◇ろーかるるーる◇
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ソースのないお話や自信のないお話、作品に関する議論はこちらで。
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」補完・議論用スレ7
http://www.soutokufu.com/cgi-bin/hogehoge/test/read.cgi/hangul/1132577033/ 本スレの作品は、ソースをついたものをお願いします。
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ニホンちゃん出版問題過去ログ集
http://nihonchanshuppan.web.fc2.com/
新スレなの?
>>3 依頼スレで立ててもらったのはいいけどテンプレ捏造のスレに誘導貼るとか、削除依頼出すとかもしろよ。
7 :
地鎮祭:2007/11/22(木) 13:34:40 ID:QIiMSGbB
寒いニダ……。
キッチョム君の心と体とお財布は、今やまふゆちゃんのおうちの
平均気温並みに冷え切っています。
ねえ、キッチョム君。
今まで意地悪してごめんね。でも、あなたが悪いんだよ。
私のことを振り向いてくれないから。
愛くるしい天使のような声に振り返ると、
そこには二ホンちゃんが天使のような笑顔で
立って居るではありませんか。
「ああ、そうニカ。
ニホンはウリのことが恋しかったニカ?
よしよし、賠償金として貯金も貰ってやるニダ。食事もありったけ食ってやるニダ。
おお、おお……なんて大胆な。ウリ達は一応小学生という設定、いや、構わないニダ。
じゃ、じゃあ、遠慮無く新スレも立てるニダ!」
「ブラジャー、離すニダ、ブラジャー!
幾らブラジャーとウリでも、男同士では……、
それに、まだ前スレは1000に行っていないニダ。
あ、ア、アイゴーぉおお」
どうやら寒さとひもじさで
キッチョム君は夢を見ていたようです。
それにしても、抱きつかれたカンコ君も良い迷惑です。
えええっ、結構嬉しそう?
ま、どっちでもいいです。
とりあえず、二ホンちゃん34クール、スタートです。
目次製作者は>7地鎮祭をカウントしないように。
著作権侵害に加担しないようにね。
本スレに舞い戻ろうと必死だな
いいから巣にもどれよ
上に貼られた地鎮祭は、ここに貼って欲しくなかったみたいなので、
地鎮祭をやり直しますね。
『地鎮祭』
フランソワーズちゃんがニホンちゃんに食ってかかっています。
「ちょっとあなた、この『ニホンちゃん』って何?勝手に国家を美少女化しないでよ!」
言われたニホンちゃん、どうしてそんなことで噛みつかれなければならないのか、全く分からない
といった様子できょとんとしています。
「む、私的には問題ないと思うけど」
そばで眺めていたチョゴリちゃんは、そんな噛み合わないやりとりを聞いて思わず吹き出しました。
「ああ、フランソワーズちゃんは日ノ本家の伝統を知らないニダ。昔々、ウリのご先祖が日ノ本家の
お祝い事に挨拶に行ったとき、日ノ本家のご先祖は、いい歳をしたおじさんだったお使いの人を美女
にした絵を描いて楽しんでいたニダ。日ノ本家にはOSから電車まで世の中にあるものすべてを萌え化
しなければならないという血の掟があるみたいニダ」
というわけで、連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第34クール始まります。
(ソース)
歌麿が描いた浮世絵…女性に見立てた 朝鮮通信使(読売新聞2006-12-08)
http://saint-just.seesaa.net/article/29652749.html
こちらが正当な34クールなの?
