韓国経済動向 〜 PART207

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15マンセー名無しさん
韓国造船大手の受注回復鮮明 ウォン安も追い風
2010/8/23 12:17

 【ソウル=尾島島雄】金融危機で落ち込んでいた韓国造船大手の受注が回復傾向を鮮明にし始めた。
現代重工業とサムスン重工業、大宇造船海洋の3社の今年に入ってからの受注総額はすでに
前年実績を超え、なお大型契約が見込まれている。相対的なウォン安も競争力確保につながっており、
日本メーカーに先んじて低迷から脱却しようとしている。

 今月16日、大宇造船海洋が積載能力1万700TEU(TEUは20フィートコンテナ換算)の
2隻の大型コンテナ船を約2億3000万ドル(約200億円)で受注。
韓国造船業が息を吹き返していると内外に強く印象づけた。

 発注元はシンガポールの海運大手ネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL)。
大宇造船は同社から7月にも8400TEUのコンテナ船 10隻を受注している。
原料運搬船に比べ、日用品を積むコンテナ船は景気回復が発注増につながりにくいとされていたが、
大宇造船は同じ船主から連続で大型受注を獲得した。

 世界景気の減速を背景に、大宇造船の2009年の受注額は40億ドルと前年比66%減っていた。
今年はすでに75億ドルで「年間では100億ドル以上に達する」(南相兌=ナム・サンテ=社長)
見通し。06年や08年の総額に近づき、通常の水準を取り戻す足がかりを得る。

 サムスン重工業も台湾運輸大手、長栄(エバーグリーン)グループから8000TEUのコンテナ船
10隻を受注。タンカーなどの受注も重ねており、今年に入ってからの受注額は50億ドルと
前年実績の14億ドルを超えた。年間では80億ドルを目指す。現代重工も前年の56億2000万ドルを
超える70億ドルを受注済みで、年間120億ドルに伸ばす計画だ。

 韓国の造船大手が世界商戦で受注を先行回復しているのは、通常の船舶に加え、
特殊船や海洋プラントなど幅広い施設の建造を得意としているため。
受注の間口が広がり、景気が緩やかに回復する過程で商談を有利に運んでいる。
16マンセー名無しさん:2010/08/23(月) 13:28:44 ID:1LFaw487
>>15

 対ドルのウォンレートは依然安値圏にあり、高付加価値船で競合しやすい日本メーカーと比べた
価格競争力も強まっている。日本の造船業が韓国勢に受注をさらわれるケースも出てきそうだ。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3EAE2E6EB8DE0E1E2EAE0E2E3E29C9C91E2E2E2;av=ALL