検証合意なければ解除延期を初めて公言 北のテロ指定で米大統領 米韓首脳会談
2008.8.6 12:58
ブッシュ米大統領はソウルで6日、韓国の李明博大統領と会談、北朝鮮の核計画申告を厳しく
検証する体制確立を目指すことで一致した。ブッシュ大統領は会談後の共同記者会見で、
北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除について「自動的には発効しない」と述べ、
北朝鮮が検証措置を受け入れない場合、予定日の11日から解除を先送りする方針を初めて公言した。
両首脳は、新たな国際安全保障環境に対応し、世界規模で平和貢献する「未来志向」の同盟構築を
目指すことで一致。会談後に発表された共同声明は、既存の核計画や核兵器を最終的に完全廃棄する
よう北朝鮮に求めた。
米韓関係は米国産牛肉輸入への韓国内の抗議や竹島(韓国名・独島)の帰属先表記変更をめぐる
混乱できしんだが、両首脳は関係正常化をアピール、低支持率に悩む李大統領は面目を保った。
両首脳の会談は李大統領が訪米した4月以来3回目で、韓国では初めて。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080806/kor0808061305006-n1.htm
新たな核の脅威に揺れる国際社会 北朝鮮、イラン…
2008.8.6 12:39
【ソウル=水沼啓子】広島市の平和記念公園で6日、行われた平和祈念式典で、核兵器廃絶の実現へ
向けた誓いが改めて打ち立てられた。世界はいま、北朝鮮やイランなどの新たな核の脅威に揺れている。
北朝鮮は旧ソ連の支援で1950年代後半から核開発を進め、86年には独自に開発した
実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)を稼働させるなど本格化させた。
2003年10月に保管中だった使用済み核燃料棒約8000本の再処理を終えたと表明。
05年5月にも同炉から新たな使用済み核燃料棒の取り出し完了を発表した。
米情報機関は、最大50キロのプルトニウムを製造した可能性があると分析。
これは核兵器6〜12個分に相当する。北朝鮮は06年10月9日、地下核実験を実施。
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の合意に基づき、今年6月、北は核計画を申告。
その検証措置については同意しておらず、今月11日までに北が受け入れない場合、
米政府はテロ支援国家指定解除の発効手続きを延期する方針。
一方、国際原子力機関(IAEA)の外交筋によると、核開発を進めているイランは
遠心分離器を約4000基設置、ウラン濃縮用として実際に稼働しているのは約3500基。
国連はイランに対して銀行の資産凍結などの制裁を決議。米国や欧州連合(EU)も、
イランがウランの濃縮活動を停止しなければ、制裁を強化する方針だ。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080806/kor0808061239004-n1.htm
「北朝鮮と非核化検証合意なければ前進無理」米大統領
2008年8月6日11時54分
【ソウル=鵜飼啓、牧野愛博】訪韓中のブッシュ米大統領は6日、韓国の李明博大統領と大統領府で
会談し、北朝鮮の核問題や金剛山で起きた観光客射殺事件などを協議、対北朝鮮政策での連携を確認した。
ブッシュ氏は会談で、北朝鮮が寧辺の核施設の冷却塔を爆破したことなどを評価する一方で、
北朝鮮との間で検証に関する合意がなければ非核化プロセスの前進は不可能、との立場を強調。
会談後の共同記者会見では、11日にも解除可能となる北朝鮮のテロ支援国家指定について
「解除されるかもしれないが、すべては北朝鮮の行動にかかっている」と述べた。
李氏は金剛山事件で、北朝鮮に真相究明や再発防止を求めている韓国側の対応を説明した。
会談直前には、日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)に関する記述を、米地名委員会が
「韓国・公海」から「主権未指定」に変更したことが表面化。新たな緊張の火種が生まれかけたが、
ブッシュ氏の政治判断で変更前の記述に戻した。
李氏は米側の対応を高く評価し、竹島問題をめぐる歴史的経緯を説明したという。
また、両首脳は米韓自由貿易協定(FTA)推進の重要性も確認。ブッシュ氏は早期発効に向け、
米議会に強く働きかけていることを伝え、韓国側の理解を求めた模様だ。
米韓同盟を再定義する「米韓同盟未来ビジョン」の発表は先送りされた。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200808060057.html
北朝鮮の核申告「完全な検証が大事」…首相が広島でも強調
福田首相は6日午前、広島市内のホテルで記者会見し、北朝鮮の核計画申告について、
「検証が完全に行われることが大事だ。我が国としては、関係国によく話をし、
(日本の考えに)理解を得られるよう努力する」と語り、
早期の検証実現を北朝鮮や6か国協議参加国に働きかける考えを改めて示した。
日本が米国の核抑止力に依存している現状については「我が国周辺に核保有国があることを考えると、
核の抑止力も現実的に必要なことだ」と強調。一方で、「唯一の被爆国という立場で非核三原則を堅持し、
世界の平和と繁栄に積極的な協力をしたい。核兵器廃絶の重要性は忘れずに努力したい」と述べ、
今後も核廃絶を各国に働きかける考えを示した。
広島、長崎への原爆投下については、「なぜ戦争が起こったのか考えなければいけない。
