韓国料理は世界的人気になるか？ 117

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ソウル市　メトロ1号線東大門駅前の交通量の多い道路の歩道を歩いていたら、
浅黒い顔の粗末なシャツを着たおっちゃんが大声で叫びながら、何かを売っているのに
出会った。まわりを大勢のおっちゃんたちがかこみ、ニタニタ笑いながら売り手の口上を
聞いていた。売り手は発電機で機械をまわし、上から木の根っこみたいなものをごりごり
押しこむと、下から茶褐色のしぼり汁が出てくる。それを紙コップに入れて並べると、まわりの
人たちはつぎつぎと買って飲んでいた。その得体の知れない液体が一杯5000ウォン
というのは高い気がしたが、これも話のタネと思って、金を払っておそるおそる口に含んだ。
まずい。それでも 「金をだしたのだから」、とむりやり喉に流し込んだ。別にどうということない。
で、そこを離れて歩いていたら、ものの15分もしないうちに異常を感じた。顔がほてり、
ズボンが勢いよく盛り上がってくるのである。人通りの多い所だからみっともない。
あわてて、バッグを前に抱えて隠した。