連続ドラマ小説「二ホンちゃん」39クール目復活版。
807 :
マンセー名無しさん:2010/12/19(日) 00:26:09 ID:Kn2Km6rh
イスラエル北部で40人以上が死亡した森林火災
で、消火活動の支援に 駆け付けたとしてイスラエ
ルで表彰予定だったヨルダン川西岸の パレスチナ
人消防士約10人のうち3人が14日、検問所で
イスラエル入国を拒否され、表彰式が中止となっ
た。AP通信などが伝えた。
消火支援の際は入国を認めながら、その後は“恩
人”を門前払いにした形。 西岸からの入国手続き
を管理するイスラエル軍は手続き上の誤りだと釈明。
パレスチナ消防当局の幹部は、明確な理由なしでの
入国拒否は日常茶飯事だと 指摘した。
2日に発生した火災は同国史上最大とされ、43人
が死亡。 ネタニヤフ首相は各国に消火活動の支援を
要請、十数カ国が要請に応じ、 パレスチナ自治政
府も消防士約20人を派遣した。
ttp://www.chunichi.co.jp/s/article/2010121501000148.html
808 :
マンセー名無しさん:2010/12/19(日) 00:31:51 ID:A7NtmsGK
積
嘘 み
が 上
そ 崩 げ
の れ た
┐ 今 危 る
妄 日 機
言 も .で
お 一
と .日
ぎ
話
└
連
呼
「色々な人が色々な役を」
ノルウェー君のお家のホクオウ神話はです。アテネ
ちゃんのお家の神話と並んで皆に大人気の物語がか
なり沢山あります。
今度その神話を元にした舞台が行われることになり
ました。そのオーディションが行われました。
その結果です。クーロイ君が選ばれたのでした。そ
れを見たノルウェー君は思わず言ってしまいました。
「えっ、クーロイ君がなんだ」
「うん、僕も選ばれたけれど」
「ううん、意外っていうか」
腕を組んで首を傾げさせながらです。彼は言うので
した。
「いや、うちってホクオウじゃない」
「うん、そうだね」
「そこの神様にクーロイ君がなんだ。ううん、これ
ってどうなのかな」
「僕じゃ駄目かな」
「どうかなあ。いいかなあ」
クーロイ君のその褐色の肌とパーマ頭がです。どう
にも自分のお家の神様のイメージではないのではな
いのか、ノルウェー君の意見はそれです。
けれどここで、です。ゲルマッハ君とマカロニーノ
君が出て来てです。そのノルウェー君に対してこん
なことを話すのでした。
「そんなの別にいいじゃない」
「僕もそう思うぞ」
二人はです。ノルウェー君に対してこんなことを話
すのでした。
「僕の家のオテロだけれど」
「僕の家のさまよえるオランダ人だが」
どちらもです。二人のお家のオペラの代表作の一つ
です。作曲した人達はそれぞれのお家では英雄の様
に扱われています。
そのそれぞれの作品のことについてです。二人はこ
う話すのでした。
「オテロは黒人だよね」
「オランダ人は言うまでもないな」
「うん、それはね」
ノルウェー君も頷いて返します。
「知ってるよ、どちらもね」
「けれどオテロの歌手の人って黒人とは限らないっ
ていうかこれまでの歌い手って僕の家の人とかフラ
メンコ先生の人が多いよ」
「オランダ人もだ。クーロイの親戚の人が歌ったこ
とがある。あのバイロイトの間でだ」
「えっ、あのバイロイトで」
これにはノルウェー君も驚きでした。バイロイトと
いえばです。ゲルマッハ家の中でも楽劇の聖地とま
で言われている場所だからです。そこでそのオラン
ダ人をクーロイ君の親戚の人が歌ったと聞いたから
です。
そのことに驚きを隠せないまま。ノルウェー君は二
人に対して尋ねます。
「それ本当だよね」
「こんなことで嘘なんか言わないよ」