向こうのほうが既に数多いんだが・・・
どっちが正当かは個人が決めることさ。
>>18-20 他人が知らないと思っているのか?嘘吐くのもいい加減にしておけ。
>>18-20 あちらのスレは2chのルール違反である
[閉鎖的なスレの利用]に抵触する
コテハンの排除事項がテンプレに掲載されています
そのため、あちらのスレを利用すると
折角の投稿が無駄になってしまう可能性があります
まっとうなテンプレを持つこのスレに投稿されるが良いでしょう
と委員会の連中が言ってますが・・・・氏ねよ
何を言ったって書くのは作者さんたちなんだから議論なんかいくらしても無駄だと思うがな。
てか
> ◆Pez07SDr6c
荒らすな。
『「脱従属」と「脱自虐」』
今日は、めずらしくウヨ君とサヨックおじさんが意気投合して盛り上がっています。
「ウヨ君、君の生まれる前のことなんだが、昔、わが家に米を食うとバカになるなどと主張する人が
いたんだよ。おかげで食卓からご飯や味噌汁が減って、パンや牛乳が並ぶことが多くなったんだ」
「でもおじさん、それって結局アメリー家の都合のいいようにうちの食事を変えたってことでしょ」
「おお、よく知ってるな。アメリー家が自分の家で余っている小麦を処分するには、うちがパン食に
なるのが都合がよかったからな。まさにその意図の通りになってしまったというわけだ」
「そんなのひどい!美しい日ノ本家は美しい和食を食べるべきだよ」
「うむ、日ノ本一族の人間には伝統食こそ健康の源だ」
「僕、ママに頼んで、毎食ご飯とお味噌汁にしてもらう。」
「ようし、わが家もパンやピザを追放するぞ」
そんなやりとりの後で、サヨックおじさんは思いました。
「ウヨもアメリー家を批判するようになったか。進歩したものだ」
一方、ウヨ君はこう感じていたのです。
「サヨックおじさんも日ノ本家の伝統が大事だと思ってたんだ。見直した」
さて、サヨックおじさんは、意気揚々と家に帰るとアサヒちゃんを前に伝統食への回帰を滔々と
ぶちあげました。でも、黙って聞いていたアサヒちゃんがポツンと言うのです。
「パパ、お店で出すモーニングサービスどうするつもり?コーヒーにおにぎりとタクワンをつける
わけにはいかないわよね」
「う、ううむ……」
サヨックおじさんは言葉に詰まってしまいました。
一方、サヨックおじさんが帰った日ノ本家ではママが子供たちに声をかけています。
「さて、おやつにしましょう。ケーキを買ってきたわ。あ、でもウヨは洋風のものはやめるっていった
のよね。それじゃウヨにはお芋でもふかしましょうか」
ウヨ君は、あわてて言うのです。
「あ、いや、それとこれとは別ってことにしてくれないかなあ……」
日ノ本一族の伝統食への回帰も前途多難なようです。
(解説)
「米を食うとバカになる」というのは大脳生理学者の林髞(はやし・たかし)が「頭のよくなる本」で主張
した説です。この本は1961年のベストセラーになりました。そこまで極端な言い方こそしないものの、
厚生省(当時)の主導した食生活改善運動も、米食偏重の解消や牛乳などの動物性蛋白の摂取の
推進を掲げ、食生活欧米化の推進に一役買っていました。
しかし最近は、食生活の過度の欧風化が生活習慣病の増大をもたらしているのではないかということ
からその見直しが叫ばれるようになってきました。
それはよいのですが、しかしそうした主張をする人の中に、一部とはいえ反米・反グローバリズムの
サヨクや「アメリカの陰謀」論大好きの国士様の姿が見え隠れしているのが少々気になります。
食についての議論をしていたらいつのまにか政治談義を聞かされていたというのでは、せっかくの
日本型食生活再評価の流れも消えてしまいかねませんから。
28 :
福島清美:2007/11/29(木) 08:22:08 ID:XsHLJx7j
>>27 私達の活動を隠す隠れ蓑がまたふえました。
本当にありがとう。
>>26 お疲れ様、面白かった
某美食マンガはそれが顕著だね
スーパーサイズ・ミーとか見てると、
なんでも、過ぎたるはおよばざるが如し
と実感する
そういうのを政治と結びつけて
何がどうのってのは間違ってるよな
考えさせられた
どうもありがとう
>>26 サヨック コーヒーを止めてお番茶にすればいいじゃないか。
ウヨ おす饅堂にいけばいいじゃないか。
これで万事解決。よかったねお二人さん。
>>26左翼は無節操な欧米カブレだよね。
反米反米言うなら元号使わんのはなんだと。
>>30オスマン堂なら伸びるアイスだされんぞw
>>26 ここで今ちょっと流行りの「和風スイーツ」の出番かも。
最近、落ち着ける喫茶店が軒並み店をたたむ中、残ってるのはチェーン店ばかり…
美味しい緑茶とひと工夫した和菓子やおまんじゅうのある店で、ホッと一息つきたいものどす。
けど、マスターがサヨックさんだったらヤだなぁ・・・
『スーパーフラット』
今日は地球小学校の学習発表会、教室や廊下には子供たちの作った工作や絵がたくさん
飾られています。
その中に一点、他のどの絵とも似ていない、異彩を放つ絵がありました。
その絵の前で、フランソワーズちゃんとエリザベスちゃんが話しています。
