【ノムタンとDJ】黒田勝弘 総合スレ10【逝く(黙祷)】
1 :
マンセー名無しさん:
北と「現代」の合意 実利と李政権への圧力 2012年へ懸命
2009.8.17 19:07
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮と韓国の「現代グループ」との南北協力事業再開に向けた合意は、
北朝鮮にとっては外貨獲得など経済的実利と、対北強硬姿勢の李明博政権に対する圧力を狙ったものだ。
また北朝鮮は先にクリントン元大統領を平壌に招くなど、対米融和姿勢を見せている。
米国や韓国などを含む国際社会との対立・対決姿勢の“手直し”を進めているようだ。
当面の最大国家目標である金日成生誕100年・金正日70歳の「2012年」に向け、
生活改善など体制安定策を迫られた結果とみていい。
今回の合意内容が伝えられた同じ日、北朝鮮のメディアは金正日総書記が平壌の食料品店を
現地指導したと報じている。北朝鮮では今年、新たに政府機関として「食料省」が設置されている。
金正日総書記が12年までに平壌に10万戸の住宅建設を指示したとのニュースも伝えている。
12年を祝賀ムードで迎えるためには、何としても国民にそれなりに実感させなければならない。
「2012年問題」には当然、3代目世襲による後継者問題もからんでいる。
北朝鮮情勢は今後、ますます「2012年問題」を核に展開することになろう。
北朝鮮にとって韓国との金剛山観光や開城工業団地は貴重な資金源だ。
国際的な対北制裁が続くなか、困れば姿勢を軟化させるしかない。
また北朝鮮の事情とは別に、これまで大規模投資で南北協力事業を進めてきた「現代グループ」も、
金剛山観光中断などで経営難に陥っていた。対北協力事業には北朝鮮が生まれ故郷の創業者・
鄭周永氏の利益を度外視した強い“思い”が込められていた。
しかし鄭氏は今は亡く、事業の長期中断による膨大な赤字に耐えられる状況にはない。
こうした苦境の「現代」側の足下を見た上で、金正日総書記はその「請願」を受け入れてやった
というわけだ。
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 志賀直哉の韓国体験
2009.8.18 03:10
志賀直哉(1883〜1971年)の代表作『暗夜行路』は前・後編で文庫本の564ページにもなる
長編だ(新潮文庫版)。久しぶりに読んで韓国(朝鮮)に関する記述があるのに気づいた。
主人公の時任謙作(ときとう・けんさく)が旅行で短期間、韓国を訪れる。
「謙作は朝鮮では余り歩かなかった。開城から平壌へ一泊で出かけた以外は、或(あ)る晴れた日、
お栄と清涼里の尼寺に精進料理を食いに行った位のものだった。
途中山の清水の沸いている所で朝鮮人の家族がピクニックをしているのを見かけた。
白髯の老人が何か話している、囲りの人々が静かにそれを聴入っている、長い物語でもしているらしかった。
昔ながらの風俗らしく、見る者に何か親しい感じを与えた」
後は古宮や夜店を見たり螺鈿(らでん)工芸品を買ったり。
高麗焼研究家の日本人から聞いた話として、手伝いの朝鮮人の若者が死刑になった話も紹介されている。
鉄道敷地の買い上げ問題で日本人役人に裏切られ、日本への復讐(ふくしゅう)のためあらゆる悪事を
はたらいたという話。抗日独立運動家の話というわけでも必ずしもない。
記述はわずか2ページ半。『暗夜行路』は私小説だから志賀直哉の韓国(朝鮮)体験である。
作品の発表は1922年(大正11年)で日韓併合から10年以上たっている。
『城の崎にて』でも分かるように、志賀直哉の風景描写は詳細をきわめている。
『暗夜行路』でも京都や尾道での生活をはじめ主人公の旅先の話は詳しいのに、
韓国の話は実にあっさりしている。観光旅行にもなっていない。興味をそそられたフシがないのだ。
>4
そういえば夏目漱石(1867〜1916年)にも『満韓ところどころ』という旅行記があって、
韓国のことが出てくる。日韓併合前年の1909年、明治42年の作品だが、ここでも在留邦人に
歓迎され食事をしたといったことなどが中心で、韓国(朝鮮)そのものの話はほとんど出てこない。
満州からの帰路、韓国にはちょっと立ち寄ったという感じではあるが、漱石にも興味をそそられた風がない。
漱石には「満韓旅行後のインタビュー」というのがあって、最近、それを知ったのだが、そこにはこうある。
「満韓を遊歴して見ると成程(なるほど)日本人は頼もしい国民だと云(い)ふ気持ちが起こります。
従って何処(どこ)へ行っても肩身が広くって心持ち宜(よ)いです。之に反して支那人や朝鮮人を
見ると甚だ気の毒になります。幸ひにして日本人に生まれていて仕合わせ(幸せ)だと思いました」
韓国(朝鮮)が日本の文豪たちの興味をそそらなかったのは、福沢諭吉(1835〜1901年)の
「脱亜論」の流れかもしれない。近代日本を方向づけた「脱亜論」というのは、
いわば「アジアと付き合うとろくなことはないからアジアは友とせず西洋に向かおう」という話だ。
それで成功した日本はその後、韓国(朝鮮)の併合・支配や、中国大陸および東南アジア支配という
「入亜」で敗戦・降伏し亡国の憂き目に遭う。そこで戦後はもう一度、親米・従米という「脱亜」に戻り、
今、米国の後退と中国の台頭・韓国発展などを目の当たりに新たな「入亜論」が出ている。
政権目前の日本の民主党にも「東アジア共同体構想」など「入亜論」の雰囲気があるようだ。
「アジアとどう付き合うか」−日本にとっては重要な選択の時期になっている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090818/kor0908180311000-n1.htm
【金大中氏死去】地域対立の象徴 求心力失う親北・反政府勢力
2009.8.18 16:50
【ソウル=黒田勝弘】韓国政治に長く大きな影響力を持ってきた金大中元大統領の死は、
今後の韓国政局に微妙な波紋を呼びそうだ。
特に反政府・野党勢力にとっては求心力を失ったことになり、
政権奪還に向けた新しいリーダーの登場や政界再編成などで紆余(うよ)曲折が予想される。
韓国の現代政治は1980年代以来、30年近く、金大中、金泳三、金鍾泌氏によるいわゆる
“3金時代”が続いた。しかし政界を引退した後、金泳三元大統領は衰えが目立ち、
金鍾泌元首相は病床にある。その中で金大中氏だけは、健康不安にもかかわらず内外情勢に関し
政治的発言を続け、最後まで“生臭さ”があった。
金大中氏が大統領退任(2003年)後も影響力を維持できたのは、国内で政治的、
社会的に最大の不満勢力である全羅道出身者の絶対的な支持を得ていたことと、
初の南北首脳会談実現(2000年)を含む対北融和政策などで“親北朝鮮”的だったからだ。
韓国政治は現在の野党・民主党もそうだが、以前から野党・反政府勢力の中心は全羅道出身者だ。
全羅道が故郷の金大中氏は彼らの間では絶対的な指導者で、その一挙手一投足は大きな影響を与え、
彼らの行方を左右した。
たとえば野党勢力の大統領候補決定には金大中氏の意向が大きく影響し、野党分裂や新党結成など
野党陣営再編でも金大中氏の考えが決定的だった。02年、盧武鉉前大統領が非全羅道系で
ダークホースだったにもかかわらず大統領に当選できたのも、金大中氏の支持のおかげだった。
>6
一方、金大中氏は亡くなる直前まで、保守派の李明博現政権の対北政策を激しく批判してきた。
国際強調を重視し、対北援助に消極的な李政権が気に入らなかったからだ。
時には北朝鮮の韓国非難そのままに「このままでは戦争が起きる」といわんばかりに
李政権批判を続けてきた。
したがって北朝鮮にとって金大中氏は最後まで最大の理解者であり“援軍”だった。
「李明博政権打倒!」を叫ぶ韓国内の親北・反政府派にとっても最も好都合の人物だった。
そのため晩年は韓国内の保革・左右対立の焦点になっていた。
金大中氏の死は親北・左派勢力にとっては最大の理解者を失い打撃が大きいが、
一方の保守派は最大ライバルが消えたことでホッとした感じだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090818/kor0908181653006-n1.htm
【金大中氏死去】評価分かれる民主化功績 熱狂的支持と嫌悪と
2009.8.18 18:08
金大中氏は韓国の政治家の中では対外的に最も知られた人物だった。
とくに日本では、反政府運動の闘士だった野党時代、韓国の情報機関により滞在中の東京から
ソウルに連れ去られた「金大中事件」(1973年)で有名だった。大統領時代の2000年、
初の南北首脳会談などでノーベル平和賞も受賞したが、その業績については評価が分かれる。
韓国民主化運動の象徴的存在だったにもかかわらず、晩年にかけて最大の民族的課題であるはずの
「北朝鮮の民主化」には触れず対北融和策に終始した。ノーベル平和賞の「反独裁闘士」が
「北の独裁」には目をつぶり続けた。これは民主化運動の功績にキズとなった。
金大中氏は生涯、3回も大統領選に敗北するなど長い野党生活の末、
やっと念願の大統領の座についた。“忍冬草”の別名を持ち、挫折とあきらめを知らない
「不死身の政治家」として定評があった。退任後も韓国政治に隠然と影響力を持ち続けた。
金大中政権(1998〜2003年)は、歴史的にいえば7世紀に百済(くだら)王国が滅んで以来、
権力から遠ざけられていた韓国南西部の全羅道地域の人びとの復権だった。
金大中氏は、権力から疎外され、地域的差別感情の被害者だった故郷の全羅道地域を支持基盤にしてきた。
この地域的支持基盤は韓国社会の不満層の中心で、人口の30%近くを占める。
これに左派・革新勢力や親北勢力が乗っかることで政権を獲得した。
金大中氏は韓国が高度経済成長を遂げた1970代以降、
経済開発から取り残された全羅道地域の不満や民主化要求を背景に反政府運動を展開。
これを快く思わない当時の朴正煕政権と激しく対立した。
朴政権下の「金大中拉致事件」もその流れで起きている。
>8
ライバルの朴政権は経済開発に国力を集中させ、政治的自由や民主主義は制限する「開発独裁」だった。
その結果、経済発展と近代化で北朝鮮との国力を逆転させ、現在の韓国の基礎を築いた。
しかし金大中氏は朴政権を「独裁」と非難し最も激しく反対した。
ただ金大中氏も後年、朴政権の経済発展と近代化を評価している。
世論調査によると韓国の歴代大統領の人気は朴正煕氏が圧倒的に1番で、
次いで金大中氏がかなり離れて2番目だ。
金大中氏は1998年、当時の小渕恵三首相との間で「日韓共同宣言」を発表した。
この「宣言」には過去の歴史について日本の「謝罪と反省」が明確に記されている。
当時、金大中氏は「これで日韓の過去は清算された」とし今後、対日外交で過去が蒸し返される
ことはないと明言した。
しかし後に歴史教科書問題が起きるや、教科書記述の訂正を外交問題として日本に要求するなど
外交摩擦を招いた。「知日派」を誇っていたが、結果的には日韓関係の画期的変化には成功しなかった。
熱狂的な支持者と嫌悪感と−韓国社会での評価は今も二分している。(ソウル 黒田勝弘)
■金大中事件
1973年8月8日、韓国の朴正煕政権を批判し、民主化運動を主導していた野党指導者、
金大中氏が東京のホテルグランドパレスで拉致され、5日後にソウルで解放された。
現場から韓国中央情報部(KCIA)要員で、在日韓国大使館1等書記官の指紋などが見つかった。
警視庁は出頭を求めたが、韓国側は拒否。「主権侵害」との世論が日本で高まる中、
韓国政府は1等書記官を免職、政治決着が図られた。
韓国政府の「真相究明委員会」は2007年10月、KCIA要員や駐日公使ら27人による
組織的犯行で、韓国政府が事件後に真相を隠蔽(いんぺい)しようとしたと認定した。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090818/kor0908181812010-n1.htm
【金大中氏死去】「国葬」で物議 バランス欠いた要求?
2009.8.20 22:12
【ソウル=黒田勝弘】韓国政府は金大中元大統領の葬儀を23日、
「国葬」で行うことになったが、退任した大統領への国葬は過去に例がなく、
遺族など金大中氏側が国葬を強く要求したこともあって物議をかもしている。
生前、何かと話題の多かった金大中氏だが、死してなお議論のタネを残した形で、
世論には「いかにも金大中氏らしい」などの声が出ている。
韓国の歴代大統領で国葬が行われたのは、在任中に暗殺事件で亡くなった朴正煕氏が唯一。
李承晩初代大統領などは「家族葬」、5月に自殺した盧武鉉前大統領など2人は「国民葬」だった。
法律では、大統領経験者は「国葬ないし国民葬にできる」とあるだけで詳しい基準はない。
ただ国葬は費用をすべて国が負担し、官庁が休日になるなど国民葬より格が上。
政府は今回、盧武鉉氏の例もあって当初、国民葬を考えていたが、遺族や側近たちが国葬を要求。
最後は李明博大統領の配慮で国葬に落ち着いた。
その代わり、朴正煕氏の国葬挙行が死後9日目の「9日葬」、盧武鉉氏の国民葬が7日目の
「7日葬」だったのに対し、今回は6日目の「6日葬」に“格下げ”しバランスをとった。
ところが「6日葬」についても、韓国では偶数日の葬儀は「友引」として行わないのが慣例なため、
街では首をかしげる向きもある。
金大中政権は当時、自らを「国民の政府」と称していたことから「国民葬」が順当なところ
だったが、本人の死後、遺族や側近が欲を出して「国葬」にこだわったようだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090820/kor0908202213010-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 女性記者の受難
2009.8.22 03:48
ソウル駐在の日本人記者にも近年、女性記者が増えている。
2000年代に入ってから産経新聞を筆頭に女性記者を派遣するようになり、
一時は4人いたが、現在は産経とNHKの2人になっている。
昔から何かと騒がしい朝鮮半島だけに、ソウル勤務は“戦場”並みに危険視されていて
もっぱら男性記者だけが派遣されていた。しかし経済発展や韓流イメージなどもあって
ソウル勤務も安全となり、女性記者OKとなったようだ。
韓国では伝統的に日本女性の評価が高い。
やさしくて、愛嬌(あいきょう)があって、親切…というわけだ。
「男によく尽くす」などという評価もあるから、日本統治時代の古い日本女性の印象だろうか。
今でもテレビドラマや映画などに登場する日本女性は、もっぱらそんなイメージで、
いつも「いい日本人」になっている。
だから日本の女性記者は韓国では何かと有利である。
取材対象のほとんどは男性だから、彼らは日本の女性記者にはことのほか親切でよく協力してくれる。
ところがそこが曲者(くせもの)というか、落とし穴(?)がある。
当局者であれ学者、研究者であれ、付き合いができ親しくなると「男」として迫ってくるのだ。
セクハラを越えて危機一髪というのもある。日本の女性記者には悩みのタネだ。
もともと韓国男性の“押せ押せムード”は有名だが、同じ女性記者でも欧米系にはやらないようだから、
ここでも日本となると垣根意識がないのかな。やはりソウルは危機地域?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090822/kor0908220348000-n1.htm
実利目指し対南融和姿勢 対北圧迫のチャンス
2009.8.23 19:02
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮が金大中(キムデジユン)元大統領の葬儀を機に韓国との“弔問対話”に
踏み出した。金正日(キムジヨンイル)総書記は弔問団を通じ李明博(イミヨンバク)大統領に
「南北関係進展に関する口頭メッセージ」を伝えたという。
北朝鮮から李明博大統領へのメッセージは初めてだ。
これまで非難、罵倒(ばとう)を繰り返してきた北朝鮮の対韓姿勢に“変化”がうかがわれる。
北朝鮮は李明博政権に対しては「凶悪な民族反逆集団の李明博一味」(14日、民主朝鮮)
「反統一、対決のみの逆賊集団」(11日、労働新聞)などと非難してきた。それが対話に転じたのだ。
先には開城工業団地で連行され“人質”になっていた韓国企業、現代峨山の職員を解放し、
南北通行規制の緩和、観光事業再開なども言い始めている。韓国との関係改善を探っているようだ。
背景には、金大中元大統領の業績として内外で「初の首脳会談実現など南北和解・協力」
がたたえられていることがある。金大中氏が進めた積極的な対北支援・協力政策に注目し、
韓国や国際世論を対北支援に誘導しようという狙いだ。
弔問と対話のジェスチャーで韓国世論を和らげ、李明博政権の対北強硬姿勢を変えさせ、
支援・協力再開という“実利”を得ようとしているのだ。
実利のため対韓対決からの「一歩後退」だが、弔問を理由とした対話だから名分は立つ。
北朝鮮にとって南北対話再開あるいは南北関係改善の印象は、
最大の狙いである対米交渉実現や対米関係改善にプラスに働くとの計算もあるだろう。
北朝鮮と韓国の対決や緊張が続いたままでは、米国としても北朝鮮とは対話しにくい。
一転して「逆賊集団」「逆徒李明博」との接触、対話に乗り出そうというのだから、
北朝鮮の内部事情はかなり切羽詰まっていると考えていい。
それは「2012年問題」と後継者体制づくりである。
「民族」より「国際協調」 韓国・李政権、対北で原則確認
2009.8.25 18:26
【ソウル=黒田勝弘】金大中元大統領の国葬を機にした北朝鮮と韓国の“弔問対話”で南北関係の変化が
関心を集めているが、韓国の李明博政権は北朝鮮側の融和的ジェスチャーにもかかわらず、
「核問題が優先」との原則重視の方針をあらためて強調し、北朝鮮の微笑戦術には乗らない姿勢を明確にした。
韓国大統領府は24日、李大統領と北朝鮮弔問団の面談後の対北政策について
「パラダイム・シフト(考え方の枠組みの変化)」と説明した。これは金大中政権など過去の政権が
「民族内部の特殊な関係」として進めた過度の対北融和策からの転換を意味する。
北朝鮮に対しては今後、民族主義的な配慮より「核問題」という国際的課題の解決を重視する考えを
あらためて内外に鮮明にしたものだ。
南北関係はこれまで、北朝鮮の一方的な都合に左右され、韓国はいつも「対話を請う」ようなかたちで
北朝鮮の顔色をうかがう状況が続いてきた。北朝鮮は今回、苦しい内外情勢を背景に、
弔問団派遣で韓国との関係を改善し、支援・協力獲得や国際的イメージ改善などの実利を狙っている。
しかし李明博政権は「北が核を放棄すれば支援する。人道的支援は開かれた姿勢で行う。
いつでも対話は可能。ただ過去のような南北首脳会談や南北対話はよくない」(24日の大統領府発表)
との原則を再確認し「北朝鮮の意図に振り回されるような局面転換の戦術的対話はやらない」
と強調している。
その結果、李大統領と弔問団の面談で南北首脳会談の話が出たとする韓国マスコミの報道についても
「その事実はまったくない」と強く否定した。面談自体も特別扱いしなかった。
【海外の目09衆院選】韓国メディアは鳩山氏の「友愛外交」に期待
2009.8.27 18:40
【ソウル=黒田勝弘】韓国の最大手紙、朝鮮日報の27日付、
1面に民主党の鳩山由紀夫代表夫妻の大きな写真がドーンと掲載されている。
不在者投票後の様子だが、夫に寄り添う幸(みゆき)夫人のスマイルが印象的だ。
見出しは「新日本D−3」とある。3日後には新しい日本が誕生するというわけだ。
写真はすでに“鳩山首相夫妻”の扱いだ。
韓国ではこのところ「民主党に批判的な産経新聞の世論調査まで民主党圧勝を予想」などと話題で、
民主党政権誕生を既成事実視している。
韓国ではメディアをはじめ民主党政権に期待が強い。政策を詳しく分析した結果というより、
何となくという感じからだ。たとえば民主党政権下の「韓日関係の展望」を伝える27日付の
韓国日報の見出しは「靖国参拝自制、独島(日本名・竹島)問題は現状維持」となっている。
靖国神社には参拝しない、東アジア共同体構想などアジア重視のようだ、
過去反省や友愛外交をいっている…何とはなしに韓国に友好的なようだ−というわけである。
李明博政権の代弁紙との評もある有力紙、東亜日報などはいち早く社説ではっきりと
「韓国に友好的な民主党政権になると韓日関係はさらによくなるだろう」(7月23日付)と伝えている。
>17
やはり有力紙の中央日報27日付は、長文の「時評」で「鳩山由紀夫の友愛論」を友好的に論じている。
祖父・鳩山一郎首相が尊敬した1930年代の「汎ヨーロッパ運動」の提唱者、グ
ーデンホフ・カレルギーの話からはじまり、その影響を受け継いでいるという鳩山代表の
東アジア共同体論を取り上げ次のように持ち上げている。
「軍事力増強や領土問題、過去史問題は韓日や中日など両国次元での解決が不可能なため、
地域統合を通じて問題を解決できるという点で東アジア統合は不可避と力説している。
自立と共存の原理に基づき友愛精神の上に平和で繁栄した東アジア共同体を建設すべきだという
鳩山の主張は理想論に近いが魅力的だ。
(カレルギーのヨーロッパ統合もそうだが)偉大な歴史は夢からはじまる」
そして鳩山代表がこうした考えを、自分のホームページに韓国語のハングルに翻訳して
載せていることを紹介し「単なるお話というわけではないようだ」と期待をかけている。
一方、李政権は必ずしも期待ばかりというわけではない。10年間の左派・革新政権からやっと
保守政権になり、北朝鮮問題も念頭に「日米韓協力体制の強化」に踏み出したところだからだ。
「李政権下の韓国外交ははっきりと日米重視に転換している」(韓国外交通商省幹部)。
だから民主党の対米姿勢はことのほか気になる。
ましてや中国が最も影響力を持つだろう「東アジア共同体」など当面、頭にない。
「北朝鮮問題をはじめ日米韓の3国連帯が軌道に乗りつつあるとき、日本の米国離れは困る。
あまり気張らず、突出せず、韓米と歩調を合わせてほしい」(同)といった感じである。
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090827/elc0908271841013-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090827/elc0908271841013-n2.htm
【書評】『ソウル発 これが韓国主義』黒田勝弘・著
2009/8/24
■隣国・反日感情 永遠に不滅か
金大中、盧武鉉の10年間にわたる左派政権下で、韓国は北朝鮮に甘く日本にはより厳しい国へと
変貌(へんぼう)した。その後を継いだ保守系の李明博現政権は、ミサイル発射、核実験強行、
金正日総書記の健康不安と混迷する北朝鮮を前に、韓国の“軌道修正”に努めている。
盧政権の中盤から李政権の発足1年目までの韓国をソウルからリポートした本書は、
時の政権下で変わる韓国の対北朝鮮観や本質的には相変わらずの「反日」など、
韓国社会のその時々の雰囲気を的確な視点で解説している。韓国は今後どう変わるのか。
反日感情は永遠に不滅なのか。続編も期待しつつ、隣国の将来を考えさせてくれる一冊である。
ソウル発 これが韓国主義
黒田 勝弘著
税込価格: \1,890
出版 : 阪急コミュニケーションズ
サイズ : 20cm / 311p
ISBN : 978-4-484-09210-2
発行年月 : 2009.6
http://www.business-i.jp/news/culture-page/news/200908240012a.nwc
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ また星が落ちた?
2009.8.29 02:49
韓国人たちが「今年はよく“星”が落ちる」といっている。有名な人物で長い間、
多くの国民から尊敬を受けてきたカトリックの金寿煥枢機卿が2月に亡くなり
「巨星墜(お)つ」といわれた。その後、自殺した盧武鉉前大統領、そして最近の
金大中元大統領。それに加え初の国産ロケットによる人工衛星まで軌道に
乗らず“落ちて”しまった。国民の嘆きは大きい。
今回のロケット発射は国産といっても1段目がロシア製でロシアが全面協力
している。その結果、失敗の責任をめぐってロシア批判の声が強い。先に韓国初
の女性宇宙飛行士もロシアのロケットで宇宙旅行したが、帰還の際、カプセルが
地上に激突し「死ぬ思いだった」と本人が述懐していた。ロシアは宇宙開発の
先進国でロケットの安定度は高いというが、世論には「どうもロシアは危ない」
の声が聞かれる。
マスコミは成功もしないうちから「韓国も宇宙強国へ」などと、調子のいい楽観
報道が続いた。外国人記者たちが「もし失敗したらどうするの?」と気にしたほど
だった。「いけいけドンドン」の韓国人だけに落胆の色ありありだ。
ところで韓国は別途、重さ1トンの本格的な多目的実用衛星「アリラン3号」を、
日本の三菱重工の「H2Aロケット」で2011年に打ち上げる予定だ。日本に
とって欧米に対抗するロケット・ビジネスのスタートだが、三菱としても失敗は
許されない。韓国相手だと何をいわれるか分からない。健闘を祈りたい。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090829/kor0908290249001-n1.htm
>韓国相手だと何をいわれるか分からない。健闘を祈りたい。
だから関わるなと言ってるのにw
22 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 07:36:35 ID:n/pmSSqY
韓国と関わると不吉な予感がww
李明博政権が強力布陣 支持率上昇受け安定化目指す
2009.9.3 19:41
【ソウル=黒田勝弘】李明博大統領が政権スタートから1年半ぶりに首相を含む初の内閣改造を行った。
李明博政権は最近、世論調査で支持率が40%台に上昇している。
今回の改造は保守派の李政権が支持率上昇を背景に、中道・革新系まで支持勢力を広げ、
強力な布陣で中盤を迎える政権のさらなる安定化を目指そうとするものだ。
とくに注目されるのは前ソウル大総長の鄭雲燦ソウル大教授の首相への起用。
彼は先の大統領選では李明博氏のライバルの旧与党陣営で大統領候補として名前が挙がった人物だ。
中道・革新派の経済学者で日米など対外的にも顔が広い。
もともと経済重視で実利主義政権といわれる李政権だが、
鄭教授を政権に取り込んだことは今後の政権安定に大きく寄与するものとみられる。
また鄭教授は中部の忠清道(チュンチョンナムド)出身だが、伝統的に与党系の
慶尚道(キョンサンド)と野党系の全羅道(チョルラド)の間にはさまれたこの地域は、
近年、韓国政治においてキャスティング・ボート(決定力)を持つ重要な地域になっている。
そのため李明博大統領は新首相を一時、忠清道が基盤の自由先進党から起用しようとしたほどだ。
鄭教授の首相起用は忠清道系への支持拡大にもつながる。
経済人出身の李明博大統領はこれまで、理屈より実行という“仕事師タイプ”で、
政治家や議会には関心が弱いとの評があった。
このため与党ハンナラ党との意思疎通が十分でなく党サイドに不満が強かった。
今回の内閣改造で党から3人が入閣したことは、政府・与党が協力して国政運営にあたるという
“一体感”につながる。党への配慮が目に見えるかたちで実現したため、これも政権安定にプラスしそうだ。
>23
昨年2月に発足した李明博政権は、昨年夏の米国産牛肉問題をめぐる大規模な反政府デモなど、
当初は左派・革新系をはじめ旧政権勢力の反撃によってしばしば揺さぶられた。
最近も盧武鉉・金大中葬儀の“追悼ムード”の中で、旧政権勢力は対北政策など李政権批判の声を強めていた。
しかし世論は李政権の経済重視のかけ声にかなり共感しており、このところ株価など
経済指標の改善が見られることもあって支持率は回復し、李政権は自信を深めつつある。
そのせいか対北政策でも、最近の北朝鮮の対話・融和姿勢に対し
「戦術的な変化にすぎない」(玄仁沢=ヒョン・インテク=統一相)とし、あわてていない。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090903/kor0909031943005-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 手を洗おう!
2009.9.5 03:38
韓国で今、「手を洗おう」というキャンペーンが行われている。
新型インフルエンザの予防策としてマスコミが強調し、小学校などでも熱心にやっている。
今さらという感じがしないでもないが、ただ韓国人は日本人に比べるとあまり手を洗わない。
マスコミのトイレ調査によると10人に4人は用を足した後、手を洗わないという。
そういえば日本人ビジネスマンからよく聞く話で、ビルのトイレで“大”が終わった後、
そのまま去っていく男が意外に多いというのだ。ところが韓国は握手社会だ。
ビロウな話で申し訳ないが「当初は韓国人との握手が気になってねえ…」というのである。
韓国の気候は日本に比べて乾燥している。乾燥地ではバイ菌は相対的に少ない。
雨量が少ないので昔から水の使用量も多くなかった。
韓国では昔は水をオケに入れて売り歩く文字通りの「水商売」が存在した。
だから水は貴重だった。
筆者が留学で初めて韓国生活をしたのは1970年代だが、下宿など民家ではくみ水が多かった。
「韓国では水は流れずに止まっているなあ…」と実感したことがある。
タライなどにためた水だからやたら使えなかった。
あれから30年。生活上の大きな変化として水と紙の消費量が膨大に増えた。
ソウルではトイレはほとんど水洗だし紙もロールが備えてある。もうくみ水の時代ではない。
水道の水で堂々と手を洗っていいのだ。となると握手も気にならないか?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090905/kor0909050338002-n1.htm
北から“水攻め”? ダム放流で韓国大騒ぎ
2009.9.7 19:06
【ソウル=黒田勝弘】ソウル北方の南北境界線を流れる臨津江(イムジンガン)で起きた突然の増水事件は、
北朝鮮による“水攻め”の脅威として韓国世論を驚かせ、北朝鮮に対する不信感が改めて広がっている。
韓国では1980年代に、「ソウル水没の脅威」に備えた防衛用のダム建設が国民キャンペーンで
推進されたことがあるが、今回の事前通告のない未明のダム放流に軍事的意図を感じる見方も出ている。
事件は6日未明、南北境界線の臨津江の水位が急に2メートル以上も上昇し、
河原のキャンプ客や釣り人が流され、6人が死亡・行方不明となった。
自家用車も流され、軍事訓練中の戦車が立ち往生するほどだった。
関係当局によると、この突然の増水は南北境界線の北、約42キロの上流にある北朝鮮の大型ダム
「黄江(ファンガン)ダム」の放流が原因とみられるが、韓国側には事前通告はなかったという。
南北間には事前通告の合意があるものの、ほとんど守られておらず、
臨津江水害防止のための協議にも北は応じていない。
今回、世論が気にしているのは安全保障上の心配だ。北朝鮮領の臨津江上流には黄江ダムを含む5つのダムがあり、
貯水量は推定5億トン。これが“水攻め作戦”に使われた場合、下流の韓国側はソウル北方一帯が広範囲に水浸しになる。
北朝鮮による「ダムを使った水攻め作戦」は、軍事政権の全斗煥(チョン・ドファン)大統領時代
(80〜88年)に問題になったことがある。臨津江より東側の北漢江の上流で、
北朝鮮側に大型の金剛山ダムが建設され、これが水攻めに使われるとソウルが水没すると騒がれた。
そして防衛のために、南北境界線の南側に「平和ダム」を「国民献金」で建設することが計画された。
当時、野党や反政府派は「政権維持のため北の脅威をあおっている」と非難。途中で工事が中断するなど
難航したが、その後、金剛山ダムの危険性が事実と分かり、規模を拡大して完成した経緯がある。
今回の事件をきっかけに、南北境界線の他の河川で計画がストップしているダム建設を再開すべきとの声が高まっている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090907/kor0909071907002-n1.htm
産経新聞コラムに在日3世脱北者が抗議
在日3世の脱北者でソウル在住の金潤(キムユン)さん(46)が11日、都内で記者会見し、
産経新聞に無断で実名で取り上げられ、北朝鮮に残る妻(49)と息子2人に危険が生じたとして、
抗議したことを明らかにした。
問題の記事は、8月1日朝刊に掲載された黒田勝弘・ソウル支局長の署名コラム。
金さんから聞いた話として、北朝鮮社会でうわさされている、金正日(キムジョンイル)総書記と
家族にまつわるエピソードを紹介している。金さんは、黒田支局長とは7月中旬に面会したが、
講演の打ち合わせが目的で取材とは知らされていなかったという。
産経新聞社広報部の話
「金潤氏の主張および抗議は伺いました。事実関係を確認の上、対処いたします」
(2009年9月11日21時56分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090911-OYT1T01025.htm > 問題の記事は、8月1日朝刊に掲載された黒田勝弘・ソウル支局長の署名コラム。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 臨津江の水
2009.9.12 04:29
朝鮮半島を北から南に流れ下る臨津江(イムジンガン)は下流では南北境界線になっている。
河口付近ではソウル市内を流れる漢江(ハンガン)と合流し、その合流点の小高い丘に
「統一展望台」というのがある。対岸に北朝鮮が見えるので観光地になっている。
南北軍事境界線の非武装地帯にある「板門店」も観光地だが、ここに行く時も臨津江を渡る。
その臨津江で、上流の北朝鮮側が突然、ダムを放流したため急に増水し、韓国側に釣り人の死者など
被害が出て大騒ぎになっている。臨津江は1960年代、日本ではフォークソング「イムジン河」
で知られ、美しいメロディーで「イムジン河水清く…」の歌詞が印象的だった。
そこでこれまで何回も釣りに出かけたのだがさっぱり釣れない。軍事境界線近くまで入り込んで
韓国軍のパトロール部隊に捕まったこともある。水深が浅いところが多く魚影が薄いのだ。
しかも韓国側では農家の生活排水などが流れ込んで「水清く…」とはいかない。
以前は北の武装工作員の侵入ルートでもあった。
その臨津江が今回、一瞬のうちにものすごい濁流になってしまった。
現実の臨津江は歌のイメージとは異なり必ずしも清くないのだ。
それに日本の北朝鮮ウオッチャーには歌の思い出は痛恨だ。
あの歌の元歌は「幸せな北、悲しい南」のイメージで北朝鮮をたたえたものだったからだ。
筆者(黒田)を含め“北朝鮮幻想”に支配されていた当時の記憶がホロ苦い。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090912/kor0909120430000-n1.htm
>>28 ひでえ。
しょうもないコラムならともかく最低限の配慮ができないわけか。
チェック機能がはたらかない産経も同罪ではあるが。
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 ハトヤマは盧武鉉か?