「僕もだ」
そしてです。マカロニーノ君はさらにです。こんな
ことも話すのでした。
「トゥーランドットだってそうじゃない」
「呼んだあるな」
ここでチューゴ君も登場です。トゥーランドットと
いえば彼のお家を舞台にしたオペラとしてあまりに
も有名だからです。今度はそのチューゴ君がお話す
るのでした。
「ノーベルの家の人が歌ったあのトゥーランドット
はもう見事という言葉ですら甘い程だったあるな」
「ああ、それだな」
今度はアメリー君登場です。家族であるクーロイ君
の話を聞いて彼も来ていたのです。
「メトロポリタンでのあれだな」
「そうあるな。アメリーの家でよく歌った人だった
あるな」
そのノーベル君のお家の人がだというのです。
「相手役はマカロニーノの家の人だったある」
「あの人背が高くて男前だったんだよな。モンゴル
の国の人の役になるな、あれは」
何かお家が入り乱れています。
「その二人の上演が凄かったあるな」
「全くだな。あんなトゥーランドットはそうそうは
ないな」
「そのノーベルの人だが」
ここでまたゲルマッハ君です。
「そのバイロイトであまりにも凄い歌を聴かせてく
れた人でもあるからな」
「ってまさかあの人!?」
それを聞いてです。ノルウェー君もその人が誰なの
かわかりました。
「イゾルデとかブリュンヒルテの」
「そうだ、あの人だ」
まさにその人だというのでした。
「あの人のことだ」
「そうだったんだ」
ノルウェー君は事実をどんどん知っていくのでした。
「何か凄いね」
「けれど僕は何も言わないあるぞ」
「メトロポリタンじゃクーロイの家の人がハプスブ
ルク先生のお家のオペラに出たりもしているのは知
らなかったんだな」
アメリー君がノルウェー君に話します。
「結構有名だって思ったんだがな」
「クーロイの家の人は結構バイロイトに出ている」
また話すゲルマッハ君でした。
「どれも名演だった」
「それと。ああ、来た来た」
マカロニーノ君は今度はニホンちゃんを見つけまし
た。そのうえで彼女を呼びます。
「ニホンちゃん、いいかな」
「どうしたの?」
そのニホンちゃんも来てなのでした。
「蝶々夫人のことだけれど」
「あっ、あのオペラね」
ニホンちゃんはです。蝶々夫人と聞いてすぐにわか
りました。何故かというとです。
「わたしのお家を舞台にしたオペラ。わたしあのオ
ペラのアリアが大好きなの」
「ある晴れた日にだよね」
「あのアリアは色々な人が歌ってくれたのよね」
ニホンちゃんはにこりと笑ってです。こうお話する
のでした。
「アテネちゃんのお家の人もフラメンコ先生のお家
の人もマカロニーノ君のお家の人も」
とにかくかなり多くの人が歌っているのです。
「とにかく多過ぎてわからないわ」
「そうだよね。ニホンちゃんのお家の人とは限らな
いよね」
マカロニーノ君の確かめたいことはそれでした。ニ
ホンちゃんもこのことに対して笑顔でこう話します。
「もう色々なお家の色々な人に歌って欲しいの。蝶
々さんのあのアリアはね。舞台も一杯上演して欲し
いの」
「ああ、そういうことなんだね」
皆の話を聞いてです。それでようやくわかったノル
ウェー君なのでした。
そうしてそのうえで、です。今集まっている皆に対
してこう言いました。
「僕が気にしていたことって。どうでもいい、下ら
ないことだったんだね」
「そういうことだよ」
「いい作品だから色々な人が演じたいものだ」
マカロニーノ君とゲルマッハ君がそのノルウェー君
に対してお話します。
「だからさ。今回もね」
「クーロイが演じて何の問題もない」
「むしろいいことだと思うよ」
「僕達が今まで言ったことを考えるとな」
二人はこうお話するのでした。そしてです。
ニホンちゃんも言います。
