【衝撃事件の核心】空港の指紋認証すり抜け…ジャパンマネー目指す韓国人ホステスらの驚愕の裏技 (1/5ページ)
不法入国を水際で食い止められるはずだった空港の指紋認証システムが、あっさり破られていた−。
韓国当局が摘発したブローカーへの捜査から、他人の指紋を偽造する驚くべき裏技とシステムの思わぬ盲点が浮かび上がった。
指紋偽造や指紋の整形と、あの手この手を駆使した日本への不法入国が絶えない陰には、日本を目指す韓国人ホステスらの執念があった。(桜井紀雄)
「もう一度日本へ」…偽装指紋で8人がスルー
「1300ウォン(約93万円)あれば、日本に再入国できる」。横浜で以前、ホステスをしていた韓国人の女(32)は、電話した相手の男からこう告げられた。
ソウル地方警察庁の調べや朝鮮日報、京郷新聞など韓国メディアの報道によると経緯はこうだ。女は平成20年1月に不法在留者として日本で摘発され、韓国に強制送還されていた。
「もう一度日本で働きたい」と考えていたが、不法在留の前歴のために正規には入国できない。
さらに女の前に立ちはだかったのが、19年11月から日本の空港で導入された指紋認証システムだった。パスポートの写真を偽造しても指紋で即座に前歴がバレる。
そんなとき、日本で勤めていた店主から教えられたブローカーの電話番号が頭に浮かんだ。
連絡したブローカーグループから手渡されたのは、他人名義のパスポートと指紋が写った薄い膜だった。この膜を人さし指にはり、20年10月、東京・羽田空港の指紋認証システムを突破。
神奈川県内のパブで働き始めた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100529/crm1005291131008-n1.htm