私たちは戦争を起こさないようにする平和協力国家として、一生懸命努力するのが国是だ」と語った。
(2008年8月6日12時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080806-OYT1T00406.htm
ソウルで反米デモ、167人拘束…米大統領訪韓反対で
【ソウル=浅野好春】ブッシュ米大統領訪韓に反対する集会やデモが、5日夜から6日朝にかけ
ソウル中心街などで行われ、聯合ニュースによると、警察当局は参加者167人を連行した。
警察では機動隊員ら2万4000人を投入し、厳戒態勢を敷いていた。
集会を主催したのは、米国産牛肉輸入解禁に反対する「BSE(牛海綿状脳症)国民対策会議」など。
5日夜にソウル・清渓川広場で2700人規模(警察推計)の抗議集会を開いた後、
参加者の一部が街頭デモを開始した。機動隊が放水車を使うなどして阻止しようとしたため、
衝突や小競り合いが各所で起きた。
(2008年8月6日10時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080806-OYT1T00295.htm
北の核検証が条件、テロ指定解除先延ばしも…米大統領表明
【ソウル=黒瀬悦成】韓国を訪問中のブッシュ米大統領は6日、ソウルの青瓦台(大統領官邸)で
韓国の李明博大統領と会談した。
両首脳の会談は、今年4月の李大統領の訪米、7月の洞爺湖サミットに続き3回目。
両首脳は会談後、共同声明を発表し、北朝鮮の核開発問題の早期打開に向けた
「戦略的連携の強化」や、米韓同盟を「未来志向的」に発展させていくことで合意した。
また、李大統領は会談で、ブッシュ大統領が米政府機関の竹島の地名を「韓国領」と再修正させる
措置を取ったことに謝意を表した。
両首脳は、北朝鮮の核問題をめぐり、北朝鮮が提出した核計画申告の徹底的な検証の必要性を確認。
さらに北朝鮮に対し、6か国協議で合意した非核化プロセスの「第2段階」を直ちに完了させ、
次の第3段階ですべての核計画と保有核兵器を放棄するよう要求した。
また、ブッシュ大統領は会談後の共同記者会見で、核申告の検証手続きについて北朝鮮と早期に
合意出来ない場合、北朝鮮のテロ支援国指定解除を先延ばしする考えを表明した。
一方、両首脳は、アフガニスタンやイラクでの韓国の貢献や、2012年にも予定される在韓米軍の
戦時作戦統制権の韓国軍への移譲に伴う米軍部隊の再編問題について協議。米韓同盟を従来の朝鮮半島や
北東アジア地域だけでなく、世界的な安全保障環境の変化に対応出来るよう発展させることで合意した。
両首脳は当初、米韓同盟の世界的展開について、今回の会談で新構想「同盟未来ビジョン」を
共同声明の形で発表する予定だったが文言を詰め切れず、次期米政権へ持ち越された。
両首脳はこのほか、2007年4月に両国が合意した自由貿易協定(FTA)の早期批准を
それぞれの議会に働きかける方針を確認した。
(2008年8月6日12時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080806-OYT1T00423.htm
北の核、他国への拡散実態も検証…テロ指定解除先送りも
【ワシントン=宮崎健雄】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議で、米国が北朝鮮に提案した
核検証手続き草案の全文が5日判明した。
草案では、北朝鮮が核申告に盛り込まなかった核兵器や高濃縮ウランによる核開発、
他国への核拡散の実態なども検証すると明記、核計画の全容把握のため厳しく臨む姿勢を打ち出している。
ただ、北朝鮮が全面的に受け入れる可能性は極めて低く、交渉は難航。米
国は、検証手続きで合意できなければ、北朝鮮に対するテロ支援国指定解除は遅らせる意向で、
当初見込まれていた11日より、ずれ込む可能性も強まっている。
北朝鮮は6月26日、6か国協議の合意に基づき、プルトニウムの生産量などを記した核申告書を提出。
7月10〜12日に北京で開かれた同協議首席代表会合では、申告内容の検証方法について協議、
〈1〉施設の立ち入り〈2〉技術者の聞き取り調査〈3〉資料の提出――の3原則で合意した。
検証の具体的な手続きを示す草案も同会合で提示されたが、北朝鮮は回答を留保している。
本紙が入手した草案は4ページで、過去も含むすべての核関連施設への立ち入りを要求。
核開発関連施設は、核物質がなくても立ち入り検査の対象とし、申告に記載漏れがないか確認すると
強調した。無能力化作業が行われている寧辺以外の施設も対象とする姿勢を鮮明にしたものだ。
また、核爆弾の原料となるプルトニウムの生産記録だけでなく、
「核物質及び核関連機材の輸出入記録」、「関係者や貯蔵容器、車両の移動記録」など、
他国への核協力の実態解明に結びつく資料の提出も要求。
核物質の個数や種類などの詳細も求めており、核兵器化されたプルトニウムの全容解明も目指す内容だ。
一方、核兵器関連の検証活動は、核兵器保有国の専門家が行い、核兵器に関する情報は関係国間で
共有するとしており、米中露が中心の作業を提案。核兵器の検証結果の国際原子力機関(IAEA)
との情報共有は「限定される」とした。
(2008年8月6日14時46分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080806-OYT1T00508.htm
北京五輪:入場順序変更 韓国と北朝鮮の間に4カ国
【北京・西岡省二】北京五輪開会式(8日)で、韓国に続いて入場行進することになっていた
北朝鮮選手団の順序を、遅らせる方向で大会組織委員会が最終調整していることが分かった。
北京の外交関係者が6日明らかにした。