「何かよくわからないけれど。誰でも演じていてよ
かったらいいと思うわ」
彼女も同じ意見です。
「わたしもそう思うわ」
「そうだね。本当にそう思うよ」
ノルウェー君はニホンちゃんの言葉に対しても頷く
のでした。そしてクーロイ君に対してあらためて言
いました。
「御免ね、おかしなこと言って」
「ううん、いいよ」
クーロイ君も穏やかに言葉を返します。
「もうね。気にしていないから」
「そう。じゃあ舞台はね」
「演じていいよね、僕が」
「うん、頼むよ」
クーロイ君で是非というのでした。こうして全て
決まったのでした。
そしてここで。アメリー君とチューゴ君が皆に対
して言ってきました。
「じゃあCDでね」
「そのマカロニーノの家の人とノーベルの家の人
が出ているオペラを聴くあるぞ」
「えっ、あの伝説の」
ニホンちゃんもそれを聞いてです。目を輝かせて
います。
「そのCDなのね」
「メトロポリタンのLDもあるよ」
「そちらも凄いあるぞ」
「そうだね。それじゃあね」
「皆で。観て聴こう」
ノルウェー君とクーロイ君が笑顔で頷いてです。
そうして皆でそのトゥーランドットを聴くのでし
た。そのCDは確かに最高でした。
823 :
マンセー名無しさん:2010/12/21(火) 00:47:37 ID:+IpdiCQT
「四人になったニホンちゃん」
皆あれやこれやでゲームを楽しんでいます。
そのジャンルは色々でアクションもあればシュミレー
ションもありますしRPGもあります。そしてその中
にはです。
恋愛ゲームもあります。これは男の子が主にやると思
われています。
ですが女の子もプレイします。男の子をそうするゲー
ムをやるかというと決してそうではなくです。女の子
が女の子を対象にする場合もあります。
その一人がタイワンちゃんです。彼女は結構そうした
ゲームをしています。
そうしてです。ニホンちゃんに対してこんなことをお
話します。
「今度あたしも自分で作ってみようかなって思ってる
のよ」
「ええと、女の子を相手にする恋愛ゲームをなの」
「うん、そうなの」
にこりと笑ってそれでニホンちゃんに対してお話する
のでした。
「自分でね。どうかなってね」
「ううん、別に悪くはないけれど」
それでもと。ニホンちゃんは少し考える顔になってで
す。そのうえでタイワンちゃんに対して言葉を返すの
でした。
「女の子がなのね」
「そうよ」
見ればです。タイワンちゃんの日本ちゃんを見る目が
でした。
何かが違います。妙ににこやかです。ニホンちゃんを
上から下まで嘗め回すようにしてです。そのうえでこ
う言うのです。
「そうね。ニホンちゃんなんていいかも」
「えっ、わたしって?」
「あっ、何でもないあから」
ここから先はあえて言わないタイワンちゃんでした。
失言になりそうだったのでそれで止めたのです。そう
してでした。
お家に帰ってそのゲームを作ってみます。最近は皆も
手軽にゲームを作られるようになったのです。いい時
代になったと言えるでしょう。そうしてなのでした。
ゲームを作りはじめます。そして問題は女の子なので
すが。
女の子にです。彼女を選びました。
「やっぱりね。ニホンちゃんしかいないわよ」
ヒロインはニホンちゃんにしてしまいました。そうし
て男の子はよく見てみるとです。
「まあこんなところよね。流石にあたし自身だってわ
かったらまずいから顔は変えられるようにしてね。こ
れでいいよね」
タイワンちゃんを男の子にしたみたいな感じですがそ
れでも本人とはわからないようにお顔やそうしたもの
を変えられるようにしてです。実は彼女が主人公だと
はわからないようにしました。
けれどなのでした。ここで一つの問題があるのでした。