「ずいぶん変った描き方ですわね。奥行きが全然なくて、近くのものも遠くのものも同じように
描き込まれている。もし私がこんな絵を描いたら、ママンに怒られてしまいますわ」
フランソワーズちゃんの言葉にエリザベスちゃんも同意します。
「そうね、私の家でも、やはりもっと立体感のある絵を描きなさいって言われるでしょうね。
でもこの絵、誰が描いたのかしら」
エリザベスちゃんは、絵の下に貼られた名札に視線を移しました。
「ああ、これ、ニホンちゃんの絵か!そうそう、あの子いつもこんな感じで描いてたわね」
フランソワーズちゃんも相づちをうちます。
「あの子の描くマンガもこんな感じですわね」
エリザベスちゃんは、ニホンちゃんの家に行ったときのことを思い出しました。
「そういえば、あの家に飾ってあった先祖の人が描いた掛け軸もこんな感じだったわ」
「あら、私の絵の前で何を話してるの?」
ちょうどそこを通りかかったニホンちゃんが、二人に声をかけました。
「ああ、あなたの絵のこと話してたのよ。ずいぶん面白い描き方だなあって」
そう答える二人に、ニホンちゃんは胸を張って誇らしげに言うのです。
「うん、これはね、日ノ本家の人が代々描いてきた描き方なの。ほら、奥行きがなくて平らに
見えるでしょ。だから私、この描き方に『スーパーフラット』っていう名前をつけてみたの」
それを聞いた二人は、くすくす笑いながら言葉を交わします。
「スーパーフラット?たしかにニホンちゃんにはぴったりですわね」
「まったくね。よくつけたものだわ」
ニホンちゃんは、ふくれた顔で二人をにらみつけました。
「ねえ、ちょっと、なんで私の胸を見ながらそういうことを言うの?」
>>33 美術史で見ても、セザンヌ、マチス、ピカソ辺りは、立体感を消そうと色々と試行錯誤をしていたそう。
この動きに大きな影響を与えたのはジャポニズム(浮世絵等)。
「絵は写真と違う」という欲求なんでしょうかね。
37 :
馬鹿陽区:2007/12/04(火) 15:51:32 ID:5Ky9AbDd BE:139942073-2BP(0)
「中立も楽じゃない」
サヨックおじさんは、外国の新聞をぱらぱらとめくっていると
とんでもない記事を目にしました。
こ・・・これは・・・
スイッスさんの家が今度兵器を搭載したパソコン機器を開発したとの事
サヨックさんは目の前が真っ暗になってしまいました。
ス…スイッスさんの家まで右傾化になってしまうなんて…
そのまま、倒れてしまい、娘のアサヒちゃんがかえってくるまで
目を覚ます事はありませんでした。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0404/09/news048.html 新キャラとしてスイッスさんというものを作ってみた。
サヨックおじさんがかつて尊敬していた人のうちの一人とカウントしてください。
まぁ、スイッスさんの方はサヨックおじさんを気にもしていませんけどね。
>>37 過去の作品読んで、既存キャラがいるか確認してな。
スイスの擬人化には
スウィッツランドルフ…地球小学校の教員、変わり者。
ジュネーヴ…スウィッツランドルフの息子、地球小学校5年生、一匹狼系。
がいるから。
>>37 そもそもスイスが「永世中立の代わりに軍事大国」というのは昔から有名ですよ。
絵版でもアーミースタイルで描かれる事も多いし。
出番無かったね、スイス。
でもあの防衛体制は羨ましいよ。
陽区氏、頑張ってぬ
スイスは国民皆兵制。
国際的中立を主張する人達はこちらも主張しなくちゃね。
「 アドベント 」
すっかり寒くなった冬の夕暮れ、
ゲルマッハ君とアーリアちゃんが歩いていると、
綺麗なイルミネーションをした家が目に入りました。
「兄上、あれはニホンの家かな」
「さすが電気の飾りつけは見事だな。クリスマスシーズンの名物だ」
「ニホンはあそこまでするのに、どうしてバイブルクラスに来ないんだろう」
すると向こうからカンコ君が近づいてくるのが見えました。
2人はヒソヒソ話を始めます。
「変だと思わないか兄上。カンコがバイブルクラスに来てるのに、ニホンは・・・」
「たしかにあいつの方が熱心にバイブルクラスに来てるのは何かおかしいよな」
そこへニダっとカンコ君が近づいてきました。
「何の話をしてるニダ?ウリも混ぜるニダ」
ゲルマッハ君が取り繕うように答えました。
「い、いや、ニホンちゃんは何故バイブルクラスに来ないのかなって話さ」
「心配いらないニダ。そのうちウリがニホンをバイブルクラスに連れて来るニダ」
アーリアちゃんは冷えきった目でカンコ君を見ました。
「お前が言っても説得力無いけどな」
「みんな知らないニダ!ウリは日々ニホンに神の声を伝えてるニダ」
短い沈黙の後、アーリアちゃんが聞きました。
「お前、どんなこと言ってニホンに勧めてるんだ?」
「『汝の隣人を愛せよ』この永遠の真理を訴え続けているニダ」
「「バカヤロー!!」」
カンコ君にダブルパンチが炸裂しました。
「アイゴー!何でこうなるニダー!!」
おしまい
43 :
解 説:2007/12/06(木) 23:37:18 ID:EPzWaoIk
U−33お疲れ様。文化とヒンヌーの共存ネタとはねw
馬鹿陽区さんこれからもよろしく〜!