入場行進は中国語の国名表記の画数順。韓国と北朝鮮は1文字目が同じ12画で、中国などの配慮
により、続けて入場することになっていた。だが、北朝鮮が大会組織委に韓国の直後に入場することに
異議を申し立てたため、同委員会側が再検討した。その結果、配慮をやめて従来の画数通り、
韓国の後にベトナム、フィジー、ボツワナ、ポルトガルの4カ国を続け、その後、北朝鮮が入場すること
になったという。
また、韓国の有力紙、朝鮮日報(電子版)によると、開幕式出席の各国首脳を招く昼食会で、
北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長が韓国の李明博大統領との同席を拒否したため、
離れた場所に席替えされた。この結果、南北首脳の接触は実現の可能性が低くなったという。
毎日新聞 2008年8月6日 13時24分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080806k0000e050077000c.html
韓国:米大統領訪韓に反対 ソウルでデモ相次ぐ
【ソウル中島哲夫】ブッシュ米大統領の訪韓に抗議する反対派のデモが5日夜から6日未明まで
ソウル都心各所でゲリラ的に続き、機動隊と衝突、双方に負傷者が続出した。警察は約3000人の
デモ参加者のうち155人を連行した。5月から続いた米国産牛肉輸入反対デモでは一夜で288人が
連行されたことがあり、これに次ぐ人数となった。
反対派は5日夕から「ろうそく集会」を開き、続いて無許可の街頭デモ行進に移ろうとしたところ
機動隊が阻止に出た。分散し、奇襲デモを繰り返したデモ隊のうち100人余りは6日朝まで、
明洞教会前で抗議行動を続けた。
一方、保守派によるブッシュ大統領訪韓歓迎集会には1万5000人余りが参加した。
毎日新聞 2008年8月6日 12時25分
http://mainichi.jp/select/world/news/20080806k0000e030064000c.html
北朝鮮核申告:「徹底検証が必要」 米韓首脳会談で一致
【ソウル堀山明子】訪韓中のブッシュ米大統領は6日、青瓦台(大統領官邸)で李明博大統領と会談し、
6月に北朝鮮が提出した核計画申告に対し、徹底した検証体制の樹立が不可欠との認識で一致した。
また、昨年6月に署名した米韓自由貿易協定(FTA)の年内批准に向け、両政府が努力することを
再確認した。ブッシュ大統領の訪韓は、韓国の米国産牛肉輸入再開をめぐりぎくしゃくした米韓関係を
修復し、同盟強化を再確認する場となった。
会談後の共同記者会見でブッシュ大統領は、米議会に通告した北朝鮮のテロ支援国家指定解除の
発効時期について「(今月11日は)最初の機会だ。自動的に解除されることはない。
北朝鮮は行動すべきだ」と述べ、北朝鮮の検証体制受け入れが解除の前提条件だとした。
李大統領も「北朝鮮は徹底した検証に協力すべきだ」と語った。
また、ブッシュ大統領は、北朝鮮に南北対話の全面再開を提起した李大統領の姿勢を支持し、
対北朝鮮政策で米韓が緊密な連携を続けると強調。北朝鮮・金剛山で韓国人女性観光客が
北朝鮮軍の警備兵に射殺された事件にも遺憾を表明した。
さらにブッシュ大統領はイラクとアフガニスタンにおける韓国軍の貢献に謝意を示した。
米政府内には、昨年末にアフガンから撤収した韓国軍部隊の再派遣を期待する声が高まっているが、
ブッシュ大統領は「私が(韓国に)求めたのは非軍事部門の支援だけだ」と語った。
一方、李大統領は竹島(韓国名・独島)をめぐる歴史的経緯や韓国の立場を説明したと明らかにし、
「ブッシュ大統領が正しく理解してくれていることに感謝する」と述べた。
ブッシュ大統領の訪韓は7月を目指していたが、米国産牛肉の輸入再開が6月末に告示されて
反米集会が続いたため、8月になった。両首脳の会談は4月の李大統領の訪米、7月の北海道洞爺湖
サミットに続き3回目。
毎日新聞 2008年8月6日 12時43分(最終更新 8月6日 13時10分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20080806k0000e030068000c.html
日朝実務者協議、11、12両日に中国・瀋陽で
2008.8.6 20:01
外務省は6日、日本と北朝鮮が拉致問題や過去の清算問題などについて協議する日朝実務者協議を
11、12の両日、中国・瀋陽で開催すると発表した。実務者協議の開催は6月11、12両日に
北京で開かれて以来、2カ月ぶり。日本側は外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長が出席する予定。
北朝鮮側は宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使が出席するとみられる。
今回の実務者協議では、6月の前回協議で北朝鮮が約束した拉致問題の再調査の具体的内容や、
日航機「よど号」乗っ取り犯関係者の身柄引き渡し協力などについて協議する見通し。
政府は、再調査などで北朝鮮側に具体的な行動があった場合は、貨客船「万景峰92」をはじめとする
北朝鮮籍船舶の入港禁止などの制裁措置について、一部解除すると表明している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080806/plc0808062007011-n1.htm
米韓首脳会談:昼食はカルビとステーキ 韓国側が苦肉の策
【ソウル堀山明子】米韓首脳の昼食会のメーンディッシュは、韓国産牛肉カルビと米国産牛肉の
ステーキだった。青瓦台関係者が明らかにした。「米国牛が好物のブッシュ大統領への配慮」