タイワンちゃんもそのことに気付きました。
それが何かというとです。実はタイワンちゃんはです。
ヒロインの女の子が一人だけではどうにも面白さが限
られてしまうのです。そうしてなのでした。
「ええと、ニホンちゃん入れたけれどその他に誰にす
るかよね」
まだ三人位攻略対象の女の子を入れないといけません
でした。その三人の女の子をどうするかです。
「誰がいいかなあ」
暫く画面の前で考えてです。そしてでした。
タイワンちゃんの頭の中に恐ろしい考えが起こったの
です。
しかもでした。タイワンちゃんはその恐ろしい考えを
実行に移したのでした。
「別にニホンちゃんが一人でなくてもいいのよね」
こう言うのです。何とタイワンちゃんはニホンちゃん
を複数入れることにしたのです。
「ニホンちゃんを四人にして」
それぞれ外見を、というかニホンちゃんの髪型のパタ
ーンが幾つかあるのでそれをそのまま画面に入れただ
けです。ある意味これはとても凄いです。
何はともあれゲーム完成です。タイワンちゃんは得意
満面になってそのうえで、です。皆にそのゲームを見
るのでした。
皆そのゲームを観てです。まずは唖然でした。
「どっからどう見ても」
「ヒロインニホンちゃんじゃないの?」
「四姉妹っていっても」
「これって」
「だよねえ」
「四人共ニホンちゃんだし」
「髪型とか服とかもそれぞれってだけで」
誰もがわかることでした。まさに丸わかりです。
それで皆あれこれ話してです。主人公を見てもなの
でした。
「顔変えられるけれど」
こちらもなのでした。
「外見なんてねえ」
「タイワンじゃないか」
「ってことはこのゲームって」
皆タイワンちゃんの真意がわかってきました。それ
はといいますと。
「タイワンってやっぱり」
「ニホンちゃんとこうして仲良くなりたいんだ」
「ううん、女の子だけれどこうしたゲームをするっ
ていう時点で怪しいと思ったけれど」
「やっぱり」
皆全部わかってしまいました。そのうえで本人を見
てみますと。
しれっとしています。一応自分ではない、ニホンち
ゃんではないと言えるからでしょうか。にこにこと
した笑顔で皆にも言います。
「どう?面白いでしょ」
「そうだね。四姉妹ってつまりは」
「あれだよね」
皆もわざと彼女に話を合わせます。空気がどうにも
白々しいものです。
けれどその白々しい空気は漂っていないことにして
です。皆はタイワンちゃんに対してこう言うのでし
た。
「中々いいんじゃないかな」
「斬新だよね、主人公の顔を変えられるなんて」
言葉のやり取りはまさに行間を読む、でした。
皆は言葉の外に言いたいことを隠しておいて。しか
もタイワンちゃんはそれがわからないふりをして、
です。お互いにやり取りをしていきます。
「四人共とても魅力的だし」
「いいんじゃないかな」
「そう。有り難う」
タイワンちゃんはわからないふりを続けます。
「じゃあ思う存分楽しんでね」
「うん、そうさせてもらうよ」
「さて、誰から攻略しようかな」
皆ニホンちゃんですがやっぱりそのことは言わない
ままです。
皆気付いていても気付いていないふりをしてゲーム
をします。しかしでした。
ニホンちゃんもそのゲームをしてみるのでした。け
れどなのでした。
「あれっ、何か女の子達皆わたしに似てない?」
この人だけは全く気付かないのでした。
「何か面白いね、それって」
「そうでしょ。ニホンちゃんも楽しめるかなって思
ってね」
それで作ったというタイワンちゃんでした。
「それで四姉妹をね」
「ふうん、そうなんだ」
ニホンちゃんは主人公の格好には全く気付いていま
せん。こうしたことにはおっとりとしている彼女な
らではです。
