【社説】部隊間の交信すらできずに戦争は可能か 2011/08/08 10:47:26
ttp://www.chosunonline.com/news/20110808000027 (中略)
昨年の韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン演習」では、国防部と陸軍の
35の交信項目で、適切に連携が取れていたのは「陸軍と海兵隊部隊情報」のわずか
1項目だけだった。それも標準化されていない暗号を使用したため、メッセージ516件
のうち、交信に成功したのは75件(14.5%)にすぎなかった。
(中略)
2015年12月に韓国が戦時作戦統制権を米軍から移管された後も、韓国空軍が米第7
空軍司令官の指揮を受けることになっているのは、その時点でも韓国軍の指揮統制能
力が米軍の支援を必要とすることを間接的に認めるものだ。
韓国は過去5年間、国防予算の2.47−3.50%を国防情報化作業に投じた。2013年
からは戦術情報通信システムと次期軍衛星通信システム事業に本格的に予算が組
まれる。いくら多額の資金を投じ、最新装備を導入したとしても、陸海空軍と合同参謀
本部の装備の間で情報のやりとりがうまくいかなければ、作戦指揮システムが機能
を発揮することは期待できない。国民が枕を高くして休むためには、合同参謀本部と
陸海空軍、そして三軍間の指揮通信システムの穴を早急に埋めることが必要だ。