2009.9.12 08:28
韓国で「ハトヤマ(鳩山)の盧武鉉化」が話題になってる。
政権発足を目前にした日本の民主党の外交路線をめぐって、韓国でも「米国離れか?」が関心の的に
なっているのだが、「米国との対等な関係」など米国に対しノーといえる外交を目指すと伝えられる
鳩山外交が、盧武鉉前政権に似ているというのだ。
盧武鉉前大統領は先ごろ金銭疑惑を苦にして自殺したが、在任中(2003〜08年)は
「米国何するものぞ」の発言で話題になり内外で「反米的」と評された。大統領になる前、
米国訪問の経験が一度もなかったのだが、それをいわれると「米国が何でえ!」式に反発したり、
大統領就任後も「相手が米国でも怒らせるときは怒らせなくちゃあ…」と公言していた。
在韓米軍基地の問題でも縮小・撤退論者だったが、将来の国家戦略として「韓国バランサー(均衡者)論」
が気に入っていた。
朝鮮半島など東アジアを舞台に韓国は今後、一方的な米国寄りではなく
「中国と日本の中間に立った均衡者の役割を果たすべき」というのだ。この中間的な「均衡者論」は
相対的に米国に距離を置くということだから、米韓同盟からの離脱方向を意味する。
米国からは終始、反米的政権とみられ、関係はよくなかった。盧武鉉前大統領はその後、
米国と自由貿易協定(FTA)を締結しているから根っからの反米主義者ではなかったようだが、
スタッフに親北・左翼を多く布陣していたから反米政権の印象は否めない。
「ハトヤマは盧武鉉か?」はこのところ、
個人的会話はもちろん韓国での各種セミナーや討論会でよく議論になっている。
結論的には、保守派出身という鳩山代表の政治経歴や「盧武鉉と違って米国に留学しているではないか」
といったことなどからノーの意見が多いが、ただ小沢一郎氏には「普通の国家」論者のイメージが
韓国では強いため「民主党政権はやはり脱米に向かうはず」との声も結構、聞かれる。
>31
「普通の国家(ノーマル・ステート)」論は「米国依存体質を脱し自前のまともな国になろう」
ということだから当然、脱米だろうというのだ。
さらに「盧武鉉は韓国が東アジアのバランサーになると身の程知らずのことを言っていたが、
日本はアジアで米中の間に立ってバランサーになれる実力を持っている」とし、
鳩山代表が主張する「東アジア共同体論」について
「日韓が協力し中国を牽制(けんせい)するという形ならいいのではないか」といった意見も。
一方で「日本の新政権は長い間の“脱亜入欧”の対外路線を“脱米入亜”に変えようとしている。
日本が米国を脱し独自のアジア戦略を展開するということは、日本の再武装・軍事大国の流れを強める
要素がなくはない」(朝鮮日報社説)とし、韓国として新たな国家戦略作りの必要性を訴える声も出ている。
しかし韓国での議論の集約点は、やはりこの地域の当面の最大課題である北朝鮮問題になる。
そこで結論は「韓国では盧武鉉政権から代わった李明博政権が対米関係を修復し、韓米日協力体制を復元、
強化して北朝鮮に対する包囲網を固めつつある。ここで日本の対米関係にヒビが入るのは、
対北朝鮮政策上まずい。せっかくの3国協力体制が崩れないようお願いしたい」というところに落ち着く。
韓国でも民主党政権となるとやはり小沢氏の存在が気になる。小沢氏は1990年、
自民党幹事長時代に金丸訪朝団の直後に北朝鮮を訪れている。北朝鮮とは因縁がなくはない。
保守派の北朝鮮ウオッチャーにいわせると「北はそんな因縁を利用するのがうまい。
小沢氏は剛腕の策士と聞くが、北にしてやられらなければいいが…」という。
韓国でも日本でも政権交代があるが北朝鮮にはない。北の変化も政権交代待ちしかないか。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090912/kor0909120835001-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090912/kor0909120835001-n2.htm
>>28 別ソース
産経新聞:無断で発言を記事掲載 韓国の脱北者が抗議
元在日朝鮮人3世で76年に北朝鮮へ帰国したのち、
昨年脱北して現在は韓国に住む金潤(キムユン)さん(46)が11日、東京都内で会見し、
金正日総書記らに関する発言を無断で記事にされたとして、産経新聞に抗議したことを明らかにした。
「実名で記事にされ、北朝鮮に残した家族に危害が及ぶ恐れがある」と話している。
金さんは兵庫県出身で、14歳で祖父に連れられ帰国。
北朝鮮では妻(49)、息子2人と暮らしていた。しかし、外貨獲得ビジネスに失敗するなどして昨年、
家族を残したまま脱北し、韓国へ逃れてきたという。
金さんによると、今年7月半ば、「講演の打ち合わせ」の名目で産経新聞記者とソウルの飲食店で面会。
金総書記やその親族などについて聞かれ、答えた内容が8月1日付の産経新聞に掲載された。
掲載後、家族の消息を調べたところ「監視対象に置かれている」との情報が得られた。
金さんは「記者の名刺はもらったが、打ち合わせの中の雑談として話した」と主張。
産経新聞社広報部は「事実関係を確認の上、対処する」としている。
毎日新聞 2009年9月11日 20時49分
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090912k0000m040099000c.html
34 :
マンセー名無しさん:2009/09/15(火) 21:27:47 ID:uGXlTBc/
さて、明博政権の熱烈な支持者産経黒田は
天皇訪韓要請をどういった記事にするかな?
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 元日本軍兵士への配慮
2009.9.16 03:23
さる8月、韓国で亡くなった知り合いに金大中(キム・デジュン)元大統領と長老作家の
韓雲史(ハン・ウンサ)さんがいて、いずれも本紙で記事になっている。
2人は享年85と86。韓さんの方が1つ年上だったが、共に1920年代の前半、大正
時代末期に生まれ、日本敗戦の45年、昭和20年には二十歳ちょっとの青年だった。
日本統治時代に生まれ育った人たちだ。日本語はたいそう達者で日本通だった。
金大中氏が語った日本時代の思い出で印象に残っているのは、故郷の学校、木浦商業
時代の話だ。日本人の先生が黒板に石川啄木の短歌「東海の/小島の磯の/白砂に
/われ泣きぬれて/蟹とたわむる」を紹介し、その感想を作文に書かされたのだが、
クラスで一番の成績をもらったというのだ。
頭の良かった金大中氏らしいエピソードだ。彼は読書家で知られ博識だった。少年時代
の“思い出”として、啄木の短歌を語れるのは金大中氏らが最後だろう。
韓雲史氏は日本統治時代末期の「朝鮮人学徒志願兵」出身で、その体験を基にした
60年代の作品『玄海灘は知っている』がドラマや小説でベストセラーになるなど、人気作家
だった。放送や映画のシナリオのほか、歌の作詞でもベストセラーが多かった。
42年、昭和17年に一高受験を目指し日本に渡るが失敗、その後、夏目漱石やロシア文学
などに接し文学を志した。中央大予科に在籍中、帰国し学徒志願兵として入隊する。
彼の日本時代の最大のエピソードは、ソウル(当時は京城)における学徒志願兵壮行会
での出来事だ。韓雲史学生は壮行会の途中、敢然と1人立ち上がって来賓の小磯国昭
・朝鮮総督に向かって質問した。
「小磯総督におたずねします!小磯総督は、われわれ学徒志願兵が出征したのち、
朝鮮2500万の将来を確実に保証し得るや否や、明確なる返答を乞(こ)います!」
(...続く)
会場は一瞬、水を打ったように静まり返ったが、やがて小磯総督はこう答えた。
「そのようなことを疑っている者は、皇国臣民としての訓練いまだ足らずというべきである」
学徒志願兵三千数百人は44年、昭和19年1月に入営したが韓雲史氏は戦後、無事帰国できた。
学徒志願兵を含め、先の戦争での韓国人(朝鮮人)の動員は20万人とも30万人ともいわれる。
日本の厚生省は死亡確認の軍人・軍属約2万2千人、帰国者22万人という。戦没者は周知の
ように靖国神社に祭られている。「日本のために身をささげてくれた人たち」ということで当然のことだろう。
韓雲史氏はヒューマニスト(人間主義者?)として、日韓ドラマでは「悪い日本人」とともに
「いい日本人」も多く描いてきた。そしてよく「懐の深い日本」に期待を語っていた。青春を
賭けた「日本」には愛憎というより終始、愛着があったように思う。
彼と話をするたびに思ったことは「国の品格」ということだった。日本として「元日本人」たちに
何か報いてやれないものか、とくに日本のために苦労していただいた元日本軍人たちに。
いわゆる「補償問題」は外交的に終わっているので、あとは日本旅行に際しての何らかの恩典とか。
韓国社会で少なくなりつつある「元日本人」たちの多くは、日本を高く評価する日本ファンの
「語り部」である。はやりの若者交流もいいが、シルバー交流など彼らをもっと大事にしたいものだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090916/kor0909160323000-n1.htm
>>36 「元日本兵曰く、せめて入国くらい日本人待遇でやって貰えないか(ビザ免除以前)」という
記事も読んだことがあるが、この方々、いざというときには沈黙してしまうからなぁ。
39 :
マンセー名無しさん:2009/09/16(水) 11:56:13 ID:3oZD8ZCU
>>36 NHKあたりの道義的責任論と変わらないね
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 鳩山“親韓”政権?
2009.9.19 03:16
日本の歴代首相で韓国で最も知名度が高いのは中曽根康弘氏だ。1983年、
日本の首相として初めて韓国を公式訪問し、ソウル中心街に初めて日の丸が翻った。
それとは別に、彼が韓国語を勉強していて、全斗煥大統領との歓迎晩餐(ばんさん)会
で韓国語の歌を披露したなどという“親韓イメージ”が好感されたからだ。
最近では小泉純一郎氏も当初は個性的なヘアスタイルやはっきりした物言い、
改革イメージなどから人気があったが、後に靖国神社参拝でマスコミに袋だたきに
された。その結果、「キムチが嫌い」という話まで大げさに伝えられ、人気暴落となった。
当時、小泉氏は「ことさらキムチ嫌いというのではなく、タクアンを含め発酵系が
口に合わないということをいったまで」と弁明したが、もう人気は戻らなかった。
安倍晋三氏は、夫人の方は韓流ファンでやはり韓国語を勉強しているといって
韓国のマスコミを喜ばせたが、人気上昇とはならなかった。
鳩山由紀夫首相はスタート前から異例の人気暴騰だ。「靖国神社参拝せず」や
「アジア重視」「友愛外交」などが好感されマスコミは「親韓政権」などと手放しだ。
とくに夫妻で韓国料理店に出かけたとか、韓流スターと会ったとか大書特筆されている。
歴史的には、自民党政権の親韓政策もあって韓国はここまで発展したといえるのだが、
今やそんなことは誰も頭にない。鳩山首相も“ホメ殺し”されないよう用心のほどを。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090919/kor0909190316000-n1.htm
“ホメ殺し”=Kの法則ってことか
小泉氏って発酵系が駄目なの?
確か森喜朗にミモレットを振る舞った筈だが…
>発酵系が駄目
これは外交上の方便
タクアンが「口に合わない」とキムチが「嫌い」を混同させるためのもの。
発酵食品ってのは”慣れ”がないとだめだから、若いときに食った経験がないと
歳をとってからだと生理的に受け付けなくなるんだよ。
ミモレットは留学時代に食ってるんじゃないかな?
地方参政権 党内集約に努力
9月19日 21時38分
民主党の小沢幹事長は、韓国のイ・ミョンバク大統領の実兄の、イ・サンドゥク韓日議員連盟会長と会談し、
日本に永住する外国人に地方参政権を認めるべきかどうかをめぐり、党内で意見が分かれていることについて、
来年の通常国会中には、党の方針を決めたいという考えを伝えました。
会談には、韓国のクォン・チョルヒョン駐日大使と民主党の川上義博参議院議員も同席しました。
この中でイ・サンドゥク韓日議員連盟会長は、鳩山内閣が発足したことについて、
「民主党を中心とした政権が成功し、世界の発展に寄与されることを祈る」と述べ、
新政権が国際社会と良好な関係を築くことに期待感を示しました。
これに対し、小沢氏は、「韓国との間にほんとうの信頼関係を作り上げることに力を尽くしたい。
そうすれば、両国間の基本的な問題も必ず解決できる」と述べました。そ
のうえで、小沢氏は、日本に永住する外国人に地方参政権を認めるべきかどうかをめぐり、
党内で意見が分かれていることに関連して、「通常国会で目鼻をつけたい」と述べ、
次の通常国会の期間中には、党の方針を決めたいという考えを伝えました。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015615641000.html
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 海南島の“恋”
2009.9.26 04:08
韓国で売春防止法が施行されてから5年になるといって、その効果のほどがあらためて話題になっている。
この法律は正式には「性売買防止と被害者保護等に関する法律」という。
客も処罰の対象にし、以前の法律より厳しくなっているため、逮捕者は客を含め年間5万人を越える。
ただいくら取り締まってもなくならないのがこのビジネス。
ピンクの明かりがついた伝統的な「飾り窓の女」式は減ったものの、
マンションなどで目につかないのは逆に増えているとか。
それでもソウル中心街の龍山駅前の「飾り窓」は今でも堂々とやっているから不思議だ。
一方で左翼・進歩派の女性たちは業界の“風俗嬢”たちを「性労働者」としてその働く権利を
保障しろと主張している。堂々と「性労働者」とは韓国民主主義の一大成果(?)だが、
女権拡張派の彼女らは法制定5周年を機にセミナーを開催していた。
ところがその場所が何と政府機関の「国家人権委員会」だった。
ところで先日、テレビの歌謡番組を見ていたら「ハイナンの恋」という歌謡曲をやっていた。
はて?よく聞いてみると中国のリゾート海南島を舞台にした歌で
「浜辺で初めて出会った南国娘、あーあー、忘れられないハイナンの夜…」という。
近年、韓国人の中国各地への観光旅行は実に旺盛だ。南部の海南島にもソウルから直行便がある。
だから早速、歌謡曲の歌になっているのだが、国内が厳しくなれば海外があるか?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090926/kor0909260408001-n1.htm
「人道を装った非人道」 南北離散家族再会の現状
2009.9.29 18:52
【ソウル=黒田勝弘】南北離散家族の再会が2年ぶりに北朝鮮領の金剛山で行われているが、
北朝鮮側は相変わらず面会場所を首都、平壌から遠く離れた辺地の金剛山とし、
面会者も厳重に選別したうえに家族同士での宿泊も許していない。
離散家族の自由往来、自由面会からはほど遠く、北朝鮮は家族の手紙交換さえいまだに認めていない。
南北離散家族再会は2000年以来、今回まで10年間で17回行われた。
韓国からは約1万7000人が面会に出かけているが、これは希望者の約13%にすぎない。
韓国側は常時面会や面会者の数の拡大を求めているが、北朝鮮側は応じていない。
北朝鮮の朝鮮赤十字会の代表は「今回は北側が好意を示したのだから南側も相応の好意を示す
べきだ」とし、暗に食糧や肥料などの“見返り”を韓国側に要求している。
政治的に利用され続けてきたこれまでの離散家族再会に対し、
韓国国内では「残忍な家族再会」「人道を装った非人道」などとの声も聞かれる。
朝鮮半島の南北分断から半世紀以上たち、南北で別れて住む離散家族も高齢化が進んでいる。
韓国側の面会希望者の約80%は70歳以上。今回、南から約550人、北から330人が面会に
出かけているが、半世紀ぶりに対面し、抱き合って涙にくれる離散家族は皆かなりの高齢者だ。
面会では北朝鮮側の肉親の老けぶりが目を引く。
兄弟や姉妹の場合、韓国側の兄や姉より北朝鮮側の弟や妹の方がはるかに老けている。
親子でも北朝鮮在住の息子、娘が韓国在住の父母より老けてみえる。
そして北朝鮮からきた家族は一様に日焼けして肌が黒く、やせている。
北朝鮮での“過酷な暮らし”を物語る風景だが、半世紀ぶりに再会しても
限られた時間内での集団面会と家族面会があるだけで、家族だけでの宿泊はできない。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ マツタケ暴騰
2009.10.3 03:06
韓国の伝統的な旧暦祭日である中秋節(旧暦8月15日)の秋夕(チュソク)は今年は3日。
2日からの3連休が今年は週末に重なり人びとは損した気分だ。
秋夕は贈り物シーズンで、恒例の大統領からの贈り物が外国人記者にも届いた。
今年はずっしりと重い。開けてみるとコメとコメで作った麺(めん)だった。
コメ余りでコメの消費をPRしようというわけだ。
「古米や古々米は北にくれてやれ」という声が以前からあるが、飢餓の北朝鮮との違いにあらためて驚く。
北の金日成主席は「国民に白米を食べさせたい」との約束を果たせず世を去った。
息子の金正日総書記も核開発など軍備強化に熱を上げ、いまだコメを食わせられないでいる。
秋夕の贈り物を物色しに百貨店に行くと、贈り物用マツタケが何と1キロで120万ウォン、
日本円で10万円近くもする。30年の韓国暮らしでも、これは史上最高値ではないか。
異例の不作でまったく品薄なのだという。
昔の韓国ではマツタケは何でもないキノコだったが、日本に高値で輸出されるようになってから
見直され、今や秋夕の高級贈り物になってしまった。筆者のところにも近年はこない。
高過ぎるからだ。
今年、届いたのはリンゴ、ナシ、干し柿、冷凍タチウオ、海苔(のり)…といったところ。
マツタケは豪快(?)に丸ごとホイル焼きにして食べるのが韓国での筆者流だが、
今年もやれそうにない。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091003/kor0910030306002-n1.htm
そのうち松茸を喰う習慣まで
ウリ起源を言って来そうですなあw
松茸のお吸い物が、うりならの伝統料理にされてるよ。
>>52 なるほどね。
「吸い物」の訳の問題かなという気もするが…
少なくとも、かつおを昆布で出汁取った吸い物ではなかろうてw
54 :
マンセー名無しさん:2009/10/05(月) 15:33:42 ID:IUQwoPxw
<殺人>旅行代理会社の経営者刺殺される 東京都新宿区で
5日午前10時ごろ、東京都新宿区歌舞伎町、ツアーサポート経営、韓国籍の安浩振さん(47)が自宅台所の便座に座った状態で背中から血を流して死亡しているのを従業員が見つけた。
新宿署によると、同社の従業員が安さん宅に電話をかけたが出ないため、様子を見に行き、死亡している安さんを発見した。従業員から連絡を受けた安さんの知人が110番通報した。
安さんは背中を複数カ所、刃物のようなもので刺されており、同署は殺人事件として捜査している。安さんは1人暮らしとみられる。
【株式会社ツアーサポート】
http://toursupport.jp/info/company_intro.jsp
>54
改変ネタのさらに盗作ですか?
センスが絶望的に無いですね。
北、非核化にはほど遠く 6ヵ国復帰も条件付き
2009.10.6 18:50
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮の金正日総書記は温家宝・中国首相との会談で、
6カ国協議復帰の可能性を初めて明らかにした。しかし、これまで通り、米国との2者会談開催に
こだわり、その結果を前提にしているため、6カ国協議再開の展望は依然、不透明だ。
6日の朝鮮中央通信などによると、金総書記は同時に「朝米両者会談を通じて朝米間の敵対関係は
必ず平和的な関係に転換されるべきである」と述べている。これは核問題を含め米国との関係が
北朝鮮の望むかたちで進展、改善される場合は6カ国協議復帰もありうる、という意味だ。
まず米国との直接取引で取るモノを取るという姿勢には変化はない。
ただ今回、「多国間の対話」とだけいってきたこれまでの発言に加え
「6者会談も含まれる」と述べているのは、6カ国協議の議長国である中国への配慮である。
今回の温家宝首相の訪朝で両国は「経済技術協力協定や経済援助に関する交換文書(複数)を
はじめとする数件の経済合意文書」など、多くの経済協力関連の文書に調印している。
その中には中朝国境の鴨緑江河口での新しい橋の建設も含まれている。
中国は核放棄を目指した国連などの対北朝鮮制裁の一方で、北朝鮮に対する新たな経済支援を堂々と
発表しているのだ。経済支援の詳しい中身は明らかではないが、国連の制裁決議には反しないのだろうか。
北朝鮮は「多国間協議に6カ国協議も含まれる」と中国の顔を立てることで早速、
中国から支援を得たことになる。米国は「とりあえず6カ国協議再開のための米朝協議」には応じる考え
というが、北朝鮮は今後もその都度、条件を付けながら外部世界から見返りを得る“物取り外交”を
展開するものとみられる。
鳩山訪韓に合わせ天皇訪韓が議論 なぜ併合100年の年に?
2009.10.6 20:12
【ソウル=黒田勝弘】鳩山由紀夫首相は10日から北京で行われる日中韓首脳会議に先立ち9日、
初めて韓国を公式訪問するが、韓国では鳩山政権発足に歩調を合わせるように天皇訪韓問題があらためて
議論になっている。これは李明博大統領が最近、「来年にも実現できれば」と期待を表明したためだ。
しかし来年は「日韓併合から100年」として韓国では“過去蒸し返し”の雰囲気が予想される。
「過去はまだ精算されていない」とするメディアは早くも天皇陛下の訪韓が実現した場合、
日本側に「過去をどう謝罪させるか」に強い関心を寄せている。
一方、朝鮮半島情勢は北朝鮮問題が依然、不透明で不安定だ。
韓国と北朝鮮の南北関係および日朝関係に緊張ないし不安定さが続く限り、安全性の問題がひっかかる。
韓国側では、近年の対日感情好転や鳩山政権への期待感などから拒否感はかなり後退している。
李大統領発言もそうしたことを背景に出たとみられるが、
日本側には「なぜ日韓併合100年の年になのか?」「また謝れか?」という疑問が残る。
「環境は好転しているが来年は無理」というのが正直なところだろう。
李大統領発言は日韓の通信社とのインタビューで質問に答えたもの。
来年が歴史的に日本が韓国(朝鮮半島)を支配・統治するきっかけになった1910年の日韓併合から
100年にあたるため、これを機会に天皇訪韓で「過去に終止符」を打ち、新たな友好協力関係を築こう
というのだ。
その際、李大統領は「(天皇陛下の)訪韓自体も重要だが、どういうかたちで訪問するかが重要だ」
と述べている。これは明らかに、単なる友好親善ではない「謝罪と反省」など「過去清算の訪問」を
期待したものだ。
日本にあらためて謝罪させようという「日韓2010年問題」は、
以前から双方の学者・研究者の間でいわれてきた。とくに日本側で左派系など“反日的知識人”が
「天皇訪韓による謝罪」を積極的に主張してきた。日本での「国会決議」を期待する声もある。
朝鮮労働党、10日で創建64周年 後継に向け軍事独裁を強化
2009.10.8 18:18
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮は10日、朝鮮労働党創建64周年記念日を迎える。
4月の憲法改正で、金正日総書記の「国防委員長」を「国家の全般事業を指導する最高指導者」
と新しく定めるなど軍事独裁体制はさらに強化されたが、党大会は1980年に金正日氏が
父・金日成主席の後継者として初めて公式登場した第6回大会以来、一度も開かれていない。
北朝鮮は、金日成生誕百年であり金正日氏も古希(70歳)を迎える2012年を
「強盛大国の門を開く年」として、軍事、経済などあらゆる分野で長期間の国民総動員が続いている。
鳴り物入りだった生産拡大運動「150日戦闘」が9月に終わるとまた「100日戦闘」が始まった。
すでに「核保有」や長距離ミサイル開発など軍事的成果は着々と上がっている。
経済など国民生活改善で成果が上がった場合、12年に党大会を開き、後継者を登場させるものとみられる。
ソウルの平壌ウオッチャーの間では、憲法改正による軍事独裁体制の強化は
「“2012年問題”を念頭に置いた安定的な後継体制づくりのための布石」であり、
「したがって当面、核放棄の可能性はまったくない」との見方が有力だ。
憲法改正は今年4月、最高人民会議(国会)で決まった。先ごろ公表された全文によると、
「国家の指導的指針」としてこれまでの「主体思想」のほか、新たに「先軍思想」が加わった(3条)。
「国の主権」については「労働者、農民、勤労インテリと勤労人民にある」となっていたのに
「軍人」が加わった(4条)。
また「国の武装力の使命」には新たに「革命の首脳部を保衛する」が登場した(59条)。
これは「金正日総書記を守る」という意味で、「金総書記のための軍隊」を鮮明にしたものだ。
特異なのは、「第6章・国家機構」の中で新たに「第2節・国防委員長」の項を設け、
「第3節・国防委員会」より前に置いていることだ。
「金正日国防委員長」の存在をいっそう高めようというわけだ。
過剰期待にブレーキ 歴史問題は通過儀礼? 鳩山首相初訪韓
2009.10.9 19:11
【ソウル=黒田勝弘】韓国を初めて公式訪問した鳩山由紀夫首相が、鳩山政権に対する
韓国側の過剰気味の“期待”にブレーキをかけた。首脳会談の後の記者会見では、日韓間の過去がらみの
問題解決には「時間がかかる」「時間的余裕もほしい」と押し戻し、天皇陛下の訪韓要請についても
「簡単に“分かりました”といえない環境も理解してほしい」と正直だった。
鳩山首相について韓国では就任前から人気が高く、期待が大きかった。
その理由は「靖国神社には参拝しない」「歴史を直視する勇気を持っている」
などの発言から「東アジア共同体論」「在日韓国人の地方参政権に前向き」
…さらには夫妻そろって“韓流ファン”などがしきりに伝えられたからだ。
鳩山首相のみならず「主要閣僚は親韓派」「鳩山親韓政権」といった報道まで出ていた。
韓国の対日外交は多くの場合、マスコミ主導だ。とくに歴史問題ではそうだ。
韓国の一般世論で“過去離れ”が進み、韓流ブームで日本に親韓ムードが広がっても、
なかなか“過去”は手放せない。歴代、日本の首相の韓国初訪問において“過去問題”は
一種の通過儀礼になってきたが、今回も例外ではなかった。
とくに親韓派と評価されている鳩山首相に対しては
「植民地支配謝罪の村山談話を胸にいだいて行動」(朝鮮日報)とか
「過去史言及で進展か」(中央日報)など、あらたな「謝罪と反省」など期待がありありだった。
同じ流れで「日中韓共通の歴史教科書が理想だが…」という岡田克也外相の発言なども
大々的に歓迎されていた。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ハングルの日
2009.10.10 03:03
丸と棒の組み合わせでできた韓国文字のハングルは李朝時代の初め、世宗大王の1446年に創案された。
独自の文字ということで韓国人の愛国心の対象になっている。
「ハングルの日」(10月9日)まであり最近、祭日(公休日)として復活すべきだとの声が高い。
世宗大王は名君といわれ、韓国のいわば「文の神様」だ。
その銅像が9日、ソウル市中心部の光化門前の光化門広場に登場し、
李明博大統領も出席して除幕式が行われた。
世宗路にあるこの広場は今年、できたものだが、以前から李舜臣将軍の銅像が立っている。
李舜臣は李朝時代、日本の豊臣秀吉軍の侵攻と戦った救国の英雄でこちらは「武の神様」だ。
今回の世宗大王像で、ソウルの真ん中に文武両雄の2つのでっかい銅像がドーンと立ったことになる。
ちょっとした見ものだ。
ところで最近のハングルの話題に、インドネシアの小さな島に住む6万人ほどの部族が、
これまで文字をもたなかったので自分たちの言葉を表現する文字としてハングルを採用したという話がある。
韓国人の勧めによるものだが、韓国では「ハングルの世界化」といって大喜びしている。
韓国(朝鮮)語の世界的分布は人口でいえば約8000万人。
だからハングルは日本でももっと学ばれていい文字(言葉)なのだが、
ただ、話題の「東アジア共同体」論を考えるとき、日中韓の言葉・文字の異質性はひっかかる。
顔は似てても違いが多すぎる。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091010/kor0910100304000-n1.htm
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 「もっとコメを食べよう」
2009.10.16 03:16
韓国で「韓定食」といわれるフルコースのちゃんとした料理を食べると、
最後に「ヌルンジ」というのが出てくる。ご飯のお焦げにお湯を注いだもので、香ばしい。
いわばお茶代わりのデザートみたいなものだ。
ところが近年、これがご飯代わりになって、最後にちゃんとしたご飯が出てこない場合が多い。
韓国も飽食時代で、ダイエットを気にして最後にご飯を食べない客が増えているからだ。
しかし伝統にこだわりたい外国人のぼくは、これが気にくわない。
お焦げ湯(?)が韓国料理のシメでは困る。
そこでおなかいっぱいでも意地になって「ご飯をちょうだい!」という。
ことほど左様に韓国でもご飯、つまりコメの消費量が減っているのだ。
しかもご飯代わりの「ヌルンジ」のお焦げも、実はほとんどが中国からの輸入である。
最近はご飯は電気釜で炊くのでお焦げが出ない。
だから営業用のお焦げは中国で作らせ大量に輸入している。
ただ家庭用にはお焦げができる電気釜も開発されているというが。
韓国も1960年代までは食糧不足で、農民には春に食べ物が尽きる「春窮」という言葉さえあった。
今や死語になっているが、逆に今度は消費減でコメ余りが問題になっている。
政府保管の古米や古々米の処理に困っているのだ。
「余っているのだから困っている北にくれてやれ」という声も当然、出てくる。
コメの消費減は日本はもちろん、中国でも起きているという。
歴史家の松本健一氏らによると中国のコメの消費量は中国の「富強」策がスタートして以来、
この15年間で2分の1に激減しているという(『アジアは変わるのか』ウェッジ選書から)。
>>65 つまり日本も韓国も中国も、国が経済発展し人々の食生活が豊かになるにつれ、
コメを食わなくなっているのだ。その代わり小麦食や肉食などが増えている。
これは「アジア」を象徴する稲作文明の危機ではないか、というのが「アジア主義」の是非をめぐる
松本氏らの主張である。
コメは小麦に比べはるかに栄養価が高く、人口扶養力が強い。
パンやメンだけでは腹はもたないが、コメは腹もちがいい。
アジアの人口が多いのはそのせいともいえるが、そのコメの消費減は当然、コメの生産減につながる。
ところで鳩山由紀夫首相が提唱する「東アジア共同体」論が内外で話題になっている。
共同体というからには東アジアに何か共通点がなければならない。
ということで思いだしたのが、コメを食べる稲作文明である。
松本氏らによると、稲作文明は西洋の小麦文明に比べ自給自足的で、国内で閉じる循環型だという。
しかし「富強」を目指せば循環型ではすまず、世界の資源に食指が動く。
それは必ず「覇権」に向かうという。
歴史的にアジアでは日本の後、中国が今、その流れにあるようにみえる。
「東アジア共同体」論を新しいアジア主義的観点で考えれば「もっとコメを食べよう」という話に
なるのではないか。鳩山首相は「温室効果ガス25%削減」を世界に公約しているが、
「東アジア共同体」論は日中韓がこれまでの“飽食路線”を続けたのでは無理というものだ。
それはお互いライフスタイルを変え、もっとコメを食べ、もっとコメを作るという
「稲作文明の復活」によってのみ可能となる?
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091016/kor0910160316000-n1.htm
あー、イランの電気釜は外側におこげが出来る用に
調整されているはずなんだが韓国じゃ出来ない?
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 公務員に昼飯規制
2009.10.17 02:39
韓国では政権が代わるごとに“清潔競争”みたいなことがある。
たとえば1980年代の全斗煥政権は、公務員の“頼み頼まれ”はワイロにつながるからと
「請託排撃運動」を展開したが、終わってみると大統領自身がやっていて何の効果もなかった。
あるいは90年代の金泳三政権のゴルフ禁止令もそうだ。
金泳三大統領は「自分がゴルフができないからだ」と皮肉られたが、
盧武鉉前大統領は左派の庶民派政権だったのにゴルフ禁止はいわなかった。
この時は「ハンディがシングルの夫人がゴルフ好きだったから」と陰口をたたかれた。
現在の李明博政権はというと「5000ウォン(約400円)以上の昼飯はダメ」が話題になっている。
首相直属の「国民権益委員会」が公務員を集めて綱紀引き締めを強調した際、昼飯の値段に注文を付けたのだ。
李明博政権は最近、支持率が50%を超えるなど安定ぶりが目立つが、それだけに
「ここで気を緩めてはならない」と引き締めにかかったようだ。
しかし公務員はもちろん街の声は「うどん1杯で6000ウォンする時代にあまりに厳しい」
「どんな昼飯を食べようが個人の自由ではないのか」と評判が悪い。
ただ、聞くと「公務員行動綱領」には以前から「食事は3万ウォン以下」となっているという。
韓国は来年、G20会議開催が決まり「先進国入りだ」と大喜びしたばかり。
そこに公務員の昼飯の値段までチェックとは実にケチくさい。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091017/kor0910170239000-n1.htm
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 中国の核の傘はどこに?