そしてそのうえでゲームをしてです。感想をタイワ
ンちゃんに対して言います。
「面白いわ。買っていいかな」
「どうぞ。じゃあ楽しんでね」
「うん、そうさせてもらうわ」
こうしてニホンちゃんはにこにことしてそのゲーム
をプレイします。しかしです。
タイワンちゃんはそんなニホンちゃんを見て一人ほ
くそ笑んで呟きます。その言葉は。
「ニホンちゃんがあたしをそのまま自分自身に向け
る。そういうのもいいわよね」
「タ、タイワンそれはもう」
「ヤンデレ・・・・・・」
見ればタイワンちゃんの目がクリスマスの「中に誰
もいませんよ」の人になっています。どうやら彼女
は危険な領域に入ってしまったようです。さて、こ
れからどうなるでしょうか。
台湾のマイクロソフト美少女キャラがついにギャル
ゲーになった! 台湾の本気を見た
ガジェット通信で何回も紹介してきている台湾のマ
イクロソフトサイトの『Silverlight』のキャラクタ
ー達。 そんな彼女たちがギャルゲーになったという
話題になっている。
「藍澤光(あいざわひかる)」は9月下旬に台湾マイ
クロソフトサイトにてデビューし、翌10月下旬には
ハロウィンの 格好で再度驚かせた。
先日は4姉妹設定が公開され「藍澤光」以外に三女の
藍澤玲(れい)、二女の藍澤葵(あおい)、 長女の
藍澤優(ゆう)がサイトに公開されている。
そんな4姉妹が登場するギャルゲーが本家サイトに公
開されたというから驚きだ。
ttp://getnews.jp/img/archives/001720.jpg サイトにアクセスすると主人公の顔を決める工程から
始まる。 ここで2メガ以下の画像を読み込みイケメン
な自分の画像を使うといいだろう。 画像の大きさ、
角度なども微妙に調節することが可能だ。
ttp://getnews.jp/img/archives/00054.jpg
837 :
マンセー名無しさん:2010/12/22(水) 23:38:45 ID:qDWQsJAr
読み込むといよいよゲーム開始だ。ブラウザ上で動作
するので特にソフトウェアの導入は必要ない。 「お、
Flashで動いてるのかすげー」と思った人は甘い!
ここは『Silverlight』のプロモーションも兼ねている
ので もちろん『Silverlight』で動作している。
ゲームの内容は言葉の壁があるのでわからないが、ど
うやらクリスマスに関する内容だということは少しわ
かった。 途中ギャルゲーの様に選択肢も出てきてその
選択肢によって彼女たちの心境も変化するようだ。
その心境は表情によってわかるぞ。
また右上のボタンをクリックするとフルスクリーンで
遊ぶこともできる。
こちらは期間限定での公開となており来年の1月18日の
18時までとなっている。 ちゃんと遊んでみたいのだが、
日本語じゃないのがネックだ。是非日本語化してほしい
ものだ。
ttp://getnews.jp/img/archives/003105.jpg ttp://getnews.jp/archives/89562 かなり改編。
「目指せザリ王」
アイヌちゃんがです。困った顔になってニホンちゃん
とウヨ君のところに来ました。
そしてそのうえで、です。二人に対してこう言うので
した。
「ちょっと助けて欲しいことができたの」
「助けて欲しいって?」
「一体何が」
「うん、ホッカイの間のお庭の水溜りにね」
そこにだというのです。
「もうザリガニが一杯いて」
「ザリガニ?」
「それがなんですか」
「うん、そうなの」
まずはこう二人にお話するのでした。
「ザリガニがもう一杯増えて。困ってるの」
「ああ、ザリガニってね」
「生命力強いし繁殖力凄いですしね」