で韓国の食事にステーキを加えたというが、国内世論と対米外交の板ばさみになった李明博大統領の
苦肉のメニューと言えそうだ。
4月に米大統領山荘キャンプデービッドで行われた夕食会のメーンは、米国産牛肉のステーキだった。
夕食会翌日の記者会見でブッシュ大統領は、米国産牛肉の輸入再開を決断した李大統領を称賛する
話の中で「夕食で我々は米牛肉を楽しんだ」と披露したところ、李大統領は帰国後、
「米国産牛肉反対」を叫ぶデモに連日さらされた。
毎日新聞 2008年8月6日 19時35分
http://mainichi.jp/select/world/news/20080807k0000m030053000c.html
日朝協議:11日再開 拉致再調査が焦点…2カ月ぶり
外務省は6日、日朝両政府が11、12日に中国・瀋陽で、6カ国協議の日朝国交正常化作業部会
再開に向けた日朝実務者協議の開催で合意したと発表した。実務者協議は6月11、12日に北京で
開催されて以来、2カ月ぶり。6月の協議で合意した拉致被害者の再調査の具体化や、
日本の対北朝鮮制裁の一部解除が焦点になる。
日本からは、6カ国協議の首席代表を務める斎木昭隆外務省アジア大洋州局長、北朝鮮からは
宋日昊朝日国交正常化交渉担当大使が出席。6月の協議と同じメンバーとなる。
日朝は6月の協議で拉致問題再調査開始などで合意し、日本側は早期の実務者協議再開を呼びかけて
いたが、これまで北朝鮮側が応じていなかった。11日に発効予定の米国による北朝鮮のテロ支援国家
指定解除を巡り、米政府が延期する可能性も示唆していることなどから、日朝協議に応じることで、
関係改善に前向きな姿勢を見せる狙いがある。
拉致問題では日本が「帰国を前提とした再調査をする」(町村信孝官房長官)として、実効性のある
再調査を担保するよう要求しているのに対し、北朝鮮は警戒感を強めている。制裁の一部解除も強く
求めてくるとみられ、交渉の行方は不透明だ。このほか、「よど号」乗っ取り事件メンバーの帰国なども
議題になるとみられる。【須藤孝】
毎日新聞 2008年8月6日 21時23分
http://mainichi.jp/select/world/news/20080807k0000m030102000c.html
米韓、核検証受け入れを強く促す 北朝鮮は未反応
2008年8月6日20時7分
【ソウル=鵜飼啓、箱田哲也】北朝鮮のテロ支援国家指定からの解除が可能になる11日を間近に控え、
米韓両首脳は6日、核計画申告に対する検証受け入れを北朝鮮に強く促した。
だが北朝鮮からの具体的な反応はない模様で、暗雲が立ちこめ始めている。
ブッシュ米大統領は共同記者会見で、指定解除は「北朝鮮の指導者の決定次第だ」と繰り返した。
解除は議会への通告から45日経過後に可能になるが、「(11日に)自動的に解除されるわけではない」
「『悪の枢軸』のリストからはずれるためにも決断を」と述べ、
検証への合意がないままでは解除できないとの考えを示唆した。
一方、韓国の李明博大統領は「北の非核化とともに南北の協力も進めるべきだとの考えで
ブッシュ大統領と一致した」と言及。険悪化している南北関係だけが取り残されることへの焦りを
のぞかせた。南北関係が良好だった頃、韓国政府は米朝の間で調整役を買って出たが、
今はその余裕はまったくない。
検証問題をめぐり、北朝鮮は7月にシンガポールであった6者外相会合に先立ち、
ヒル米国務次官補との会談を求めた。だが米側は「米朝だけで協議しているとの印象を与えたくない」
と判断し、見送りを決めた。南北関係の冷え込みが6者協議にも影を落とし始めた形だ。
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY200808060310.html
韓国:くすぶる対米不満 政府、関係修復強調でも
【ソウル堀山明子】米韓両国政府は6日、ソウルでの首脳会談後、米韓自由貿易協定(FTA)の
年内批准への努力や、北朝鮮の核問題解決に向けた戦略的協力などを盛り込んだ共同声明を発表した。
李明博大統領はブッシュ大統領の訪韓を区切りに米国産牛肉輸入再開をめぐる外交摩擦に終止符を打ち、
関係修復を本格化させたい考えだ。ただ、韓国政界や国民レベルでは対米不満がくすぶっており、
李政権の厳しい政局運営が続きそうだ。
青瓦台(大統領官邸)の李東官報道官は会談後、
「両首脳間の信頼が外交にどれほどよい影響を与えたかが示された」と成果を強調した。
会談前は牛肉摩擦に加え、北朝鮮の核問題でも「北朝鮮は韓国を外し、米朝関係だけ改善させる」
という警戒心が韓国国内で広がっていた。だが、ブッシュ大統領が李大統領の対北朝鮮政策を支持する
発言をしたことなどにより、対米不信は解消されたとの見方だ。
確かに会談後の共同記者会見で、ブッシュ大統領は、北朝鮮核計画への徹底した検証の必要性や、
北朝鮮の金剛山で発生した韓国人観光客射殺事件の早期解決など、米韓が連携し北朝鮮への圧力を
かける姿勢を強調した。
ただ、米国による北朝鮮へのテロ支援国家指定解除が発効した場合、米朝関係の改善と南北関係が
連動できるかについての言及はなかった。米韓それぞれが北朝鮮に対し対話路線を模索する中で、
米韓の協調は見えない。
また、ブッシュ大統領は会談で11月の米大統領選後から年内にFTAの批准を推進する考えを示し
「私を信じてほしい」と述べたという。だが、民主党候補に内定したオバマ上院議員と、共和党候補が
確定したマケイン上院議員はともに批准に消極的で、議会が動く可能性は極めて低い。アフガニスタン
への韓国軍派兵や、米韓同盟の新ビジョンづくりなどの懸案も首脳会談の主要議題にならなかった。
もう韓国みたいな“奇襲”はできません!
