電通の「韓国ブーム捏造」の奥に潜む本当の怖さ 47
◆もともとこの日本には、
チャンネルを2つ持つNHKという旧官営系の放送局と
チャンネルを4つないし5つ持つ「電通」という放送局のふたつしかなかったと言える。
電通のテレビ支配は「テレビ局」本体にとどまるものではなく
「番組制作会社」「芸能プロダクション「レコード会社」までその影響下に置く。
独占的な視聴率調査会社ビデオリサーチ社はもともと電通の子会社であった。
民放連やBPOの様に民放が合同で設立する機関は言わずもがなであろう。
戦前わが国の財閥には系列企業の株式を所有・支配する持株会社が存在した。
(三井なら三井合名、三菱なら三菱合資、住友なら住友総本店など)
電通はある意味で「画一的な日本の芸能界」全体の隠れた持株会社のような存在といえる。
ただその支配のバリエーションは単純な株所有にとどまるものではなく
はるかに複雑、巧妙である。
電通のもう一つの側面としては、
兄弟会社の共同通信や時事通信とともに、新聞や雑誌も支配・統括することがあげられる。
かつて同じ会社であり、分割された後の現在も、株の持ち合い等で
事実上の連携をとっている共同通信・時事通信とともに、
わが国日本のテレビ・新聞・雑誌から映画・音楽まで
大衆文化全般を支配する「情報の中央銀行」