>>175 デリケートゾーンがかゆい女性の 2 〜 3 人にひとりは膣カンジダ
デリケートゾーンの強烈なかゆみと、ぽろぽろしたおりものが特徴的な「腟カンジダ」。
セックスで感染する可能性もありますが、体調不良や、抗生物質の長期服用などでの免
疫力の低下が主な原因です。 一度発症すると、再発率が高いものの、「恥ずかしい」
「時間がない」などで、我慢できないかゆみをギリギリまで我慢し、悪化させてしまう
ケースも多いんです。峯婦人クリニックの松峯美貴さんはこう語ります。
「免疫力が低下すると、腟内のデーデルライン桿菌という善玉の常在菌が減り、相対的
にカンジダ菌が増えてしまいます。腟は湿気があり、カンジダ菌にとって住みやすい場所。
そのため常在菌のバランスがいったん崩れると、腟カンジダを発症しやすいんです」
腟内の常在菌のバランスは女性ホルモンの“エストロゲン”によってコントロールされ
ているため、40代〜50代のエストロゲンが減少する閉経前後の世代がかかりやすいとも
いわれています。
「世代や生活習慣と深い関わりのある一般的な病気です。デリケートゾーンのかゆみを
訴える患者さんの2〜3人にひとりは腟カンジダ。その中の2〜3人にひとり は再発してい
ます。再発の場合は症状がわかりやすいので、市販の再発用治療薬を1週間程度使うのも、
ひとつの選択肢だと思います」(松峯さん)
最後に、「膣カンジダ」の症状をまとめると以下のようになる。
● 陰部が猛烈にかゆい
● 陰部に赤い発疹がある
● おりものの量が増えた
● カッテージチーズのようなおりものが出る
ZAKZAK (2011.03.26)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110326/dms1103261501002-n1.htm