2009.10.17 08:22
先日、ソウルで開かれた朝鮮半島情勢をめぐる日韓中の学者らによるセミナー(韓国・東西大学、
日本・慶応大学、中国・社会科学院共催)で、中国の学者が面白い話をしていた。中国は朝鮮半島
の“地政学的”な特殊性による歴史的被害者といえるというのだ。
つまり過去、日清戦争や日露戦争、朝鮮戦争など、朝鮮半島をめぐる列強の政治的勢力争いに
中国も巻き込まれ被害を受けてきた。だから冷戦時代以降、中国は北朝鮮をある種の緩衝地帯
として自らの安全を図ってきた。しかしこの地政学的構造を変えないとこの地域の安定と平和はない。
したがって今後は相互協力と経済発展のため、朝鮮半島を経済中心に“地経学的”に考えようでは
ないかというのだった。
筆者も討論者として参加していたので一言加わった。中国が被害者というなら日本だって被害者
といえる。古代の唐・新羅の同盟時代に「北の脅威」に備え九州に防人を動員せざるをえなかった
ことや、元・高麗連合軍による日本侵攻の「元寇」もそう、冷戦時代には中ソ・国際共産主義の南下
にさらされた…。
すると中国の学者が「唐は日本を攻めたことはないはずだが…」というので「まあまあ」とかわし
「つまり日本も中国も朝鮮半島とは昔から利害関係があるため、お互い時には加害者、時には
被害者になるということだろう。結果的に、お互いこの地にはあまり欲を出すとまずいということだ。
その意味では経済力、軍事力で拡大一方の中国が今後、この地で最も影響を持つのではないか」
と述べておいた。
この後、「中国の影響力」ということから当然、北朝鮮の核問題につながり、疑問として「中国は
なぜ北朝鮮の核開発を黙認・放置してきたのか?」「日韓に対する米国のように北朝鮮に“中国の
核の傘”はなぜ作用しなかったのか?」という話になった。
これについては、「北朝鮮は1950〜60年代の中ソ対立の経験から中国やソ連どちらか一方に
依存することを嫌ったし、一方、中国にも他国に対する“核の傘”提供という発想はなかった」というのが
中国の学者の説明だった。
セミナーでの議論を含め結局、北朝鮮の核開発の真相は、冷戦後の旧共産陣営崩壊によって
現れた各民族の自己主張、分裂、独立、自己保存…といった他地域で起きている“民族反乱”と
似た現象ということになるだろう。
だから解決はなかなか難しい。そしてバルカン半島など他地域でも試みられたように、とりあえず
多国間の国際協力による対応という発想しか出てこない。「6カ国協議」というのがそれである。
ではどうすれば北朝鮮に核を放棄させられるか。米中など国際社会が経済支援や体制維持を
約束すれば放棄するのか。
いや、放棄しないだろう。北朝鮮はこれまでの経験から、国際社会の対応は変わりやすいと
知っているから絶対安心しない。米国をはじめ国際社会がいつ「金正日独裁体制打倒!」に心変わりし、
自分がフセインのイラクみたいにならないとも限らないと恐れている。
核放棄は、北朝鮮が国際社会と歩調を共にし、国や社会を他の普通の国のように開放し、国民を
自由にする決心をした時にしかありえない。
だから路線の大転換、つまり閉鎖的な軍事独裁体制からの変化・脱皮を決心すれば核は放棄
できる。この変化は体制崩壊とイコールかもしれない。そして体制放棄は確実に核放棄につながるだろう。
ただ、国際関係や外交には“みなし論”というのがある。たとえば「核放棄を約束した」と「みなし」て
次のステップに進むというわけだ。その場しのぎ論だが、国際社会はこれまで何回も協定や合意で
北朝鮮にだまされてきた。今回もまた苛(いら)立ちとあせりからこの線になるのだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091017/kor0910170823001-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091017/kor0910170823001-n2.htm
朴正煕以来の「国葬」とは! 金大中はそんなに偉かったか=黒田勝弘
2009年10月14日 SAPIO
金大中元大統領が亡くなった際、ソウルの街の話題。
ある有名な占い師が、年初めに「この地で今年は大きな星が5つ落ちる」と予言していたが
「すでに3つが落ちた。残る2つは誰だろう?」というのである。
今年「落ちた星」はまず、カトリックの金寿煥枢機卿で次が自殺した盧武鉉前大統領、
そして3つ目が今度の金大中氏である。
あと2つとして、たとえばガンで長く伏している盧泰愚元大統領や、さらに昨年来、
健康問題が話題の激ヤセした北の金正日総書記の名前も出ている。
しかしその後、韓国が初めて打ち上げたロケットの人工衛星が軌道に乗らず失敗したため、
これも「落ちた星」になってしまった。となると、北でも彼らが主張する先の長距離ロケットの
人工衛星も「行方不明」だから、すでに星は別に2つ落ちたことになる。
もう5つになったから「将軍さまも今年は安心だな」というのがオチである。
金大中氏の葬儀は退任大統領としては初の国葬となった。
これまで国葬は在任中に暗殺事件で非業の死をとげた朴正煕大統領だけだった。
したがって大方の国民は「国葬は現職大統領だけ」と思っていたが、
退職後に大往生した金大中氏も国葬になってしまった。
遺族や側近が国葬を強く望んだことと、李明博大統領が政治的計算(?)からそう決定したからだ。
李大統領としては、希望通り国葬にしてやれば金大中氏をささえてきた全羅道勢力から感謝される
のではないか、というわけだ。
全羅道系は伝統的に反中央、反政府派で野党勢力の牙城だ。今も反李明博勢力の中心になっている。
ソウルでタクシーの運転手と話をすれば分かるが、全羅道出身の多い彼らは政治の話になると
必ず李明博批判だ。
>>71 しかし李大統領の思いやり(?)にもかかわらず、金大中支持勢力の点数は辛い。
弔問所が設けられたソウル市庁前広場には無数の追悼文が張り出されていたが「
MB打倒!」「次の葬儀はMB!」など李明博への嫌がらせが目立った。
MBとは「イ・ミョンバク」の名前のイニシャルで、この略語を知らないと韓国人とは話が通じない。
金大中氏の葬儀について、ぼくは「国民葬がいいんじゃないか」と書き、韓国メディアの
インタビューにもそう答えた。理由は金大中政権(1998─2003年)そのものが当時、
自らを「国民の政府」と称していたからだ。民主化好きだったから「国より国民」というわけだ。
なのに「国民葬」ではなく格上の「国葬」だという。ぼくは民主化勢力の意外(?)な権威主義!
と皮肉ったのだが、早速ネットなどで「死者への冒涜」と叩かれた。
というわけで金大中氏は1979年の朴正煕以来、二人目の国葬となった。
今後、遺族が望めば退任大統領の死はみんな国葬になるのかしら。世論にも疑問の声がある。
国葬か国民葬かうるさいから今後は「みんな"国家葬"でどうだろう?」など、
新たな基準作りの話になっている。
ともに国葬になった「朴正煕と金大中」は政治的ライバルだった。
金大中は軍人出身でクーデター政権の朴正煕に対する民主化闘争で名を上げ、国際的に有名になった。
今回の死に際してもその「民主化闘争」があらためて称賛された。
まるで金大中の方が朴正煕より偉かったかのように。
しかし韓国現代史の主役はやはり朴正煕で金大中は脇役だったと思う。
朴正煕による経済建設と国力増進があってこそ、金大中の民主化も実現し、
北朝鮮に対する「太陽政策」もやれたのだ。
唯一ノーベル賞取っているんだから国葬でもいいと思う
のは甘いかな
佐藤栄作はどうだったかとgoogle先生に聞いてみた。
総理経験者の国葬は伊藤博文/山県有朋/松方正義、戦後では吉田茂だけらしい。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 10・26の歴史力
2009.10.24 02:50
韓国では10月26日は歴史的な日で毎年、記念行事が行われている。
一つは1909年に抗日運動家の安重根が日本の伊藤博文を旧満州のハルビンで狙撃し暗殺した日。
もう一つは79年に長期政権だった朴正煕大統領が側近によって暗殺された日。
今年は前者が100周年、後者が30周年ということで例年になく回顧や議論が盛んだ。
とくに前者は100年だから、年初からミュージカル「英雄」の公演を含め称賛、顕彰イベント
など盛りだくさんの記念行事が行われている。安重根は愛国者として昔から称(たた)えられ
「義士」になっている。その出来事は「義挙」という。国民は学校教育や伝記などで子供のころから
“偉人”として教えられ、尊敬する歴史上の人物ベスト3に入っている。
伊藤博文は「韓国統監」として日韓併合(10年)に先立ち韓国支配の責任者だったため恨みをかい、
抗日活動家に命を狙われたのだ。つまり韓国では「悪人」だが、日本では明治維新の「元勲」として
初代首相を務めた近代日本の偉人である。日韓での人物評価つまり歴史認識は当然、異なる。
ところが日本には昔から“安重根ファン”が結構いる。日韓中3国提携による「東洋平和論者」だった
として称える声がある。そんな本も出ている。日本では歴史について多様で自由な見方があるからだ。
だから日本では当然、多様な歴史教科書があっていいのだがそれを韓国は絶対認めないという。
困ったものだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091024/kor0910240251000-n1.htm
韓国でも進む国家事業見直し 新都市計画が政治問題化 継続か中止か
2009.10.26 18:54
【ソウル=黒田勝弘】韓国で盧武鉉(ノ・ムヒョン)前政権が進めてきた新行政都市計画に、
李明博(イ・ミョンバク)政権が建設ストップなど見直し論を言い出し、政治的大騒ぎになっている。
政権2年目の李大統領にとって今や最大の政治的争点になりつつある。
この計画は当初、前政権下で「新首都計画」としてスタートした大規模な国策事業。
当時、「国民投票抜きの首都移転は憲法違反」という憲法裁判所の判断などもあり、
賛否両論ですったもんだした。
結局、行政官庁など政府機関の一部を移す「新行政都市」として建設が始まったが、
李政権になって「計画はムダ」などと新たに不要論が登場した。
このまま計画を進めるべきかどうかをめぐって与野党が激しく対立するなど、国論分裂の状態だ。
「新行政都市」はソウルの南約120キロの公州・燕岐地区(忠清南道)で、
すでに名前も「世宗市」と決まっている。約300平方キロの土地に人口50万の新都市を
作ろうというもので、当初の総予算は約23兆ウォン(約2兆円)に上る。
日本で建設中止が問題になっている八ツ場(やんば)ダムなどとはケタ違いだ。
現在、土地買収も終わり、土地造成など基礎工事が盛んに行われている。
地元では立ち遅れた中部地域の発展に期待が強く、計画の中止や縮小には「絶対反対」で、
陳情や決起集会など政府・与党への圧力を強めている。
李大統領はまだ最終的判断を下していないが最近、与党内で朴槿恵(パク・クネ)前代表が
「いったん決まった国民への約束を守り、計画は原案通り進めるべきだ」と、
野党の主張に同調するような発言をし波紋を広げている。
朴前代表は先の大統領選の際には李明博氏と与党ハンナラ党で党内指名を争い、
与党内では李明博派に対抗する最大派閥の中心にある。
保守・与党陣営の次期大統領候補として最有力視され、韓国初の女性大統領を狙っている。
>>77 計画見直し論が優勢な政府・与党内で、あえて推進論を主張する背景として
「次期大統領を狙うために独自性を打ち出そうとしている」
「近年、韓国政治でキャスチングボート(決定権)を握っている中部の忠清道の世論、民心を見方に付けるため」
といった観測が流れている。
また「首都移転」など中部での新都市計画は、
1970年代に父の故・朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が安保上の観点もあって構想したことがある。
父の政治的指導力を尊敬してきた彼女にとって、今回の問題にはことのほか関心が深いとの声もある。
李政権としては前政権との“差別化”のため、前政権の“遺物”はできるだけ整理したい考えだ。
しかしせっかく支持率50%にまで高まっている政権の安定を維持するためには、
忠清道の民心や朴前代表の意向にも配慮せざるをえず頭の痛いところだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091026/kor0910261856002-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ さすがIT王国?
2009.10.31 02:54
韓国の大学で何年間か日本事情を教えていたとき、いちばん困ったのは試験だった。
近年、「論述」が重視されているので学生たちは答案にびっしり書いてくる。
日本の学生に比べはるかに文章力があるのだが、これを毎回、何十枚と読まされ、
それぞれに点数を付けるのは実にシンドイ。
次はその点数を大学のコンピューターに入力するのがまた面倒だ。
すると今度はその点数を見た学生から、文句や泣き落としの電話がかかってくる。
外国人の先生にまで成績のことで頼み込んでくるあたり、かわいいというか大胆というか。
その点数へのこだわりには驚いた。
韓国は“IT王国”で今や何でもコンピューターやインターネットだ。
だから試験の成績もコンピューター経由なのだが、以前から「絶対やるに違いない…」と
予想していた事件がやはり起きた。
大学のコンピューター網に侵入し、成績を書き換えていたヤツがいたのだ。
一種のハッカー行為だが、たとえば成績表で落第点のFを合格のAに書き換えるとか、
点数を大幅に水増しするとかで、これでまんまと希望の就職先を手にした学生もいる。
IT活用(?)の不正行為では入試の際、携帯電話でひそかに外部と連絡しながら
答案を書いていたという事件が以前はあった。現在は入試会場への持ち込みは厳禁だが、
最先端のIT時代になっても試験や点数への過剰なこだわりという“文化”は残る。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091031/kor0910310254000-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 新・日韓防衛交流
2009.11.7 03:08
もうだいぶ前の話で、日本の自衛隊員で韓国好きが高じて韓国女性と結婚した若い知人がいた。
彼は防衛大学校卒のエリートで、その後、海外勤務なども経験したと聞いたが、近況は耳にしていない。
自衛隊将校として韓国女性と結婚したのは彼が最初ではなかったか。
「自衛隊もオープンになったものだ」と当時、感じ入ったことがある。
この話を思いだしたのは最近、筆者が会長をしている「ソウル薩摩会」のメンバーの
若い日本人女性が、韓国軍の現役軍人と近く結婚することになったと伝えてきたからだ。
彼女は韓国の大学に留学しソウルで日韓関係の仕事をしていた。彼の方は職業軍人で将校だという。
「日韓結婚話は韓国軍では初めてではないか」と思っていたら、これとは別に韓国軍の
現役将校が日本の女性自衛官と近く結婚するというビッグ・ニュース(?)を耳にした。
防衛大学校への留学の際、知り合ったというが、彼女の方は結婚のため退職という。
韓国軍もひらけたものだ。
留学といえば、日本の防衛大学校の女子学生が今年春から韓国の空軍士官学校に留学し
勉強に余念(?)がない。こうした士官候補生の日韓交換留学は以前から行われているが、
日本から女性は初めてという。
国際化時代にお互い軍人の国際結婚も時代の流れだろう。冒頭に紹介した知人の後、
わが自衛隊の国際結婚状況はどうなっているのだろうか。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091107/kor0911070308000-n1.htm
北の意図的挑発か? 南北海軍銃撃戦 士気高まった韓国軍
2009.11.10 18:45
【ソウル=黒田勝弘】韓国と北朝鮮の海軍が10日、7年ぶりに交戦した。
南北の警備艇による銃砲撃戦の現場は、西海岸の黄海上の南北軍事境界線付近。
この海域では過去にもしばしば軍事衝突があり、南北で対立と緊張が続いている“海の火薬庫”だが、
オバマ米大統領の日本や韓国訪問を前にした衝突の背景が注目される。
北朝鮮の意図としては今のところ「韓国との緊張を印象付けることで内外の関心を集め、
念願の対米交渉実現を図ることと、軍および民心に緊張感を持たせ国内引き締めを狙っている」
(韓国軍当局筋)というのが大方の見方だ。
また韓国側の変化もある。李明博政権下の韓国軍は、対北融和政策で“事なかれ主義”に終始した
過去10年の政権とは異なる。今や北朝鮮の軍事的挑発には“断固対応”との姿勢に変わっている。
今回、韓国軍は北朝鮮警備艇からの銃撃に対して即時、応戦し、警備艇を半壊させ撃退している。
「これまでは応戦に際しては上部の判断をあおぎ、自制することが多かった」(同筋)という。
「西海五島」と呼ばれる延坪島沖では1999年と2002年に、南北間で戦死者を伴う
激しい衝突(1次、2次延坪海戦)があった。しかし、李政権はこれまで冷遇されてきた
戦死者の顕彰を積極的に進めるなど、軍の士気高揚を図ってきた。
韓国軍当局の発表によると、北朝鮮の警備艇は韓国側の無線による警告を無視し、
境界線を越えて韓国側への侵入を続けた。このため韓国警備艇が海上に向け警告射撃したところ、
北朝鮮警備艇は韓国艇に向け直接銃撃を加えてきたため交戦状態になったという。
韓国側でNLL(北方限界線)といわれている海上の南北軍事境界線は、北朝鮮の沿岸近くまで
深く切れ込んでいる。このため北朝鮮は現状に不満が強く、NLLを無視する侵犯を繰り返してきた。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 北のネズミの尻尾
2009.11.14 03:34
北朝鮮のメディア報道は結構面白くて笑える。最近は見あたらないが、
たとえばその“傑作”の一つで以前、日本非難として日本の国の名前をしきりに「倭」と
称していたのがそうだ。アジア古代史の「魏志倭人伝」の世界みたいで楽しめた(?)が、
ちっぽけでケチなヤツという意味だろうか。これを国を挙げて大まじめに宣伝していた。
最近の傑作は、韓国が北朝鮮への人道支援としてトウモロコシ1万トンの提供を発表した
ことに対する非難だ。少ししかくれないといって「あまりにケチくさい」とか
「トウモロコシ何袋ごときで北を愚弄(ぐろう)するのか」と怒っているのだ。
対南工作機関である祖国平和統一委員会の報道で、
この支援規模に韓国内の親北勢力などが不満を表明しているというニュースを背景に
「せいぜい農夫が背中にかついでもたいしたことのないわずかなトウモロコシの話」は、
「ネズミの尻尾ほどのものを持ち出して恩着せがましく振る舞う」ようなもので
「その恥知らずで度量の狭い行為に恥を感じ心苦しいのは当然」と不満をぶちまけている。
物ごいしている方が、たくさんくれないといって相手を「恥知らず」と非難しているのだ。
まともな感覚では、そんなことをいって駄々をこねているのがよほど「恥知らず」なのだが、
それが北朝鮮流?。
それにしても1万トンのトウモロコシを簡単にかつげる北朝鮮の農夫の背中は大きい。
ついでに、北には相当でっかいネズミがいるようだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091114/trd0911140334002-n1.htm
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 板門店の“壁”は崩れず
2009.11.17 03:13
今から20年ほど前に日本で『“板門店の壁”は崩れるか』(1990年、講談社刊)という本を出版
したことがある。ソウル五輪(1988年)の後、韓国とソ連など旧共産圏諸国の国交正常化の動きや、
「ベルリンの壁」崩壊など国際情勢を背景に、「さて、朝鮮半島の南北分断の壁はどうなるのだろう?」
を考えたものだ。
時間的経過でいうと、ソ連や中国をはじめ共産圏諸国が北朝鮮に遠慮せず、そろって参加した
ソウル五輪は、その後の「ベルリンの壁」を含む共産圏崩壊への序曲だったともいえる。
ソウル五輪の閉会式の夜、人々はスタジアムに流れる民謡「アリラン」の曲に酔った。
今考えると「私を捨てて去っていくあなた…」という「アリラン」の旋律は、
共産圏崩壊という“歴史の終焉(しゅうえん)”を暗示していたのかもしれない。
ところで韓国と北朝鮮の南北境界線上の「板門店」には、実際には壁はない。
あるのはコンクリートの敷石によるささやかな境界線だけだ。
壁というのなら、半島を東西に横切る全長240キロの鉄条網がそれにあたる。
この鉄条網が果たして南北の民衆によって破られ、乗り越えられるのはいつなのだろう?
今年は「ベルリンの壁」崩壊20年で、ドイツ統一をめぐる回想や現状分析が盛んだ。
先の本は「“板門店の壁”は崩れず」「南北統一いまだし」という内容だったが、
周知のように朝鮮半島の現状は20年後もそのままである。
当時を振り返ると、「ベルリンの壁」崩壊に時を合わせるように北朝鮮が対話路線に転じ、
板門店では各種の南北対話がしきりに行われた。史上初めての南北首相会談というのもあり、
1991年、不可侵宣言や非核化宣言など「南北基本合意書」に調印するまでになった。
>>84 しかしこれは北朝鮮の危機乗り切り策だった。
共産圏に“平壌離れ”が始まり、崩壊の兆しの中でもうこれまでのような支援は期待できない。
そこでとりあえず韓国との関係を安定化し「南からの不安」を取り除こうとしたのだ。
北朝鮮が対話に動くときは、いつも自ら困ったときである。
「ベルリンの壁」崩壊など1990年前後の国際情勢は、北朝鮮にとっても大きな危機だったのだ。
そして韓国(あるいは米国)に対しては、危機に乗じて“攻撃”されないよう不可侵や非核化を約束させる
一方、自らはひそかに核開発に取り組んだ。
もう一つの危機は1994年の金日成死亡だ。半世紀にわたる神格化された絶対的な指導者の死は
体制上の一大事だ。外部世界では以前から「金日成さえ亡くなれば北は変わる」といわれてきた。
このとき、北朝鮮は米国との対話で「米朝ジュネーブ合意」を結んでいる。核開発凍結というエサで
国際社会を安心させ、「米国の脅威」を排除するとともにエネルギーなど膨大な支援も獲得した。
北朝鮮の危機に際し、国際社会はいつもそれに乗ずることができなかった。
対話や合意にだまされ、逆に支援によって北の“変化”をつぶしてきた。
今また北朝鮮は対話や交渉に焦がれている。間違いなく北は危機なのだ。
それにしても「ベルリンの壁」崩壊20年に、
韓国では「板門店の壁」崩壊や南北統一の展望にことさらの思いはないようにみえる。
瞬発力が自慢の韓国人だから、突然その時がやってきてもなんとかなると思っているのだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091117/kor0911170314000-n1.htm
いざとなったらチョッパリに金を出させればいいニダ
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 静かな日本人
2009.11.21 03:21
このところタクシーに乗ると、日本人と知って運転手から「申し訳ない」「恥ずかしい」と
よくいわれる。釜山・室内射撃場での火災による日本人旅行客の犠牲に対しわびているのだ。
韓国人にはこういう“情”にもろいところがある。
だから一方では韓国人は感情的で激しいといわれる。
つまり感情に正直で感情を抑えようとしない。その結果、喜怒哀楽が分かりやすい人たちともいえる。
韓国人の激情ぶりは、事故・事件の現場などでよく目撃できる。
とくに家族や身内が犠牲になったときの嘆き、悲しみぶりは爆発的でさえある。
大声で泣き、叫び、天を仰ぎ、胸をたたき、身をよじり、地に倒れ伏す。
そして時には失神する。この姿は多くの外国人を驚かせる。韓国人の特徴といっていいだろう。
そんな韓国人にとって、釜山の事故での日本人遺族たちの姿はたいそう印象的だったようだ。
日本でそうであるように、彼らは肉親を失った悲しみにもかかわらず韓国人のように泣き叫ばず、
実に静かだったからだ。多くのメディアが「普通の日本人の節制された姿」に感心している。
その背景として日本人の「人に迷惑をかけない」という教育や「悲しみを外に出さないことが美徳」
とする価値観などを指摘している。ある記者は「現場で日本人遺族たちが見せてくれた毅然(きぜん)
とした姿と節制された言動は長くわれわれの記憶に残るだろう」と書いている。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091121/kor0911210357001-n1.htm
【音楽の政治学】「黄色いシャツ着た男」 歌合戦で信頼感
2009.11.23 08:15
首脳の外国訪問では公式行事として儀仗(ぎじょう)隊閲兵がある。
その際、軍楽隊はきまって相手国の人気曲を演奏し歓迎ムードを演出する。
晩餐(ばんさん)会でのバックグラウンド・ミュージックでも似たような配慮がされる。
日本の首脳外遊では以前、「さくら、さくら…」や「上を向いて歩こう」などが
よく演奏されたが、最近は代表的日本イメージとしてどういうものが選ばれているのだろう。
日韓の首脳外交ではこうした公式行事とは別に、これまで唯一、首脳による“歌合戦”が
行われたことがある。1983年の中曽根康弘首相の韓国訪問がそうだった。
相手は全斗煥大統領。公式晩餐会の後、2次会的に場を移しくつろいだ歓迎宴となった。
韓国ではまだカラオケははやっていなかったから生バンド付きである。
両首脳にとってはいわば“飲み直し”だ。
こんな友好雰囲気になったのは、中曽根訪韓が日本の首相としては史上初めてのことで、首相就任後、
最初の訪問先に韓国を選んだこともあって、韓国で歓迎ムードが盛り上がっていたからだ。
両首脳とも元軍人なのでお互い気が合う面もあったようだ。
さて生バンドによる歌合戦だが、中曽根首相は“親韓派”として韓国語も勉強していたため、
韓国で60年代に大ヒットしたポップ調の『黄色いシャツ着た男』を韓国語で歌い、
拍手喝采(かっさい)となった。問題は全斗煥大統領である。
31年(昭和6年)生まれで日本統治時代の教育を少し受けている。
軍人(陸軍大将で退役)だったから戦前の日本の軍歌『討匪行』(昭和7年)が好きだといわれた。
関東軍制作の「どこまで続くぬかるみぞ…」というあれだ。
G20が先?APECが先? 開催日で日韓が火花
2009.11.23 20:18
【ソウル=黒田勝弘】韓国ではこのところ、来年11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議
(金融サミット)の開催国に決まったことで「先進国入り」として意気が上がっているが、
アジアでは同じ時期にAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が日本で行われるため、
開催日程をめぐって日韓の間で微妙な空気が流れている。
両会議とも日米中など主要国首脳が出席して開かれる。
日本でのAPEC首脳会議は11月13、14日、横浜での開催が決まっている。
日本としてはまず地域的なAPECをやった後、グローバルなG20を開催するのが順当と
考えているが、韓国としては「まずG20を」と希望している
韓国政府は現在、G20の各国に対し都合のいい日程を打診中といわれ、開催日決定はその後になる。
関係筋によると「日本でのAPEC開催日をことさら意識する必要はない」との声もあるが
「できれば先に開催したい」が大勢という。
韓国ではG20誘致決定はまるでオリンピック誘致のように祝賀ムードで大々的に伝えられ、
李明博大統領以下、官民挙げてその意義を強調している。G20開催は「韓国が世界外交の中心として
世界的に注目され、経済先進国入りのきっかけになる」(李大統領)というのだ。
経済人出身の李大統領は“経済大統領”として経済問題にはひときわ関心が強い。
韓国経済は最近、他国に先駆け回復の兆しをみせている。
李大統領は「G20首脳会議主催」を政権の大きな業績にしたいと考えているようだ。
G20首脳会議は世界的経済危機への対策として昨年から始まった。
先進8カ国(G8)に中国や韓国、インド、ブラジルなど各国が幅広く加わったもので、
これまで米国で2回、英国で1回開かれ、来年は韓国に先立ち6月のカナダ開催が決まっている。
ま〜た、せんでもいいことに熱入れて…
やっと支持率回復したのに早くも取り沙汰される「ポスト李明博」=黒田勝弘
2009年11月9日 SAPIO
李明博政権の支持率が意外(?)にも急上昇している。
盧武鉉、金大中前・元大統領の相次ぐ死で盛り上がった"追悼政局"で揺さぶられたにもかかわらず、
支持率は逆に高くなっている。世論調査によると7月までは30%台だったのが、
金大中国葬(8月23日)の後、9月にかけて50%近くまで跳ね上がった。
理由はイメージチェンジといわれる。財閥企業の社長出身で大金持ちだったため、
金持ち優遇と見られてきたが、このところ"庶民政治"に精を出しているからだ。
たとえば大学生の学資貸し出しの就職後返済制とか無担保庶民融資拡大、庶民住宅大量供給。
視察先も市場や老人ホーム、障害者施設、中小零細企業など、いわゆる「民のカマド」に集中している。
政権内部や保守層に批判のあった金大中国葬も、結果的には金大中氏の熱烈支持層である
全羅道系の民心をなだめるのに効果があったようだ。
さらに保守路線から「中道路線」への転換として、進歩的経済学者の鄭雲チャン・前ソウル大総長を
新たな首相に起用したのも、世論の好感を得ている。鄭氏は先の大統領選では、李明博氏の対抗馬として
一時、左派・革新系など旧与党勢力から担がれかかった人物だ。鄭氏の起用はライバルまで
取り込んだことを意味する。支持基盤拡大を計算した、これまた意外(?)な用兵術だ。
政権発足直後の昨年夏、反政府"狂牛病デモ"に押され、支持率20%にまで暴落した李明博政権だが、
ここにきて自信と安定を取り戻したかたちだ。
李政権は5年任期の中盤にかかっている。まだまだ賞味期限は残っているが、マスコミや世論は
早くも「次」を取り沙汰しはじめている。自信と安定では政局は面白くないということか。
それに右派・保守層は、過去10年間、韓国の政治、社会を支配した左派勢力を一掃するには
李明博政権の一期では不十分と思っている。
保守派は「もう一期、10年やらないと世の中はよくならない」と口をそろえている。
>>93 いささか早すぎる"ポスト李明博"をめぐる政局談義は、鄭雲燦氏の再浮上に触発されたかたちだ。
鄭氏が李政権陣営にはせ参じたことで、政権陣営の「次」をめぐる顔ぶれがにぎやかになったのだ。
早すぎることを覚悟で、この機会に「次」を占ってみる。
しかし、今のところ鄭氏の登場にもかかわらず、朴槿惠・元ハンナラ党代表の最有力は変わらない
ようにみえる。保守派および与党陣営で、カリスマ的人物は彼女しかいない。野党・反政府勢力の
牙城である光州など全羅道でも、彼女が現われると握手攻めだ。このカリスマ性は捨てがたい。
ベテラン政治通に言わせると「やはり韓国の大統領は朴氏のような慶尚道系しかない」というのだ。
左派だった盧武鉉氏も保守系の李明博氏も慶尚道だ。全羅道系より人口の多い慶尚道系はまとまると強い。
全羅道の金大中氏が大統領になれたのは、中間の忠清道を支持基盤にした保守派の金鍾泌氏との
連立に成功したからだ。実は忠清道出身の鄭氏は先の大統領選で、この線を狙って一時、
出馬も考えた。しかし全羅道を最大基盤にした民主党が鄭氏で一本化する見通しが立たなかったため、
大統領挑戦をあきらめたという経緯がある。
「次」を考えた場合、鄭氏は与党勢力内ではあくまで外様だ。
慶尚道系が鄭氏で固まることはない。今のところ鄭氏は「次」も難しそうだ。
与党ハンナラ党では、新しく党代表になった鄭夢準氏も「次」を狙っている。
周知のように現代財閥の御曹司で国際サッカー界の名物男だ。
国会議員を長くやっていて、父親の故鄭周永会長の果たせなかった夢に野望を抱いている。
ただ「財閥の大金持ち」が難点だ。今後、いかに"庶民政治"がやれるか。
日本はやっと政権交代となったが、韓国は5年ごとに政権が変わる。
だから韓国政治は面白いし、国民も政治を楽しんでいる。(産経新聞ソウル支局長)
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20091109-01-0401.html
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 世宗大王が泣いている
2009.11.28 03:10
朝鮮半島固有の文字ハングルを制定した世宗大王(1397〜1450年)は韓国史の
偉大な人物としてベスト3に入っている。今年その大きな銅像がソウル中心部にオープン
したばかりの「光化門広場」に立てられた。広場とともに新たなソウルの名所になり見物客
でにぎわっている。
ハングルは漢字に由来する日本の平仮名、片仮名とは違って、漢字とは別に作られた
独自の文字で、韓国人の愛国心の対象になっている。以前は公休日だった「ハングルの日」
もあり、官民挙げて文字の偉大さがたたえられてきた。その結果、今や漢字はほとんど
使われなくなった。いわば“ハングル・ナショナリズム”である。
ところが皮肉なことに、光化門広場の周辺の建物を見回すと英語だらけでハングルが
見あたらない。例の外資系の大型コーヒー・チェーンをはじめ、ドーナツ店とかイタリア料理店、
化粧品店など大きなネオンの英語看板ばかり目立つ。
さらにまずいのは企業のビルの壁に出ている企業名がみんな英語なのだ。元国営の
「KT(韓国電気通信)」などビルのてっぺんの「オーレKT」に加え一階の「KTアートホール」
まで英語表記だ。ビルに英語が見えない米国大使館が逆に上品(?)に見える。
昔は街の看板の英語など外国語表記は法的に規制されていた。近年、規制が解け国際化、
世界化のかけ声もあって見境いがなくなった。韓国ナショナリズムの不思議なところだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091128/kor0911280310000-n1.htm
96 :
マンセー名無しさん:2009/11/28(土) 08:38:36 ID:Wi+n2Rkw
>>94 政権交代がこそが正しいとしか考えられないのか?
