半月城ってどうよ

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368マンセー名無しさん
●半月城教授の見解
  近代の資料として、鬱陵島を朝鮮の東端とし竹島(独島)を欠落させてい
た朝鮮側資料は、ご指摘のものを含めて次の3点くらいでしょうか。
 玄釆『大韓地誌』1899年
 張志淵『大韓新地志』1907年
 崔南善『朝鮮常識問答』1946年
  しかし、これらはいずれも民間人が出した書籍で、国家の領有意識とはな
んら関係がありません。それに、たかだか2,3の資料で竹島が欠落していた
からといって、朝鮮は竹島(独島)の領有意識をもっていなかったなどという
結論を導いたとしたら、あまりにも短絡的すぎるのではないでしょうか。
  結論をだすには、関連するすべての古文献や地図などを総合的に判断すべ
きではないでしょうか。
  地図に関していえば、于山島、すなわち竹島(独島)が記載された地図は、
堀氏によれば数百枚あるそうで、こうした実態こそ朝鮮側の竹島(独島)領有
意識を如実に示しているのではないかと思います。
  近代においても、大韓帝国学部の『大韓輿地図』(1898)、同『大韓全図』
(1899)などの官撰地図が于山島を記載しています(注1)。これは国家として
の竹島(独島)領有意識を示しているといえます。
  逆に、竹島(独島)を明確に日本領としているのは、川上氏の著書をみる
かぎり長久保赤水くらいで、他にはほとんどないようです(注2)。その赤水
すら竹島(独島)を日本領としなかったことは #410 に記したとおりです。
  これからしても、外務省のいう「竹島は日本の固有領土」という認識は疑
わしいといえます。