「おまけに何でも食べるし」
「放ってはおけないですよね」
「そうなの。それでもう増えて増えて」
仕方がないというのです。
「それで私一人じゃどうしようもないから。それで
なの」
「わかったわ。それじゃあ」
「ホッカイの間に行かせてもらいますね」
「有り難う。それじゃあ」
こうして三人で行くことになりました。けれどここ
でなのでした。
リュー君も来てです。三人に対してこう言ってきた
のでした。
「ああ待って。ザリガニならね」
「一緒に来てくれるの」
「これで四人かな」
「うん、それで御願いするよ」
あらためてこうお話するリュー君でした。かくして
ホッカイの間に四人で向かうことになりました。
かくしてホッカイの間に来て水たまりの傍に行くと
です。そこにはザリガニがこれでもかとうじゃうじ
ゃといました。ウヨ君がそれを見てこう言います。
「確かにこれだけいたらね」
「そうよね。お魚とかが大変よね」
ニホンちゃんも弟さんの言葉に頷きます。
「それじゃあ早速」
「捕まえていこうか」
こうしてザリガニを捕まえていくことになりました。
するとです。
リュー君が三人に対してです。あるものを差し出し
てきました。それが何かといいますと。
「ええと、釣り糸に釣竿」
「その先には烏賊」
「そう、ザリガニを捕まえるのにはこれが一番だか
らね」
それでだというのです。しかも一緒にポリバケツま
であります。
「それで捕まえたらここに入れてね」
「あっ、これなら」
アイヌちゃんもそれを見てわかりました。つまりで
す。
「捕まえてからこの中に入れて」
「そう、それならやりやすいからね」
「そうね。それなら」
アイヌちゃんも納得した顔で頷きます。勿論他の二
人もです。そうしてでした。
四人仲良く横に並んでザリガニ釣りをはじめていき
ます。ザリガニは次から次に面白い位に釣れていく
のでした。
ニホンちゃんもザリガニを釣りながらです。こんな
ことを言います。
「幾らでも獲れるって感じよね」
「というよりかはね」
ここでリューの訓の顔が厳しいものになります。そ
うして三人に話してきました。
「徹底的に獲らないと駄目だよ」
「徹底的になの」
「そう、徹底的にね」
獲るべきだとです。リュー君はこう主張するのでし
た。それはどうしてかというとです。彼のその口か
ら話されます。
「僕猫飼ってるじゃない」
「ああ、あの猫か」
ウヨ君がすぐに答えます。その猫は何かというとで
す。リュー君のお部屋にだけいるとても珍しい猫な
のです。ニホンちゃんのお家だけではなく町全体で
よく知られているとても珍しい猫です。
リュー君はその猫をとても大事にしています。しか
しなのです。
「あの猫って蛙食べるんだけれどね」
「その蛙に問題があるのね」
「よその部屋から入ってきた蛙の仲には食べたらま
ずいのもあるんだよ」
そうした蛙は実際にいます。特に有名なのはブジリ
ー君のお家の危険な色の蛙さん達です。
リュー君の話によるとです。その猫がよりによって
食べたら危ない蛙をなのです。
「ううん、それってまずいよね」
「かなりね」
「だからそれで今うちの部屋じゃ蛙を何とかしよう
って必死なんだよ」
リュー君は今度はニホンちゃんとアイヌちゃんに対
してお話します。
「そういうことがあるからね」
「私のお部屋の水たまりもなのね」
今四人が集まっているその水たまりのことです。つ
まりはです。
「ザリガニもなのね」
「そういうこと。気合入れて捕まえていかないとそ
れこそとんでもないことになるよ」
リュー君はあらためてアイヌちゃんに対して強く言
いました。
「僕の家だってそうだしね。うちの猫を何とかして
守りたいけれど」
「じゃあ私のお部屋も」
アイヌちゃんも真剣に考える顔になってそのうえで