大切なのは国益考えた政治だろ
それに細川、羽田、村山は無視ですか
(おまけに)自由で公平な選挙は、自治の歴史や伝統がない国にとっての
民主主義への第一歩として最善のものではない。
適切な準備なしには、選挙において国民は現在の政権の腐敗や問題点への
欲求不満のはけ口にしかならず、ただ対立候補に投票してしまうのだ。
その対立候補の素性が何であるかにお構いなしに。
こうしてハマスはパレスチナ領土で権力を得るに至ったのだ。
リー・クアンユー
Foreign Affairs January/February 2007掲載の
"The United States, Iraq, and the War on Terror"から
【環球異見】釜山射撃場火災
2009.11.30 08:27
▼朝鮮日報
■声出して泣かない日本人
朝鮮日報の名物コラム、「万物相」(11月19日付)は釜山の射撃場火災の日本人遺族の姿に、
5年前の新潟県中越地震の話を思いだしている。「2人の子供と母親が生き埋めになっているとき、
おばあさんがマスコミのインタビューに語った、『3人が元気に家に戻ってくるのを待っています。
皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません』という言葉が印象的だった」
また、イラクで人質になり殺害された日本人の家族の声明文にも
「ご迷惑をおかけし申し訳ありません」とあったことを紹介し、韓国人だと慟哭(どうこく)し、
失神する家族の姿がテレビの画面を飾るだろうに「日本人たちは自分の不幸を言い募る前に、
他人が自分を心配し気遣ってくれることに申し訳ないと思うのだ」と解説している。
そして「人に迷惑をかけない」は日本人が幼い時から学ぶ社会教育の第1章だとし、
この日韓の違いは葬式でも見られるという。
「韓国では喪主など遺族に周囲が『声を出して泣きなさい』と勧めるが、これはそうすることが
故人の魂を慰めることになると信じているからだ」が、日本人は葬式でもほとんど声を出して泣く
ようなことはしない。それは「自分の悲しみで他人に気遣いさせることを“迷惑”と考え、
悲しみを外に出さないことを美徳とする態度が背景にあるからだ」という。
こうした好意的(?)な日本人論の一方で、韓国政府が日本人犠牲者に「いち早く謝ったのは
いいことだった」としながらも、「韓国人が日本で同じような事故に遭った場合、どうだろうか」
とし、最後に「日本の犠牲者たちは悲しみを怒りにつなげなかったけれど、日本総領事館を通じ
自分たちの要求はちゃんと貫いている」と冷静さを強調している。(ソウル 黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091130/kor0911300830000-n3.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ハングルは悩ましい
2009.12.5 03:00
日本人客が多数、犠牲になった釜山の観光室内射撃場の看板には日本語で「ガナダラ射撃場」と
書いてあった。韓国では近年、日本語への拒否感がほとんどなくなり、日本語の看板が目立つ。
それほど反日感情が後退しているということだ。
日本料理店のささやかな日本語看板にマスコミ挙げて非難の合唱が出たころが、今や懐かしい(?)。
ところで事件現場が日本のテレビでしきりに写し出されたため、
日本の読者などから「あのガナダラは何の意味か?」とかなり問い合わせがあった。
あれは表音文字である韓国のハングル文字のABCにあたるもので、
日本語でいえば「いろは」というわけです。
日本でも「いろは食堂」とか「いろは寿司」といった店の名前があるように、
韓国でもこの「ガナダラ」を使った店名や商標がよくあるのだ。
しかし、日本語で「ガナダラ」となると、どこかひっかかる。
昔から韓国語を学んできた日本人にとっては「カナダラ」だったからだ。
「カ」にあたるハングル音を濁らせるかどうかだが、韓国政府は先年、
ハングル音のローマ字表記を改めた際、濁音にした。KよりGがいいというのだ。
その結果、英語では、キムポ(金浦)空港はギムポ空港に、プサン(釜山)市はブサン市となった。
しかし、これだとキムチはギムチ、人名のキム(金)さんはギムさんのはずだが、
現実はそうはなっていない。ハングルの悩ましいところだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091205/kor0912050301001-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓流ニンジャの是非
ハリウッド映画で大衆的人気を誇るジャンル「オリエンタリズム(東洋趣味)」に中国系の
カンフー物と日本系のニンジャ物があるという。その米国のニンジャ(忍者)映画に最近、
韓流スターのイ・ビョンホンやピが出演したといって韓国で話題になっている。
2人とも一見、やさ男だが意外に引き締まったいい体をしていて結構、忍者アクションも
さまになっているとか。話題のポイントは「韓国人スターがなぜ日本の忍者役なのか?」
という、例によって愛国心がらみの是非論だ。韓国では以前、韓国人女優が米国映画で
日本のゲイシャ(芸者)役を持ちかけられ、それを果敢に断ったため愛国者として拍手喝采
(かっさい)ということもあった。
ところが今回は、官民挙げて韓流スターの海外進出が奨励されているせいもあるのか、
批判より歓迎論の方が多い。「英語をしゃべる米国映画だからいいじゃないか」とか
「東洋人のソプラノ歌手がオペラ『蝶々夫人』のヒロイン役で世界進出するのと同じだ」
「愛国心や民族意識で魔女狩りをする日本アレルギーはもう卒業しよう」など。
韓国では今年、韓流スターのチャン・ドンゴン出演のコメディー映画「グッドモーニング
大統領」がヒットしたが、“チャン大統領”が日本自衛隊の韓国侵攻を防ぐ場面が見せ場に
なっていた。こちらは相変わらず日本悪者の仮想シナリオだが、ぼくらもこんなストーリー
にはもう目くじらを立てなくてもいいのかな。
黒田勝弘 2009.12.12 02:59
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091212/kor0912120300000-n1.htm 一番大きな問題は「朝鮮にも忍者はある」とか堂々と嘘を吐くところだよ
>>100 あ、それと日本人役を契約後に朝鮮人に変更させるとか
朝鮮アイテムとか割り込ませるところとかも
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 普天間問題 半島にも重大な影響
2009.12.12 08:19
日本のナショナル・デーになっている天皇誕生日を祝う日本大使館主催のパーティーが
10日夕、ソウル中心街のホテルで開かれた。実際の誕生日は23日だが、年末でクリスマス
も近い多忙な季節のため、毎年繰り上げて行われる。
今年は予定招待客500人に対し700人も出席し大盛況だった。韓国人はパーティーでは
出された食べ物をしっかりいただいて帰る。食べ残しのない、実にきれいさっぱりした(?)
パーティーだった。
会場には各界の知日派がたくさん顔を見せていた。話題はもっぱら日本の政局だった。
そして多くの客が「日本はどうなるんですか?」「日米関係は大丈夫ですか?」「沖縄問題は
困りましたねえ」「鳩山さんは何を考えているんですかね?」…と心配しているのだ。
パーティーの性格上、年配者が多く、保守派が大半ということはある。彼らは韓国が親北
・左派主導の金大中・盧武鉉政権の10年からやっと保守派の李明博政権に代わり、ホッと
している。ところが今度は日本が心配というのだ。
パーティー会場でも彼らが一様に言っていたのが「鳩山外交の盧武鉉化」だ。「米国にも
いいたいことは言う」「怒らせることがあってもいい」「同盟関係の洗い直し」「米軍基地縮小
・移転」「対米自主外交」…盧武鉉政権時代(2003−08年)の“米韓葛藤(かっとう)”を
思いだし日本が気になるという。
パーティーでの立ち話だ。当方としては「米国陣営内での“反乱”という冷戦後現象が、韓国
に続いて日本にも出たということかもしれませんね」といったり、「ただ、盧武鉉政権も韓国軍
のイラクへの派兵承認や米国とのFTA(自由貿易協定)締結など、最後は反米から後退
しましたよね。鳩山政権もいずれわれに返るでしょうよ」と答えたりしてお茶を濁したのだった。
(...続く...)
>>103 >沖縄米軍基地は、朝鮮半島有事に際し韓国防衛で核心的役割を果たすことが約束されていたはず
「<丶`∀´> こんな重要な国をアメリカが見捨てるはずがない」を思い出した。
北朝鮮デノミ情報は携帯での特ダネ 脱北者団体が直接入手
2009.12.10 18:40
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮では今、当局による突然のデノミ(通貨単位変更)実施が
経済や社会を大きく揺るがせているが、今回の“第一報”は韓国の脱北者団体が北朝鮮の内部から
携帯電話で直接入手したもので、脱北者たちの対北情報網があらためて注目されている。
貨幣単位を100分の1にし、すべて新貨幣に切り替えるという今回のデノミ措置は
11月30日正午から電撃的に断行された。この情報を世界に先駆け最初に伝えたのは韓国の有力な
脱北者組織「NK知識人連帯」。1時間前の午前11時ごろ、北朝鮮内の中朝国境地帯に位置する
咸鏡北道会寧市在住の“連絡員”が、「正午から実施」と携帯電話で伝えてきたという。
「NK知識人連帯」の金興光代表によると、中朝国境地帯では中国の携帯電話を持っていれば
北朝鮮内から直接、ソウルに電話がかけられる。「国境地帯には脱北者とつながる携帯電話を
通じた連絡網があり、今や北内部の出来事はほぼリアルタイムで入手できる」という。
北朝鮮の住民情報を直接入手し、随時公開している団体としてはこのほか
「開かれた北韓放送」「自由北韓放送」「デーリーNK」「よき友たち」…などがある。
いずれも独自のサイトなどで情報を競って伝えている。
各サイトによると、デノミ実施から10日がたち、北朝鮮ではヤミ市や商店の閉鎖、
食糧品や日用品の価格高騰、外貨使用禁止などで混乱が続いている。
新紙幣への交換制限額以上の旧紙幣は紙切れも同然で、手持ちが高額の場合、
当局から追及されることもあって、旧紙幣を焼いたり捨てたりする例も見られるという。
一方、当局は国民の不満をなだめるため、新貨幣への1人当たり交換制限額1000ウォン
(旧貨幣で10万ウォン=約30ドル)以外に500ウォンを「奨励金」として配っているとか、
物価高騰を抑えるため食糧配給を部分的に復活したなどの情報も伝えられる。
また手持ちの大量の旧貨幣を、他人を使って10万ウォンずつ新貨幣に不法交換した者2人が
銃殺されたとの話もある。
韓国で左派勢力への追及続く 前政権の女性首相に金銭疑惑
2009.12.16 20:29
【ソウル=黒田勝弘】盧武鉉前政権時代の韓国で首相を務めた女性の韓明淑(ハンミョンスク)
元首相(65)に在任中の金銭疑惑が持ち上がり、検察当局は16日、逮捕状を取った。
しかし、韓元首相は捜査に強く反発しており、衝突が予想される。
李明博政権下の前政権追及では、盧前大統領が金銭疑惑で自殺(5月)に追い込まれている。
盧前大統領の疑惑は、夫人が親しい企業人から600万ドル(約5億4千万円)の外貨を
大統領官邸でもらったという容疑が象徴的だったが、韓元首相も首相官邸で財界から5万ドルを
受け取った疑惑が出ている。
韓元首相は疑惑を強く否定し、検察当局の再三の出頭要請を「政治的捜査」として拒否している。
盧前大統領に続く今回の疑惑捜査は、政治的巻き返しを狙う左派など前政権勢力に衝撃を与え、
検察や李明博政権に対する激しい反発を招いている。
韓国の新聞報道によると韓元首相の疑惑は、首相在任中の2007年初めごろ、大韓通運前社長
(別件で逮捕済み)から国営企業の関連人事にからんで5万ドルを受け取ったというもの。
代価性のあるワイロなのか政治資金なのか不明だが、韓元首相は
「1ウォンも受け取っていない。疑われることは一切ない」と全面否定。
逆に検察や疑惑報道のメディアを名誉棄損などで告訴し、
前政権の要人たちを中心に「政治工作粉砕非常対策委員会」を結成し反撃に出ている。
左派など前政権派としては、疑惑を追及された盧武鉉前大統領が自殺によって逆に世論から
英雄視され“復権”したように、検察の韓元首相に対する「無理な疑惑捜査」を強調し、
世論を李明博政権批判にもっていくとの作戦のようだ。
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 「人道航路」の痛恨
2009.12.19 03:11
「金日成将軍の歌」はぼくが知っている唯一の北朝鮮の歌である。金日成が旧満州で抗日
革命闘争をしたという北朝鮮の“建国神話”を歌にしたものだ。学校の応援歌みたいな曲で
「長白山の峰々、血にじむ足跡…」といった歌詞になっている。
今でも原語で完璧(かんぺき)に歌えるが、それには理由がある。今から約40年前、在日
朝鮮人の“北朝鮮帰還”を新潟港で取材した際、覚えたのだ。
約10万人にのぼる在日朝鮮人の北朝鮮帰還は、今年でちょうど50年。さまざまな回顧が
行われ「あれは“楽園”どころか“地獄”行きだった」として、あらためてその“無残さ”や責任
のあり方が話題になっている。
北朝鮮帰還は1959年に始まったが、途中で“地獄”の実態が伝わるなどして68年に中断。
3年後の71年に再開された。ぼくはこの再開第1船を新潟港で見送った。
当時、新潟港では毎日、歓送行事がにぎやかに行われ「金日成将軍の歌」がひっきりなし
に演奏されていた。毎日、いや応なく耳に入るこの歌を自然に覚えてしまったのだ。
最近、平壌で開かれた「在日朝鮮人帰還事業50周年」の報告会は、やはり「金日成将軍
の歌」の演奏で始まったという。そしてその歴史を相変わらず「熱烈な同胞愛」などと虚偽宣伝
している。
(...続く...)
在日朝鮮人の北朝鮮帰還については当時、ぼくも他のメディアと同じく「人道の船」とか
「人道航路」とたたえて送り出した。今、考えると痛恨きわまりない。非人道を人道と伝えた、
北朝鮮に対するこの錯誤、錯覚はどこからきたのだろう。
振り返ってみて、最大の原因は戦後日本社会に根強かった社会主義幻想と、反日・贖罪
(しょくざい)史観ではなかったかと思う。
「北朝鮮は金日成指導の下、理想の社会主義建設を進めるけなげな美しい国」で「差別と
偏見に満ちた日本より素晴らしい国」であり、戦前、植民地支配で彼らを苦しめた日本は
「申し訳ない気持ちで彼らを支援し温かく見守ってあげなければならない」という考え方である。
同じ朝鮮半島でも南の韓国は“反共独裁国家”として顧みられず、否定的イメージばかりが
流布された。北朝鮮=朝鮮総連のマスコミ情報工作も強力だった。当時の日本社会の朝鮮
半島情報は、朝鮮総連経由で流される親北・反韓的なものがほとんどだった。
70年代以降の日本人拉致事件が長く表面化しなかったのも、こうした北朝鮮観が大きく
影響している。有力マスコミや多くの知識人たちが、社会主義幻想と贖罪史観に引きずられ
「北朝鮮がそんなことをするはずがない」と思い続けてきた。
在日朝鮮人の北朝鮮帰還問題と日本人拉致問題には、日本社会が北朝鮮を見誤った
という意味で共通したものがある。
北朝鮮をめぐる社会主義幻想はすでに崩れた。飢餓情報まで伝えられ、人民を食わせられ
ない北朝鮮式社会主義にもはや「理想」など感じない。しかしまだ贖罪史観は根強い。「日本
は歴史的に申し訳ないことをしたのだから、あまり北朝鮮を責めてはいけない。拉致問題より
謝罪と国交正常化が先だ」というのだ。
今、北朝鮮はこれを唯一の頼りに日本非難に熱を上げている。あらためて、贖罪史観で
北朝鮮の真実を見誤ってはいけないと思う。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091219/kor0912190312000-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国人は南方系?
2009.12.19 03:13
米国で数年前、不法滞在の韓国人が先住民のインディアンの身分証明書を偽造し、
自分の写真を張って米国市民になりすましていたという面白い事件があった。米国に
住むためそこまでやるか、と感動(?)したが、この時、「韓国人の風貌(ふうぼう)は
インディアンに似ている」が話題になった。
背景にはアメリカ・インディアンの人種的ルーツは大昔、アジア大陸北方のシベリア
あたりから渡っていった人たちという説があるからだ。確かに韓国人の顔の特徴の
1つであるほお骨の張ったところなど、よく似ている。
ということもあって韓国人のルーツは、アジア大陸北方から南に下ってきた人たち
という北方説がほぼ定説になっていた。韓国(や日本)で死者を北枕にするのは「魂を
故郷の、北に帰すため」という説も耳にしたことがある。
ところが最近、そうではなく実は南方系だとする学説が発表されたと韓国で話題に
なっている。日韓を含むアジア10カ国の遺伝子研究者90人が共同で、アジアの
73民族の遺伝子を分析した結果、民族の移動経路としてそれが分かったというのだ
(米「サイエンス」に掲載)。
韓国マスコミは、アジアでは日韓が遺伝子的には最も近いことに注目し、日本人の
ルーツは南方から朝鮮半島を経由してきた人たちと強調している。韓国人たちが
どこにもまして日本で定着し溶け込みやすいのはそのせいか? 一方で“近親憎悪”
という言葉もあるけれど。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091219/kor0912190313001-n1.htm
ここに酋長棒を置いておきますね。
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>>110 結局贖罪意識で昔は北朝鮮を持ち上げ、今は同じ贖罪意識で韓流ブームを
作り上げているんだよね。
構造は結局全く変わっていないと思う
>日本人のルーツは南方から朝鮮半島を経由してきた人たちと強調している。
相変わらずですなあ。日本と韓国と、どっちが南方に近いんよw
>>110 >「北朝鮮は金日成指導の下、理想の社会主義建設を進めるけなげな美しい国」で「差別と
>偏見に満ちた日本より素晴らしい国」であり、戦前、植民地支配で彼らを苦しめた日本は
>「申し訳ない気持ちで彼らを支援し温かく見守ってあげなければならない」
と、棒読みで讃えながら送り出した奴も何人かいそうな気がする。
知らんかった奴ももちろん言い逃れは出来んが、
知っててやった確信犯は論外だわな。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ビビンバはつらい?
2009.12.26 02:55
韓国料理のビビンバは日本人にも人気がある。韓国では今、「韓国料理の世界化」といって、
このビビンバを世界に売り出そうというキャンペーンが国を挙げて展開されている。
その一環として最近、米国の新聞にビビンバの広告が掲載されたと話題になっている。
その美しいカラー写真があらたためて韓国の新聞で紹介され、在韓日本人とのさる忘年会の席でも
話題になっていた。しかし「ビビンバは見た目はいいが食べてビックリなんだよねえ」と
“世界化”の展望には首をかしげる声が多かった。
ビビンバは日本のチラシ寿司風に野菜や卵などいろんな具がご飯の上に美しくのって出てくる。
ところがそれを食べるときはスプーンを手に握りしめ、具やご飯、ミソなどを猛烈にかき混ぜる。
韓国人だとこね上げるという感じだ。そして当初の美しい彩りが消え、具とご飯がぐちゃぐちゃに
なった正体不明のものを、スプーンですくって食べる。
ビビンバは正確には「ビビム・バプ」で「混ぜたご飯」をいう。
問題は「ビビム」で、これは単に混ぜるというより「かき混ぜる」感じでかなり強い。
韓国人の食習慣の1つにこれがあって、何でもビビって(?)食べるくせがある。
そのためカレーライスやジャージャー麺、かき氷、日本の牛丼、チラシ寿司もみんなたちまち
かき混ぜ、こね上げて食べる。広告写真を見てビビンバを食べに出かけた米国人が、
その“羊頭狗肉”に驚かなければいいがと気になっている。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091226/kor0912260255000-n1.htm
見た目のハッタリで勝負するという、
いかにもな話ですな。
韓国、竹島で非難キャンペーン “友愛外交”効果無し
2009.12.26 19:26
【ソウル=黒田勝弘】韓国マスコミがまた竹島(韓国名・独島)問題で興奮している。
日本の新しい高校学習指導要領解説書が領土問題について「竹島」の名称を挙げなかったにも
かかわらず、「日本が領有権を主張していることに変わりないではないか」とし、
すべてのメディアが一致して日本非難のキャンペーンを展開している。
「隣国が嫌がることはしない」と“アジア友愛外交”を主張している鳩山政権は今回、
韓国への配慮から、先の中学学習指導要領解説書(昨年7月)とは違って具体的に「竹島」の名前を
出すことは避けた。
このため韓国政府(外交通商省)は「苦労の跡が見られる」として日本非難のトーンを下げたが、
マスコミは「鳩山政権に失望」と相変わらず強硬だ。とくに川端達夫・文部科学相が記者会見で
質問に答え、「竹島は日本の固有の領土」とする従来の政府の公式的立場を繰り返したことまで
「妄言」と非難している。
韓国では近年、駐韓日本大使が領土問題で日本の公式立場を語ることさえ許せないという異様な
雰囲気になっている。領有権をめぐって長年対立しているという客観的事実さえ認めようとしない。
強硬論ばかりなため、外交的配慮は日本の“弱気”として逆に押せ押せムードを招きがちだ。
今回、新聞論調は「独島はわれわれが実効的に占有しており、それを守ろうという国民的意志も
強力だ」といいながらも、「警戒を怠ってはならない」とし「日本政府が日韓間には領土紛争はない
というまで修正を求めていかなければならない」(26日、中央日報社説)など高姿勢が目立つ。
ただ韓国政府は日本側の配慮に対し、前回の外交通商相スポークスマンの声明より弱い論評にとどめ、
その内容も「抗議」ではなく「憂慮」「遺憾」になった。日本大使への抗議の場面も韓国マスコミには
公開しなかった。「良好な両国関係維持」のため外交的には静かに対応する構えだ(外交通商省筋)。
しかし、親韓的とみられてきた鳩山政権には期待が大きい。鳩山由紀夫首相の「歴史を直視する勇気」
というこれまでの対韓発言は、領土問題を含め韓国の言い分を受け入れてくれることだと思われている。
122 :
マンセー名無しさん:2009/12/28(月) 17:12:02 ID:szxRlyIW
RPG関係で黒田幸弘って人がいたけど、何か関係あるのかな?
>>118 > 韓国人の食習慣の1つにこれがあって、何でもビビって(?)食べるくせがある。
「だが、それがいい」という黒田さんの深い韓国愛を感じるのだが。
>>123 やむにやまれぬ韓国愛か
黒田さんも業が深いな
125 :
マンセー名無しさん:2009/12/30(水) 06:20:06 ID:3gy7BOJG
>>125 危ないも何も、黒田氏に対するウリナラチラシの態度はいつもこんなもん。
逆に、黒田氏がウリナラを褒めると、舞い上がっちゃうところまでテンプレ
と言って良い。
>>125 「極右」って表現は私もみた。
黒田さんが極右だとしたら、韓国人視点で日本人全体を左右偏向度で分類したときには
とても愉快な割合グラフが作成できるだろうなぁと思った。
まあ、韓国のこんな反応は過去にしょっちゅうあった事だと思う。
今回は黒田氏が狙ってやったんじゃないのかな?
客の前に出てくる所までは広告写真通りのものなんだし、
ダブルクォーテーション使ってるとはいえ、あの文脈で羊頭狗肉はちょっと無理がある。
多分この後「食べ方のPRはしないの?」って流れに持って行くとみた。
韓国大興奮、北海道教組「竹島は韓国領」
2009.12.30 23:00
【ソウル=黒田勝弘】日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)について、
日本の北海道教職員組合が「韓国領だ」と主張していると韓国で話題になっている。
文部科学省は最近、高校の学習指導要領解説書をめぐって「竹島は日本の固有の領土」と再確認
したばかりだが、北海道は鳩山由紀夫首相のおひざ元だけに、韓国では関心を持たれている。
韓国の有力紙、朝鮮日報(28、29日付)が東京発で伝えたところによると、
北海道教組(日教組系)は昨年11月、機関誌兼学習資料の「北教」で
「歴史的事実を冷静に読めば韓国の主張は明確に事実に立脚している。
島根県などが竹島領有権を要求する行為は日本の侵略と植民地支配を正当化する
きわめて不当な行為だ」と、韓国の立場を支持しているという。
これは昨年7月、中学学習指導要領解説書が、竹島の名前を挙げ日本の領土として
領土問題を教えるよう指導した後のことで、教育現場では指導要領に反し韓国の主張が正しいと
教えるように指導したものとして、韓国社会では歓迎している。
これについて北海道教組幹部は、同紙とのインタビューで「教壇では対立を教えるのではなく、
平和教育の範囲内で韓国の立場を生徒たちに十分に教えることが重要だ。近隣諸国には配慮すべきだ」
と語っている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091230/kor0912302301004-n1.htm
「拉致家族に慰労と勇気を」 金賢姫元工作員が新年に手紙
2010.1.2 19:13
【ソウル=黒田勝弘】韓国在住の大韓航空機爆破事件の金賢姫・元北朝鮮工作員(47)は
2日までに、産経新聞に「新年の私の願い」とする手紙を寄せ、日本人拉致問題の進展を強く
願うとともに、被害者家族に対し「慰労と勇気の言葉を一言でもお伝えしたい」とあらためて
日本訪問の希望を表明した。
また日本の政権交代に関し「新(鳩山)政権が拉致問題解決でさらに積極的に努力し、
よりよい成果があがること期待する」と述べている。
金・元工作員は北朝鮮での工作員教育で拉致日本人の一人、田口八重子さん
(北朝鮮ではリ・ウネ=李恩恵)から日本語など“日本人化教育”を受けたことで知られる。
昨年3月、韓国を訪れた田口さんの息子の飯塚耕一郎さんと初めて面会し話題になった。
金・元工作員は「拉致問題解決に力となりたい」との気持ちが強く、手紙を持参した際、
拉致被害家族たちが高齢化しつつあることに心を痛め、事件の早い解決を強く望むとともに
「ぜひ日本を訪問し家族を元気付けたい」と語った。
金・元工作員の訪日問題は拉致問題関係者の間で以前から計画されているが、
身辺警護など政府レベルでの協力、支援が不可欠なためまだ実現していない。
金・元工作員は鳩山政権の中井洽国家公安委員長・拉致問題担当相が以前から拉致問題に
関心が深いことを知っており、自らの訪日問題でも日本政府の積極的な動きを期待している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100102/kor1001021914002-n1.htm
【朝鮮戦争60年】(1)北との交渉に圧力は不可欠(黒田勝弘)
2010.1.3 07:00
年末、映画『慕情』で知られる米女優、ジェニファー・ジョーンズが亡くなった。
90歳だった。『慕情』はその主題曲も映画音楽の名曲として知られ、今でも人気がある。
原題は「ラブ・イズ・ア・メニー・スプレンダード・シング」という。
訳すれば「恋はとても素晴らしいもの」となろうか。
制作は1955年、背景は朝鮮戦争。
従軍記者のウィリアム・ホールデンと香港の病院の女医、ジェニファー・ジョーンズとの
恋物語だ。映画のラストはW・ホールデンが朝鮮戦線で“戦死”し、
その悲報がJジョーンズのもとに伝えられるシーンだったと思う。
心地よい旋律の主題歌、美しい香港の風景、そして甘い原題…。
約3年間の戦争で3万数千人以上の米兵が戦死したが、
熾烈(しれつ)だった朝鮮戦争の現実をほとんど感じさせない映画である。
もちろん一方では“戦争映画”も多く制作されている。ぼくが記憶に残るのは
『トコリの橋』で、これは米空母の艦載機による地上攻撃戦を描いた戦争モノだった。
いずれも少年時代に観た。後にこの地に強く関心を持つようになって以来、
『慕情』に登場する冬の韓国の美しい雪景色や、激戦地となった『トコリの橋』の
「トコリ」が韓国(あるいは北朝鮮)のどこなのか、今も気になっている。
ぼくの韓国・朝鮮への関心は朝鮮戦争が大きなきっかけだった。
大阪で過ごした小学生時代、新聞が伝える戦況を熱心に読んでいたませた子供だった。
まだ大戦時の焼け跡が残る大阪で、クズ鉄を集めて小遣いをかせげたのは、
朝鮮戦争の特需による“金ヘン景気”のおかげだった。
>>131 大阪駅のホームの片隅で、若い米兵が恋人(あるいは妻)と交わす別れのキスを目撃したのも、
朝鮮戦争の時だった。少年には、初めて見る西洋人の本物のキスシーンが衝撃だったが、
あの兵士は朝鮮戦線に向かうため西に下っていったに違いない。生きて帰還できただろうか。
日本との戦争が終わってまだ5年。
米国は3万数千人もの若者を犠牲にし、あの朝鮮戦争を戦ったのはなぜだろう?
そして、南北殺戮(さつりく)という民族的悲劇。あの戦争はいったい誰が、なぜ起こしたのだろう?
60年代の学生時代を含め、左翼全盛だった日本では、
朝鮮戦争に関する本や議論の主流は「米国による侵略戦争」という北朝鮮・中ソ寄りだった。
その代表作が『秘史朝鮮戦争』(I・F・ストーン著、52年刊)だが、60年代になっても
松本清張の人気シリーズ『日本の黒い霧』は「謀略朝鮮戦争」で米国悪者説を展開していた。
朝鮮戦争開戦3年目の52年、日本で起きた5月「血のメーデー事件」や6月「吹田事件」
などの真相は、北朝鮮・中ソに呼応する日本の左翼の“後方支援闘争”だったのだ。
こうした左翼偏向史観に対する批判と変化のきっかけは、
昨年亡くなられた神谷不二先生の名著『朝鮮戦争』(中公新書、66年刊)ではなかったか。
武力統一戦争に失敗した北朝鮮はその後、韓国や日本に対するテロや武装ゲリラ派遣、
政治工作に熱を上げる。70年代以降の日本人大量拉致もその延長線上にある。
朝鮮戦争を振り返ると、開戦約1年で早くも休戦会談が始まっている。
ところがこれが難航し2年も続いた。つまり朝鮮戦争は、その期間中ほとんど休戦交渉という
「対話」と、戦闘という「圧力」−「力」の行使が並行しているのだ。
今年は米朝交渉や6カ国協議など「対話」が始まりそうだ。
しかし、朝鮮戦争の休戦会談の経験は、北朝鮮との交渉には「圧力」が不可欠ということを
切実に教えている。(ソウル支局長 黒田勝弘)
てす
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ビビンバ・テロ?
2010.1.9 02:22
金泳三大統領時代(1993〜98年)に彼の反日外交を批判し「唐突だ」と書いたところ、
当局から呼び出され「国家元首に失礼だ!」と抗議されたことがある。「唐突」がイカンと
いうのだ。はて?
韓国語で「唐突」は「身のほど知らずで生意気」といった感じで、相手をバカにする言葉
だというのだ。しかし日本語では「突然」とか「急に」の意味に使う。日本の新聞記事だから
非難されるいわれはないので抗議は拒否した。
先にこのコラムで韓国が「韓国料理の世界化」といって官民挙げて「ビビンバ」を海外PR
している話を紹介した。その際、ビビンバは彩り美しく出てくるが、食べるときはぐちゃぐちゃ
にかき混ぜて食べるので外国人は“羊頭狗肉”と感じるかもしれないよ、とユーモラス(?)
に書いたところ大騒ぎになっている。
「韓国の食文化をバカにしている」「クロダ記者がまた妄言」と非難が殺到。「殺してやる」
「住所はどこだ」など脅迫電話もあり地元警察は「警護しましょうか」という。批判的インタビュー
も相次ぎ「世界化というから外国人の見方を紹介したまで」といってもなかなか納得しない。
とくに「羊頭狗肉」が気に食わないという。韓国では詐欺的にかなりひどい悪口だというのだ。
しかし日本では、見た目と実際が違うという意味で気軽によく使い、そんな深刻な言葉ではない。
「ぼく自身はビビンバは好きですよ」と、このところせっせと食べてみている。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100109/kor1001090223000-n1.htm
>しかし日本では、見た目と実際が違うという意味で気軽によく使い、そんな深刻な言葉ではない。
黒田さんも惚けたな。
日本でも羊頭狗肉は否定的な意味で使われるのが普通だし、
特に食品でこれを使うのは非難されて当たり前。
>>136 非難というか、語源と正しい用法的には「詐欺そのもの」だよね、
ひどい悪口を通り越して犯罪。
まあマスゴミがゴミであることを確認する事例が溢れ過ぎてて
内部的にそれに慣れちゃってるんだろうが。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 狂牛病の後遺症
2010.1.23 02:47
一昨年、スタート直後の李明博政権を揺さぶった“狂牛病事件”の後遺症が続いている。
事件は「米国産牛肉を食べると“人間狂牛病”にかかる。輸入を認めた政府はケシカラン」
というテレビ報道をきっかけに、反政府・反米デモが盛り上がり連日、ソウル都心を埋めた。
反政府デモは左派をはじめ旧政権勢力の政治的巻き返しだったが、その後、報道内容
は虚偽ないし誇張と分かり、保守派を中心にテレビ批判に発展。当時の担当大臣や対米
貿易交渉の代表がテレビを名誉棄損で訴え、裁判になっていたのだが、最近その判決が
出てテレビ側は無罪となった。
保守派は「裁判官の左傾化」を批判し、政界をふくめあらためて左右対決の論争になって
いる。保守派にいわせると、地裁の若い判事たちに左派や進歩派が幅を利かしていると
いうのだ。
そこで「偏向裁判を正せ!」と「司法の独立を守れ!」がぶつかっているのだが、民主化
20年と左派・革新政権10年で、他の分野と同じく司法界にも左派が浸透していたことは
想像に難くない。そうした左派による内部組織も存在する。
問題のテレビ報道で忘れられないのは「韓国人は人間狂牛病にかかりやすい体質」と
いって、もっともらしいデータまで紹介していたことだ。あの真相はどうなったのだろう。
デモはパニックになった女子中高校生らによって広がった。外国人記者は狂牛病より
こうした“社会的病理現象”の方がいまなお気になっている。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100123/kor1001230248001-n1.htm 左派には日本も注意しろってことかな? ビビンバ騒動の方は沈静化したんだろうか・・・
今は水沼啓子記者の腕時計騒動だよ。
140 :
マンセー名無しさん:2010/01/23(土) 05:55:55 ID:Lx9fXCSC
>>138 何を今更・・・
親北政権など左派叩きだけがガチ
>>138 鳩山・小沢ミンスや朝日新聞といった病根を抱える日本も他人事じゃないよな。
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 高句麗滅亡から読む北朝鮮
2010.1.23 07:49
古代、朝鮮半島には高句麗(こうくり)、百済(くだら)、新羅(しらぎ)に分かれた3国時代があった。
高句麗は朝鮮半島の北部に位置し、百済は南西部、新羅は南東部を占めていた。しかし最後は
新羅が唐の支援を受けて百済、高句麗を滅ぼし、初の統一国家になった(西暦676年)。
3国のうち高句麗の領域は、中朝国境地帯から中国大陸にまで広がっていた。大国の隋や唐との
戦いでもしばしば勝利するなど、東アジアの軍事強国だった。
高句麗については、朝鮮半島の北部に存在したことから、現在の北朝鮮(朝鮮民主主義人民
共和国)が以前から自らの国家的ルーツに見立ててきた。そこには“東アジアの強国”への民族的
郷愁も当然ある。
歴史学者の間では「高句麗の政治体制は軍事色の強い中央集権体制だった」というのが定説
だから、超軍事独裁体制の現在の北朝鮮とイメージが重なる。
ところで700年も続いた強国・高句麗がなぜ滅んだのか、その原因が興味深い。
唐の軍事的圧力を強く受けていた末期、王の首を勝手にすげ替えるなど、臨戦態勢で独裁的権力を
ふるっていた泉蓋蘇文(せんがいそぶん)が病死した(666年)。3人の息子のうち長男の男生がすぐ
後を継いだが、弟の男建、男産らと権力闘争となり、後継者の男生が追放されその子も殺害された。
こうした兄弟による内紛が新羅や唐のつけ入るところとなり、高句麗は2年後に滅んでしまった。
北朝鮮は今、3代目の世襲後継体制に動いている。昔、北で権力中枢にいた亡命者の黄長●
元朝鮮労働党書記は、権力世襲の北朝鮮を「封建王朝」−つまり金王朝だといっている。
この“王朝”はまだ65年だが、金日成、金正日に続く3代目の「金ジョンウン」は長男ではなく異母兄弟
の三男だという。父・金正日総書記が健在なうちは誰も文句をいえないから、とりあえずみんな納得し
ついてくるだろう。
(...続く...)