面白かったス。
ところでアホな俺に教えてくだせえ。
バイブルクラスってのは教会でやってる日曜学校みたいなものですか?
>>45すみません、日曜学校で結構です。
基本的にはキリスト教国、或いはキリスト教徒の多い国のキャラは行ってる感じでカンコ家を含みます。
カンコはウリスト教、と言う話はさておきw
日之本家は1%未満なので全く行ってませんね。
以上なんの強制も仕切りもありません。
>>42 ゲルマン兄妹の家はプロテスタント発祥の地だから自負も人一倍でしょうね。
しかしカンコやザイのキリスト教ってプロテスタントなんだろうか。カトリックなんだろうか。正教なんだろうか。
以前テレビの特集で、カンコの教団(統一教会)がローマ教皇から白眼視されているというのを見た事あるけど…。
ちなみに地方でよく見る「悔い改めよ」とか「キリストはすべてを許す」とかの汚い看板、あれザイの仕業みたいですね。
48 :
マンセー名無しさん:2007/12/08(土) 13:37:04 ID:oUDwqe7r
>>47 基本的に、韓国ではキリスト教徒が全人口の3割で、
そのうち2:1の割合でプロテスタントが多いらしい
『おフランス』
ニホンちゃんがまだ小さかったときのお話です。
ママはニホンちゃんのために、お人形を作ってあげました。
「ほうら、さくら、かわいいでしょ。この子はね、リカちゃんっていうの。かわいがってね」
「わあ、ほんとにかわいい!」
ニホンちゃんは大喜び、毎日夢中になってお人形遊びをします。
ママはリカちゃんの家族の人形も作ってあげました。それで、ニホンちゃんはますます熱中したのです。
パパもそんな娘の姿を目を細めて眺めていたのですが、ふとあることに気づきました。
「ママ、このお人形なんだけど、リカちゃんのパパの顔がずいぶんバタ臭いなあ」
「ええ、リカちゃんのパパはフランソワーズ家の人って設定なのよ」
パパは思わず聞き返しました。
「え、それはないだろう。日ノ本家の子供が遊ぶ人形になぜよその家の人の顔をデザインするんだ」
「だって、フランソワーズ家の人たちって、なんとなく日ノ本家の人よりカッコイイじゃないの」
「……」
平然と答えるママにパパはしばらく憮然としていましたが、やがて気を取り直したパパは、
「そうだ、ママが人形を作ってあげるんなら、パパはマンガを描いてあげよう」
と言って書斎にこもると、マンガの執筆を始めました。
50 :
(2/2):2007/12/09(日) 22:22:09 ID:yxK2XEOx
数日後、パパから出来上がったマンガを渡されたニホンちゃんは早速読み始たのですが、たちまち
ひっくり返って大笑いするのです。
あまりの面白がりように、ママはニホンちゃんに聞きました。
「そんなに笑い転げるなんて、よほど面白いのね」
「うん、このマンガに出てくる人ね、とっても面白いことを言うんだよ。『シェー、おフランソワーズ家
では、こうするザンス』だって」
ママは、パパをにらみつけました。
「パパ、子供にあんまり変な言葉を教えないでね」
(関連ニュース)
ゴスロリ、ミスコン風…リカちゃん 40周年で豪華ドレスを披露
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/106533/ 実はリカちゃんは、フランス人の父と日本人の母のハーフという設定なんです。
これはまだ日本的なものが格好悪く、欧米が輝いて見えた時代を反映していますね。
一方、赤塚不二夫の「おそ松くん」に出てくるイヤミは、二言目には「おフランスでは」を
連発するのですが、これは当時の知識人やジャーナリストの戯画化だったと思えます。
「自虐」はサヨクだけのものではなく、この時代の日本の空気だったのではないでしょうか。
なお、実際には「おそ松くん」の連載開始は1962年で、リカちゃん人形の発売開始
よりも前です。
>>49-50 自虐というより皆が貧しかった時代の豊かな生活への憧れというのも大きいかも?
それはともかく面白かったです。
発想スゴイですね。
保守。委員会の妨害に負けるな。
119 :マンセー名無しさん:2007/12/16(日) 14:50:46 ID:65RONnXt
まあ、なにか向こうでやり方考えるでしょ。
ここ数年は、分裂が当たり前なんだからむこうも慣れて居るんじゃない?