お話をするのです。そうしてそのうえで、です。ま
たお話するのでした。
「ザリガニを何とかしないといけないのね」
そのアイヌちゃんの言葉です。
「さもないとお部屋がザリガニだらけになっちゃう
わね」
「そういえば」
ニホンちゃんも二人のお話を聞いているうちに気付
いたのでした。
「うちの家ってよそのお家から入って来た動物さん
達多いわよね」
「そうだね。そうした動物になるとね」
ウヨ君も真剣な顔で言います。
「取り返しがつかないことになるから」
「まずはこの水たまりから」
アイヌちゃんがその水たまりを見ています。
「していかないとね」
「そうね。それでこの水たまりの後は」
ニホンちゃんはそこからもだというのでした。そ
してそこはといいますと。
「皆でリュー君のお部屋に行ってそれで蛙さん達
を何とかしましょう」
「悪いね、何か」
「いいのよ。さもないとあの猫ちゃん達が大変な
ことになるから」
それでだというのでした。ニホンちゃんはアイヌ
ちゃんだけでなくリュー君のことも真面目に考え
ています。この辺りは流石ニホンちゃんと言うべ
きでしょうか。
そうしてザリガニ達を釣ってみると。本当にかな
りの数でした。
「こんなにいたのね」
「流石に予想外だったな」
アイヌちゃんもウヨ君も驚きを隠せません。
「まだいそうだし」
「しかも蛙もだしね」
「大変だけれど頑張ろう」
けれどです。ニホンちゃんはこう言って励ますの
でした。
「何でも少しずつ続けていけばよくなっていくか
らね」
諦めたら駄目というのです。この問題についての
ニホンちゃん達の戦いはこれからでした。
<ウチダザリガニ>捕獲10万匹超 北海道洞爺湖
北海道洞爺湖で今年度、生態系を乱す恐れのある特
定外来生物「ウチダザリガニ」の捕獲数が10万匹
を超えたことが20日、洞爺湖、壮瞥両町と関係団
体で作る「洞爺湖生物多様性保全協議会」の臨時総
会で報告された。昨年度(4万3000匹)の約2.
3倍で、両町が駆除に当たる臨時職員を2人から6
人に増員したことなどが功を奏したとみられる。
洞爺湖でウチダザリガニが発見されたのは05年。
繁殖力が強く、在来生物を駆逐する恐れがあるため、
昨年度からカゴを仕掛けるなどの本格的な捕獲が始
まっていた。
また、生息域の調査では、温泉街を挟んだ東西9キ
ロの範囲内にとどまり、湖全域には拡大していない
ことが確認された。しかし生息範囲の西端では密度
の増加がみられており、協議会メンバーの吉田剛司
・酪農学園大准教授は「継続的な駆除の仕組み作り
が早急に求められる」と指摘した。【新庄順一】
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101221-00000127-mai-soci
毒ガエル:石垣島で繁殖 イリオモテヤマネコがピンチ
沖縄県石垣市の石垣島 沖縄県石垣市の石垣島で、
南米原産で猛毒を持つオオヒキガエルが繁殖し、
生態系への影響が懸念されている。西に約15キ
ロ離れた西表島でも生息が確認され、カエルも食
べる同島の特別天然記念物・イリオモテヤマネコ
にも脅威だ。このため環境省は、繁殖した石垣島
で島民からハンターを募って捕獲作戦に乗り出し
た。環境省が外来生物駆除に市民の手を借りるの
は石垣島だけといい、毒ガエルとの攻防が繰り広
げられている。【関谷俊介】
石垣市の環境省石垣自然保護官事務所によると、
オオヒキガエルは1978年、サトウキビの害虫
駆除のため十数匹がハワイから沖縄県の大東諸島
を経て石垣島に持ち込まれた。
当初はサトウキビの害虫、コガネムシの仲間やム
カデの駆除に重宝された。だが、動くものは何で