【北京五輪・野球】星野ジャパンに“追い風”の新罰金制度が明らかになった。
昨年のアジア予選(台湾)の韓国戦で物議を醸したメンバー変更について、試合1時間前に大会本部へ
メンバー表を提出後に2人以上メンバーを変更した場合には罰金1000ドル(約10万8000円)
という新たな条項が加えられたことが判明。日本代表関係者は
「罰金を科せられるならば、そうそう変更をしてこないのでは」と抑止効果に期待した。
国際野球連盟(IBAF)のルールは試合1時間前のメンバー表提出を義務づけており、
これとは別に両チームは試合20分前に正式にメンバー交換する。
最初の提出後にメンバー変更しないことは監督会議の申し合わせ事項でしかなく、
昨年の韓国は提出後にメンバー変更。星野監督の抗議は認められなかった。
「もう1時間前に提出せんぞ」と冗談で話した星野監督は「ただ勝つだけじゃなく、
感動を与えたいんや。だから正々堂々勝ちたい」とした。罰金は2人以上の変更だから
投手を右腕から左腕に代えていても対象外。それでも大幅なメンバー変更が抑止されれば、
正攻法で戦う星野ジャパンにはプラス材料となる。 【日本代表グッズ】
[ 2008年08月06日 ]
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/08/06/02.html
クロマグロ 韓国で完全養殖へ 近大水産研が学術協定(和歌山)
韓国でのクロマグロの完全養殖実現を目指し、近畿大水産研究所(白浜町)と、
韓国水産科学院済州水産研究所は6日、学術交流協定を締結した。近畿大は、韓国の国立全南大、
マレーシアの国立サバ大と交雑種などの養殖の交流協定を締結しているが、
クロマグロを対象にした海外研究施設との学術交流は初めて。
済州水産研究所は、済州島にある国立の研究施設で、海洋資源の減少に対応した養殖技術の研究や
地球温暖化による生態系の変化のモニター調査などを進めている。
養殖では、外洋での回遊魚、特にクロマグロを対象にした技術の導入を目指しており、
クロマグロの完全養殖技術を確立して国際教育研究の拠点化を目指す近畿大に、学術交流を要請していた。
済州水産研究所の韓碩重所長は「交流は韓国の養殖産業にとって、大きな希望だった。
近畿大の優秀な技術を学びたい」といい、近畿大の村田修所長は
「われわれの技術が韓国の外洋でも可能かという課題を乗り越え、開発を支援したい」と話した。
(2008年8月7日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/06/20080806-OYT1T00923.htm
韓国籍ホスト20人摘発 大阪、警察にファン集結
大阪府警生野署は6日、入管難民法違反(不法残留など)の現行犯で、大阪市生野区巽中の
ホストクラブ「EPISODE」従業員朴正☆容疑者(34)=大阪市浪速区敷津西=ら4人を逮捕、
ほかに韓国籍のホスト16人を摘発し、いずれも大阪入国管理局に引き渡した。
同日午前、入管に身柄を送る際には女性ファン10数人が生野署周辺に集結。
護送用のバスが現れると「頑張って」「ありがとう」と手を振って見送った。
出発後に駆けつけて引き渡されたことを知り、慌てて入管に向かった女性もいたという。
調べでは、逮捕の4人は2003年3月以降、観光目的で入国。
在留期間を過ぎても帰国せず、最長で約5年にわたり不法残留した疑い。
逮捕者を含め、摘発された計20人の内訳は不法入国が3人、不法残留が8人、資格外活動が9人。
同店は今年7月18日にオープン。地下鉄駅に近く、韓国人客のたまり場になっていた。
6日未明に家宅捜索した際も従業員約30人、客約10人がいたという。
(注)☆は火ヘンに日の下が立
2008/08/06 19:07 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008080601000769.html
韓国の対日貿易赤字、ハイテク製品中心に拡大 韓国貿易協会
韓国の対日貿易赤字は高い技術を要する製品を中心に拡大していることが、
韓国貿易協会国際貿易研究院が6日発表した調査で明らかになった。
韓国政府は対日赤字縮小のため日本への依存度が高い部品や素材、
機械分野の国産化に知恵を絞っているが、十分な成果が上がっていないことを裏付けた。
経済協力開発機構(OECD)基準に沿って貿易品目を電子部品やコンピューターなど「高位技術」、
化学製品や機械、家電、自動車など「中高位技術」、石油、プラスチックなど「中低位技術」、
食品や繊維など「低位技術」に分類。技術レベル別の貿易収支を算出した。
高位・中高位技術の貿易赤字は2000年の149億ドルから07年は227億ドルに拡大した。
化学製品や一般機械、精密機械の赤字が増えた。中低位・低位技術も同期間で22億ドルの黒字から
75億ドルの赤字に転落した。(ソウル=鈴木壮太郎) (06日 22:22)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080806AT2M0602G06082008.html
米韓同盟、経済・文化に拡大 首脳会談、関係修復を強調
【ソウル=弟子丸幸子】米韓首脳は6日の会談で、北朝鮮の核問題などに関する連携姿勢を前面に
出したうえで、米韓同盟を経済・文化面の協力関係に拡大させることで合意、対北朝鮮政策を軸として、
米国産牛肉の輸入再開でぎくしゃくした関係修復の演出に努めた。ただ、来年1月に任期切れを迎える
米国と、支持率低迷に悩む韓国の両首脳は在韓米軍の経費負担問題など、懸案には踏み込まなかった。
双方がアピールした「協調」の先行きには不透明感も残る。
「米韓同盟を未来志向型に発展させる」。ブッシュ米大統領と李明博大統領は会談後に発表した