それは良いとして、ぼちぼちクリスマスネタがいっぱいあっても良い頃だね。
委員会からと思われるコメントだ。分裂仕掛けた側の発言だと思ってくれ。
今日も委員会が絶賛活動中のようなので、皆さんご注意ください。
よく考えたらイヤミはおフランスのくせに1人称が「ミー」なのな。
「 クリスマスの火 」
今年も楽しいクリスマスが近づいてきました。
おや、アメリー君がサンタさんの帽子をかぶって、
みんなに何かチケットを配っています。
「メリークリスマス!みんな、クリスマスにはウチでパーティーやるから来てくれよ。
これが招待状。コーラ飲み放題だぜ」
アメリー君の差し出す招待状には、
コーラを飲むサンタさんが描かれているではありませんか。
ゲンナリするユーロ班の面々。フランソワーズちゃんが進み出ました。
「もう、アメリーったらいいかげんになさい!」
そう言って招待状を取り上げると、
なんと、その招待状を破り捨ててしまいました。
「おい何するんだ!」
「悪い子にはこれくらいのお仕置きが必要なのよ」
「何がお仕置きだよ偉そうに!」
「ご存じないのね。元々クリスマスって悪い子にはお仕置きが待っている日なのよ」
「何言ってるんだ。神様に感謝してお祝いしたり、おいしいもの食べたりする日だろ」
「本質を外れた事言わないで。これだからアメリーは!
ユーロ班のみんなもしっかりしてよ。
大喧嘩でユーロ班が荒れる前はこうじゃなかったはずよ。
喧嘩が終わってからアメリースタイル一色じゃないの」
58 :
2/3:2007/12/19(水) 13:36:49 ID:9K5jbxMq
するとゲルマッハ君が前に出ました。
「フランソワ、そこまで反発すること無いだろ。
それにアメリーのやることの起源はほぼユーロ班にある。
今回のことも、我がドイッチェラント家では以前からやっていたことだし」
「靴下に贈り物をいれることが自慢になるかしら?」
ゲルマッハ君にまで皮肉を言うフランソワーズちゃん。ゲルマッハ君はムッとしました。
「やけに噛み付くんだな」
フランソワーズちゃんは構わず続けます。
「大体アメリーのやり方ばっかり流行るなんて耐えられないわ。
ファッションリーダーには、それにふさわしい人間がならないとね」
おや、アメリー君が高笑いしました。
「ハハハ、そう意地になることも無いって。
大体ファッションなんて貧乏人が金持ちの真似をするものなんだよ。
特に喧嘩が終わった頃の君の家じゃしょうがないだろ」
「何ですって!」
そこへハプスブルグ先生がやってきました。
「いいかげんにしなさいアメリー君。
フランソワーズちゃんも善意で配ってくれるものを破るなんてやりすぎよ。
そんなことして他の人がどう思うかしら?御覧なさい」
59 :
3/3:2007/12/19(水) 13:38:19 ID:9K5jbxMq
先生の指差す方を見ると、ドン引きしたニホンちゃんが怯える目でこちらを見ています。
「大切な日を前に諍いは止めて。神様が悲しむわ」
そういいながら先生が後ろ手に隠していたものを前に出しました。
するとニホンちゃんが駆け寄ってきました。
「わーい!もうプレゼントですか?
あ、先生とは冬休みで会えなくなるから、早めにくれるんですね」
そう喜んでいたニホンちゃんが、あれっと戸惑いました。
先生が持ち出したものは太い木の枝です。
「悪い子にはプレゼントは無しです。代わりにこれでおしりペンペンよ」
「ひっ」
いつもの先生には似つかわしくない展開に
怯えるアメリー君、フランソワーズちゃん、そしてニホンちゃん。
それを見てアーリアちゃんは言いました。
「そうなんだ、これでこそクリスマスだ。
ニホン、ウチの辺りでサンタさんといったら元々こんな風に・・・あれ?」
もうニホンちゃんの姿は何処にもありませんでした。
「本当に叩くわけないのに。心配のし過ぎじゃないか?」
おしまい
60 :
解 説:2007/12/19(水) 13:39:01 ID:9K5jbxMq
「クリスマスの火」の蛇足
わいわい騒ぐユーロ班とアメリー君をちょっと離れて、
エリザベスちゃんがいいました。
「ビクトリアおばあさまの頃には、
アメリーの家でも、私たちと同じように祝って居たのですけどね」
蛇足失礼
ローラ・インガルス・ワイルダー著「大きな森の小さな家」をはじめとする、
著書のなかでは、クリスマスに悪い子の靴下にムチが入っている描写があるです。
今のアメリー君のクリスマスのスタイルは、どの辺りで出来てきたんでしょうかねえ。
>>57-61 乙です。