しかし死後は分からない。三男でもうまくやればいいが、うまくいかないともめる。血縁世襲の伝統では
三男起用は普通ではない。問題が起きると、批判・不満勢力は別の息子を担ごうとするかもしれない。
金正日総書記自身、後継体制を固めるに際しては兄弟を徹底的に警戒し、排除してきた。たとえば
異母弟の金平日・駐ポーランド大使は外国勤務が長く、実質的には“海外追放”に等しい。
王朝の始祖である故金日成主席の2番目の正夫人、金聖愛・中央委員(元女性同盟委員長)も、金平日
の生母であるという理由で完全に権力から排除され“隠遁(いんとん)”を余儀なくされている。この厳しい
血縁コントロールは、自らの権力に挑戦する危険性のある存在を徹底的に封じ込めておくためだ。
金総書記も高句麗の最高実力者、泉蓋蘇文と同じく息子は3人だ。韓国では2006〜7年、彼を主人公
にした連続テレビ歴史ドラマが放映されたが、当時、北朝鮮からの亡命者がこのドラマを見て「金正日と
そっくり」と言ったという話を聞いたことがある。
金総書記は世襲権力をめぐる“王子”たちによる内紛予防のため、どんな手を打つのだろう。日本の
戦国武将・毛利元就の故事にならい、三男に長男・正男、次男・正哲を加えた息子3人を集めて“3本の
矢”を握らせ、「1本ではすぐ折れるぞ」と団結・協力を誓わせたのだろうか。
3代目の後継者はまだ28歳という。いかにも若い。来月、68歳になる父だが安心できるはずはない。
何とか長生きし、後継体制が揺らがないよう固めておきたい。
高句麗の故事にならえば、その際、中国の存在と影響は決定的だろう。そして高句麗は最後は新羅
(韓国?)によって統一されている。歴史は実に興味深い。高句麗史をひもとき想像をたくましくしてみた。
●=火へんに華
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100123/kor1001230750002-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100123/kor1001230750002-n2.htm
959 :名無しさん@十周年:2010/01/09(土) 22:17:45 ID:kFqlnBP40
壮大な人権侵害免罪事件だな。
バー擁護要員は今日はID:Dyo2PIt70か。
この手の書き込みは2ちゃん専用の書き込み要員。
黒田のネガティブキャンペーンをして、黒田擁護を叩くのが仕事。
雇われてる為一日中、この問題が片付くまで書き込み続ける。
自民か創価に囲われてる。そう思って一連の2ちゃんの書き込みを見ると
黒田は嵌められ、もう少しで芸能界追放になる所だった。
もう一度書く。
創価・自民の罠に嵌ったのではないか。
店、警察、一部マスコミもグル。
草なぎ事件の時の流れと酷似している。
>>138 彼らは「狂牛病」などを気にする必要はありません。
既に、「狂人病」にかかっているからです。
>>142-143 かなり韓国の史観に毒されてるなw
まあ、黒田は信者が多いから叩かれないだろうが
【音楽の政治学】ブルー・ライト・ヨコハマ 反日・韓国の日本歌謡
2010.1.25 07:46
韓国のカラオケは日本に近い南端の港街・釜山から上陸した。1980年前後で
釜山では「ノレ(歌)練習場」などといわれていた。しかし首都ソウルにはなかなか
広がらなかった。
理由は、お座敷やバー、個室クラブなど生バンドが一般的で、機械に頼る必要が
なかったからだ。カラオケより生バンドの方が安上がりだったのだ。
ソウルでは、夜のミュージシャンたちが「職が奪われる」といってカラオケ禁止を
叫ぶデモをしたこともあった。筆者は「自己主張が強い韓国人だから、機械に合わせて
歌うカラオケなどはやらないのでは…」と思っていた。生バンドは客に合わせてくれる。
しかしカラオケにオタオタしていた韓国人も、歌好きは日本人以上だから、そのうち
はまってしまった。専門店が無数に生まれ、「ノレバン(歌房?)」といって今にいたる。
カラオケのおかげで日本の歌はどこでも歌える。
韓国における“日本歌謡史”で記憶に残るのは何といっても「ブルー・ライト・ヨコハマ」
だろう。70年代、日本の歌は全面禁止だったが、みんな(?)知っていた。喫茶店や
飲み屋などでがんがんやっていた。
日本人というと、すぐ「歌ってくれ」といわれ閉口した。「アルイテモ、アルイテモ…
の後が分からない」といって、よくせがまれた。あの歌はどこかエンドレスな感じで、
韓国人ともども終わりを探すのに困った。
(...続く...)
韓食ネタまた来ました
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 将軍様のマッコリ
2010.1.30 03:18
韓国の伝統的な濁酒「マッコリ」が日本でも人気という。韓国内では近年、
アルコール度数が低くて体にいいとか、美容にいいとかいって再評価され、
消費が増え酒席でもよく出る。しかしもとは田んぼのあぜとか工事現場などで、
昼メシ時にドンブリで一気飲みするような庶民的な酒だった。
1970年代までは韓国もコメ不足でコメのマッコリは禁止され、代わりに
小麦粉で造っていた。最初に飲んだマッコリがそれで実にまずかった。ただ
知人が家で飲ませてくれた自家製のコメのものはうまかった。当時、自家製は
禁止され麹(こうじ)も販売禁止だったのだが。
80年代以降、コメ製が解禁されうまくはなったが、筆者は“原体験”のせいか、
いまなおあまり好みではない。田舎や山登りでドンブリやバケツ(!)に入ったのを
回し飲みするのは懐かしく野趣があってよかった。だから以前は料亭など
ちゃんとした店にはおいてなくて、注文するとバカにされたものだ。
ところで最近、北からの報道によると金正日総書記が平壌の食品工場を視察し
「伝統飲料であるマッコリをはじめとする清涼飲料の増産」を指示したという。
主食にトウモロコシまで輸入している国でマッコリ増産とは。まさかコメ製では
ないだろう。小麦製? それともトウモロコシ製かな。
それに「清涼飲料」とは? 高級輸入品が好きなご本人は日ごろフランス製の
ワインが好みと伝えられるし、マッコリをたしなんでいるとは思えない。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100130/kor1001300318000-n1.htm
日本人記者が36年ぶり無罪 韓国「民青学連事件」で再審
2010.1.27 17:53
【ソウル=黒田勝弘】1970年代に韓国での反政府運動に関連して逮捕され、
有罪判決を受けた日本人雑誌記者に対し、再審を進めていたソウル地裁は27日、無罪を言い渡した。
再審請求していたのは日本人ジャーナリストの太刀川正樹氏(63)。
74年4月、反政府学生運動の週刊誌取材で韓国を訪れ、
学生のビラなどを入手、謝礼を渡したりしたためにこれを手伝った当時、
ソウル大に留学中の早川嘉春氏とともに大統領緊急措置違反などで逮捕された。
反政府運動に厳しかった朴正煕政権時代で、事件は「民青学連事件」といわれ学生活動家など
多数が逮捕された。日本では「早川・太刀川事件」といわれ、2人は懲役20年の刑を受けた後、
日本政府などの努力で8カ月後の75年2月、釈放され帰国した。
この前後、日韓間では73年8月に韓国情報機関による東京での野党指導者・金大中氏拉致事件
があり、74年8月には在日韓国人青年による朴大統領狙撃事件(大統領夫人が死亡)が起きるなど、
緊張と激動が続いていた。
韓国は80年代後半以降の民主化で当時の反政府・左翼事件の多くが「民主化闘争」だったとされ、
とくに金大中・盧武鉉政権時代には事件関係者が多数政権に入り、再審や復権、補償が進められた。
内乱扇動や反共法違反なども問われた「民青学連事件」も再審で無実とされ、
当時の逮捕学生が首相になるなど政治的逆転劇が数多く見られたが、日本人の再審請求は初めてだった。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100127/kor1001271202001-n1.htm
食糧難に「胸痛む」と金正日総書記 トウモロコシ飯を反省
2010.2.2 18:37
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮では核兵器やミサイル開発の一方でいまなお
食糧難を解決できないでいるが、その実情について金正日総書記が最近、
「私は人民がまだトウモロコシの飯を食べていることに最も胸が痛む」と語ったと伝えられる。
1日付の労働新聞が報じ、朝鮮中央放送も2日、同じ内容を伝えた。
金総書記自ら困難な食糧事情を認めたものだが、表向き虚勢と強がりにあふれる北朝鮮では異例だ。
問題の深刻さをあらためて浮き彫りにしたものとして注目される。
報道は「いまだわれわれには電気も足りないしコメも欲しい」とし、
「偉大な金正日将軍」の下で力を合わせ困難克服に立ち向かおうといういつもの内容だが、
金総書記の言葉として「トウモロコシ飯に胸が痛む」の後、次のように伝えている。
「いま私が行うべきことは、この世で一番立派なわが人民に白米を食べさせ、
小麦粉のパンや麺(めん)を腹いっぱい食べさせることである。
わが人民をトウモロコシ飯を知らない人民としてこの世に立たせよう」
労働新聞は9日にも食糧事情に関する金総書記の言葉として
「(父・金日成)首領様は人民が白米ご飯に肉のスープを食べ、絹の服を着て瓦屋根に住むように
しなければならないといわれたが、われわれはこの遺訓を貫徹できずにいる」と伝えている。
これらの発言は父子2代の“失政”を自認した形だが、同時に「私は最短期間内に人民生活問題を
解決し、人民を誰もうらやむことなくちゃんと暮らせるようにしようと思う」(9日)と、
国民への配慮を強調し忠誠心の確保を狙っている。
トヨタのリコール問題 快感?チャンス?教訓? 韓国が異様な関心
2010.2.4 19:02
【ソウル=黒田勝弘】トヨタ自動車の大量リコール問題に韓国が異様なほどの関心を示している。
1面トップや1ページを割いた特集をはじめマスコミは連日、関連ニュースを大々的に伝えている。
韓国での“被害”は米国から輸入したわずか400台ほどなのだが、
騒ぎぶりはまるで自国の問題のようだ。ニュース量は日本よりはるかに多い。
大量報道の背景としてはまず、日本への強い対抗・競争意識から“日本の失敗”を歓迎し快感を
覚えるという特有の対日感情がある。と同時に世界の自動車市場で販売を伸ばしつつある韓国には、
トヨタの失敗・後退は「韓国車のシェア拡大の絶好のチャンス」とする強い期待感もある。
ただ、一方では「他山の石」として、急速に増えている自動車をはじめとする
韓国企業の海外進出、海外生産にとって「貴重な教訓」とする見方もそれなりに出ている。
日本との競争意識では、トヨタ本社の佐々木真一副社長が記者会見で部品の原価削減問題に
関連し外国企業との競争に触れたことを「(事態の原因は)現代車との競争のため」などと報じて
いる(3日付朝鮮日報)。トヨタは韓国メーカーの「現代」をライバル視しているというわけだ。
早速「1月の米国でトヨタ16%減、韓国車13%急増」とのニュースが大きく伝えられている。
トヨタ問題だけでなく、日本航空の会社更生法適用申請や西武有楽町店の年内閉鎖なども
合わせて「難破船サイレンに夜も眠れない日本列島」(2日付韓国日報)とか
「トップ神話に酔いしれ品質低下−日本株式会社墜落」(同ハンギョレ新聞)をはじめ、
「揺れる日本列島」「日本列島沈没」といった日本の“没落”を強調する報道が多く見受けられる。
このため、日本の報道ぶりが冷静に映るようで、
「静かな日本、米国は興奮−トヨタ問題に温度差」(同中央日報)と意外な感じを伝え
「崩壊したのはトヨタが採択した“非トヨタ路線”だ」という分析も見られる。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 景福宮前の焼き魚
2010.2.6 04:08
ソウルの故宮・景福宮前の光化門交差点に「ピマコル」という路地がある。
「避馬通り」という意味で、李朝時代の昔、馬に乗った高官が通るとき、
庶民がそれを避けて入り込んだ路地というわけだ。
この路地を含め一帯の古い家並みが最近、都市再開発で続々なくなっている。
ソウルの旧市街から由緒ある路地が消え、やがて一帯はキラキラした高層ビル街になる。
その「ピマコル」で最後まで粘って営業を続けている焼き魚屋がある。
「大林食堂」という開業30年の老舗で、筆者も20年以上通ってきた。
主人は石松子(ソク・ソンジャ)さん(78)といい、いつも軒下で魚を焼いている。
見かけると「わたしマツコでーす」と笑顔で愛想してくれる。
10年ほど前、テレビの観光案内番組「ウエルカム・トゥ・コリア」にも一緒に出演してもらった仲だ。
魚を焼きながら息子を英国留学させた“美談”がニュースになったこともある。
お世辞でもきれいな店とはいえないが、英語で書かれた焼き魚のメニューはおそらく
韓国でここだけだったろう。近くの外国企業のインド人や留学生など外国人客もよく見かけた。
メニューはサバ、サンマ、サワラ、イシモチがベスト4だった。
周りを工事現場の塀に囲まれ、ここだけが残っていたが、
それも「この旧正月(14日)あたりで店じまいだねえ」という。
ソウルの旧市街を代表する古い路地がなくなる。さびしいですねえ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100206/kor1002060338000-n1.htm
建党65周年スローガンは生活関連が中心 北朝鮮
2010.2.10 08:59
【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮はこのほど朝鮮労働党創建65周年の「共同スローガン」を
発表したが、食糧をはじめ生活必需品の増産を強調したものが中心で、「人民生活向上」を
最大の課題にしているのが目立つ。党中央委員会と党中央軍事委員会の共同で発表された
長文のもので、朝鮮中央放送が6日、40分以上にわたって放送した。
スローガンは「人民生活で一大変革を成し遂げ、2010年強盛大国の展望を開かなければ
ならない」として各分野の目標を列挙。まず「人民消費品生産を大々的に増やそう」と塩、コメ、
ジャガイモ、大豆、肉、卵、乳製品、野菜、アメ、果樹、布など生活関連部門を強調するなど、
政治・軍事より「農業と軽工業」など経済関連が優先されている。北朝鮮では食糧など生活物資
不足が深刻化しているものとみられ、年初から「人民生活向上」をしきりに強調している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100210/kor1002100900001-n1.htm
北朝鮮に宗教の自由? 韓国系米国青年釈放で虚偽宣伝
2010.2.9 21:13
【ソウル=黒田勝弘】中朝国境から北朝鮮に越境し拘束された韓国系米国青年
ロバート・パク氏(28)の釈放に際し、北朝鮮が「わが国では宗教の自由が完全に保証されている」
と大々的な虚偽宣伝を展開している。パク氏がキリスト教系の対北人権活動家だったことから、
米国など国際世論への宣伝のため逆にパク氏を利用したものだ。
パク氏は米国生まれの2世で熱心なキリスト教徒。中国や韓国で布教活動を続けていた。
北朝鮮に対し「神の言葉」を伝えるために昨年12月25日、無断で北に越境し、
今月6日に釈放され帰国した。
朝鮮中央通信は釈放に先立ち、パク氏とのインタビューと称する話を伝えた。それによると、
パク氏は北朝鮮のイメージを傷つけようとする誤った宣伝の影響を受け偏見を持っていたが、
「平壌市の鳳水教会での礼拝儀式に参加してみると伝道師も牧師もいた。合唱団もいたが、
彼らは賛美歌を知っていた。各地で伝道が行われ、信徒が聖書を読んでいることを知って驚いた」
と話したという。
そして「私は(北朝鮮で)人々が望むすべてのものを、いつ、どこでも、読み、信じることができ、
完全な宗教の自由が保証されていることを知るにいたった」と語ったと伝えている。
北朝鮮ではごく少数の仏教徒やキリスト教徒が存在するとされ、外国人訪問客にお寺や教会を
見せている。しかしごく形式的なものでもっぱら対外宣伝用に利用されてきた。
パク氏は帰国後、口を閉ざしているが、近年、脱北者支援など対北人権活動は韓国や米国の
キリスト教団体が中心になっているため、北朝鮮は警戒している。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100209/kor1002092114004-n1.htm
日韓“新宣言”どう調整 岡田外相が初訪韓
2010.2.10 19:39
【ソウル=黒田勝弘】岡田克也外相は10日、外相として初めて韓国を訪れ、
11日には柳明桓外交通商相と会談するほか李明博大統領や鄭雲燦首相を表敬訪問、
さらに玄仁沢統一相、李相得韓日議連会長など各界要人と会う。
初の公式外相会談では今後の日韓関係や北朝鮮問題など、朝鮮半島、東アジア情勢について
幅広く意見を交換する。韓国側にとっては鳩山政権の対朝鮮半島外交の方向をさぐる機会になる。
外相会談ではとりあえず「お互い外交日程を念頭に新たな協力関係の進め方を話し合う」
(ソウルの外交筋)という。
日韓関係で今年最大の懸案は、歴史的に今年が「日韓併合から100年」にあたるため、
韓国側で期待が高まっている「真の過去清算と新しい両国関係に向けた“新・共同宣言”の発表」
をどうするかだ。
先に李大統領が言及した「天皇陛下の年内訪韓」は難しいとして、当面は4月以降に予定される
李大統領の訪日の際、新たな日本の謝罪や反省を盛り込んだ“共同宣言”を発表するのかどうか。
その時期や内容をめぐって双方は調整を迫られている。
日韓併合は65年前(1945年)に終わっているが、韓国では年初から過去回顧が盛んで、
100年を機にまた日本に謝罪させようとする動きが盛んだ。
李大統領は基本的には実利外交で“過去離れ”を目指している。
しかしマスコミ世論をはじめ対内政治的は、「この機会」に日本から何らかの歴史的言及を引き出したい。
とくに相手が“アジア友愛外交”を唱え、親韓姿勢を見せている鳩山政権だけに、
98年の金大中・小渕恵三時代の「日韓共同宣言」を上回る謝罪・反省・友好協力の
新たな共同文書を期待している。
G20とAPECを連荘でしかもこの順番でやる日程になったのか。なんともまぁ
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 東アジアの坂の上の雲
2010.2.18 03:18
今、ソウルの街には「世界デザイン首都ソウル」という表示がたくさん見られる。
都市デザインで世界一流になろうというのだ。ソウルだけでなく、各地の自治体
PRにも「世界一流」とか「世界の中心」とか「世界に広がる…」といった標語が目立つ。
「○○エキスポ」といった街起こしのイベントも盛んだが、そこでも「世界は○○から」
「世界の中心○○」などと“世界”が強調されている。「エーッ、こんな田舎で…」と
驚くことがよくある。気宇壮大? 井の中の蛙?
一方、韓国のマスコミには「ただ今、韓国は世界○位!」というニュースが毎日の
ように登場する。これほど自国の世界比較ランキング(順位)に関心が強い国も
珍しいだろう。
たとえば韓国製品の世界シェアをはじめ、各種の経済指標はもちろん、世界の大学
ランキング、国家ブランド順位、国際英語試験の順位、各国在米留学生の数、自転車
普及率、料理の世界化ランキング…などなど、あらゆる分野での順位が紹介され、
一喜一憂するようになっている。
なかには「親指で世界最高」などというのもある。ケイタイでの親指の動かし方が
韓国人は世界で一番早いというのだ。
また昔からよく聞く話で、日韓の幼児教育比較がある。幼稚園や小学校の子供たちに、
日本の先生や親はよく「人に迷惑をかけないよう」というのに対し、韓国ではもっぱら
「一番になりなさい」というのだそうだ。
韓国の子供たちは幼いころからそれほど競争意識を育てられている。したがって「日本
の運動会の駆けっこで、先生がゴール手前で全員をストップさせみんな仲良くゴールイン
させるところがある」という“実話”を紹介すると、みんなびっくりする。
(...続く...)
こんな韓国だから、鳩山由紀夫政権の担当者が、科学技術予算に関連した例の事業
仕分けの際、「なぜ(目標が)世界のトップでなければならないのか。2番目でいいじゃないか」
と公言したという話は今でもよく話題になる。
韓国で国会議員がこんな話を公開の場で堂々としたとすると「たちまち世論の袋たたきに
遭ってクビだろう」という。トップを目指し結果2位ならともかく、最初から2番でいいという
「夢のない発想」は理解できないというのだ。
ぼくは韓国での講演でよく、司馬遼太郎さんの日本人への“遺言”といわれる「日本はもう峠
を越えた。これからは美しく老いることだ」という言葉を紹介してきた。韓国人が今なお日本に
ついて、軍事大国とか領土的野望などと過去イメージでしか発想しないので、それへの反論
からだ。
日本では龍馬ブームだといい、さらに司馬さんの『坂の上の雲』もテレビドラマ化などで
あらためて関心を集めている。
幕末・明治の日本は「坂の上の雲」を見ながら「西洋に追いつき追い越せ」と世界に向け
必死に駆け上がっていった。しかし今、冬季五輪もそうだが、韓国や中国が「坂の上の雲」
の時代であり、「世界一へ」や「トップへ」…を目標に発展、拡大、膨張のエネルギーを噴出
させているのだ。
日本が今後、司馬さんの言葉通り「美しく老いる」として、「2番でいいではないか」や「みんな
で仲良くゴールイン」でそれが可能だろうか。やはり世界一流やトップを目指してがんばってこそ
「美しく老いる」ことができる環境も生まれるのではないのか。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100218/kor1002180318000-n1.htm
何の面白みもない単なる記事ですが一応
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韓国・古宮博物館が故李方子妃の日記を公開
2010.2.18 23:28
画像:
http://sankei.jp.msn.com/photos/world/korea/100218/kor1002182333005-p1.jpg 韓国ソウル市内の国立古宮博物館で公開された、故李方子さん直筆の日記=18日(共同)
【ソウル=黒田勝弘】韓国の国立古宮博物館は18日、日本の皇族から旧朝鮮王家に嫁いだ
ことで知られる故李方子(イ・バンジャ)さん(梨本宮方子=なしもとのみやまさこ、1901〜89年)
の日記や手紙、写真などの遺品を公開した。
在日韓国人の篤志家から寄贈された関連遺品約700点の一部で、日記は最後の皇太子
だった英親王・李垠殿下(1897〜1970年)との結婚を前にした1919年の1年分、約130
ページ。一部は生前の自伝『流れのままに』にも紹介されているが手紙の公開は初めてだ。
写真は李垠・方子夫妻やその家族、李垠殿下を幼い時から可愛がった韓国統監・伊藤博文
の姿などが含まれているという。
朝鮮王朝(李朝)は1910年の日韓併合で滅ぶが、王族は存続し日本統治下で一定の保護
を受けた。戦後も日本に住んでいた李垠・方子夫妻は63年、韓国に戻り、方子さんは夫の死後、
障害者支援など福祉事業に献身、多くの韓国国民から尊敬され親しまれた。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100218/kor1002182333005-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 大学は出たけれど
2010.2.20 02:42
3月が新学期の韓国は今が卒業式シーズン。知り合いの日本人留学生
が博士の学位を受けるというので、久しぶりにさる大学の卒業式に出かけ
た。大学前の通りから構内まで、お祝い用の花束を売る露天商がずらりと
いうのはこの季節の風物詩(?)だが、やはりあの人出には驚く。
卒業を祝って家族総出になるからだ。父母兄弟はもちろんジイちゃんバア
ちゃん、子供から赤ちゃんまで繰り出す。するとこの人出をあてこんで屋台
が出る。お菓子やおでんが中心だが、韓国名物の「ポンデギ」も出ている。
蚕のサナギを蒸したやつで、子供たちの伝統的おやつだが、今時なぜ、大
学の卒業式に?
「ポンデギ」のえもいわれぬにおいが漂う中、卒業生と家族たちが式そっ
ちのけで写真を撮り合う。一種のお祭りムードだ。日本でも近年、大学の入
学式や卒業式に父母など家族同伴が増えているというが、韓国人の家族
愛、家族主義にはとうてい及ばない。
卒業式では、学生総代や首席卒業、最優秀論文など成績優秀の表彰者
はほとんどが女性。司法試験や外交官試験など国家試験合格者の半分は
今や女性という時代だ。
しかし韓国もご多分にもれず大卒の就職は厳しく「大学は出たけれど…」
が問題になっている。とくに韓国の場合、卒業式風景からも分かるように、
家族や一族郎党の期待を担っているだけにヘタな仕事にはつけない。それ
がまた”就職難”に輪をかけている。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100220/kor1002200242000-n1.htm
李政権3年目へ 経済回復が最優先課題 外交で成果も内政は苦戦
2010.2.24 20:43
【ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博政権が25日で5年任期の3年目を迎える。
1年目は米国産輸入牛肉問題で反米・反政府デモに激しく揺さぶられたが、2年目は安定局面に入り、
各メディア調査の支持率も40%台後半から50%前後に回復、自信を取り戻している。
李大統領は今週の定例ラジオ演説ではバンクーバー冬季五輪での韓国選手の大活躍を称え、
国民ともども大いに意気上がっている。
李政権の過去2年の成果としてはまず経済外交が挙げられる。
“経済大統領”らしく陣頭指揮で中東(アラブ首長国連邦)への初の原発輸出に成功するなど
活発なセールス外交や、11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)の
誘致など、経済先進国を目指した積極外交が高く評価されている。
世論調査でも「外交」が「よくやっている」59・4%で最も点数が高い(24日付、朝鮮日報)。
今年の経済成長率見通しも5%台と明るい。
李政権がとくに強調しているのはソウルでのG20開催。経済主要国として韓国の存在と発展ぶりを
内外に印象付けようとしている。ただ世論調査は政権の最優先課題として「経済回復と就業増」
(同、47・6%)を挙げており、実感としての経済回復にどうつなげるかが残っている。
一方、内政では “与党分裂”で苦戦中だ。
次期政権に向けた政治的思惑が動き出す3年目の注目点になっている。
最もひっかかっているのは「世宗市」問題。
盧武鉉前政権下でスタートした韓国中部での新・行政都市・世宗市の建設をめぐって、
李大統領は「首都機能分散は国家的に非効率的」として「学術・企業都市」に変えようとしている。
しかし野党陣営や与党内の反主流派の激しい反対に遭い立ち往生している。
>>165 とくに与党ハンナラ党内で次期政権を狙う反主流派の朴槿恵・元代表グループが「計画手直し」
に強く反対しているため頭が痛い。
朴槿恵・元代表の反対理由は「国民に対する当初の約束は守るべき」というものだが、
問題打開のための李大統領との会談さえ断っている朴氏の“思惑”に関心が集まっている。
政界では「国民的人気を背景にした存在誇示」とか
「初の女性大統領を目指した戦略的な李政権離れ」など諸説があるが、胸の内は明らかでない。
李政権は6月には“中間評価”ともいえるソウル市長選など統一地方選を控えており、
今年は“次期”に向けた前哨戦の年でもある。10年ぶりに政権を奪還した保守派にとっては
“政権延長”のためには何としても党内結束が欲しいところ。
「李・朴は和解できるのか」が政局の焦点になっている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100224/kor1002242044003-n1.htm
【五輪の中の世界】「日本を追い越した!」自信と余裕
2010.2.27 01:07
このところ在韓日本人は韓国人たちから、慰められ、同情され、激励されることしきりだ。
トヨタとバンクーバー冬季五輪のせいだ。
「日本はどうしたんですか」「大変ですねえ」「心配でしょう」「日本もガンバレ!」−。
韓国は予想を上回る大活躍で国中が沸き返っている。
金メダルの数でロシアや中国を上回り米国やカナダに迫る勢いだから無理もない。
マスコミは連日、スケートの特集で埋まっているが、その次の話題といえばトヨタの不幸の話だ。
意気盛んな韓国と日本の意気消沈が印象付けられている。
だからマスコミは各国のメダル獲得順位を紹介するときは、金メダルがなくて20位あたりに
低迷する日本を必ず最後にくっつけている。やはりまだ日本は気になるのだ。
国際舞台の韓国スポーツは、いつも国力増進と愛国の象徴になってきた。
サッカーしかり、野球しかり…。五輪での大活躍となると国民はいやがうえにも盛り上がる。
しかも人気映画だと人口5千万人ですぐ「観客動員1千万人以上!」になるほど集中度の高い国
だけに、興奮度はきわめて高い。
そしてスポーツでの勝利は政治、外交、経済などにまで話が広がる。
2002年のサッカーW杯(日韓共同開催)で4位になった時など
「経済も世界の4強へ!」と官民挙げてのキャンペーンがまじめに展開されたほどだ。
今回、マスコミで目立ったのは「冬季スポーツでアジアの盟主日本を乗り越えた!」だった。
日本への“慰め”も、その快感と自信と余裕からだ。
韓国は今やスポーツ、経済、文化…すでにある分野では宿敵・日本を上回りつつある。
昔、日本に支配されたという“被害者意識”からくる「謝罪、反省、償い」論などもう古い?
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 新車はそういうもの
2010.2.27 02:54
韓国のタクシーはいつもラジオをつけっぱなしにしている。元は対北関係で非常対策用だったが、
緊張がまったく緩んでしまった今は運転手のヒマつぶし用になっている。
歌番組などガンガンやられるといい迷惑だが、ニュースが聞けるので便利な時もある。
先日はニュースで韓国の大手自動車メーカー「現代」のリコール話が流れた際、
運転手が「韓国ではいつも隠しているんだよね」というので、車の話になった。
当然、トヨタ問題を念頭においた会話だった。
運転手にいわせると韓国では新車で故障があるとメーカーは「新車はそういうものだ」といって
なかなか直してくれない。エンジンルームからちょっと煙が出たとか、エアコンが粉を吹いたとか、
ドアの締まりがよくない、妙な音がする…などは故障のうちに入らないというのだ。
以前、日系のマスコミ支局で韓国産のバンを購入したところ、新車なのに何回か煙が出た。
「替えてほしい」といっても「慣れれば問題ない」と応じない。そこで日本のマスコミだといって
広報重役に苦情をいったところ、たちまち取り換えてくれた例もある。
くだんのタクシー運転手によると、韓国ではメーカーが王様で消費者はカモだという。
価格も海外では安いのに国内はべらぼうに高いという。
韓国では依然、米国便乗でトヨタたたきの“快感報道(?)”が続いているが、
消費者はトヨタより韓国車の実態に関心があるというのに。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100227/kor1002270254003-n1.htm
さすがに黒田氏もムカついてるようだなw
ヒョンデは輸出用と韓国国内用で仕様・オプションが同じにならないようにして
ダンピング判定を回避している。
もっとも、一連のトヨタ騒動でヒョンデの米国内シェアが上昇しているので
そのうち標的にされるかもしれない。
173 :
マンセー名無しさん:2010/03/04(木) 05:00:34 ID:g3j3Qo9F
次の記事は
反日抑制大統領演説と反日サイバーテロで決まり
明博大統領age記事きますw
そんなとこでしょうな。
北朝鮮で食糧強奪事件 労働者と護送部隊が衝突、発砲で死者も?