共同声明で、米韓同盟を再評価することをうたいあげた。(16:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080806AT2M0600D06082008.html
テロ支援国家指定、解除巡り米朝が神経戦
【ソウル=山口真典、弟子丸幸子】米国による北朝鮮へのテロ支援国家指定解除が11日ごろに
可能となるのを控え、米朝の神経戦が激しくなってきた。
ブッシュ米大統領は6日、米韓首脳会談後の記者会見で初めて「解除延期」の選択肢を公言。
厳格な核計画検証を解除の条件とする姿勢を鮮明にした。北朝鮮は核放棄への取り組みを小出しに
しつつ、核検証の具体策で米国の譲歩を引き出す戦術を展開している。
「北朝鮮は核兵器を追求している」。ブッシュ大統領は6日午後の演説でこう指摘し、
あくまで北朝鮮の非核化を目指す立場を強調した。それに先立って臨んだ李明博大統領との
共同記者会見では、北朝鮮が依然「悪の枢軸」の国家だとも訴えた。(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080807AT2M0602H06082008.html
デモ参加者連行に報奨、韓国警察が抗議受け撤回
2008.8.7 19:24
政府への抗議行動が続く韓国で、警察当局がデモ参加者を連行した警察官に報奨として
現金を支給したり、連行の実績を点数化して昇進に反映させたりする方針を決めたが、
「デモ参加者は狩りの獲物か」との非難を受け、わずか一日で撤回に追い込まれた。
ソウル警察庁は6日午前、「不法デモの参加者を連行すれば、
1人につき2万ウォン(約2100円)以上を支給し、実績を昇進の参考にする」と発表。
しかし、政界からも「無差別連行が起き、デモ隊の反発で暴力の悪循環になる」との批判が殺到。
同庁は同日午後に現金支給方針を、7日には点数制度の導入方針も取り下げた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080807/kor0808071926003-n1.htm
韓国KBS社長の進退、左右対決の政治決戦に
2008.8.7 19:26
【ソウル=黒田勝弘】韓国で李明博政権下における左右対決の象徴になっている政府とテレビ局の
戦いが激化している。
李政権は、左派主導で反政府報道の先頭に立ってきた国営KBS(韓国放送公社)の鄭淵珠社長に対し、
監査院を通じ辞任要求を突きつけているが、本人は拒否。米国産牛肉反対を訴えていたロウソクデモが、
今度は「KBS社長を守れ」のデモになり、KBS前では「辞めろ」と「辞めるな」の両派のデモ・集会
が連日、行われるなど混乱が広がっている。
KBS社長の任命はこれまで典型的な政権人事で、鄭氏も左翼・革新系の盧武鉉前政権によって
左翼系「ハンギョレ新聞」の論説主幹からKBS社長に抜擢(ばつてき)された。
新聞社時代は反米・親北論調で知られた。
鄭社長下のKBSはこの5年間、政権代弁メディアとして保守派などから批判が強かった。
とくに盧武鉉大統領に対する議会の弾劾決議では「弾劾反対」の大キャンペーンを展開し、
ひんしゅくを買った。
また政権批判の保守系紙を激しく攻撃するなど、大統領選では保守系の李明博候補批判に熱心だった。
新政権発足後は米国産牛肉反対の大規模な反政府デモを積極的に支持し、李政権を揺さぶってきた。
これに対し政府の監査院はKBSに特別監査を実施し、巨額赤字をはじめとする放漫経営など、
経営責任を理由に「辞任要求」を決定した。
検察も背任容疑で捜査を始め、北京五輪開会式に出席予定だった鄭社長を出国禁止にした。
李政権によるからめ手の辞任圧力だが、鄭社長は今度は逆に「公営放送の独立性と民主主義を守るため」
として辞任を拒否している。KBS社長は理事会の推薦で大統領が任命することになっているが、
解任に関する規定はない。
テロ支援国家指定解除延期の公算高まる
2008.8.7 22:03
【ワシントン=有元隆志】北朝鮮に対する米政府のテロ支援国家指定解除は、解除発効が可能となる
11日が迫るなか、北朝鮮が核計画の申告に対する検証手続きに同意していないため、
発効が先送りされる公算が高まっている。米政府は寧辺の核施設だけでなく、
すべての核計画に関する施設への立ち入りを求めるなど、厳格な検証の実施を求めている。
北朝鮮は提案受け入れに難色を示しており、米朝の水面下での攻防が続いている。
国務省がこのほど米議会に提出した検証方法に関する報告書によると、米政府は北朝鮮が提出した
核計画の申告書について「核兵器や核兵器関連活動も含めた北朝鮮の核活動の全体像をつかむための
出発点」と位置づけた。そのうえで、完全かつ正確な申告であるかを確認するために、
「検証の重要性」を強調した。
検証にあたって、米政府はプルトニウム計画だけでなくウラン濃縮計画も含めたすべての核施設への
立ち入りのほか、施設内にある空気や物質の試料採取を求めている。空気中の塵(素粒子)も集めて
測定し、未申告活動の痕跡がないか調べることを目的としているとみられる。
北朝鮮は申告で言及した寧辺をはじめ約10カ所の施設への立ち入りは基本的に認めているものの、
試料採取には難色を示しているという。申告書に記した38.5キロのプルトニウムの総量よりも
実際には多く抽出していたことが判明するのを恐れているのではとの分析が出ている。
国務省のソン・キム6カ国協議担当特使は先週、北京で北朝鮮外務省の李根米州局長と協議したが、
進展はなかった。折衝は続いているというが、現状では指定解除は先送りされるとの見方が強まっている。
ただ、協議筋は北朝鮮が解除実現を目指し、大まかではあるが検証受け入れを表明、あるいは申告に
対する検証作業の開始を寧辺に滞在する米専門家に認めるなどの措置を発表する可能性が残っていると
