http://members.tripod.com/~FTC2/jiji.htm 私は、少年時代に無学の母から、「韓国は戦争に負けて、日本にたく
さん娘をとられたんだよ」という話を聞かされたことがありました。
それは、母が自分の母親から聞かされたことだと語っていました。
その言い草は、「戦争に負けた国は勝った国に娘をたくさん差し出さ
なくてはならない」といった、まるで古代の奴隷制社会での話しのよ
うなものでした。しかし、無学の母の口からは、それが人間たちの
当然の営みでもあるかのように語られていたものです。 韓国の年寄り
にとっても、在日の多くの一世にとっても、戦争で負けた国は娘をと
られるのだということが一種、当然でもあるかのように告げられ、
語られ、了解されていたと言えるでしょう。ただ、それははっきりと
語られることなく、タブーとして