も口に入れる習性があり、クワガタやホタル、絶
滅危惧(きぐ)種のセミ「イシガキニイニイ」も
餌食(えじき)に。現在は島内に3万〜5万匹生
息していると推定されている。
◇飼い犬がくわえたまま死ぬ
体長は15センチほど。体を圧迫されると、目の
後ろにある耳腺(じせん)から猛毒を出す。海外
では口に毒が入った人が病院に運ばれた例もある
という。石垣島では飼い犬がこのカエルをくわえ
たまま死んでいるのが見つかったり、特別天然記
念物のカンムリワシがくわえて飛び去るのが目撃
されている。
約10年前から西表島でも度々見つかっている。
船に入り込んで運ばれたらしい。
05年に飼育や持ち運びが禁止される特定外来生
物に指定され、環境省は「石垣島の個体数から減
らそう」と捕獲に乗り出した。3年前から石垣島
民約80人を「ハンター」に委嘱。島内約10カ
所に回収ボックスも設けた。夏場の約1カ月には
捕獲キャンペーンを実施し、期間中、捕獲数や大
きさを競って表彰するなど、あの手この手で捕獲
作戦を展開。1年目の捕獲数は約2500匹だっ
たが、今年は約6500匹を捕まえた。
毎年最も多く捕まえる名ハンター、花き農家の喜
友名(きゆな)茂さん(58)は「十数年前から
増え続けてきたが、今年は昨年に比べて減ったよ
うに思う。続ければかなり減っていくのでは」と
手応えを話す。
854 :
マンセー名無しさん:2010/12/24(金) 11:09:12 ID:Si5/KzWR
◇主な登場人物◇ (一部抜粋、順不同)
二ホンちゃん‥‥‥‥本編の主人公。可憐で弱気な美少女。
カンコ君‥‥‥‥‥‥二ホンちゃんになにかとちょっかいを出すが自滅する事多し。強きに従い弱きをいたぶる。
アメリー君‥‥‥‥‥クラスの番長。一番大好きの陽気な暴れん坊。
エリザベスちゃん‥‥権謀術数に長けたお嬢様。ちょっと嗜虐的なところがある。
ゲルマッハ君‥‥‥‥金髪碧眼の知性派。マイスター並みの器用な手をもつ。
アーリアちゃん‥‥‥ゲルマッハ君の双子の妹。暗殺者として養成された暗い過去を持つ。二ホンちゃんが大好き。
フランソワーズちゃん‥ワガママいっぱいのクラスの女王様。エリザベスちゃんとの仲は宿敵と書いて友と読む。
マカロニーノ君‥‥‥美女と美食をこよなく愛するプレイボーイ。
ロシアノビッチ君‥‥良家の御曹司のはずが、家が破産して今は貧乏暮らし。小学生なのに呑んだくれる日々。
チューゴ君‥‥‥‥‥クールで不気味な策士。クラスの不良的存在。
タイワンちゃん‥‥‥二ホンちゃんの親友。元気印の拳法娘。チューゴ君に絡まれて困っている。
アサヒちゃん‥‥‥‥二ホンちゃんを困らせることが好きな捏造娘。チューゴ君が好き。
ベトナちゃん‥‥‥‥昔アメリー君とけんかしたときの後遺症なのかどこか影のある少女。
トル子ちゃん‥‥‥‥菓子処『おすまん堂』の看板娘。二ホンちゃんの親友だけど時々・・・・。
フラメンコ先生‥‥‥五年地球組の担任。情熱的指導で子供たちを導く。
ウヨ君‥‥‥‥‥‥‥二ホンちゃんの弟。姉を心配しつつ見守っている。三年地球組。
ラスカちゃん‥‥‥‥アメリー君の義理の妹。幼さを色濃く残す無垢な少女。三年地球組。
ハプスブルク先生……三年地球組の担任。没落した旧家のお嬢様で、保母さんタイプ。
こちらに詳しい人物紹介等があるニダ。
http://web.archive.org/web/20070909045156/funshei.at.infoseek.co.jp/about.htm 二ホンちゃんwiki(人物編)
http://nihonchan.jp/cgi-bin/pyukiwiki/index.cgi?%bf%cd%ca%aa