2010.3.3 00:47
【ソウル=黒田勝弘】貨幣改革の失敗や食糧難などから混乱が伝えられる北朝鮮で、
中国からの輸入食糧を奪おうとした労働者と護送部隊が衝突し、発砲で死傷者が出たという。
現場は咸鏡北道・富寧郡の古茂山駅。事件発生が金正日総書記の誕生日(2月16日)だった
ことから、金正日政権の威信低下を物語るものとして関心を集めている。
脱北者などで組織する「NK知識人連帯情報センター」が現地住民からの情報として2日、
伝えた。
それによると中国から食糧を輸送してきた貨物列車が古茂山駅に停車中、駅の鉄道労働者らが
貨車に積まれた食糧を盗み出そうとした。これを阻止しようとする護送部隊ともみあいになり、
騒ぎが広がったため部隊が発砲、その場で1人が死亡した。
ところがこれに怒った労働者たちは農器具のスキ、クワを手に集団で地元の糧政局に押しかけ、
動員された武装部隊と対峙する事態にまでなったという。
古茂山駅は、中国との国境地帯から東海岸の大都市・清津市に通じる咸北線と茂山線の
合流点にあたり、貨物輸送上の重要な駅になっている。
脱北者たちは、事件が“民族最大の祝日”として各種の行事が行われ、
公休日になっている金総書記の誕生日に発生したことに注目している。
地元では「事件関係者の厳罰は必至」といわれているという。
今回の事件について現地情報は、発砲で死亡した労働者の名前まで「チョン某」と伝えており、
信ぴょう性はかなり高いとみられている。
脱北者団体には最近、携帯電話などで現地情報がひんぱんにもたらされている。
「NK知識人連帯」は先ごろ、北朝鮮での突然の通貨改革(デノミ)実施の情報を
いち早く入手し伝えたことで知られる。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 隣の芝生は美しい
2010.3.6 02:51
韓国でのキム・ヨナ熱気はまだ続いていて、マスコミや街の話題は何かというと
彼女の話だ。旧聞になるが彼女が宿敵・浅田真央をおさえ金メダルを取ったときの
韓国紙の報道ぶりは、記録としてぜひ残しておきたい。
全紙が1面全部を使って彼女の写真を載せ「幸福な大韓民国、ありがとうキム・ヨナ」
(朝鮮日報)「彼女が泣いた、世界が息をのんだ、歴史が変わった」(中央日報)
「大韓民国の娘ヨナや、ありがとう、ありがとう、ありがとう」(東亜日報)「歓喜も、
涙も…ヨナと全国民が1つになった」(韓国日報)…と興奮した。
筆者にも事前と事後にいくつかのインタビューがあったが、質問のポイントは
決まって真央との比較論だ。中には「ヨナとマオのどちらが美人と思うか?」と
いうのもあった。こんな話題は日本の国益とは関係ないから大いにサービスする。
「“隣の家の芝生は美しい(青い)”というじゃないの。スタイルや迫力などヨナの方が
はるかに美しい!ヨナは北方系でマオは南方系。女性はやはり北方系の方が
南方系より美しい」などと。
ところが周辺の韓国人にいわせると、意外だが韓国の男たちは「マオの方が
美しい」と言っているのだそうな。韓国人にとっても“隣の芝”は美しく見えるのかしら。
彼らによるとマオはソフトで女らしく、実に好感がもてるそうだ。日ごろ女性のシリに
しかれている韓国男性の欲求不満がうかがわれる。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100306/kor1003060251000-n1.htm
勝手に日本女性にイリュージョン抱くのも韓国男性のお約束だなあ。
日本男性が韓国女性にイリュージョンは抱いてないと思うが、
日本女性のこの面でのヨン様効果ってどうなんだろうねえ。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 今また“ビナロン”
2010.3.13 03:32
北朝鮮では食糧難に加え“衣”にも困っているようだ。最近、合成繊維の“ビナロン”の生産工場
が完成し、金正日総書記が出席して祝賀行事が行われた。工場は「2・8ビナロン連合企業所」と
いい、東海岸の工業都市・咸興市にある。祝賀大会には10万人の群衆が動員され、金総書記が
地方での群衆大会に出席したのは初めてだ。力の入れようがうかがわれる。
ところで“ビナロン”だが、これは石炭を原料に1939年(昭和14年)、日本で開発された。日本で
はビニロンといっている。米国のナイロンに次ぐ世界で2番目の合成繊維として、京都大学工学部
化学科の桜田一郎氏(1904〜86年)らにより開発された。
この時、京大で桜田一郎氏と共同研究にあたったのが朝鮮半島出身の李升基氏(1905〜96年)。
戦後、韓国に戻りソウル大工学部長などを務めたが朝鮮戦争(50〜53年)の際、北朝鮮に渡った。
北朝鮮で“ビナロン”として生産を進め科学界の中心となった。桜田一郎氏とともにノーベル賞級の
科学者といわれた。
北朝鮮では“ビナロン”は民族感情をくすぐられる自慢の“主体的繊維”というのだが、衣料としては
質がいまいちで、経済性にも問題があり、当初の工場は16年前に閉鎖された。今回はその再稼働
というのだが、日本生まれの合成繊維という意味では、70年後に北朝鮮で改めて“日本”が脚光を
浴びているというわけだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100313/kor1003130332003-n1.htm
「親日」に対抗して「親北人名辞典」の名簿発表 韓国保守団体
2010.3.12 22:34
【ソウル=黒田勝弘】韓国の保守団体が12日、
韓国現代史における親北朝鮮派の人物を糾弾する「親北人名辞典」のための第1次名簿を発表した。
先ごろ左派主導で作成された「親日人名辞典」に対抗するもので、
近年、韓国社会で目立つ激しい“左右対立”を物語るものとして関心を集めている。
この「辞典」は、韓国社会の“左傾化”に危機感を持った保守派が、
「国家正常化推進委員会」を結成し一昨年から制作を進めている。
対象者は約5000人でその「親北・反国家行為」を調査してきた。
今回の100人には、民主労働党の現職国会議員や人気作家の黄皙●(日へんに英)、
趙廷来氏、白楽晴ソウル大名誉教授、盧武鉉前政権時代に統一相を務めた李鍾●(大の左右に百)、
李在禎氏らが含まれている。
また昨年、親日派糾弾のため「親日人名辞典」(全3巻、約3000ページ)を発行した
民族問題研究所の任軒永所長も“親北派”になっている。
今後の追加調査では、金大中元大統領や盧武鉉前大統領も含まれるという。
日本統治時代(1910〜45年)に日本に協力したという「親日派」については、
故朴正煕大統領も旧日本軍将校出身ということで批判の対象になるなど、
韓国の戦後の政権を非難・否定するため親北・左派勢力が熱心に糾弾運動を進めてきた。
これに対し保守派は「韓国の体制を破壊しようとする親北・左翼勢力こそ反国家・反民族的だ」
として反撃に出ている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100312/kor1003122234004-n1.htm
いくら産経が記事にしてもなあ。
実際に韓国内で親日人名辞典なみに話題になってないと意味がない。
183 :
マンセー名無しさん:2010/03/19(金) 06:15:21 ID:8nr/IQet
産経としては親北傾向が薄れてると
日本人向けにアピールが出来さえすれば良いわけで
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 韓流の“歩留まり”
2010.3.16 03:45
韓国から日本へのお土産で“愛用”しているのは味ノリだ。
老若男女みんなに喜ばれ、しかも軽くて荷にならない。ただ、いささかかさばる。
そこで先日、日本へ一時帰国の際、かさばらないモノをと思って小さくパックしたキムチを
空港のコンビニで何個か買った。機内で出る1回分のジュースやミネラルウオーターみたいな
ミニパックだ。結構味がよく、普段ちょっといただくにはもってこいだ。
ところが出国の際、税関検査で“危険物”として機内への手荷物持ち込み禁止という。
キムチ・テロの疑いあり?
キムチは少し汁は出るが液体ではない。危険というなら空港の売店で売らなければいい。
「キムチ持ち込みダメ」の表示など見なかった…と抵抗したがダメで結局、没収・廃棄になってしまった。
韓国では最近、韓流ブームに乗って「韓国料理の世界化」などと官民挙げて海外売り込み
キャンペーンを展開中だ。なのに、このキムチいじめ(?)はどうしたことだろう。
一方、日本での韓流ブームは依然、続いているようだ。それを実感させられたのが先週、
韓国・東海岸の観光地・チョンドンジン(正東津)で起きた事故だ。
韓流ドラマの草分け『冬のソナタ』のアニメ化で、韓流スターのペ・ヨンジュンとチェ・ジウの
2人が登場する映像の撮影現場に、日本のファンが1700人も詰めかけた。
撮影の際、突風で施設物が倒れたり吹っ飛んだりして30人ほどケガをしたのだが、
そのことより日本人ファンの数に驚いたのだ。
バスなら50台分にもなろうか。そしてファンのほとんどは50代以上の女性だったという。
>>184 「韓流人気の真相」はすでにたくさん語られているので省くが、結果として日本社会に
韓国に対する親近感が広がっていることは間違いない。多くの世論調査がそれを示している。
近年、ぼくのところに寄せられる日本の読者の手紙も年配の女性からのものが多い。
先ごろ和歌山からの読者の手紙には「私は『冬のソナタ』から韓ドラにはまってしまい、
近所の同じようにはまったおばあちゃんがビデオを貸してくれたのをずいぶん見ました…」とあり、
ビビンバをはじめ韓国料理への感想がつづってあった。
そして「韓ドラのおかげで“ソウルからヨボセヨ”を読むのが楽しみになり“緯度経度”も
むつかしいですが読んでます」と書いておられる。ありがたい話だ。
こうした韓流ブームの“歩留まり”には、韓国語への関心もあるようだ。
近年、日本各地で中高年の女性たちが趣味で韓国語を学んでいる。
韓流スターの追っかけに際しては、どこでもハングル書きのメッセージがいっぱいだ。
韓国ではその“歩留まり”が歴史認識にまで広がることを当然、期待している。
今回の事故現場は浜辺のチョンドンジンだったが、案内の韓国側ガイドがついでに
「あの海の名称は国際的にも“日本海”ではなくて“東海”です!」など、
まさかそんな無粋なことはいわなかっただろうが…。
親近感の流れで韓国側の主張を知ることはいい。しかし同時に日本の主張もちゃんと踏まえてほしい。
韓国人たちは何かにつけ“押せ押せ文化”なので要注意だ。
韓流の“歩留まり”が韓国に対する一方的理解だけではなく、日本を振り返り、
日本理解にも広がってほしいと思う。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100316/kor1003160346001-n1.htm
情弱の韓流ババアは洗脳されておしまい。
【日韓歴史研究】竹島問題は研究できず 韓国側の反対で紛糾
2010.3.23 23:34
【ソウル=黒田勝弘】日韓歴史共同研究委員会(第2期)で日本側は、
日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)問題についても研究テーマに含めるよう主張したが、
韓国側の強い反対で実現しなかったという。
ソウルの関係筋が明らかにしたもので、双方はいったん担当する研究者を決め、
レジュメ(研究概要)まで交換したものの研究には至らなかった。この問題をめぐっては
昨年夏の段階で、双方が大もめし、委員会の作業は一時、マヒ状態だったという。
日本側の当初の計画は、竹島問題を第3分科会の「近現代史」部分で取り上げ、
この問題に関する戦後の処理状況や日韓交渉などを資料的に分析、研究しようというものだった。
韓国側は反対の具体的理由は明らかにしなかったが、
韓国政府は「日本との間で領有権問題は存在しない」というのが公式の立場なため、
研究を通じ双方の主張や対立点など「客観的な紛争状況」が公になることを嫌がったためとみられる。
竹島問題はこれまで、韓国では自国の立場、主張だけが一方的に伝えられ、
日本に対する感情的非難が先行する状況が続いている。とくに世論やメディアでは、
“愛国主義”のシンボルになっており、学者や研究者でも客観的な資料紹介や研究がやりにくい雰囲気だ。
研究委員会を主管する外交通商省としては、竹島問題の研究を通じ、
自国に不利な資料や研究が出た場合、世論を刺激しかねない。
このため研究テーマに加えないよう、舞台裏で委員たちに指示したものとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100323/kor1003232335001-n1.htm
>領有権問題は存在しない」というのが公式の立場
なのに、国を挙げて騒ぐのはナジェだ。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ キンキロウ物語
2010.3.27 04:20
1960年代、日本社会を揺るがした「金嬉老事件」の主人公で在日韓国人出身の金嬉老元受刑者が
韓国で亡くなった。事件は静岡でヤクザを射殺した後、逃走中に温泉宿で客を人質に猟銃を持って
立てこもったもので、派手な“劇場型犯罪”のはしりとして世間の耳目を集めた。
ところが犯行の動機として「差別」を言い出したことから、同情した左翼文化人たちが
支援にはせ参じ「差別する日本社会が悪い」といって擁護した。韓国では英雄扱いだった。
彼は逮捕後も意気軒高で、獄中では看守を手なずけ、出刃包丁まで差し入れさせるなど
やりたい放題だった。このため担当の看守が自殺に追い込まれる事件もあった。
日本で服役中、韓国の女性受刑者と文通で親しくなり“獄中結婚”している。
彼女は韓国で日本人ビジネスマンとの男女関係のもつれから夫人を殺害した人物だった。
彼女は出所後、日本で彼と面会しすべてを任された後、その財産を持ち逃げする。
ところが彼が韓国に帰国後、彼女は再び現れ、しばらく同居してまた金を持ち逃げしている。
金嬉老元受刑者は頭がよく、弁が立ち、人を引きつける才があった。
彼を知る人たちは「あの才能がいい方に生かされればよかったのに」と残念がった。
韓国でも女性がらみの傷害事件を起こし服役した。
怖いモノ知らずだったが女性には弱かったようだ。
晩年は“差別”されたはずの日本への“望郷”をよく語っていた。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100327/kor1003270421002-n1.htm
>>188 結局のところ、構って貰いたいから。
2ちゃんの釣り師のメンタリティと同じ。
【音楽の政治学】「私は17歳」 日帝時代も明るかった?
2010.3.29 07:43
今年は韓国がその昔、日本に“併合”された1910年(明治43年)から数えて100年だ
というので、マスコミなどで過去回顧が盛んだ。韓国人にとっては「いまわしい過去」である
日本支配の歴史を振り返るわけだから、あらためてウップンものだ。したがってほとんどの
回顧モノは「暗黒だったあの時代」という話になる。
その日本支配の初期である19(大正8)年3月1日に大規模な反日独立運動があり、
「3・1節」として今も国の祝日になっている。毎年、大統領も出席して政府主催の記念式典
がある。
マスコミは特集記事で繰り返しその意義をたたえる。「よくがんばった史観」というか、支配
されたみじめさより、それにいかに抵抗し、立派に戦ったかを教える愛国・民族教育の日で
ある。どこの国でも“暗より明”の歴史教育は当然である。
しかし最近の調査によると、小中高校生など若い世代には「3・1節」の意味を知らない者が
増えているという。今年、その意味合いを正確に答えられなかった者が40%に上ったという。
韓国でも若い世代に“歴史離れ”が出始めている?
この日に合わせ、KBSテレビの人気懐メロ長寿番組「歌謡舞台」(毎週月曜)は「3・1節特集」
として特別番組を放送した。懐メロ・ファンには見逃せない。休日だったのでじっくり楽しませて
もらった。
番組は『独立軍歌』という、洋モノに韓国語の歌詞をつけた古い民族的抵抗歌謡から始まった。
番組では戦前の演歌モノを中心に二十数曲が登場した。その中に乙女心を軽妙に歌った
『私は17歳』があり、新発見だった。
よく知られた歌だが、発売・ヒットが日本統治時代後半の38(昭和13)年だったのだ。
(...続く...)
浮遊機雷?機関故障? ナゾの韓国艦沈没
2010.3.27 19:39
【ソウル=黒田勝弘】黄海上の南北境界線近くで韓国海軍の哨戒艦が沈没した“事故”は依然、
原因が明らかでなくナゾに包まれている。
しかし最も関心が集まったミサイルや魚雷など「北朝鮮による攻撃」の可能性は弱まっている。
浮遊機雷に接触したか、艦の弾薬爆発や機関故障など内部事故説が有力になりつつある。
沈没したのは1200トン級の比較的大型の哨戒艦「天安」(1989年就役、乗員104人)。
46人行方不明、58人救助は韓国海軍にとっては史上最悪の事態だ。
韓国軍は潜水部隊なども動員し捜索活動を続けているが、
現場は水深20〜30メートルほどでそれほど深くはない。
ただ、艦は全長90メートルもあり引き揚げには時間がかかるため、原因究明は難航しそうだ。
韓国と北朝鮮の海上の南北軍事境界線になっている付近海域は“海の火薬庫”として知られる。
これまでしばしば南北の艦艇による軍事衝突が起きている。このため今回も、
夜間に大型艦が突然、爆発・沈没したことから「北による攻撃か?」と内外を緊張させた。
しかしその後、軍当局は当時のレーダー監視や各種交信情報などから北朝鮮による軍事行動を
示す情報はなく、事後にも北朝鮮側に目立った動きは見られないとし、北攻撃説には否定的だ。
在韓米軍も特別な対応をしていない。
沈没現場は南北境界線からは比較的離れている。
北朝鮮領からのミサイルや砲撃などの標的にはなりにくい位置だ。
あえて北の攻撃と考えた場合、境界線を越境した潜水艦による海中での魚雷攻撃がある。
しかし北朝鮮専門家たちは「海軍力で劣勢の北朝鮮には現在、韓国に対しそうした大胆な
軍事攻撃を加えるほどの意図や動機は見あたらない」としている。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓流の落とし穴
2010.4.3 03:38
日本海に面した韓国の東海岸は夏は海水浴など観光客でにぎわう。漁港が点在し、
浜では水槽に活魚を泳がせ魚を食べさせる店が軒を並べている。しかし冬は寒く閑散として寂しい。
ソウルから高速バスで3時間ほど走ると江原道・江陵市の海岸に出る。
北のはずれに注文津(チュムンジン)という漁港があり、さる1月1日の夜、
漁港の刺し身屋で酒を飲んだ一人旅の58歳の日本女性が、その後、行方不明になって今にいたる。
失踪(しっそう)事件として最近、公開されたが、彼女はいわゆる“韓流ファン”でこれまでしばしば
韓国を訪れ、韓国語も少しできたという。今回さる韓国ドラマの現地を訪ね東海岸までやってきたのだ。
外国の真冬の漁港で、一人旅の日本女性が夜、食堂でひとり酒…。大胆というしかない。
日本の中年女性をそこまで駆り立てる韓流ブームの威力(?)を実感させられる。
そして外国人が韓国語をしゃべると珍しがられもてる。色んな人間が寄ってくる。
その快感がさらに韓国への関心をそそり“韓国病”になる。
昨年、300万人を超える日本人が韓国を訪れた。うち6割以上は女性だ。
韓国は夜を含めきわめて安全なところだが当然、例外はある。この20年間で日本人失踪者は3人。
いずれも女性だが、これを多いと見るか少ないと見るか。
韓国に入れ込む日本女性は昔は歴史的贖罪(しょくざい)派が多かったが、
今や韓流ファンにとって代わられた。しかしいずれも過度の思い入れはまずい?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100403/trd1004030339000-n1.htm
【韓国艦沈没】深まる謎に北関連説が浮上 原因推測乱れ飛ぶ
2010.4.1 20:54
【ソウル=黒田勝弘】黄海上の南北境界線付近で起きた韓国海軍の哨戒艦「天安」(1200トン)
の沈没事件は、2日で発生から1週間を迎えるが、依然、原因が明らかでなくナゾが深まっている。
現場は悪天候が続き、懸命の捜索活動にもかかわらず行方不明の乗員46人の生死も確認できないままだ。
原因について推測が乱舞するなか、マスコミや識者の間では「北朝鮮関連説」が浮上している。
その背景としては、これまでのところ
(1)爆発し短時間で沈没した
(2)艦体が2つに割れるほど衝撃が大きかった
−ことなどから外部要因によるとする見方が多く出ている。
その場合、北朝鮮の魚雷あるいは機雷の可能性が強くなるからだ。
南北間では過去、1983年にミャンマーで同行閣僚など17人が爆死した韓国大統領暗殺未遂や、
87年の大韓航空機爆破など、北朝鮮による想像を絶するテロ事件があった。
その記憶もあり、今回の事件の衝撃とナゾの深まりに世論はどこか「北の影」を感じている。
有力紙・中央日報(31日付)が伝える専門家21人への意見調査では、半数以上が北朝鮮の魚雷や
機雷によるものと推測し「故意、偶発を含め北に関連がある」と指摘している。
魚雷や機雷とした場合、それらを積載した北朝鮮の潜水艦や半潜水艇の存在とその活動があらためて
関心を集めている。特に半潜水艇は今回のような水深の浅い海域でも探知されずに活動ができるからだ。
北朝鮮の動機としては昨年11月、同じ海域で起きた南北交戦の際、敗北した北朝鮮がしきりに
報復を叫んでいたことや、最近の米韓合同軍事演習への反発などが挙げられている。
しかし、国防省は1日、公式会見で「半潜水艇などの活動は常時、徹底して追跡しているが当時、
付近海域での活動は発見されていない。その可能性も極めて低い」と発表した。
水深がたったの数10mなのにどうしてこんなに時間がかかるんだろう。
船体の引き揚げはともかく、破壊された辺りの詳細な映像くらい把握してそうなものだが。
199 :
マンセー名無しさん:2010/04/03(土) 18:51:18 ID:x/fnD9ex
>>195 >韓国は夜を含めきわめて安全なところだ
さすが媚韓工作員黒田
事件後に安全だとアピール
イラク、アフガン、スーダンのダルフール地方、ソマリアなんかと比べると、
きわめて、非常に安全だとおもうが?
>韓国の夜
201 :
マンセー名無しさん:2010/04/10(土) 09:14:50 ID:GO7F0SqR
残念予想はずれた(`・ω・`)
今週あたり、教科書竹島記述に対する政治家の相次ぐ強行発言を
選挙に絡めたパフォーマンスだとの解説記事載ると予想してたのに。
今週も韓国はどれだけ安全かを訴える記事でしたね。
【韓国艦沈没】韓国が船体引き揚げ 36遺体収容 政府「あらゆる可能性に対応」
2010.4.15 20:19
【ソウル=黒田勝弘】黄海の南北境界線近くで3月下旬、ナゾの爆発・沈没をした
韓国海軍の哨戒艦の残骸(ざんがい)が15日、引き揚げられた。不明だった乗組員
の一部遺体が収容されるとともに、焦点になっている原因について本格的な調査が
始まった。軍をはじめ韓国政府は「あらゆる可能性」を念頭に対応を準備しつつあり
緊張感が高まっている。
引き揚げられたのは、2つに切断された艦の40%ほどにあたる船尾部分。同日、
遺体が次々と収容され、国防省は不明者44人のうち36人の遺体を収容したと
明らかにした。
これまでのところ、艦体の破壊状況や鋼板の曲がり具合などから、外部爆発に
よる切断の可能性が強いとみられている。
その場合、魚雷などによる意図的攻撃か、あるいは浮遊機雷への接触など偶然の
“事故”かに分かれる。最大の関心は爆発物が北朝鮮のものかどうかだが、軍当局は
関連の残骸の捜索、収集に全力を挙げている。
204 :
マンセー名無しさん:2010/04/17(土) 09:52:22 ID:bUks1nw3
次の予想(`・ω・`)
日韓好感度調査と竹島の過去の対応を絡め
以前と比べ韓国社会も成熟してきた記事。
それとも、自沈事故を北の攻撃と断定しつつ
しかし戦争にはならないので経済は安定です記事か。
205 :
マンセー名無しさん:2010/05/02(日) 13:00:27 ID:7FkRcC61
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 将軍様のお召し列車
2010.5.8 03:34
北朝鮮の金正日総書記の中国訪問は今回も鉄道が利用された。17両もの特別列車が
平壌・北京間を往復した。金総書記は中国とロシアへの過去6回の訪問もすべて鉄道だった。
この“鉄道好き”は父・金日成譲りで、鉄道でモスクワに出かけるとなると往復何週間もの外遊となる。
この時代に外国訪問で飛行機を使わない首脳は世界にいない。金総書記が中国とロシア
にしか行かないのは、鉄道が使えるからとの説もある。なぜ飛行機を使わないのだろう。
先年、ロシア訪問に際し「飛行機では何も見られないから」と語ったという記録が残っているが、
真相はナゾだ。北朝鮮ウォッチャーたちの間では「事故やテロへの恐怖から」との説が一般的だ。
そういえばつい最近、外遊中のポーランド大統領一行が飛行機事故で一瞬のうちに亡くなった。
国を一人で取り仕切っている独裁者は「自分がいなくなればどうなる?」とことのほか死が怖い。
「オレがオレが」だから他人が信用できず、その分不安も強い。金総書記が飛行機に乗って
外国訪問するようになれば、それは北朝鮮の“体制変化”の象徴になる。
ところで「将軍様のお召し列車」は濃緑色だが、鉄道マニアにいわせるとこれは旧共産圏カラー
とか。一方、朝鮮半島から旧満州経由で北京までの鉄道路線は日本統治時代の遺産だ。当時は
韓国南端の釜山から北京に通じていた。金総書記が鉄道で行けるのもそのおかげというわけか。
(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100508/kor1005080335001-n1.htm
韓国軍が安保体制見直しへ 沈没艦事件で異例の反省
【ソウル=黒田勝弘】韓国の李明博大統領は4日、南北境界線付近での海軍哨戒艦沈没事件に関連し
「全軍主要指揮官会議」を開き、これまでの北朝鮮に対する軍事的備えを「現実より理想に走りすぎていた」
と反省するとともに、緊急態勢や特殊戦への対応、情報能力、規律などを全面的に再検討するよう指示した。
大統領が平時に全軍主要指揮官会議を直接招集し指示するのは初めてだ。
哨戒艦沈没事件の原因究明は現在まだ進行中だが、李大統領は事件を「北朝鮮の攻撃による」と判断、
韓国軍の現状に強い不満と懸念をした。
李大統領は会議の演説で「(今回の事件で)われわれはわずか50キロの距離に最も好戦的な勢力が
存在することを忘れ、安保態勢や安保意識が緩んでいたことが分かった」と述べ、北朝鮮犯行説をかなり
はっきり打ち出している。
事件に対する韓国国民の衝撃は大きく、犠牲者に対する哀悼と“愛国ムード”が続く一方、日ごろの備え
など軍に対する不満や批判が噴出、李明博政権を揺さぶりつつあった。
李大統領が韓国軍の現状について「現実より理想」に傾いていたと批判した背景には2つの問題点が
指摘されている。
ひとつは、1980年代末からのいわゆる民主化と過去10年間の対北融和政権で「北の脅威」論が完全に
後退し、北朝鮮を「敵」ではなく「同胞」とする考えが広がったことだ。
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 金日成・正日父子の勘違い
2010.5.11 03:55
北朝鮮の金正日総書記(68)の中国訪問をソウルからながめていて思いだしたことがある。
父・金日成(1912〜94年)の外遊との違いである。金総書記は中国とロシアにしか行ったこと
がないのに対し、金日成は生前、中国やソ連(現ロシア)のほか東欧や中東、インドネシア、
モンゴルなどにも出かけている。
父親より息子の方が“世界が狭い”というのは、指導者としてはいかにも偏狭(!)すぎる。
本人は昔から映像好きで知られ、各国の衛星テレビやパソコンも見ているから、だいじょうぶ
と思っているかもしれない。しかし世界が国際化とかグローバリゼーションといって、地域会議や
国際会議などで交流がひんぱんになっている時に鎖国とは、いかにも“唯我独尊”でかたくなすぎる。
もっとも、だからといって父が国際感覚豊かで情勢判断が確かだったかというと、これまた必ず
しもそうではなかった。
たとえば金日成は生前、いわゆる“非同盟諸国”や“第三世界”に入れ込んだ。「反米・反帝
・自主独立」で小国が力を合わせ、発展しようというわけだ。
これにだまされた一人に日本の作家・小田実(まこと)がいる。
(...続く...)
1960年代に大ベストセラーの世界旅行記『何でも見てやろう』で人気を博し、70年代には
ベトナム反戦運動の“ベ平連”のリーダーとして知られた。進歩派知識人らしく「ベトナムの次は
朝鮮」と思ったのか北朝鮮を訪れ、金日成と会う(76年)。
その記録が評論集『私と朝鮮』(77年、筑摩書房刊)として無残に残っているが、その中で小田は、
金日成が「前途有望な国はソマリアとマダガスカルだ。理由は食糧の自給に真剣に取り組んでいる
からだ」と語ったことにいたく感動し、繰り返し紹介している。
しかしソマリアとマダガスカルは今なお世界の最貧国だ。小田が北朝鮮を「第三世界のモデル」
と持ち上げ「金日成さんは世界を見ているなという気がした。あるいは、歴史を見ている」と絶賛
したのは見事な錯覚だった。
北朝鮮自身がその後、ひどい食糧難にあえいでいるのは周知の通りである。
他人のミスをあげつらうのは申し訳ないが、失敗も教訓として生かせば救われる。この時、金日成
は小田との会見で「なによりも、人民に食糧を十分に供給しなければならない。人民に十分食べさせ
ないことには、いかにりっぱな政治スローガンをかかげても役に立たない」と語ったという。
父・金日成自身、「コメのご飯と肉のスープを食べさせる」という人民への約束を実現できないまま
世を去ったが、後継者の金正日政権は「りっぱな政治スローガン」ばかりで人民を食べさせられないでいる。
政治スローガンの「主体思想」も「われわれ式社会主義」も「強盛大国」も、そして権力世襲も、まず
人民を十分食わせるためではないのか。この地域で今なお北朝鮮だけがなぜ食糧難なのだろう。
中国訪問の金総書記は一時に比べ体重は増えたようだが、表情はさえず、髪も薄くなった。
足を引きずるような歩みに、老いとともに、ままならない現状への“悩み”がうかがわれる。
「人民を食わせること」を指導者の最大課題と決断すれば方法は簡単だ。開国に向け、これまでの
考え方、やり方を変えればいい。今回こそ、中国訪問でそのヒントを得たのだろうか。(ソウル支局長)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100511/kor1005110356000-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 頭痛いウワサ社会
2010.5.15 03:30
韓国では18日が「光州事件30年」ということでマスコミなどの回顧が盛んだ。事件は
1980年5月18日、南部の光州市で起きた。軍部の政治支配に抗議する学生や市民
による地域ぐるみの反政府闘争だった。なぜ光州市か?というと、昔から反政府・野党
気質が強い地域で、金大中氏など野党勢力の牙城になっていたからだ。
デモが激化し軍が鎮圧に出動。デモ側も武装し抵抗したため衝突で双方に約200人
の死者が出た。ところが当時、死者2000人説が広く流布され、日本をはじめ国際社会
でもまことしやかに伝えられた。出版物などにも書かれていた。
日中戦争の「南京大虐殺事件30万人」説と同じく、常識的に考えればすぐデマと
分かる数字だが、それをある政治的状況下で政治的に利用する勢力がいて世論を
扇動する。政治対立の激しい韓国ではこの種のウワサやデマが実に多い。
2年前、大規模反政府デモを誘発した「米国産牛肉イコール人間狂牛病」説など、
反政府系のテレビ番組がそれをあおったため世論がパニックになった。今また韓国海軍
・哨戒艦沈没事件でもデマが猛威を振るっている。
事件は外部からの魚雷攻撃説が強く北朝鮮の犯行の可能性が高いが、北を悪者に
したくない左派や反政府派を中心に、米軍による誤爆・謀略など逆に“米国犯人”説
がしきりに流布されている。軍当局はこまめに反論・説明を繰り返しているが、社会
のウワサ体質に頭が痛い。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100515/kor1005150331000-n1.htm
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 併合100年記念の温度差
2010.5.15 07:42
日韓の歴史では今年が「日韓併合100年」にあたるといって、韓国では何かと動きが
目につく。10日には両国の知識人による記者会見と「併合は無効」とする共同声明の
発表があった。
すでに65年前の1945年に終わっている“併合”を、今さら有効か無効かなどといっても
はじまらない話だ。無効だったからといって、併合による日本の韓国支配(35年間)という
歴史的事実が変わるわけでもないが、声明はそれをあらためて日本政府に認めさせ、
留飲を下げよう(?)というわけだ。
この声明発表を韓国マスコミは大々的に報道している。そして日本ではほとんど報道
されないことに不満を表明している。
しかしこの違いは当然だろう。まず日本人の大多数は「今なぜ100年前の話なの?」と
ピンとこない。日本での近年の韓国のイメージは、韓流人気のほか経済や文化、スポーツ
など元気いっぱいの発展イメージが強いからだ。
100年前の併合(条約)の有・無効など、学者の研究、議論にまかせればいいというのが
正直なところだろう。学問次元の歴史研究での話というわけだ。
(...続く...)
