韓国に嫁いだベトナム人花嫁の「最後」の手紙
http://www.viet-jo.com/news/special/070824053837.html 韓国人男性と結婚したベトナム人女性フィン・マイさん(20歳)の惨殺死体が自宅で
発見された。ろっ骨を18カ所も骨折しており、発見時には死後8日間が経過していたという。
今月9日に韓国のテレビで報じられたこのニュースは多くの人々を驚かせた。
マイさんが韓国での生活について5枚にわたってつづった手紙が、韓国のインターネット
ニュースサイト「オーマイニュース」上で公開されている。「いい妻に、いい母になろうと
頑張った。あなたともコミュニケーションをとろうと努力した。それなのにどうして私のことに
関心を持ってくれないの? 温かい家庭を築きたい、そんなささやかな夢はかなえられなかった」。
手紙からは韓国語が話せなかった彼女の憤りが感じられる。
彼女はさらにこう続けている。「ベトナムに帰らせてくれるなら、あなたを許すわ」。
夫との不和のため、韓国に来てたった2カ月で彼女はベトナムへ帰りたがっていた。
その手紙を書いたすぐ後に夫に殺されるとは想像すらしなかっただろう。「韓国へ来て
あなたには失望した。ここでの生活については知らないことだらけで、私が苦しんでいても理由を
聞こうともしなかった。苦しい時には助け合うのが夫婦なのに、あなたは私を責め立てるばかり。
つらいことがあって相談したくても、家に帰ってきたときあなたはいつも不機嫌そうだった」
彼女はこうも書いている。「あなたが不機嫌そうな理由だって聞きたかった。私のほうが
年下とはいっても、夫婦なのだから助け合うのが当然でしょう?」。結婚する前、彼女は
水産会社や陶器工場などで働いていた。「ベトナムにいたころは、生活は厳しかったけれど
なんとかやっていけるだけのお金は稼いでいた。韓国でも私が勤めに出ることぐらいせめて
理解してほしい。本当はベトナムに帰って両親の面倒をみたいのだけど」