超トンデモ本!梶村秀樹「朝鮮史」

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古本屋で思わず買ってしまいました。
みなさん存分に批評してください。
2名無し:2001/07/24(火) 23:42 ID:LYL3vSto
読んだことない。
内容pls
3:2001/07/24(火) 23:42 ID:4U3vNw0M
(1)「朝鮮史」観について

p8.

「一九四五年に一〇歳であり、主要に戦後日本の教育の枠組の中で
自己形成してきた私が、高校までに教室で教わった朝鮮史の知識は、
断片的なくせに、弱弱しく、ものがなしく、独自の個性や学ぶ価値
のある文化を持たず、たえず強国につき動かされており、同情の対
象とはなりえても、敬愛の対象とはなりにくいものだった」

「それは理由もなくそうなったわけではない。そこに、過去も現在も、
朝鮮史の真の姿が国民に見えることを不都合とする日本の支配権力の
意図が働いており、そのような意図から作られた歴史観が国民によっ
て自覚的・無自覚的に再生産されてきた結果であると、気づかされて
きた」

だそうです。
4名無し:2001/07/24(火) 23:43 ID:BBGIXLPc
抜粋でいいからウプしてくれ
何のことやらわからん。
53:2001/07/24(火) 23:44 ID:BBGIXLPc
あ、すまん。
6:2001/07/24(火) 23:44 ID:4U3vNw0M
(2)「任那」について

p.51

「戦前の日本においては、『古代日本国家が四世紀から六世紀まで
二百年にわたり加羅地域を中心とする南朝鮮一帯を植民地経営して
きた』とする歴史観が、日・朝両国民をして近代植民地支配を必然
視させるために、意図的に流布され、信じられてきた。『昔も今も
朝鮮は日本より一段目下の国であり、支配するのがとうぜんな相手
だ』というわけである」

p.52-53

「広開土王碑は、四世紀末から五世紀初めにかけて高句麗の領域を大い
に広げた英雄、広開土王の事跡をたたえたもので、たしかにその中には
その対戦相手として「倭」という語が散見する。......これに対して、
最近在日朝鮮人歴史家李進煕氏により、明治初年に日本参謀本部密偵酒
匂らの石灰塗抹等による、碑文そのものの改竄があったとする衝撃的批
判が投じられた」
7:2001/07/24(火) 23:45 ID:4U3vNw0M
(3)「元寇」について

p.55

「まず、一二七四年と一二八一年の二回にわたる元寇は、いうまでもな
くモンゴルによる日本侵攻である。隔絶孤立した日本にとっては前近代
史唯一の「国難」なので、日本人の記憶に強く印象付けられたが、実際
に上陸・占領されたわけではない。当時、高麗は長期の抗戦の末占領さ
れた状況にあった。だから、元寇における高麗人の立場は、加担を強要
され、侵略の矢面に立たされる二重の被害者の立場であった。それなの
に、日本の教科書が『元・高麗連合軍』などという言葉を使って、まる
で高麗に自発的侵略意図があったかのように描き出しているのは、『報
復はとうぜん』という含意をもち、日本人の排外意識をあおりたてるい
やらしい意図をふくんでいるというべきである」
8:2001/07/24(火) 23:46 ID:4U3vNw0M
(4)李朝の社会について

p.68

「たとえば、『事大主義』(大国につかえることを重視する考え方)
について言えば、それは多分にこの時期の朝鮮を取り巻いていた厳しい
国際条件に既定されており、それに対処すべく選択した主体的外交姿勢
であった。とくに明王朝はその初期の流動的な事態の中で、李朝とモン
ゴルとの関係に猜疑を燃やし、その意味でもとりわけ高圧的な態度を
取った。これに公然と対応する姿勢を取るならば、軍事侵略やいっそう
の政治介入を招きかねないとみた両班官僚は、『大国につかえる』国是
を自らうちだすことで介入を防ごうとした」
9オム・ジョンフア:2001/07/24(火) 23:47 ID:YhzSooWE
韓国で長く発売禁止になっていた本。
モロに北朝鮮よりの見方で、朝鮮戦争も北が先に侵略したのではなく、
南の人民が一斉蜂起したのに協力しただけ...とかそういう内容
だったとおもう。家のどこかにあると思うが探す気力も沸かん。
10:2001/07/24(火) 23:48 ID:4U3vNw0M
私の感想。

(1)「朝鮮史」観について

どうやら、梶村氏によると、朝鮮史の真の姿を知られることは、日本
の「支配権力」にとってヤバイことらしい。しかし、支配権力にとって
、朝鮮史を歪曲することによって得られるメリットって何よ?まさか、
日本人に朝鮮人に対する優越感を与えることによって、支配権力への不
満をそらし、来るべき革命を押さえこもうとしたためとか言いださな
いだろうな(藁。でもこのおっさんなら有り得そうで怖い。
11:2001/07/24(火) 23:51 ID:4U3vNw0M
(2)「任那」について

「『昔も今も朝鮮は日本より一段目下の国であり、支配するのがとうぜん
な相手だ』というわけである」

だれもそんなこと思ってません。あんたの一方的な被害者意識でしょ。
どこの教科書に「日本が任那を『植民地支配』した」なんて書いてある
んだよ。「つくる会」の教科書でさえ、「大和朝廷は、朝鮮南部の任那
(加羅)という地に拠点を築いたと考えられる(p.37)」としか書いてな
いぞ。これをどう読んだら「植民地支配」なのだ?付け加えるなら、
古代の「植民地支配」が朝鮮併合を正当化するなんていう考えは、論
理の飛躍以外のなにものでもない。

p.52-53

「最近在日朝鮮人歴史家李進煕氏により、明治初年に日本参謀本
部密偵酒匂らの石灰塗抹等による、碑文そのものの改竄があったとす
る衝撃的批判が投じられた」

おいおい明治初年に日本が後の朝鮮支配正当化を狙って碑文抹消する
なんていう余裕あったのか?征韓論は何年だ?江華島事件は何年よ?
ちょっと考えただけでもおかしいだろ。しかも在日チョン。バイアス
掛かってるに決まっている。そんなチョンの意見丸のみで批判精神の
ない梶村はチョン以下のドキュソ。
12:2001/07/24(火) 23:53 ID:4U3vNw0M
以上古代・中世編でした。

近代以降もツッコミどころ満載です。
13:2001/07/24(火) 23:55 ID:4U3vNw0M
>>9さん

情報ありがとうございます。私は全くそのような背景は知らず、
「突っ込みがいがありそう」と思って買ったのですが、富んだ
ブラックリスト本(笑)だったんですね。

確かにバリバリの北朝鮮賛美で怖くなってくる。
14:2001/07/24(火) 23:56 ID:4U3vNw0M
富んだ→とんだ

です。スマソ。
15ひゅんでいコリア研究所:2001/07/25(水) 00:44 ID:Um5sF.3c
>>1
ね〜ね〜この梶村秀樹ってかなり昔(もしかしたら俺の記憶違いかもしれんけど)
いまやバリバリの対韓強硬派である佐○勝巳と一緒に本書いてなかったっけ?
16なな〜し:2001/07/25(水) 00:47 ID:r4Bv1HIA
17名無し
広開土王の碑文の改ざん云々って確か碑文の内容を
調査するのに拓を石灰で取ったってだけのことを誰かが曲解して「改ざんした!」
なんてヨタを吹いただけじゃなかったっけ?