それから、知識人に対する“ありがたみ”が日韓では違う。
今回の知識人声明(日本側104人、韓国側109人)で日本側は、和田春樹東大名誉教授
や大江健三郎氏ら、韓国マスコミも指摘し残念がっているように、ほとんどが左派ないし
進歩的文化人だ。
運動や声明が好きないわゆる “朝日・岩波文化人”たちだが、そうした限界以上に、日本
では知識人たちが何か政治的、社会的発言をしたからといって、韓国ほど大きな関心を
引かない。影響もさしてない。
韓国では大学教授など知識人による“時局宣言”など世論に強い影響を与えるし、現在の
鄭雲燦首相のように、大学教授が首相や大臣に任命されることも多い。知識人のお見立て
やご託宣が大いにありがたがられ、影響を持つのだ。
歴史的に見て、日本のような武家支配ではなく、韓国では書斎人ともいうべき“文民エリート”
が支配階級を形成してきた。その社会的伝統の違いからきているのかもしれないが、韓国の
知識人は政治的な発言を活発に行い、相当な影響力がある。
たとえば「第1期日韓歴史共同研究委員会」では、韓国側の学者は途中で平気で国会議員
になっている。先ごろ終わった「第2期共同研究委員会」でも、韓国側メンバーは今回の声明
に堂々と加わっている。
日韓併合条約(1910年)については「第1期共同研究委員会」で研究対象になっている。
その報告書に詳しい研究、議論が紹介されているが、日本側は「強制性があっても国際法的
には合法・有効で国際社会も認めていた」というのに対し、韓国側は「帝国主義の植民地支配
は悪」という「歴史意識」を強調し、無効・不法を主張している。
学問的にはいまなお、研究者の間で当時の資料や文献研究が続いており、結論など出ていない。
(...続く...)
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ただ乗り天国
2010.5.22 02:47
所用で韓国中部の拠点都市・大田(テジョン)に行ってきた。ソウルから高速鉄道(KTX)で
1時間足らずだから、もはや通勤圏といってもいい。大田に一部の政府機関もあるのでKTX
には公務員がよく乗っている。
その大田からソウルまでKTXの特室(日本でいえばグリーン車)に乗ったのだが、不思議な
ことに大田駅の改札はもちろん車内での検札、ソウル駅出口の改札を含め切符のチェックが
まったくないのだ。切符はそのまま持って帰ったから今も手元に残っている。
これは在来線でも同じだ。趣味の渓流釣りで辺地行きの中央線や嶺東線などにもよく乗るが、
その始発駅であるソウルの清涼里駅で改札がない。列車内でも指定席なのに検札がない。田舎
の駅はもちろん誰も切符を受け取らない。
そこで「これじゃただ乗りがいるのでは?」と気になっていたら、やはりそうだった。最近、見かけた
鉄道庁の数字によると、自慢のKTXを含め全体では年間30万人もの無賃乗車が摘発されている
という。だから車内検札はやっているらしいのだが。
ただ乗りは地下鉄でも多いようだ。自動改札のバーを乗り越えたり、下からすり抜けたりするのを
よく目撃する。実に堂々とやっている。発券はえらく自動化が進んでいて、駅のコンピューターの前で
1人ですべてOKなのだが、現実はこれと大量ただ乗りが同居しているのだ。先端機械にマナーが
追いつかない?(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100522/kor1005220247001-n1.htm
>>215 マナーが追いつかない、と書いているのは優しいなぁw
本当は、悪癖未だ治らずじゃないのか?
ソウルの地下鉄って確かえらい安いよな。それでもか。
218 :
マンセー名無しさん:2010/05/26(水) 03:08:50 ID:RRexLNRa
今週は株価下落を受けて
戦争の心配は薄い記事だな
>>218 そうでもないよ 株価下落の一因に半島情勢も入ってるとさ
by 犬hk
220 :
マンセー名無しさん:2010/05/26(水) 17:48:17 ID:UAnxuqf3
>>219 違う
韓国政府の指示で黒田工作員が韓国経済のために朝鮮戦争再開の可能性は低いと記事にするのさ
実際事件直後だったかな、一度書いてるからね
それと同じ日の半島発のニュースで、格付け会社に「経済的リスク要因とはならないと通達した」
なんてのがあって笑わせてもらったよ
黒田は間違いなく韓国政府の対日工作活動を担ってる
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 「ベントウ」
2010.5.29 03:05
南北非武装地帯の板門店では以前、南北会談などの際、北朝鮮の記者もやってきて面白かった。
会談が長引き昼食をはさんでとなると、双方で簡単な食べ物や飲み物も出た。
会談場が北側だと北が接待し、南側だと南が接待した。
ある時、南側で弁当が出たのだが、これを見た北の記者が「おう、ベントウか」というではないか。
日本語でそのまま「ベントウ」といったのだ。とたんにうれしくなった。
いつも自主とか主体とかいって威張っている北のエリート記者が日本語を使ったのだから。
そこで「韓国では弁当のことを最近は“トシラク”といってるんだけど…」と教えてあげたところ、
今度は「そりゃ、何じゃ?」という。韓国ではナショナリズム(愛国主義)から「ベントウ」は
やめて自国語に変えたのだが、閉鎖的な北では逆に日本統治時代の遺産が残っているのだ。
最近、韓国艦撃沈事件で魚雷の破片に刻まれていたハングルの「1ボン(番)」が
北犯行の証拠になった。これに対し韓国の親北・反政府派が「北では日本式の1ボン、2ボン…
は使わない。1ホ(号)、2ホ…という」といって北犯行説を批判した。
すると早速、脱北者たちが「そんなことはない。北でもボン(番)は使っているぞ」と反論、
親北派を笑った。その後、北の官営メディアは「物証などはでっち上げ」と宣伝を始めたが、
さすが「われわれはボンは使わない」とはいっていない。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100529/kor1005290305001-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ ショーユの国際化
2010.6.5 03:13
韓国料理を世界に広めようとの「韓食世界化」論が官民挙げてにぎやかだ。
背景には、いつもの日本への対抗心とともに、日本の経験を参考にしようという昔からの
「日本に学べ」論もある。
最近も関連のセミナーがあって、筆者をふくめ日韓双方から何人か出席して議論した。
その席で韓国の研究者が「日本料理の国際化には政府の積極的な政策があった」と口をそろえていうので
「それは違います。あくまで民間主導のビジネスとしての努力の結果だ」と反論しておいた。
議論では「日本料理の味とはしょうゆ味だ」となり「しょうゆ味の国際化」の歴史が
話題になった。しょうゆ味を米国社会に広げた日本帰りの米軍将兵やキッコーマン、
さらにテリヤキ・ステーキやテッパンヤキの進出など。
確かにスシ、サシミ、スキヤキ、テンプラ、ウドン…みんなしょうゆと関係がある。
議論は「では、韓国料理で連想されるしょうゆ味に相当するものは何か?」となり、
コチュジャン(唐辛子みそ)やゴマ油などが出たのだが「これをどう国際化するか」で行き詰まった。
これには「しょうゆも米国では当初、拒否感があったのだから」とエールを送った。
朝鮮戦争以来、この60年間で韓国生活を経験して帰った米軍将兵は相当な数だ。
在米韓国人も200万人に上る。こうした条件を考えれば、韓国料理は政府が音頭を取らなくても
国際化していていいはずなのだが。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100605/kor1006050314000-n1.htm
>朝鮮戦争以来、この60年間で韓国生活を経験して帰った米軍将兵は相当な数だ。
>在米韓国人も200万人に上る。こうした条件を考えれば、韓国料理は政府が音頭を取らなくても
>国際化していていいはずなのだが。
またまた〜w
>>223 韓国料理は、受ける要素が無いから国際化出来ない。
それを具体的に言わないのが皮肉なんだろう(^Д^)
ま、皮肉を言われてるのをお世辞を言われてると勘違いしてホルホル。
たまに皮肉が通じず叩かれるというのが黒田氏のデフォルトだからねえw
226 :
マンセー名無しさん:2010/06/07(月) 23:10:22 ID:sX2DKRiP
>>223-225 読解力のない人は黒田の記事読まない方が良いよ
釣られてるのチョンではなく皮肉と喜んでる頭の悪い人だから
黒田によると醤油も当初は拒否感があったが民間企業の努力の結果で広まった
朝鮮料理はその努力を今までしていない
黒田は国際化していなくて当然だと言ってる
最後の3行はおまえらのような馬鹿を釣るため取って付けただけ
本文とは関係ない
228 :
マンセー名無しさん:2010/06/07(月) 23:29:15 ID:sX2DKRiP
それだけ頭の悪い書き込みが多いのよ
馬鹿に限って成長しないから
本人がどう思っているかも確認した訳でも無いのに、何故そんなに
自信満々で書き込むかな♪
230 :
マンセー名無しさん:2010/06/07(月) 23:43:03 ID:sX2DKRiP
本人がどう思っているかも確認した訳でも無いのに
皮肉扱いするのかな♪
231 :
マンセー名無しさん:2010/06/07(月) 23:49:16 ID:enR3xupO
皮肉だと捉えた人を己の解釈が正しいとして、その人達を馬鹿扱い
した奴の事はスルーか?
232 :
マンセー名無しさん:2010/06/07(月) 23:52:00 ID:sX2DKRiP
馬鹿がスルーせずに正々堂々反論すればいいのにね♪
皮肉なんだから皮肉なんだよ!くらいしか返されたことありませんが
何を言われているのかさえ理解出来てないみたいだな(笑)
234 :
マンセー名無しさん:2010/06/07(月) 23:58:55 ID:sX2DKRiP
>>233 仕方がないよ
黒田擁護は馬鹿ばっかりだもん
この記事も実はちょと重要なこと隠されてるんだけどね
気づかないだろうな〜
黒田擁護?
┐(´∀`)┌ヤレヤレ
ここは大昔から親韓板なのに、最近は馬鹿とかチョンとか変なのが増えたねぇ。
237 :
マンセー名無しさん:2010/06/08(火) 00:03:43 ID:xImn1hEF
いいよいいよ
黒田叩きに対しては中傷レスのみ
わかりやすいなあ
>>235 アンチ黒田粘着のデンパになに言っても無駄無駄w
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 白頭山が噴火?
2010.6.12 03:18
中朝国境の白頭山にはこれまで4回、行ってきた。いずれも中国側からだ。
中国では長白山といっている。標高2750メートルで朝鮮半島では最も高い。
頂上に火口湖の「天池」があり秀麗かつ絶景である。
湖の水が「長白瀑布(ばくふ)」となって流れ落ち渓流になっているが、渓流には温泉もわき出ている。
その温泉水でゆでた温泉卵を売っている。渓流には「長白第一温泉」といったか温泉場もあって、
毎回、ゆで卵を食べながら「白頭山のいい湯だナ…」を楽しんだ。
火口湖があり温泉が出ているから白頭山は火山である。死火山と思われていたが、近年、
周辺でしばしば地震が起きている。地下のマグマが活発化しているとの研究もあって、
このところ韓国マスコミがテレビ特集などでしきりに「噴火の可能性」を伝えている。
アイスランドの火山噴火でヨーロッパの航空路がマヒしたというニュースがきっかけのようだが、
白頭山が大噴火した場合、どうなるか? というわけだ。韓国マスコミも紹介していたが、
実は日本の東北地方から北海道にかけては「白頭山−苫小牧・火山灰」という厚さ1〜5センチの
地層がある。
これは10世紀の白頭山の噴火による火山灰が日本にまで飛んできて堆積(たいせき)したのだという。
昔、中朝国境からロシアにかけて存在した渤海国(698−926年)の滅亡はこの時の大噴火が
原因とする説もある。韓国人が無縁だった火山や地震に目覚めつつある。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100612/kor1006120319001-n1.htm
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 韓国、また泣き寝入り?
2010.6.12 08:13
事件がナゾで真相が分かりにくい時、
よく出る話に「それで誰がいちばん得をしたか考えれば真相が分かる」というのがある。
左翼に愛用された理屈で、いわゆる“謀略史観”というのがそうだ。
ソ連など共産圏が健在なころ、国際的な事件で「アメリカ帝国主義」を非難する際によく使われた。
したがって北朝鮮も謀略史観が大好きで、米国や日本、韓国などを非難する際、よく使ってきた。
ところで、韓国で先ごろ起きた哨戒艦撃沈事件は「なぜ北朝鮮が?」と、動機などに分かりにくい
ところがある。そこでこれに「誰がいちばん得をしたか?」論をあてはめてみると、面白い。
結論は「いちばん得をしたのは北朝鮮」で「犯人はやはり北朝鮮」となって納得なのだ。
そう思わせられたのは先週、行われた韓国の統一地方選挙が、まさに北朝鮮の思い通りの
結果になったからだ。
選挙結果は内外の予想を裏切り与党惨敗、野党大勝に終わった。
ソウル市長も危うく野党に取られるところだった。
哨戒艦事件で北朝鮮に対する批判が高まっていたときだから、
安保重視の保守派の政権・与党に有利と思われたのに、結果は逆だったのだ。
北朝鮮は当初から哨戒艦事件は「韓国のデッチ上げ」といい
「選挙を与党を有利にするための謀略」などといった政治宣伝に熱を上げていた。
ところが政権・与党が「北の脅威」を強調し、北朝鮮糾弾のトーンを高めたため、
世論は「南北の緊張が高まるのはまずい」となり、
逆に「戦争より平和」を訴えた野党支持に流れてしまったのだ。
>>240 これには「このままでは戦争だ!」「われわれは戦争準備ができている!」
などといった北朝鮮の脅迫キャンペーンも効いた。
「戦争か平和か」といわれれば、緊張が緩んで久しい、豊かな暮らしの韓国社会は「平和」に傾く。
北朝鮮に対しては「対立より支援・協力」を主張する野党の勝利は、北朝鮮の大いに望むところだ。
野党は哨戒艦事件についても「北を追いつめた韓国が悪い」と李明博政権を非難していた。
韓国は元の対北支援・協力政策に戻るべきだというのだ。
その野党が勝ったのだから北朝鮮は大喜びである。選挙の勝利者は北朝鮮だった。
事件のおかげである。だから北朝鮮は事件を起こした?
北朝鮮の“戦争脅迫キャンペーン”に興味深いものがあった。最高権力機関の
「共和国国防委員会(金正日国防委員長)」のスポークスマン声明(5月20日)にはこうある。
「わが方が遂行する全面戦争は(略)全民族が強盛する統一大国を打ち立てる
全民族的で全人民的、全国家的な戦争になるだろう」
報復や制裁には全面戦争で応えるが、それは南北統一戦争になるというのだ。
ちょうど60年前に失敗した、武力による南北統一戦争をまたやるといっているのだ。
韓国も、実は有事に備えた米韓連合軍の「作戦計画5027」があり、
そこでは北進および平壌占領を含む“統一戦争”が視野に入っている。ということは、
南北とも口では平和統一をいっているものの、具体的な統一イメージではやはり“武力統一”なのだ。
>>239 >10世紀の白頭山の噴火による火山灰が日本にまで飛んできて堆積した
本家の記録が知りたいニダ。
>>243 支那にも半島にも、文献記録としては残ってないんです。
地質学的には、10世紀にかなりの規模の噴火があったことは確実視されているのですが...
>>240 誰が得をしたか、というのは韓非子あたりからあるな
単なる陰謀論と言うのは安っぽい決めつけだ
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 学習効果は生かそう
2010.6.16 03:00
鳩山由紀夫前首相にとって5月29、30日、韓国で開かれた日中韓3国首脳会談は
首相として最後の外交舞台となった。この訪韓で日韓双方の外交当局者は大いに振り回された。
会談の場所は本土から離れた済州島だったのに、鳩山氏が直前になって急に、
韓国哨戒艦撃沈事件の戦死者たちを弔いたいと言い出したからだ。
しかも最初は、艦隊司令部のある西海岸の平沢基地に行こうとした。
しかし墓所は大田市の国立墓地と分かり、そちらとなった。
専用機は済州島ではなくまずソウル近郊のVIP空港に降り、
鳩山氏はそこから韓国政府差し回しのヘリコプターで大田に向かった。
国立墓地の参拝風景は、日本の要人としては珍しく韓国マスコミで大きく報道され、
好評だった。隣国での哨戒艦事件への強い関心は、「友愛」だけではすまない、
この地域の安全保障や軍事問題への重大な関心を意味する。
鳩山氏は首脳会談でも哨戒艦事件に触れ、「もし日本が同じような攻撃を受けたとしたら、
韓国のように冷静で沈着な態度を保つことは難しかっただろう」と述べた。
ところがこの発言について韓国大統領府が
「自衛権発動が不可避だっただろうという趣旨の発言だった」と説明した。
それが韓国マスコミでは「鳩山首相が自衛権発動も発言」と伝えられた。
このニュースをテレビで見て「鳩山首相もずいぶん安保を勉強したなあ」と感心したのだが、
後に日本側が「自衛権発動うんぬんは言ってないはず」と抗議したため、
韓国側もそこは「なかった」と訂正した。
しかし、鳩山氏は韓国側に「日本なら自衛権発動だ」と思わせるような発言をしたのだ。
これは、いざとなれば軍事力でも国を守るという、
「友愛」だけではない断固とした安保・国防意識の表れではないか。
>>246 日中韓首脳会談の前に、米軍普天間飛行場問題は日米合意重視で元に戻った。
鳩山氏は東アジアにおける沖縄米軍基地の必要性や、日米安保協力の重要性を語っている。
その観点で沖縄や世論の理解を求めたいという構えだった。
韓国での韓国軍戦死者慰霊というパフォーマンスは、東アジアの安全保障の現状を
沖縄をはじめ世論に印象付ける、日本向けの説得工作の一環でもあったようだ。
これは悪くない。まさに東アジアの現状はそうなんだから。
鳩山氏は首相辞任表明のスピーチでは
「日本の安全保障をいつまでも米軍に依存し続けるわけにはいかない」と述べている。
「自分の国は自分で守るべきだ」という、文字通り自主防衛の必要性を強調しているのだ。
これだと当然、「普通の国家」を目指しての憲法改正に向かわなければならない。
在任8カ月の“学習効果”だろうか。せっかくその効果が出始めていたのだから、辞めたのは惜しい。
鳩山氏は当初、「米国離れ」などから韓国の盧武鉉前大統領に似ているといわれた。
しかし盧武鉉氏も“学習効果”のせいか、最後は米国とFTA(自由貿易協定)を結んで
米韓関係修復に取り組んだ。支持勢力の反米・左派からは当然、非難されたが。
それにしても日本の世論は性急すぎる。あれだけ支持しながら8カ月でもう「辞めろ」とは。
これでは圧倒的支持という当初の「選択」が間違っていたことになる。
世論には当然、その反省がなければならない。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100616/kor1006160300001-n1.htm
これは酷い。
鳩山をここまで擁護する必要は無いだろ。
解決策もなく出来るとホラ吹き、目の前のことにやたらと影響を受ける。
鳩山は長期展望ゼロ。早く辞させるのがベストな選択だった。
皮肉だろ
>>249 最後の段は確かに日本国民に対する皮肉なんだろうけど、
鳩山に対する部分はどうかと?
盧武鉉という悪しき前例を報道していたはずの黒田氏なら
政権につく前に「学習」出来なかった鳩山をもっと非難していいと
漏れは思う。
>250
それはまた別の問題。
246-247のコラムは「鳩山氏を選んだこと」についての日本国民への問いかけであって
鳩山氏に対する問いかけではない。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ コリア・スクール大使
2010.6.19 02:57
新しい駐韓日本大使に武藤正敏氏(61)が任命された。武藤氏は韓国勤務が
語学研修を含めこれで5度目という韓国通だ。旧外交官試験合格組などエリートを
意味するいわゆる「キャリア」組で韓国語を専攻した“コリア・スクール”の第1号であり、
初の駐韓大使誕生となった。
韓国語ができた駐韓大使には、日本統治時代の京城帝国大学卒で1980年代
初めに駐韓大使を務めた前田利一氏がいるが、戦後派では武藤氏が最初だ。
経歴的には異例の抜てきと評されており、民主党政権下の新人事といっていい。
現在、ソウル駐在の各国大使の中では女性のスティーブンス米大使が抜群の
人気だ。学生時代に平和部隊のメンバーとして韓国で活動経験があり、韓国男性と
結婚(後に離婚)し、韓国名も持っていて韓国語は達者だ。いろんな場面のニュース
で好意的に紹介され、知名度はきわめて高い。
武藤新大使にとっては彼女がライバルということになるが、ただ、言葉はやはり
手段であって、韓国語でどういうメッセージを韓国世論に伝えるのか。その中身が
重要だろう。
たとえば日韓の領土問題に関し、日本大使は韓国で日本政府の公式立場を堂々と
語れないという、不思議かつ惨めな状況にある。大使をはじめ日本の外交官たちが
反発を恐れて萎縮(いしゅく)しているのだ。武藤大使は達者な韓国語を駆使し、
韓国世論にしっかり“日本”を伝えてほしい。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100619/kor1006190257000-n1.htm
と言うけど、少しでも本気で竹島を返せとか言ったら
半島の基地害がどもがこれでもかといわんばかりに
近視眼的な抗議をするのは目に見えてるはず
いっそ断交するくらいの気概で望むならまた話は別だが。
しかし釣りがうまいなあ
【W杯】北朝鮮の大敗は金総書記のせい? 「将軍様から戦術的助言」
2010.6.23 12:00
【ソウル=黒田勝弘】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でポルトガルに
0−7で大敗した北朝鮮の敗因をめぐって「金正日(総書記)の作戦ミス」とする説が出ている。
23日の韓国紙によると、北朝鮮チームのキム・ジョンフン監督はもともと守備出身で
守り中心のプレーを得意としてきた。ところがポルトガル戦では点を取りにいったため
守りにスキができ、大量点を許す結果になった。
とくに失点が重なった後もほとんど守りに入らなかったのは、常識はずれといわれている。
こうした極端な攻撃型作戦への突然の変身は、金正日総書記から直接の指示があったため
というのだ。
情報当局筋の分析として伝えられているもので、キム監督自身、大会が始まった後、
「金正日将軍様から携帯電話で戦術的助言を直接受けている」と語っている。
サッカー関係者も「キム監督はもともと沈着、冷静な人物。
外部からの作戦介入がなければありえない作戦ミス」と評している。
情報当局者などは「経済難などで沈滞している国民の士気を高揚するため、サッカーでも
攻撃一辺倒に出たものとみられるが、結果は大敗してしまい逆に国民は意気消沈のようだ」
と語っている。
http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100623/scr1006231200065-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 韓国百貨店80年史
2010.6.26 02:56
ソウルの中心街で有名百貨店というと「ロッテ」と「新世界(シンセゲ)」だ。
このうちロッテは在日韓国人の資本で1970年代末にできた比較的新しい百貨店だが、
新世界が今年「創立80周年」として老舗を誇ろうとしたところ、待ったがかかった。
新世界は日本統治時代の「三越」を引き継いで戦後にスタートした。
三越時代の建物は文化財級で、今もそのまま旧館として使われている。
そこで三越時代を含め「80周年」としたのだが、
三越時代を含めるのはおかしいと世論の批判が起きた。
結局、「開店80周年」ということにしたが、国立ソウル大学や国立中央博物館なども
日本統治時代の京城帝国大学や総督府博物館の歴史を含めるかどうか、議論になったことがある。
表向き日本時代に対する拒否や否定が盛んな韓国で、三越時代にこだわる新世界は逆に新鮮(?)だ。
韓国の百貨店は、女性従業員が客に頭を下げ、食堂街やイベント会場などもあり、たいそう明るく、
買わなくても楽しいところといった日本風百貨店のロッテの登場で、80年代以降、一変した。
新世界も日本人店長を招くなどして雰囲気を一新し成長した。
ただ、オールド・ウオッチャーにとって寂しいのは、戦前から民族資本系としてがんばっていた
「和信(ファシン)」が80年代に店仕舞し消えてしまったことだ。それでも日本と違って韓国では依然、
百貨店は隆盛で、今や日本の業界から視察団がやってくるほどだ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100626/kor1006260256000-n1.htm
【北の脅威の中で 朝鮮戦争60年】(上)中国が最大の敵だった 金政権崩壊、座視できず
2010.6.26 20:48
朝鮮戦争勃発(ぼつぱつ)60周年を前に、韓国のテレビや新聞で当時の国連軍・韓国軍と
中国軍が死闘を繰り広げる熾烈な戦闘シーンが紹介された。
戦闘は人海戦術で押し寄せる中国軍に対し、国連軍が白兵戦で立ち向かう激しいものだった。
あれは“塹壕戦”というのだろうか。中国兵は国連軍陣地の塹壕にまで飛び込み襲いかかる。
これに国連軍側は銃剣で応戦する。双方、泥だらけの文字通り死闘だ。
激戦の末、戦いは国連軍の勝利に終わる。陣地には米国、フランス、韓国の国旗が翻る。
国連軍の兵士たちは、散乱する中国兵の死体のそばで「バンザイ!バンザイ!」と歓声を上げる…。
迫真のカラー映像だった。韓国軍や国連軍にとって朝鮮戦争は、北朝鮮だけではなく
中国との戦争でもあったことを、あらためて印象付けるものだ。
それにしても映像がカラーとは?
瞬間的に実物映像と勘違いしたのだが、実はパフォーマンスだった。朝鮮戦争60周年を前に、
当時の参戦将兵たちを招いて行われた記念行事における、戦闘の再現シーンだった。
この戦闘は1951年2月13〜15日、ソウル近郊の京畿道楊平郡砥平里(チピヨンリ)を
舞台にした「砥平里戦闘」として戦史に残っている。
韓国・国連軍は南下してきた中国軍との戦闘で初めて勝利する。
約2万の中国軍に対し韓国・国連軍は約5000。この勝利を機に韓国・国連軍は、
怒濤のように攻めてくる中国軍への“恐怖”を払拭し、反撃へのきっかけをつかんだ。
朝鮮戦争60周年の今年、韓国では“中国の影”がしきりに語られている。過去にはなかったことだ。
>>256 背景には、内外に衝撃を与えた韓国哨戒艦撃沈事件がある。
中国は「北朝鮮の犯行」という“真相”から顔をそむけ、国連など国際舞台でも韓国への協力を拒否している。
韓国では「中国は無法な北朝鮮をまだかばっている」と不満が高まっている。
韓国あるいは朝鮮半島にとって中国はどういう存在か−。
朝鮮戦争開戦の節目は韓国国民に「ままならない中国」を実感させている。
朝鮮戦争(1950〜53年)での中国軍の介入は開戦3カ月後だった。
6月25日、北朝鮮軍の奇襲で始まった戦争は、3日後の28日には早くも韓国の首都ソウルが陥落。
北朝鮮軍は一気に南下し南部の洛東江まで攻め込んだ。
しかし支援の米軍(国連軍)がソウル西方の仁川に上陸してソウルを奪還。
韓国・国連軍は境界の北緯38度線を越えて北朝鮮軍を追い上げ、10月には平壌を占領した。
しかし、さらに北進したところで中国軍が国境の鴨緑江を越え南下してきた。
国境地帯への危機感からくる「自国防衛」が名分だった。だが中国軍は北朝鮮軍とともに
韓国・国連軍を38度線の南に押し戻し、翌51年1月にはソウルを再び占領した。
>>257 ◆民主統一ならず
国連は派兵に際し「統一された民主朝鮮の樹立」を決議していた。
韓国・国連軍の北進で北朝鮮軍はほぼ壊滅していた。
崩壊寸前だった金日成政権は中国の支援で息を吹き返した。
中国の介入で「民主的な統一朝鮮の樹立」は実現しなかったのだ。
戦争の方は、先の「砥平里戦闘」の勝利などで韓国・国連軍が反撃に転じ、3月にはソウルを再奪還。
その後、38度線付近で激しい攻防を続けながら休戦会談(51年7月〜53年7月)となった。
当時、中国軍の兵力は「前線に54万、後方の満州に75万いた」という
(「中央日報」に連載中の韓国軍の白善●(=火へんに華)(ペクソンヨプ)将軍回顧録から)。
北朝鮮軍よりはるかに多い。中国軍の戦死者は30万以上との説がある。
また北朝鮮軍にも中国共産党軍出身の兵士が多数加わっていた。
最高司令官・金日成自身がそうだったが、抗日闘争や国共内戦を経験した朝鮮人たちで、
開戦時に韓国に侵攻した兵力の3分の1は彼らだったという
(卜鉅一(ポクコイル)著「韓半島を覆う中国の影」から)。
戦争で対中反撃の主役を務めた米第8軍司令官のリッジウェイ中将も
「朝鮮戦争は中国軍との戦いだった」と回顧している。
>>258 ◆補給が弱点
大量の兵力で人海戦術の中国軍は補給に問題があった。
それが分かった国連軍は、後に強力な砲兵による集中火力と空からの攻撃で戦果を上げた。
中国軍は朝鮮戦争参戦の教訓として、兵器をはじめ軍の近代化を切実に感じ、
それが今にいたる軍事力強化のスタートになった。
中国軍の朝鮮半島への“進駐”は、古代史を除いても高麗時代の元、李朝時代の明、清などにより
繰り返されている。60年前の軍事介入は日清戦争以来、約半世紀ぶりだ。歴史的には目新しくない。
朝鮮半島はそういう環境、地政学的条件に置かれているのだ。
朝鮮戦争で補給に難点があった中国軍は、ソウル占領には加わったが、
南下は京畿道の南のはずれにあたる平沢止まりだった。
そのソウルと平沢の中間になる古都・水原で、子供のころ中国兵に出くわしたという韓国人の話を
聞いたことがある。「足に大けがをして足をひきずっていたところ、若い中国兵が親切に手当てして
包帯を巻いてくれた」と懐かしそう(?)だった。
記録によると当時の中国軍は、旧日本軍の武器をはじめ装備は貧弱だったが規律はよかった。
国共内戦に勝利し、中華人民共和国を建国(1949年)したばかりで「人民の模範になろう」と
思想的には意気盛んだったのだ。
【北の脅威の中で 朝鮮戦争60年】(中)最前線は「安保より生活」
2010.6.28 07:57
韓国海軍哨戒艦撃沈事件の現場である白●島(ペンニョンド)は仁川港から船で約4時間かかる。
海の南北境界線にあたる北方限界線(NLL)がぐっと北に切れ込んでいるため、
17キロ離れた島の対岸はすべて北朝鮮の領土だ。
北朝鮮領の海岸洞窟(どうくつ)などには、ミサイル発射台や長距離砲、艦艇などの基地が
無数に配置されているというが、島影は見えても“脅威”はうかがえない。
◆“海の火薬庫”
島の人口は民間人と軍人がそれぞれ約5000人ずつ。
島は韓国で8番目の大きさで、水田が多く、漁業より農業が盛んだ。
最北端の白●島を含め「西海5島」が存在するこの海域は、以前から“海の火薬庫”といわれ、
南北間で衝突が繰り返されてきた。今年3月に起きた哨戒艦撃沈は、休戦以来、海では最大、
いや最悪の事件だ。
埠頭(ふとう)に船が着くと、海兵隊の憲兵が姿を見せる。軍用車も数台駐車している。
乗降客には休暇の軍服姿が交じっているが、観光客の方が多い。
事件にもかかわらず緊張感はまるで感じられない。
埠頭には観光案内所や食堂、商店などがあり、ほとんどが観光関連である。
案内所でもらった地図入り観光パンフレットには、「秘境に驚き、絶景に魅入られる」と書かれていた。
海岸線は奇岩、絶壁だ。島の名前はその岩の白さからきたのだろうか。
遊覧船で海上からながめると実に美景だ。年間20万人近い観光客がソウルなどから訪れる。
観光地図には絶景や釣り、海水浴、伝説の孝行娘「沈清」の史跡(?)など観光スポットばかり出ている。
北朝鮮がらみではほぼ唯一、「統一祈念塔」というのがあった。軍事や安保関連の記述は全く見あたらない。
>>261 ◆訓練に無関心
島を訪れたのは事件から2カ月半たった6月15日だった。
「今日は民防衛ですよ」と島の人がいう。「民防衛」とは有事の際の民間での防衛・避難訓練だ。
年10回足らず、毎回15日に全国一斉に行われる。
サイレンと同時にすべての交通がストップし、人びとは屋内に待避する。
「最前線で民防衛に遭遇するとは!」と、運の良さに喜んだ。
訓練はいつも午後2時からだから、食堂で昼飯を済ましたころだった。
しかし訓練開始を知らせるサイレンが聞こえない。
民防衛本部の指示を伝えるラジオ放送も流れていない。
実に静かで、店の人たちやお客など島の人たちはまったく無関心なのだ。
3月26日夜、北朝鮮の小型潜水艦の魚雷で韓国哨戒艦が撃沈された現場は、観光スポットに
なっている奇岩・絶壁のすぐ近くだった。遊覧船の足をちょっぴりのばしてもらって現場海域を見た。
海岸までわずか2・5キロ。海岸の丘には韓国軍の監視所が見える。遊覧船が行き来する
観光スポットの近くで、夜、魚雷攻撃されるとは! 軍をはじめ誰も想像しなかったに違いない。
島の漁港もまた観光客目当ての活魚店が軒をならべている。
しかし今回の事件で客が来なくなり、閑古鳥が鳴いている。
店の人たちは「大騒ぎしているマスコミがけしからん!」と口をそろえて不満だ。
聞くと「島の人たちにとっては昔から“北の脅威”は日常であるため、事件はコト新しいものではない。
だから“安保より生活”なのだ」という。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ W杯 丸く収まった?
2010.7.3 03:18
日韓にとってサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は丸く収まったという感じか。
お互い決勝トーナメントに進出した後、第1戦で負けて脱落したからだ。しかも負けた相手が
共に南米の隣国同士だったというのも面白い。その意味では韓国人も納得だろう。
とくに決勝トーナメントでは韓国が先に負けたため、日本の結果に関心が集まったが、
日本も負けたため「ホッとした」というのが正直なところだ。
「アジアのために日本ガンバッテ!」というのは建前で、日本人と付き合いのある韓国人たち
の間ではそんな声も聞かれたが、本音はやはり日本が勝てば「コンチクショー」だったに違いない。
その証拠には、深夜のビアホールなどでテレビを見ていた韓国人たちは、PK戦での日本選手
のミスに歓声を上げ、パラグアイの勝利にバンザイをしていた。本音が飛び交うネット世界でも
パラグアイへの祝賀メッセージが圧倒的だった。ソウルのパラグアイ大使館のホームページは
こうした反響で一時、ダウンしたという。
サッカーでは韓国がアジアの盟主と思っている韓国人だから、日本の後塵(こうじん)を拝する
ことは絶対に許されない。今回、韓国マスコミは途中から「愉快な挑戦を楽しもう」と勝負のみに
こだわらない“愉快キャンペーン”に転じたが、計4試合で街頭応援が400万人。この現象は
韓国人に関する文化人類学的研究の対象だ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100703/kor1007030319000-n1.htm
【北の脅威の中で 朝鮮戦争60年】(下) やはり米軍が頼み?
