本日の三国人犯罪／第三十二犯

電線５億円分をだまし取る

電気設備の工事会社に勤めていた４０歳の男が、架空に発注した電線およそ２０００万円分
を買い取り業者に売って利益を得ていたとして、詐欺の疑いで逮捕されました。

警察では、男が、同じ様な手口でおよそ５億円分の電線を不当に手に入れていたとみて裏付け捜査を進めています。

逮捕されたのは、東京・品川区に住む電気設備工事会社
「きんでん」の元社員、※徳山幸輝容疑者（４０）です。

警察によりますと、※徳山容疑者は、「きんでん」の社員だった４年前、
大阪の電線販売会社に、架空に発注したおよそ２０００万円の電線３キロメートルを
京都市内の銅線買い取り業者に売って、不正に利益を得ていたとして、詐欺の疑いがもたれています。

※徳山容疑者は、当時、京都市内にある電気機器の製造工場で改修工事に
あたる現場責任者だったということで、工事に必要な資材の発注書を作り、
資材の販売会社に注文する立場だったということです。

調べに対して、※徳山容疑者は「だましとった金は多額の借金の返済のほか遊興費にも使った」
と容疑を認めているということです。警察では、※徳山容疑者が、５年前から同じ様な手口で、
およそ５億円分の電線を不正に手に入れ、およそ１億８０００万円の利益を得ていたとみて裏付け捜査を進めています。

※「徳」は「四」の下に「一」。

NHK京都のニュース 2009年6月4日 22時4分更新
http://www.nhk.or.jp/kyoto/lnews/04.html