確かに言われてみれば「聖人がなんであんな派手なカッコしてるんだろう」ですが、
まさかコークとはw
煙突から闖入して「悪い子はいねぇ〜が〜」と叫ぶサンタがいたらコワイな。
>目次製作者さんへ
D−13が先に動いたが、作品のカウントはこのスレの作品だけを御願いしたい。理由は議論スレでこちらのスレが正規スレになったから。
あちらのスレの作品に関しては、こちらのスレに移った作品だけをカウントして欲しい。
さもないと、また委員会の分裂工作がスレを引っ掻き回す事になるから。くれぐれもそこをお願い。
>理由は議論スレでこちらのスレが正規スレになったから。
お前の勝手な解釈じゃねーかww
>目次製作者
俺はアンタに任せるわ。
『学校の怪談』
地球小学校には長く語り継がれている怪談があります。
子供たちが歌を歌ったり楽器を演奏しているといると、突然妖怪が現われて、お財布の中からお金を
もっていってしまうというのです。
放課後の教室はその話題で盛り上がっていました。
「本当にそんな妖怪がいるのかなあ」
「えー、怪談なんて信じてるの?バカみたい」
そのとき、突然鋭い叫び声が聞こえてきました。
「でたあああああああ」
声の主はエリザベスちゃんでした。
みんなは、エリザベスちゃんのところに駆け寄ります。
エリザベスちゃんは、真っ青な顔をしてガタガタ震えていました。
「ク、クリスマスキャロルを歌っていたら、突然妖怪が来て……」
エリザベスちゃんは、今月のお小遣いをすべて巻き上げられてしまったというのです。
66 :
(2/2):2007/12/22(土) 17:30:48 ID:wLalsuo/
「ああ、もう学校で歌を歌うことはできないのかしら」
エリザベスちゃんの嘆きを聞いて、ニホンちゃんは、あることを思い出しました。
「うんと古い歌とか自分の作った歌なら妖怪は出ないって聞いたことがあるわ」
「本当?」
「うん、試してみるね。最近私が作った曲で」
ニホンちゃんは、自作の歌を口ずさみます。
「○っくみ○にしてやんよー」
その瞬間です。あたりが急に暗くなり、地の底から聞こえてくるような不気味な声が響きました。
「こんにちは、『じゃすらっく』です」
67 :
(解説):2007/12/22(土) 17:32:38 ID:wLalsuo/
>64
403 :マンセー名無しさん:2007/12/22(土) 19:10:13 ID:stIO3npg
目次製作者さんに任せる・・・って前に、
自分等のルール違反について納得できる釈明をしてもらわないとね。
・テンプレについて
・前スレ稼働中に勝手にスレ立てたことについて
自分達が勝手な事やってるだけなのにその責任もとらず、何を赤の他人に負担かけようとしてるんだか。
>>65 いいね、いつも通り程よく纏まってるよ。これからもその調子で良作書いて。
69 :
マンセー名無しさん:2007/12/22(土) 22:18:41 ID:2TI+hH9d
正規スレ云々を問うなら、テンプレとして伝統的に使われているのは
向こうの方だから、あっちが正当なスレって事になるよ。
>>69 議論スレでやって下さいな。
>>65-67 『学校の怪談』というと名作「…URYYYYY!無駄無駄ァァァ!…」を思い出しますな。
著作権は普通、数十年で消えるはずなのに、何百年前の聖歌持ち出して著作権を主張するあたり
ヤクザ並みの言いがかりと言う気がしますね。
さすが海賊と略奪者の作った国?
「 私は見た!冬の怪談 」
クリスマスイブの夜、
布団に入ったニホンちゃんは胸の高鳴りを抑え切れませんでした。
(サンタさん来てくれるかな?今年は必ず起きてるもん。
会ったらみんなに言うんだ。サンタさんは本当にいたって)
でもだんだん眠くなってきました。このままではいつものように、
寝ている間にサンタさんはプレゼントを置いて立ち去ってしまいます。
そこで小さい声で歌を歌うことにしました。
「真っ赤なお鼻の〜、トナカイさんは〜」
内気なニホンちゃんはこの歌のトナカイさんが大好きなのです。
おや、外から鈴の音がします。
(あ、サンタさんだ。サンタさんが来た!)
そうっとカーテンを開けて窓から見てみると、
見たことの無い生き物が、こちらに向かって空を飛んで来るのが目に入りました。
(あれれ?)
ニホンちゃんが見たものは、猛り狂う荒馬のような、
大きく逞しい、そして8本の足を生やした未知の動物です。
ニホンちゃんは頬ずりしたくなるトナカイさんを想像していたのに、
今見ている生き物は、近づいたら蹴飛ばされそうな荒々しさです。
(そんな!可愛い赤鼻さんじゃないの?)