指摘。その場合、政権の任期切れまで半年を切り、核施設の無能力化の完了など「目に見える成果」を
目指す米側がすべての要求が満たされなくても、解除に踏み切ることも想定されるという。
鳩山幹事長、外国人選挙権法案の臨時国会提出に否定的
2008.8.8 00:08
民主党の鳩山由紀夫幹事長は7日、産経新聞のインタビューに応じ、党内の永住外国人への
地方選挙権賛成派が、地方選挙権を付与する法案の臨時国会提出を模索していることについて、
「臨時国会に出さなければならない法案だとは思っていない。さまざまな意見が残っており、
強引にまとめようとしてハレーションを起こしてはだめだ。熟成期間が必要だ」
と述べ、否定的な見解を示した。
民主党の小沢一郎代表の諮問機関「永住外国人地方選挙権検討委員会」(渡部恒三委員長)では賛成、
反対両派の溝が埋まらず、論議は臨時国会開会後に先送りされている。
「この問題は最後は政治判断になる」(党幹部)との見方が出ていたが、執行部を預かる鳩山氏が、
臨時国会への法案提出に否定的な考えを明言したことは、小沢氏の判断に影響を与えそうだ。
自身は賛成派に属する鳩山氏だが、インタビューでは、竹島問題が過熱する中で
外国人地方選挙権を論議することへの慎重論が党内にあることについて「私もそう思う」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080808/stt0808080007000-n1.htm
【スポーツ】2つの祖国つなぐJリーガー 今夜、五輪米国戦に
2008年8月7日 16時37分
【北京=鬼木洋一】在日韓国人4世として生まれ育ち、日本国籍を取得した男子サッカー日本代表FWの
李忠成選手(22)=柏レイソル=が、7日夜の米国戦に臨む。「サッカーでみんなに認められたい」
と日本人として生きることを選んだストライカー。五輪で、その一歩を踏み出す。
東京都保谷市(現・西東京市)で生まれ、社会人サッカーの選手だった父鉄泰さん(49)に、
ドリブルやシュートを教えられた。
FC東京でプロ入りした2004年、19歳以下の韓国代表候補に選ばれ、10日間の合宿に参加。
だが、それが日本人になる転機にもなった。
メンバーに残れなかったからだけではない。韓国籍なのに言葉は小学生並みで意思疎通が図れない。
遠征から日本に帰ると、ほっとする自分。パワーを押し出すプレースタイルにも戸惑い、
鉄泰さんにつぶやいた。「日本で生まれ育ったんだから、日本のサッカーがいい」
在日がゆえに、人知れぬ悔しさを味わってきた。プロの世界でさえ「同じ実力なら日本人を使え」
との声が聞こえてくる。「他の選手より、人一倍頑張って結果を出さないといけない」と思った。
どん欲にゴールを追い求めた。そこに五輪日本代表への誘い。
サッカーという舞台で自分を表現するために、国籍を変えることに迷いはなかった。
ひとつだけ、こだわったことがある。それが名前だった。07年2月に日本国籍が認められた。
家族が使っていた通称「大山」でなく、本名の「李」を選んだ。「本名を出したくても出せない
在日の人はまだ多い。李の名前で活躍すれば、そんな人たちに勇気を与えられると思う」
【世界の街から】ソウル 学歴チェックは必須
2008年8月8日
韓流スターのクォン・サンウさんがミスコリア出身のタレント、ソン・テヨンさんと九月に結婚する
という記事を読んだ。クォンさんは知っていたが、相手の女性は初めて見る名前だったので、
韓国のポータルサイトで名前を検索した。
ミスコリアの肩書にどれくらい奇麗な女性かなと興味津々だった。
画面に表れた写真を見てふんふんと思い、元カレとされる芸能人の反応ルポまで読めて面白い。
画面の片隅には、その瞬間の検索語ランキングトップ10があり、興味深いことに気付いた。
クォンさん、ソンさんともにランクインしていたが、検索語欄に「クォン・サンウ 学歴」などと入力され、
多くの人が二人の学歴を知りたがっている様子がうかがえた。
知人の韓国人になぜなのか聞いたら、「有名な良い学校だとうれしいでしょ」と、解説してくれた。
学歴が大切といわれる韓国社会を垣間見た気がした。(築山英司)
http://www.chunichi.co.jp/article/world/worldtown/CK2008080802000274.html
拉致再調査で北朝鮮に要求へ
8月8日 5時25分
来週開かれる日本と北朝鮮の実務者協議で、政府は、焦点の拉致問題の再調査について
北朝鮮が適正な再調査を行っているかどうかを日本側が確認できる仕組み作りを求める方針です。
日朝実務者協議は、今月11日から中国の瀋陽で開かれ、前回の協議で北朝鮮側が約束した拉致問題の
再調査の扱いが焦点の1つになる見込みです。再調査について、政府は拉致被害者の帰国につながる
ものでなければ認められないとしており、福田総理大臣は7日夜、「われわれが納得するような方法で
再調査が行われることが大事だ。そのような観点から交渉することになる」と述べました。
具体的には、過去に行われた調査の結果を基に、追加的な調査を行うのではなく白紙の状態から
調査を行うこと、また、北朝鮮の上層部から権限を与えられた機関が実質的な調査を行うことを
求めたいとしています。また、政府は、日本と北朝鮮が共同で再調査を行うことについては
「北朝鮮で行われる調査で日本側が主導権をとることは難しい」として否定的で、
むしろ北朝鮮が行う調査に対して厳密さを求める方が得策だとしています。
そのうえで、北朝鮮が適正な調査を行っているか、日本側が確認できる仕組み作りを求める方針です。
ただ、北朝鮮側がどのような姿勢で交渉にのぞんでくるのかは不透明で、
政府は北朝鮮の出方を見極めながら、粘り強く協議を進めたい考えです。
