祖国・日本 二つの世界を支えてきた在日
●サービス、製造なども貢献は大
在日の業種で代表的なのがキムチ、焼肉、娯楽のパチンコだ。
業種ではサービス業、製造業、卸売り・小売業、建設業などで占めている。
東大阪市は、製造業の町として有名だが同胞の中小企業経営者が多く存在している。
大阪グリップOGKの創設者で先代の朴景雨は慶尚南道出身。
自転車の部品、ヘルメットなどのメーカーだ。
大阪市西成区、浪速区は婦人、紳士靴のメーカー加工業が地場産業として根付いている。
メーカーの組合百数十社の内約4分の1が同胞で占められている。ドンストリーム、
サロンドグレーなどは2世の経営者だ。
京都の代表的な地場産業の西陣織は日本の着物の代表的なものだが、
製造過程で同胞企業が30社ほどある。
数はわずかだが、福井県鯖江市の眼鏡産業に数社の同胞メーカーがある。
石川県輪島市の輪島塗に従事している同胞が2、3人いる。
製造業でトップの位置を占めている企業も取り上げたい。
三進金属工業は本社が大阪府泉北郡にあり、スチール棚メーカーだ。
会長の朴正凖氏は中学2年のとき渡日した。建国中学から定時制の今宮高校へ進み、
大阪市西成区で小さな町工場から始めた。大阪府泉北郡へ移転してから業績が上昇した。
今や年商200億、社員数800余人と業界のトップメーカーにまで成長した。
広島県の安芸高田市にある八千代病院(姜仁秀理事長)はベッド数1500を抱える
西日本最大の老人施設である。八千代病院の設立にあたって、当初は住民から
「朝鮮人の病院は反対」と誹謗中傷もされたが、今や「素晴らしい施設」
「良い環境でもてなしも最高」と好評を博している。
http://koreanworld-jp.com/opinion_080321.html 教育文化ジャーナル コリアンワールド