その動物はトナカイと言うより、神話の中で戦いの神が跨りそうな動物です。
町中走ったせいでしょうか、息は荒く、
吐き出す大きな白い息が、火を吐いてるようにすら見えました。
あ、その動物がこちらに目を向けます。ニホンちゃんと目が合いました。
(怖い!)
そう思った瞬間、目が覚めました。
鳥さんたちが鳴いています。もう朝です。
73 :
2/2:2007/12/24(月) 18:55:33 ID:bJUuGdfw
「夢か、ああ、びっくりした。・・・あ!あたしったら」
あまりの驚きのために橇に乗るサンタさんのことは忘れていました。
その日、ニホンちゃんはアメリー君と会いました。
夢のことを話そうとは思いましたが、あまりに怖くて言い出せません。
話すだけでもあの動物が出てきそうな気がしたのです。
だけど1人で抱えているのも不安でした。
「ねえアメリー君、私ね、夕べ変な夢を見たの」
「わかった!プレゼントもらえない夢かい?」
「ううん。すごくおっかない動物が出てきたの」
「それってどんな?」
ニホンちゃんは黙り込んでしまいました。
「ふうん。そう言えば、ウチの防犯カメラに映ってたものがあるんだ」
「何?」
「空飛ぶトナカイ」
「きゃあああ」
思わず逃げ出したニホンちゃん。するとスオミちゃんとぶつかりました。
「どうしたのニホンちゃん、大慌てで」
「だって、だだ、だ、だって」
恐怖に震えて喋れなくなってるニホンちゃん。
「夕べはいい夜だったでしょ。こんな人が寝てる間に枕元に行ったはずよ」
そう言ってスオミちゃんが見せてくれたパスケースには、
夕べ見た8本足の引く橇に乗ったサンタさんの写真が!
パタッ
倒れてしまったニホンちゃん。
「あらやだ、しっかりしてニホンちゃん!どうしたの?」
おしまい
74 :
解 説:2007/12/24(月) 18:56:46 ID:bJUuGdfw
>>72 サンタさん怖すぎ・・・ しかしサンタを信じているのに空飛ぶトナカイで逃げ出すとは?
>>69 >>75 議論スレへどうぞ。 そしてお仲間だけでどうぞ。
>>72-74 日本で言えば大黒様(大黒天)が元はシヴァ神だったようなものかしら。
オーディン、スレイプニル、コーク(w)・・・
徐々に明らかになるサンタさんの秘密。
>>75 内容的には禿同ですが、議論スレで。
78 :
マンセー名無しさん:2007/12/28(金) 00:04:22 ID:0N4ta6E4
>>78 オマージュとかインスパイアとかそういう類じゃないの?
>>78 ヘタリアとか水穂はニホンちゃんの影響が有ると思うんだけど、進化系なのかな?
でも水穂はヘタリアに比べるとちょっとマイナーな印象がぬぐえないw
>扉が閉まっていても煙突から
ここだけ見ると不法侵入者かストーカーのようだ…
目次代行353
第2817話〜第2820話
33クール 939
第2821話「復元とふんだくり」
33クール 945-947(948解説)
第2822話「歪んだ茶碗」
33クール 958(959解説)
第2823話「緑化支援」
33クール 974-975
第2824話「歪んだカップ」
33クール 976(977解説)
>84
ちょっと勝手に何やってるのよ。
ニホンちゃんじゃないんだけど、
ちょっと年末休暇を利用して半島小説を書いてみた。
うpしてみてもいいですか?
