>>600 古調理書
「需雲雑方」、「飲食知味方」、「蘊酒法」 などの昔の料理書が伝える安東 (アンドン) の
伝統的な味を安東へ来れば味わうことができる。母から娘に伝える秘法の料理のように、
安東でも三冊の昔の料理の本により、私たちに伝統的な料理法が伝授され続けている。
<需雲雑方> は、1500年代に男性が書いた古調理書。酒釀造や食品加工法などが
記録されており、辛く赤いキムチではなく唐辛子粉を使わない白キムチを作って食べた。
<飲食知味方> は、女性がハングルで書いた調理書。「知味」 は多いという意味で、
さまざまな料理の味の出し方が書かれた本だ。
1700年代に書かれた <蘊酒法> は、50種余りの酒の造り方などが記されている。
安東へ行けばまだほのかな香りの家醸酒 (家で造ったお酒) を味わうことができる。
三冊の古調理書では、韓国の伝統料理の真の味と、今日の安東の料理の根本が
すべてそこから始まっていることを示している。
昔の安東の人々は、彼らが楽しんだ味を記録して残すことで、後代にもその味が
そのまま伝わっていくことを願った。安東市では、その思いを引き継いで、
この諸本に紹介された料理を現代的に開発している。
http://ameblo.jp/kusanokaori-life/entry-11162440580.html