2010.6.28 21:44
朝鮮戦争で北朝鮮軍の侵攻を国連軍の支援で辛うじて押し戻した韓国軍は、
さらに北上し10月19日、平壌に進駐した。
北朝鮮軍に占領されたソウルを奪還した後、今度は韓国・国連軍が平壌を占領したのだ。
米軍に一歩先んじて平壌に“入城”した白善●(=火へんに華)(ペクソンヨプ)・第1師団長は
翌日、平壌・万寿台にあった最高司令官、金日成の執務室を探した。もちろん金日成は“逃亡”し、
もぬけの殻だった。部屋の壁にスターリンの肖像画が掛かっていたのが印象的だった。
白師団長は金日成の椅子(いす)に座って感慨にふけったという(中央日報連載の回顧録から)。
10月24日、平壌に韓国の李承晩大統領を迎えての歓迎集会には30万の群衆が集まったという。
韓国・国連軍はさらに北進し、一部は中朝国境の鴨緑江まで達するが、白将軍は平壌での最初の夜、
漠然とした不安感から寝つかれなかった。
「北朝鮮軍はなぜあっけなく敗退したのか? 中国の介入はないのか?」。落ちつかない夜だったという。
「10月北進」は白将軍の不安通り中国軍の介入で失敗に終わる。
平壌陥落で自信満々の米軍(国連軍)が北上を焦ったのだ。
白将軍は「(中国軍の南下に備え)平壌の北方で、昔から自然の要害になっている清川江に
なぜ橋頭堡(きようとうほ)を築かなかったのか」と回顧している。
現在、韓国軍と米軍は“北の脅威”に備えて米韓連合軍司令部を構成している。
有事の際は作戦統制権は米軍が持つことになっている。
今後、北朝鮮が再び侵攻してきた場合の米韓連合軍の軍事的対応策として「作戦計画5027」と
呼ばれるものがある。計画はほぼ2年ごとに改訂されている。
全容は当然、秘密になっているが、最新のものでは“有事”の際は北朝鮮軍を撃退するだけではなく、
北朝鮮の政権打倒も計画に含まれているという。
>>265 これは「平壌占領」を意味するから第2次朝鮮戦争である。
その際、北進の限界は、西海岸の平安南・北道を分ける清川江になるのかどうか。
これについては「韓国軍は南北統一の観点から中朝国境まで“戦域”になると考えているが、
米軍の出方は分からない。ただ、昔から地理的、軍事的には清川江以北は大陸といわれてきた。
ここで止まれば中国軍の介入は避けられるかもしれないが、さらに北進するには中国のことを
念頭に置かざるをえない」(軍事専門家筋)という。
北朝鮮の核施設をはじめ軍事施設の多くは清川江以北の山岳地帯に集中している。
そこを作戦計画からはずして北朝鮮の“政権打倒”が可能かどうか。
李明博大統領とオバマ大統領は26日、カナダ・トロントでの米韓首脳会談で、
韓国における「戦時作戦統制権の韓国への返還を2015年12月まで延期する」と発表した。
戦時作戦統制権は朝鮮戦争以来、米国が握ってきた。
韓国にとっては“国家主権”の重要な部分を60年間にわたって米国に委ねてきたのだ。
米軍(国連軍)なしには国が滅んでいたかもしれないのだからやむを得ない。
しかし当然、不満は出る。
親北・左派政権だった盧武鉉前政権は、民族的自尊心を強調し、米国に「作戦統制権の韓国への返還」
を認めさせた。時期は2012年4月。ソウル中心部に存在する在韓米軍司令部も同時に
ソウル南方に移転し、米韓連合軍司令部も解体することになった。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 栄光の京釜高速道路
2010.7.10 03:20
首都ソウルは李朝時代の昔は「漢城」といい、日本統治時代に「京城」に代わった。
したがって「京城」は韓国人にとってはいまわしい名前のはずだといって、日本の
進歩的文化人たちからは非難、排斥されたことがある。
しかし「京城」は首都を意味する言葉として李朝時代から存在した。とくに「京」は都
を意味する言葉として昔から使われてきた。今でもよく見かける。代表例がソウルと
釜山をつなぐ「京釜高速道路」で新聞にも「京郷新聞」というのがある。
その京釜高速道路が7日で開通40周年となりマスコミなどで回顧が盛んだ。京釜
高速道路は南北縦断道路で全長428キロ。陸の大動脈として「漢江の奇跡」といわれた
韓国の高度経済成長を支え、今にいたる。
マイカー時代の到来など国民の誰もが想像しなかった時代に、将来を見通して建設
に踏み切った朴正煕大統領の決断力と指導力があらためて評価されている。そして
この建設には日韓国交正常化(1965年)で日本から提供された協力資金(5億ドル)
の中から約7千万ドルが投入された。
この資金は日韓の過去にかかわる“償い”の意味もあった。それが韓国の経済発展
に大きく寄与したのだ。とくに2年半足らずの短期間の完成には日本からの資材や装備
の導入が決定的だった。韓国人たちは今も表向きなかなか認めたがらないが、日本の
協力抜きには韓国発展の歴史はやはり語れない。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100710/kor1007100320001-n1.htm
【緯度経度】ソウル・黒田勝弘 日韓保守派の共通目標は
2010.7.10 07:58
日韓の保守派の間では以前から「日韓の保守派連帯は可能か?」が折に触れ話題に
なってきた。
冷戦時代は韓国がいわゆる“反共防波堤”になっていたため、その連帯は可能だった。
ところが冷戦終結後、双方の民族感情がぶつかる歴史問題などで摩擦が表面化したため、
あらためてそうした議論が出ているのだ。
この問題で最近、興味深い出来事があった。
韓国の代表的な保守団体「国民行動本部」などが先ごろ、日本の拉致問題関係団体
とともに北朝鮮非難のビラ飛ばしをやった。ところがこの対北共闘に国内世論の一部が
批判の声を上げ、徐貞甲・国民行動本部代表が反論した。徐代表は批判に対し次の
ように答えている(6月29日、平和放送インタビューから)。
(...続く)
問い 日本の「救う会」の西岡力会長らとビラを飛ばしたが、彼は日本の極右という
ではないか?
答え とんでもない。彼は20年前から日本人拉致問題を国際社会に訴えてきた北朝鮮
人権問題の功労者だ。われわれの目的は金正日批判にある。目的が同じなら多少の
違いはあっても連帯することが重要だ。
問い 西岡氏は日本の歴史教科書歪曲(わいきょく)に関与するなど日本の代表的極右
といわれているが。
答え それは問題ではない。彼は日本人だ。日本人としての考えがあるだろう。彼に
わが国の政策を強要するわけにはいかない。重要なことは、北の人権問題改善という
目的で協力することだ。第二次大戦に際し、ナチス打倒のため連合国はソ連と手を結んだ
ではないか。われわれも哨戒艦撃沈事件解決のために、中国に協力を求めているではないか。
こうした「共通の目的に向けた連帯」という主張には早速、左派系のネットニュースなどが
「目的が同じなら独島も明け渡す保守」などといった言いがかりをつけている。
近年の韓国では「独島(日本名・竹島)」はいわば水戸黄門の「葵(あおい)の御紋の印籠
(いんろう)」だ。「この紋所が目に入らぬかッ!」と取り出せば問答無用でみんなひれ伏す。
だから「彼らは日本に独島を譲ろうとしている」と非難すれば、韓国ではたちまち支持を失う
だろうという計算だ。
日韓の保守派連帯には、韓国では必ずこうした世論だましが伴う。
「独島」まで出されると韓国人としてはひるまざるをえない。韓国にとって保守派連帯の
難しいところだが、「国民行動本部」など保守派団体は、その後も堂々と日本側擁護に
出ている。たとえばこんな風に(7月1日の声明から)。
(...続く)
>>269-
>>271 ( ゚д゚ )こっち見んな
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 日本人が韓国人化!?
2010.7.11 03:04
韓国人が肉親や家族を亡くしたときの嘆き悲しみ、慟哭(どうこく)する姿はすこぶる印象的だ。
とくに事故や事件で家族や肉親が“不慮の死”をとげた時などそうだ。その感情の噴出は実に
激しい。文字通り“激情”を感じさせる。これは男性より女性に目立つ。
最近も韓国哨戒艦撃沈事件で、犠牲となった軍人たちの遺族の姿がそうだ。“戦死者”だった
にもかかわらず、遺族たちのあの激しい嘆き悲しみぶりは、内外で話題になった。
こうした光景は海外でも見られる。飛行機事故などの現場で、激しく慟哭し、嘆き悲しみの
あげく失神までする韓国人に、外国人は驚く。感情に正直で、人目をはばからないこうした姿は、
韓国人の特徴といっていい。
この背景には、大声で泣いて嘆いてあげることが、生者の死者への強い関心と気遣いであり、
それが死者への慰霊になるという考えがあるようだ。
これに対し、日本人は死者を前に悲しみを抑えようとする。とくに人前ではそうだ。日本人に
とって激しい慟哭や嘆き悲しみは、さらに死者を悲しませることになるからよくない、という気持ち
があるのかもしれない。
これはお互いの“美学”の違いという説もある。日本人は感情を抑えることが人間として美しい
と考えるが、韓国人は感情に正直なのが美しいというわけだ。
ただ、韓国でも儒教的伝統では、感情を抑えることが人間的で、感情のままに行動するのは
動物的だとし、人間としての修養を重視した。そこで感情のまま動きがちな女性や子供は修養
が足りない者として、低く見られた。
(...続く)
ところで最近、いわゆる“韓流スター” のパク・ヨンハが自殺したことが日本でもニュースに
なった。その葬儀には日本からもたくさんのファンがかけつけた。
葬儀の様子はテレビなどで大きく伝えられたが、そこに映し出された日本の女性ファンたちの
嘆き悲しむ姿を見て驚いた。日本人が韓国人になった?
目や鼻にハンカチをあてて静かに悲しむ姿もあったが、意外にも出棺に際し、号泣し、棺に
とりすがらんばかりの激しい姿がかなり見られたのだ。
韓国では、激しく慟哭、号泣するのはほとんどの場合、肉親の死に対してであって、他人には
それほどではない。だから現場の韓国人の間では「家族でもないのになぜ?」との声が聞かれた。
とすると、あの日本人女性たちの風景は、必ずしも韓国的ではないということになる。
では何だったのか。異国のスターの突然の死と、飛行機に飛び乗って異国での葬儀へ…。
非日常的な雰囲気が、彼女らの感情を非日常的に刺激したからだろうか。
現場にいた韓流ファンの日本人女性はこう言っていた。「それまでくすぶっていた私の日常世界
が、ヨンハのおかげで広がりました。韓国を知り韓国語にも関心を持つようになったし…。ヨンハ、
ありがとう、を伝えたくて…」
ちょっと古いが、アラン・ドロンでフランス語に関心とか、ロバート・レッドフォードがきっかけで
もっと英語を、などということは当時の日本の中年女性にはなかっただろう。
それに比べると韓流スターは恋人やボーイフレンドにできるという親近感、接近感がある?
そう思わせられる韓国あるいは韓国人は、日本人にとってはやはり近い存在ということだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100711/kor1007110304003-n1.htm そのまま殉死しろ
芸能人が亡くなった、それも自死というかたちで亡くなった時によく見られる風景、と思ったけどなぁ。
そこはちょっと考えすぎですよ、黒田さん
>>275 日本人が韓国人化なんていうタイトル付けているからにして
つまり日本人が幼稚化したとでも言いたいんだろ。
そして韓国人化しているのが中年女性というところに潜在的嫌悪感が
あるように感じた。
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 日本大使への投石
2010.7.17 03:06
重家俊範・駐韓日本大使が離任を前にした日韓友好団体主催の講演会で
石を投げられる事件があった。大使に大事はなかったが、通訳の大使館員
(女性)が手にケガをした。コブシ大のコンクリート片だったから危なかった。
記者たちの間では「イラクでブッシュ米大統領が靴を投げられたように、
靴だったら国際的話題になったのに」などと減らず口が出ていたが、危険な
コンクリート片ではユーモアにならない。犯人は領土問題がらみで日本に恨み
を抱きコトに及んだという。
当局の調べに対し「安重根のように歴史に名を残したかった」と語ったという
が、安重根は今から100年ほど前、当時の日本の対韓政策に反発し元勲・
伊藤博文を満州のハルビン駅で狙撃し暗殺した人物。韓国では歴史的英雄
として今なおほめたたえられている。
今回の投石事件に対し世論の大勢は批判的で、とくに「安重根うんぬん」
には戸惑いを見せ、時代状況を無視した時代錯誤だという。韓国は今や日本
とは対等な関係にあり、外交的にも密接な協力関係にあるではないかというわけだ。
ただ、韓国では安重根をはじめ多くの抗日テロの主人公たちが愛国者として
顕彰され、マスコミや教育現場などで繰り返し称賛されてきた。その影響も
あって“考え違い”する人間がいるかもしれない。しかし100年前と違って韓国
はすでに立派な独立国家で世界有数の経済発展国だ。投石などかえってその
誇りを傷つけるものだろう。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100717/kor1007170306001-n1.htm
韓国で「日本に学べ」論 拉致問題での挙国一致ぶりを称賛 2010.7.23 00:44
【ソウル=黒田勝弘】日本は大韓航空機事件の実行犯、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員の
日本への“招待”をはじめ、日本人拉致問題解決に国を挙げて努力している。韓国もこうした
日本の断固とした対北朝鮮姿勢を見習うべきだ−と、韓国メディアが珍しく日本を称賛し話題
になっている。
この日本称賛の背景には、最近の哨戒艦撃沈事件への対応を含めた韓国社会の対北姿勢
の分裂がある。世論調査などによると韓国では、哨戒艦事件は「北の犯行」という政府の調査
結果をいまだ認めない国民が30%もいるからだ。
「日本に学べ」を主張しているのは、22日付の東亜日報の名物コラム「横説竪説(ああでもない
こうでもない)」。
日本では「政府、政党、マスコミ、市民団体などすべてが、その傾向やイデオロギーの違いに
関係なく北朝鮮を糾弾し、被害者救出に努力し、家族たちの動きなどがこまかいことまで報道
されている」とし、これは千人にのぼる拉致韓国人や戦争捕虜に対する韓国での関心の低さ
とは対照的だと嘆いている。
さらに今回、日本で大々的に報道されている金元工作員は乗客・乗員115人が死亡した
大韓航空機爆破事件の犯人だが、北朝鮮の武力挑発で国民が犠牲になり、北朝鮮が無関係
を主張していることなど、大韓航空機事件と哨戒艦事件とは似た点が多いという。
また、他の人権問題ではうるさい韓国の親北勢力を、「加害者は糾弾せず北の政権をかばう
のに一生懸命だ」と皮肉っている。
そして「(日本による歴史上の被害という)過去を考えるとほろ苦い感じがするときもあるが、
国家や社会全体が罪なき国民の被害にともに怒り、問題解決のため断固として対処すると
いう“常識”は、われわれもかみしめてみるに値する」と訴えている。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100723/kor1007230047001-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100723/kor1007230047001-n2.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ やはり「東海」はまずい
2010.7.24 03:45
北朝鮮の軍事的脅威に備える米韓の大規模演習が日本海で行われる。当初は西側の
黄海でやる予定だったが、中国の反発でとりあえず東側の日本海でやることになった。
演習の場所について米国側は当然、国際名称である「日本海で実施」といっていたが、
韓国側が韓国での名称である「東海」にしてほしいとねじ込んだため結局、「韓半島の
東の海で実施」となった。
韓国は近年、国際社会に向け「日本海ではなく東海にすべきだ」と名称変更のキャンペーン
をやっている。「日本海」だと日本の海みたいで気にくわないというのだ。「日本海は日本
帝国主義下の名称」といった歪曲(わいきょく)報道さえよく見かける。
繰り返すが「日本海」の名称は日本が名付けたのではなく国際社会がそうしたのだ。
それに沿岸国では日本の沿岸線がもっとも長いから、ロシアも「日本海」で納得なのだ。
韓国の西側の海は韓国では「西海」といっているが国際的には「黄海」だ。しかし韓国は
これを「西海」に変えろとはいわない。その南の「東シナ海」についても文句はいわない。
大韓航空機の機内案内地図も「日本海」は律義に「東海」にしながら「黄海」はそのままに
なっている。
つまり「東海」は、「西海」と同じく韓国の沿海名称であって国際名称にはなりえないという
ことだ。「日本」の名称がそんなにイヤなら、夏になると毎年、きまってニュースに登場する
「日本脳炎」も変えてほしいですねえ。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100724/kor1007240346003-n1.htm
>>279 黒田支局長「韓国、“日本”の名称が嫌いならば日本脳炎とも言うな」
「ビビンパは羊頭狗肉の食べ物」だと言って波紋を投げかけた黒田勝弘産経新聞ソウル支局長(69)が
韓国の東海(トンヘ、日本海)表記を問題視して出た。
24日、コラム「ソウルからヨボセヨ」で「東海は国際的に認められる日本海と違い、韓国の沿海名称であって
国際名称にはなりえないということだ。日本の名称がそんなにイヤなら、夏になると毎年、きまってニュースに
登場する「日本脳炎」も変えてほしいですねえ」と主張した。
このコラムは25日から4日間、東海で実施された韓米連合訓練の舞台が中国の反発で西海(ソヘ・黄海)から
東海に移されたことを契機に申し立てられた。
黒田支局長は「米国が演習を国際名称である“日本海で実施する”と言うと韓国側が“東海”にすればいいとし、
結局“韓半島の東海で実施する”という言葉に決まった」と「韓国は最近、国際社会で日本海を日本の海みたいで
気にくわないという理由で東海に変更しなければならないというキャンペーンをしている」と強弁した。
黒田支局長は日本海と黄海は国際的に認められたもので東海と西海(ソヘ、黄海)は、
韓国でしか使われない名称だと強調した。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=131517&servcode=A00§code=A00
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 参鶏湯(サムゲタン)の季節
2010.7.31 03:16
ソウルも連日の熱帯夜だ。都心の小さなワンルーム・マンションは風通しが悪い。
エアコンは体によくないので寝るときは切る。おかげで明け方まで汗だくでのたうち回っている。
韓国の盛夏は「伏(ポク)の日」といって7月から8月にかけて10日おきにやってくる
陰暦文化の「初伏」「中伏」「末伏」の3週間ほど。日本の「土用の丑の日」のウナギと同じく、
韓国人はこの日に合わせて夏バテ防止で参鶏湯(サムゲタン)を食べる。
一羽の鶏のおなかに詰め物をして煮たもので、韓国を代表する薬膳系の料理だが、
「伏の日」にはどの店も行列ができる。
「初伏」の19日の昼飯は長蛇の列で食いそびれ、「中伏」の29日も昼飯はダメで、
夜8時ごろ夕飯でやっとありつけた。
行きつけのビルの地下のごく小さな店だが、オヤジに聞くとこの日、600羽が売れたという。
「末伏」は8月8日で、暦の上では暑さもこの日あたりまでとなっているのだが…。
韓国では、夏バテ食というと昔はもっぱらイヌ肉の「補身湯(ポシンタン)」だったが
女性たちは嫌がった。それが参鶏湯にとって代わったのは、女性も楽しめるからだろう。
都心の「伏の日」はどの店もOLなど女性でいっぱいだ。
これでは韓国女性はますます強くなる!(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100731/kor1007310316000-n1.htm
【音楽の政治学】「独島はわれらの土地」 ハワイは誰のもの?
2010.8.2 08:08
竹島(韓国名・独島)をめぐる日韓の領土紛争が高潮すると、
韓国では決まって「独島はわれらの土地」という歌が歌われる。
1980年代の初めに登場した大衆歌謡で、島の位置や自然環境などを歌詞に盛り込み
「誰が何といっても独島はわれらの土地!」と歌う。軽快な歌いやすい曲で大ヒットした。
以来、歌い継がれ、テレビの「全国のど自慢」(韓国では「全国歌自慢」というが…)でも
定番としてよく登場する。童謡ではないが、学校でも教えているらしい。
日本の領土問題では、沖縄が米国支配下にあったころ、
返還要求のデモや集会などで「沖縄を返せ」という歌がよく歌われた。
しかしあれはあくまで“運動歌”ないし“闘争歌”みたいなもので、
「のど自慢」に登場するような、誰でも知っている大衆歌謡ではなかった。
国後島など北方領土はどうだろう。
ふと思いついたのだが、加藤登紀子や森繁久弥で大ヒットした「知床旅情」は「北方領土返せ!」
の歌ではなかったか。「…はるかクナシリ(国後)に白夜は明ける」と北方領土に想いをはせている。
ただ、さりげなく歌っているところが実に日本的というか、
「われらの土地!」とか「返せ!」といった領土問題への熱い情熱は感じられない。
小学生にもデモの権利? 韓国国家人権委が驚き決定
2010.8.4 18:49
【ソウル=黒田勝弘】小学生にもデモをする権利がある−。
韓国で国家人権委員会の下した決定が議論を呼んでいる。
国際的にも“デモ天国”で知られる韓国だが、さすが今回の決定に世論の大勢は「行き過ぎ」と批判的だ。
背景には韓国版・日教組ともいうべき教員労組「全教組」による“偏向教育”があり、
韓国の教育界も頭が痛い。
コトの発端は昨年12月の全国学力テスト実施に反対する全教組の闘争。
ソウルのさる小学校でテストを拒否し勝手に野外学習に出た全教組系の先生が、
教育当局によって担任を解任された。これに反発する全教組や支援団体などが校内でデモをし、
その際、児童8人がプラカードを手にデモに加わった。
学校側は児童のプラカードを取り上げデモを止めさせたが、
これに不満な全教組系などが国家人権委員会に訴えた。国家人権委員会はこれを受け最近、
「年齢は関係ない。児童のデモ禁止は憲法で保障された表現の自由を侵す人権侵害」と決定し、
学校側に“再発防止”を勧告した。
こうした動きに、父兄やマスコミからは「判断力のない小学生に政治的デモをさせるのか」
「子供を政治的に利用するな」「これでは子供にも選挙権を与えろということか」
「人権の美名に隠れた時流便乗の軽薄な決定」などと、強い非難の声が上がっている。
韓国では近年、全教組のほか自治体の教育長など教育界に左派が浸透し、左右対立が激しい。
教室では政府を批判したり北朝鮮をほめる反政府イデオロギー教育のほか、
児童生徒への規律や規則をできるだけ緩めようとする“自由教育”が広がっている。
児童生徒の集会・デモ自由化など「学生人権条例」案というのも登場している。
286 :
マンセー名無しさん:2010/08/10(火) 17:26:20 ID:i25lRahh
韓国マスコミと比べ韓国政府は冷静だ記事くるぞw
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ インドとの比較論
2010.8.14 03:02
韓国は35年間の日本による統治(1910〜45年)が終わった8月15日を「光復節」として
国の祝日にしている。しかしこの日は、日本が米国など連合国に敗戦し、連合国の要求を
受け入れ朝鮮半島の支配を放棄した日だ。だから韓国の解放・独立はいわば棚ボタ的に
もたらされた。
韓国にとっては、自分の手で日本を追い出せなかったというのはいまなお続く歴史的な鬱憤
(うっぷん)だ。そこでこの8・15ではなく、3年後に「大韓民国」の建国を宣言した1948年の
8・15の方が本当の国家的祝日ではないかという意見が、以前からある。
日本の韓国併合は植民地支配といわれるが、韓国では同じように植民地支配から独立した
他のアジア諸国の歴史にはとんと関心がない。それらの国々との比較などほとんど見られない。
8・15を前に珍しくインドとの比較論が新聞に出ていた(朝鮮日報12日付、朴枝香ソウル大教授)。
インドが英国支配から独立したのは韓国より1年前の1947年8月15日。韓国はインドとは
逆に「政治よりまず経済」を選択して成功したという話だ。同感である。
ついでにインドは英国にいまなお「謝罪と反省」や補償を要求し続けているのか知りたいものだ。
そして英国では「インド支配100年」に首相談話が出たのだろうか。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100814/kor1008140302000-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ キーセン・ハウスの盛衰
2010.8.21 02:53
民族衣装のチマチョゴリ姿の女性が接待してくれる料亭を「キーセン・ハウス」といった。
キーセンとは漢字で「妓生」と書き、伝統的には官営の接待要員だった。時代が下って
くだけた存在になったが、韓国情緒には欠かせなかった。
ソウルの代表的なキーセン料亭として「清雲閣」「大苑閣」「三清閣」の“3閣”が有名だった
が、なくなって久しい。その後も店じまいが続き、数軒しか残っていなかったなかで、代表的
な老舗「梧珍庵(オジナム)」まで最近、店をたたんでしまった。旧パゴダ公園裏の古い路地
にあり、格調ある伝統的な“韓屋”のキーセン料亭としては唯一のものだった。日本人の間
でも接待用として人気があった。跡にはビジネスホテルができるという。
30年以上のキャリアのなじみの支配人に聞くと、原因は営業不振。とくに最盛期は60%
もあった日本人客が最近は10%に激減した。日本系が減ったのは、経費節約で日本から
の出張者が日帰りになったり、高価イメージでこなくなったりしたのだという。
しかしキーセン料亭は食事から酒、歌舞音曲(最近はカラオケ)、さらには2次会のデート
の約束などすべて間に合い、韓国情緒はたっぷりだ。支配人とは「決して高くない!」で意見
が一致したのだが、後の祭り?である。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100821/kor1008210253000-n1.htm
売春禁止に触れないのか。
遠征売春するようになったことも原因だろうけど
290 :
マンセー名無しさん:2010/08/22(日) 18:34:10 ID:eFRvIeo0
黒田の記事は隠蔽と誤魔化しが多すぎる
>>290 それなら、それをちゃんと具体的に指摘してごらんよ。
293 :
マンセー名無しさん:2010/08/23(月) 05:45:43 ID:urMqoMvU
>>293 横やりだが、それのどこが捏造かね?
まあ君のことだから
>韓国マスコミもこれまでは何でも日本に要求という姿勢が強かったが、
>最近は補償問題処理について外交文書の紹介など事実関係をかなり客観的に伝えるようになった。
あたりを言ってるのかなw
>>293 俺のふんどしで相撲を取るようなまねは止めてくれ。
批判するなら自分の見識と言葉でやれ
296 :
マンセー名無しさん:2010/08/27(金) 07:53:46 ID:WBsVf/7+
>>294 どこが捏造かも分からない程度の日本語能力なのか・・・
その記事読んで下鮮政府の公式見解をバカなりにどう理解した?
おそらく「慰安婦も含め日本に金をせびることはもはや出来ない」だろう
この記事を理解出来れば、黒田の媚韓工作員ぶりがよ〜く分かる
普段から黒田が下朝鮮の何を隠して、何を誤魔化しているのか
ま、狂信者としては「黒田さんは賠償とは書いていない。勘違いする方がおかしい」とでも
正当化するのが精一杯だろうがね
>>296 うわ、ホンマモンのアフォだわ。
この時点で韓国政府がそう発表し、韓国内で報道されたのは事実じゃん。
しかも民主党政権樹立前。
報道に惑わされるのが嫌なら、正論やWiLLだけ読んでたらw
298 :
マンセー名無しさん:2010/08/27(金) 11:46:40 ID:Gv3ghUSs
やはり「勘違いするのが悪い」かw
愚か者ほど単純で面白いな
ちなみに発表も報道もされていないから
されたのは下チョン国内で行われていた「”未払い賃金”訴訟」限定の公式見解
それをここまであることないこと膨らませて記事にする黒田工作員
お見事です^^
工作員を意地でも庇う狂信者
相変わらずバカです^^
>>298 >韓国各紙は15日、日本統治時代の韓国人労働者の日本での未払い賃金について、
>もはや日本に返還要求はできないとの韓国政府の公式見解を伝えた。
書いてるじゃんw
それとも、この時点の韓国政府で未払い賃金は返還要求できないが、
他のならできるという発表があるのかね?
300 :
マンセー名無しさん:2010/08/27(金) 12:10:40 ID:cDv27HEF
今そこに突っ込むとなると297時点では何が問題かには気づいてなかったな、このバカw
その通り申し訳程度に書いてある
いわゆるアリバイだな
だからこそ悪質な記事
当時この記事を題材にしたブログまわってみろ
だ〜れも労働賃金限定だと指摘していない
読み手は間違いなく「慰安婦も含め日本に金をせびることはもはや出来ない」と受け取っている
>他のならできるという発表があるのかね?
バカはとことんバカだという見本
>>296で書いてあげたでしょ
黒田信者はこの程度しかいないんだろうな〜
>>300 >おそらく「慰安婦も含め日本に金をせびることはもはや出来ない」だろう
その記事の時点ではそうなるじゃん。
もう一度聞くが、この時点で他のならできるという発表があるのかね?
302 :
マンセー名無しさん:2010/08/27(金) 12:23:30 ID:cDv27HEF
うわー本気で理解してないよ
このお馬鹿さんw
>>296をもう一度よく読んでごらん
黒田の記事よりわかりやすいからね
バカでも分かるはずだよ^^
304 :
マンセー名無しさん:2010/08/27(金) 12:26:25 ID:cDv27HEF
すでに
>>296で答えてあるからw
凄いバカだな
素で笑った
306 :
マンセー名無しさん:2010/08/27(金) 12:37:12 ID:cDv27HEF
どこが逃げに見えるんだw
黒田工作員を信じ切る頭の悪い人のレスは面白いね
殺伐としたスレにヨボセヨマンが
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 将軍様の鉄道旅行
2010.8.28 02:55
北朝鮮の金正日総書記が中国を訪問している。5月に続いて今年2回目の訪中で、今回
も鉄道旅行だ。
以前、シベリア横断鉄道でロシアを訪問した際、鉄道好みの理由を聞かれて「飛行機だと
何も見えないが鉄道だと(外の様子が)よく見えるから」と語ったという記録が残っている。
5月の訪中では西端の新義州から鴨緑江を越えて中国側の丹東に入っている。
ところが今回は鴨緑江中流の満浦から中国側の集安に渡ったという。この路線は「満浦線」
といって約300キロのローカル線で平壌から通じている。
新義州の方は幹線で「平義線」といっているが、いずれも日本統治時代にできた鉄道だ。
先年、鴨緑江をはさんで集安の方から満浦をながめたことがある。集安は古代・高句麗の
有名な遺跡・広開土王碑がある。鴨緑江の岸辺には観光遊覧ボートがあって、対岸の北朝鮮
の岸辺まで行ってくれる。
満浦には大きな工場があってひときわ高い煙突から煙が出ていた。北朝鮮出身のガイドは
「日本時代からの銅精錬所で今も立派に動いてますよ」と言っていた。
新義州でも対岸から高い煙突が見えるが、「昔の王子製紙の工場で今も動いています」という。
日本人にとっては感慨深い風景である。(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100828/kor1008280255001-n1.htm
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 情の社会には勝てない?
2010.9.4 03:12
韓国人の悲劇に際しての号泣ぶりは有名だ。とくに肉親の死に対し激しく嘆き悲しむ
姿は印象的だ。このコラムでも、大型事故や事件現場、葬儀でのその様子を何回か
紹介している。
韓国人の肉親や家族愛はそれほど強いということであり、韓国人はそれほど自らの
感情に忠実ということだろうが、この“性格”については韓国人の間でもいろんな意見が
あることがわかった。
というのは、先の北朝鮮による韓国哨戒艦撃沈事件の際、犠牲になった乗組員の
家族の号泣があらためて話題になった。最近、新たに任命された警察庁長官が当時、
非公式の場でそうした遺族の姿を「動物のように泣き叫ぶ姿」と語ったという話がもれ
伝わり、大問題になったのだ。
本人は「そんな様子がマスコミに出るのはよくない」と言ったのだが、「動物のように」
の部分がマスコミで大々的に取り上げられ「遺族に対する冒涜(ぼうとく)だ」と非難の
砲火を浴びてしまった。
結局、遺族には謝り何とか収まったが、野党や反政府陣営はさらに追及の構えだ。
たしかに犠牲者は軍人で“戦死”とされているのだから、号泣には抑制があってもいい
と思う。そこを長官はいいたかったのだろうが「情の社会」の韓国では許されないようだ。
(黒田勝弘)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100904/kor1009040312000-n1.htm
310 :
マンセー名無しさん:2010/09/04(土) 12:35:23 ID:ANxnyE/2
>>307 >>291読んでからレスしましょう
出来ないだろうけどw
元々、個人請求権は残っているというのが下朝鮮政府の立場
未払い賃金に関してはないと認めたところで
個人請求権全てを否定したことにはならない
黒田信者が恥の上塗りしただけですな
>>309 相も変わらず隠蔽記事続けてるなあ
↑
知ったかぶりの嘘つき♪
日韓交渉で、個人補償は日本政府が韓国市民に直接行う
という提案を、韓国側が拒否したという経緯がある。