児童ポルノ、「個人が趣味で所持」していても処罰へ…鳩山法相ら、法改正検討へ
・鳩山邦夫法相は4日の参院予算委員会で、児童買春・ポルノ禁止法に関し
「単純所持にも罰則があっていい」と述べ、個人が趣味で所持する場合も
罰する方向で法改正を検討する考えを示した。
現行法は、他人への提供目的での児童ポルノ所持に罰則を設けているが、
個人が趣味で持つだけでは処罰されない。福田康夫首相も「何らかの手を
打たないといけない」との認識を示した。
法相は児童ポルノの現状について「忌まわしい市場があり、摘発件数はうなぎ
上りに増えている。単純所持に処罰がないことが穴になって(規制が)うまく
いかない部分がある」と指摘した。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20080204-316618.html ・単純所持に対する処罰を求める考えは根強く、法相発言をきっかけに法改正に向けた
動きが進む可能性がある。
有村氏(自民)は「子供の人格と人間としての尊厳を踏みにじり、生涯に及ぶ被害があまりにも
甚大だ」と、単純所持も規制対象とするよう求めた。
これに対し、法相は「ネットに出回れば、永久に世界を回り、子供の人生が未来永劫
破壊される。こういうことは厳しくていい」と罰則の必要性に言及。
同法は与野党全会一致の議員立法で99年に成立。与党は04年の法改正の際に単純
所持の禁止条項創設を検討したが、野党が「捜査権の乱用を招く」と懸念を示して
見送られた。(一部略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080204-00000081-mai-pol