http://www.nhk.or.jp/news/k10013402271000.html
米人権担当特使の訪朝、北朝鮮が拒否
2008.8.8 19:07
【ソウル=水沼啓子】米韓首脳が6日に発表した共同声明に初めて北朝鮮の人権問題改善が明記され、
北朝鮮への圧力が強まる一方で、北朝鮮が最近、米国の北朝鮮人権問題担当特使の開城工業団地訪問を
拒否したことが明らかになった。
韓国統一省によると、米国のジェイ・レフコウィッツ北朝鮮人権問題担当特使が13日に北朝鮮の
開城工業団地を訪問する意向を伝えてきたため、同省が7月28日に開城工業団地管理委員会を通じて
北朝鮮側に招請状発給を申請したところ、北朝鮮側は申請の受け付けを断った。
「開城工業団地の訪問は適していない」というのが拒否の理由だった。
特使は2006年6月にも開城工業団地訪問を申請しており、そのときは北朝鮮側は招請状を発給した。
だが、同年7月に北朝鮮が長距離ミサイルの発射実験を行ったため、特使は訪朝を無期延期した。
特使は「北朝鮮は人権問題改善で意味のある措置を何も取っていない」と厳しく批判し、
北朝鮮の核をめぐる6カ国協議と人権問題を連携させるべきだと主張してきた。
議会への報告を通じ、北朝鮮の強制収容所に推定15万〜20万人の政治犯が収容され、
基本的人権である表現や信教、集会の自由、公正な裁判を受ける権利もないとも指摘している。
米韓首脳会談では、米国が北朝鮮の人権問題を強く指摘したとされ、会談後の記者会見で、
ブッシュ米大統領は「(北朝鮮の)人権侵害はまだ存在している」と述べ、
米朝関係の進展に北朝鮮の人権問題改善を関係づける姿勢を示した。
ただ、北朝鮮は人権問題を指摘されるたびに、「内政干渉」「体制に対する攻撃」と強い拒否反応を
示してきただけに、今後の北朝鮮の対応が注視される。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080808/kor0808081909000-n1.htm
北朝鮮機通過を突然拒否=イラン行き、核絡み?−インド
【ニューデリー8日時事】8日付のインド紙インディアン・エクスプレスは、
ミャンマーのマンダレーから7日、インド上空を通ってテヘランへ向かう予定だった
北朝鮮の民間航空機が離陸直前、インド首相府の指示を受けた同国航空当局から、
領空通過の許可を取り消されたと報じた。
突然の許可取り消しの理由は不明だが、情報筋は北朝鮮とイランの核に絡んだ秘密情報が
インドに伝えられたためではないかとみているという。
(2008/08/08-19:39)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008080800897
金剛山地区の韓国人、10日から追放 北朝鮮通告
2008年8月9日12時26分
【ソウル=牧野愛博】北朝鮮の金剛山で起きた韓国人女性射殺事件で、北朝鮮は9日、
「金剛山地区に滞在している不必要な南(韓国)側人員に対する追放措置を10日から実施する」
と韓国政府に通告した。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮の通告文によれば、まず、韓国観光公社や金剛山面会所などに勤務する韓国政府関係者全員を
追放する。他の韓国人に対する追放措置は、段階的に実施すると説明。そのうえで韓国の李明博政権に
対し、「事態の深刻性を直視し、分別をもって身を処すべきだ」と主張した。
韓国統一省によれば、6日現在、金剛山地区に韓国人227人が滞在している。
http://www.asahi.com/international/update/0809/TKY200808090143.html
日本へ帰化の李、悔しい初五輪…日の丸胸にピッチ駆けた
【天津=小島剛】7日の米国戦で、黒星スタートとなった男子サッカー日本代表。昨年2月に
日本国籍を取得して大舞台に臨んだフォワードの李忠成選手(22)(柏レイソル)はピッチを
駆け回ったが、相手ゴールを割ることはできなかった。在日韓国人3世の父・大山鉄泰さん(49)は
日本中の期待を背負ってボールを追うわが子に、スタンドから声援を送り続けた。
終了間際に訪れたラストチャンス。李選手は、中盤から送られた長いパスに合わせてゴール前に
駆け込み、相手キーパーの突進にもひるまずジャンプした。
執念のヘディングシュートだったが、ボールはクロスバーの上を越えていった。
李選手は悔しそうな表情を浮かべ、横目でゴールを見やる。その直後、試合終了を告げる笛が鳴った。
試合前の国歌斉唱はピッチの外で聞いた。反町監督から呼ばれたのは先制点を奪われてから
約15分後。64分に選手交代でピッチに送り出されると、「(ボールを)追おう、追おう」と叫び、
仲間を鼓舞し続けた。
「スポーツで日本のために戦う在日の姿を見せてやれ」。李選手に、日本への帰化を勧めたのは、
父・鉄泰さんだ。
鉄泰さんはJリーグ・横浜フリューゲルスの前身のチームのディフェンダーだった。24歳で引退。
李選手が生まれた時は東京都練馬区で焼き肉店を経営していたが、幼い李選手も自然にサッカーに
親しんだ。
「こんな小さなころから、先頭でボールを追いかけていたよ」と鉄泰さんは振り返る。
多くの一流選手と対戦した経験から、鉄泰さんが「こいつは上でやっていけるのでは」と感じたのは、
中学生のころだった。
李選手は2004年にFC東京とプロ契約し、韓国のU―19(19歳以下)代表候補の合宿にも
招集された。しかし「小学生程度」という韓国語のカベもあって周囲の選手になじめぬまま帰国。
FC東京でもライバルが多く、1年でチームを離れた。「サッカーをやめたい」と落ち込む息子を、
鉄泰さんは「お前からサッカーをとったら何が残るんだ」としかったこともある。