偽装結婚:中国人と あっせん組織の3人ら逮捕−−川口署 /埼玉
偽装結婚により中国人の在留資格を取得しようとしたとして、県警外事課と川口署は26日、
川口市並木3、無職、宍戸渉被告(59)=公正証書原本不実記録・同供用罪で起訴=ら
偽装結婚あっせん組織の3人と、配偶者役の日本人ら2人を逮捕したと発表した。
宍戸容疑者は、20〜30代の8人の中国人男女を日本人と偽装結婚させて日本に入国させ、
さらに約10組の偽装結婚を画策していたと供述しており、同課などが実態解明を進めている。
他に逮捕されたのは同市西青木5、無職、坂本守(70)▽蕨市南町1、同、越川裕美子(47)の両容疑者ら。
調べでは宍戸容疑者らは今年2月、越谷市南町3、無職、伊沢沙樹被告(28)=同罪で起訴=
と中国人男性(25)の虚偽の婚姻届を三郷市役所に提出した疑い。
宍戸容疑者らは、日本人との婚姻により日本の永住資格が早期取得できる制度を悪用し、
2年前ころから、中国国内のブローカーと共謀。中国人を、住所不定などの日本人と
中国国内で挙式させ、日本に移住する手口で偽装結婚を行っていた。
中国人側から費用として約120万円を受け取り、日本人配偶者役に報酬として60万〜80万円を
渡していた。配偶者役の日本人には68歳の男性もおり、いずれも夫婦実態はなかったという。
毎日新聞 2008年6月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20080627ddlk11040259000c.html