大河ドラマ「ニホンちゃん」

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395んんん。
作文の授業

先週、作文の授業で宿題がでました。テーマは
『わたしの尊敬する人』です。そして今日の作文の
授業ではみんなが発表することになっています。
ただしキッチョム君の発表は事情があって来週です。
そして遅刻なのかズル休みなのか、カンコ君はまだ
学校に来ていません。

ガンジー、エジソン、ジャンヌダルク…。みんなの
発表が続きます。そして最後はニホンちゃんの番です。
『私の尊敬する人は、プリンセス・マサコです。』
思っても見なかった意外な内容に、ウヨ君もシャミンちゃんも
アサヒちゃんも驚きました。三人三様の反応を見せています。

ニホンちゃんは『梨本宮方子(なしもとのみや・まさこ)妃』に
ついて書いたのでした。プリンセス・マサコは、カンコ王朝
最後の皇太子『垠(ウン)』と結婚しました。数奇な運命に
翻弄される中、障害児教育の為に『慈恵学校』を設立し、
カンコ家では、障害児の母と呼ばれるに至った人物です。
そしてそういう女性になりたいと結んで、ニホンちゃんは作文を
読み終えました。カンコ君とも仲良くしたい。ただその一心で、
両家の為に人生を捧げた一人の女性をテーマに選んだのです。

しばらくの静寂の後、クラス中が歓声と拍手に包まれました。
フラメンコ先生はちょっとだけズルをして、カスタネットを
叩いています。ニホンちゃんは、すっかり照れてしまいました。