸血鬼になる石仮面がございましたの・・・」
エリザベスちゃんの話にみんなドキドキしながら聞いています。
「その石仮面をがぶった吸血鬼は人の血をすすりながらいつも
URYURYYYYYや無駄無駄無駄ァと叫びますの・・・」
話を聞いていたみんなハッとなりました。
「ウ、ウリウリ・・・」
「・・・・」
「ま、まさかな・・・」
「そ、そう、ま、まさかね、ハハハハ・・」
と、そのときタイミング悪くガラッ障子をあけカンコ君が
入ってきました。
「キャーーーーーーーーーー!!!」
「な、なにニダ!ウ、ウリはカンコ家に半万年伝わる怪談話を
しにきたニダ!なんでみんな逃げるニダ!ウ、ウリは、ウリは、
ウ、ウ、ウリウリウリィィィィィーーーー」
と言葉をかみまくってうまくしゃべれていません。
「キャー、キャー」
と逃げるニホンちゃんやタイワンちゃん。
「な、なに逃げるニダ!さてはニホン!またウリの話をパクった
ニダか?許さないニダ!謝罪と賠償を要求するニダ!逃げても
無駄ニダ!無駄無駄無駄ァ!!!!!」
「キャーーーーー」
といっそう悲鳴が沸きあがりましたとさ。
次の日さすがにちょっとかわいそうだったなと
反省するみんなでした。