「黒人? 黒人はダメです」
ttp://www.chosunonline.com/article/20080821000041 エチオピア人の大学講師メザ・イシュトゥさんは、18日の放送で「韓国に初めて来たとき、ある会社に履歴書を出したら
“黒人なの? 黒人はダメです”と言われた」と涙を流した。韓国に来て4年半というメザさんは、昨年9月からある大学
の経営情報学部専任講師として教壇に立っている。メザさんは「韓国では、“黒人なのになんで大学で教えられるの
?”と言われる。韓国はひどすぎる」と言った。韓国語ができないエチオピア人の代わりに、メザさんが工場の社長に
会うと、「黒人の給料は、アジア人の給料よりもだいぶ少なくしている」と言われたともいう。オーストラリア人のコステ
ィさんも「韓国の人たちは黒人が英語を教えていると、その授業を取らない」と韓国人の人種差別を問題視した。
韓国人にも、貧しかったころ海外に働きに行き、差別の悲しさに耐えた時代があった。その韓国人が、今は暮らしが
豊かになったからといって、韓国よりも貧しい国の人々、韓国人と違う肌の色の人々を見下すのは恥ずかしいことだ。
京畿道利川市で冷凍倉庫の火災があったとき、死者40人のうち外国人労働者は14人にも達した。彼らは安い給料を
もらい、つらい仕事場で韓国経済を支えてくれている。先進国の人々は、先進国によく見せようと努力する韓国人が
東南アジア人や黒人を見下しているのを見て、どんな気持ちを抱くだろうか。
韓国は1年間に3700億ドル(約40兆6300億円)相当の商品を外国に売る一方、韓国内に住む外国人の数は100万人、
全国民の2%を超えている。にもかかわらず、スイス国際経営開発研究所(IMD)は「外国文化に対する開放性」の評価
で韓国を「55カ国中最下位」としている。
国際結婚をして韓国に住んでいる東南アジア出身のある女性は、韓国での小学校生活によくなじんでいた子供に「お
母さんが学校に来てからいじめられるようになった」と言われた。同級生たちはその子の母親が東南アジア出身という
ことを知ると、いじめるようになったというのだ。まだ幼い子供たちまでもが人種差別や偏見に染まっていては、世界が
一つの町、一つの家族のように混じり合い、暮らしていく未来の世界のリーダーとして成長してはいけないだろう。
┐(´д`)┌ヤレヤレ