画像掲示板とかでよく見る
「サンタクロースはんたーい!」「パパーッ!」
って結構深かったのね。
『新年は教会へ』
ヨハネ君にはクリスマスのときから気になっていることがありました。
それは、ニホンちゃんのことです。
ニホンちゃんがキリスト教徒でもないのにいつもクリスマスになると大張り切りで、聖劇に参加したり
クリスマスキャロルを歌ったりするのには慣れっこになっているヨハネ君ですが、この間のクリスマス
会のときに、ニホンちゃんが友だちとしゃべっている言葉を小耳にはさんだのが原因なのです。
「エヴァンゲリオン(福音)が……」
「そこで使徒がね……」
ヨハネ君は思いました。
「もしかして、ニホンちゃんは、ようやく神の福音に関心を持ってくれたのかも」
そう思うとヨハネ君はいてもたってもいられなくなって、新年のミサにニホンちゃんを誘おうと大晦日の
夜、日ノ本家にやって来ました。
訪れたヨハネ君の目に映ったのは、庭の祠に深々と頭を下げ、拍手を打っているニホンちゃんでした。
「あれ、まだ異教の祠に礼拝している。どうしたんだろう」
いぶかるヨハネ君に気がついたニホンちゃんは、声をかけました。
「あらヨハネ君、何かご用?ちょっとまってね。日付が変ったらもう一度お参りするから。二年参りって
いうの」
「はあ」
あてが外れてとまどうヨハネ君にニホンちゃんは、話を続けます。
「今ね、中学に行くときは、いい学校に入れますようにってお願いしてたの」
「へえ、どんな学校に入りたいんですか」
質問するヨハネ君に、ニホンちゃんは言いました。
「うん、カトリックの学校がいいな」
沈んでいたヨハネ君の顔がぱっと明るくなりました。
ヨハネ君は勢い込んでニホンちゃんに訊ねます。
「や、やはり、神に見守られた学園で勉学したいというんですね!」
その問いかけに、ニホンちゃんはにっこりわらって答えるのです。
「ううん、ミッションスクールって制服がかわいいんだもの」
ヨハネ君は頭が痛くなってきました。
(ソース)
いささか古いニュースですが。
「ヱヴァ」新生 長蛇の列には“綾波レイ”の姿も
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/81351/
二年参り・・・ ウィキで調べましたが私の地域(三重県)にはこんな風習はないですね。
それはともかくあけましておめでとうございます。
93 :
生粋のイルボン人:2008/01/01(火) 20:17:45 ID:UzDaO9rz BE:66639252-2BP(0)
>>90-91 明けましておめでとうございます。
地球町の二大天然王登場で新年早々和みます。
>>90-91実際そう思ってる人いそうだな。
なんでエヴァなんてつけるのに教会には来ないの?って。
二大天然王w
まあそうだなw
バスケットボール、ハンドボールのクウェート大会。
凄まじい既視感だ…
カンコ菌がアジアに伝染していくような。
ハンドボールに法則?
「 相続戦争 」
キッチョム君の家の裏で、誰かがうろついています。チューゴ君です。
油断の無い鋭い目つきでキッチョム君の家の様子を伺っています。
やがて口元に狡猾な笑みが浮かびました。
おや、何かに気が付いたのか、鋭い目を左に走らせました。
誰かが近づいてきます。ロシアノビッチ君です。
「よお、チューゴじゃねえか。こんなところで何してる?」
「散歩アルヨ」
野暮なこと聞くな、と思いましたが相手も同じ用事で来たようです。
「久々に家が広がりそうだぜ、チューゴ。このところ削られっぱなしだったからな」
「危ないもの持ってる奴なんか、力づくで取り押さえても文句言う人いないアル。
ま、お互いこの辺は日之本家にしてやられて、諦めた土地アルからね」
「敷地が増えるなんてゲルマッハとガチでやって倒した時以来かな。
あの時は景気良かったぜ。俺の家を荒らされたんだから当然だがな」
「あの頃のゲルマッハとやりあったアルカ?」
「ああ、必死で抵抗したぜ。俺も家もボロボロになったけどよ」
おや、チューゴ君は皮肉な笑みを浮かべています。
「愚かな真似アルネ。大人しく強い奴の言いなりになっていればいいものを」
「何!本気で言ってるのか!」
100 :
2/3:2008/01/23(水) 23:21:40 ID:KggaMx7A
ロシアノビッチ君が怒鳴りつけました。
「チューゴ、お前が一番分かってるだろう!家を荒らされるのがどんなに辛いか。
しかも荒らしに来る奴に限って、持ち主を田舎物扱いしやがる。
その上、家を勝手に作り変えられるんだぜ」
しかしチューゴ君は不気味なほど冷静です。
「結構じゃないアルカ。作り変えてもらえば良いアル。
他人を倒すほど勢いある家だったら、贅を尽くして作り変えてくれるに決まってるアル」
話が全く噛み合いません。ロシアノビッチ君の怒りは戸惑いと苛立ちに変わりました。
「は?お前悔しくないのか?自分の家なんだぞ。命を懸けてよそ者から守り抜くんだ」
「アホアルカ?命懸けたら守るものが無いアルヨ。そこが朕とお前の違いアル
絶頂期の相手に挑むのは馬鹿アル。運が向くまで子分になって我慢しとくアルヨ」
「それじゃ永遠に他人の子分で終わるだろうが!」
ロシアノビッチ君がいくら懸命に言ってもチューゴ君は冷めたままです。
「子分でも何でも生きてさえいればいいアルヨ。運が向いてくるのを待つアル」
「運任せなんて死ぬのを待つのと同じだ。戦って未来を開くんだ」
チューゴ君の目に冷酷な光が宿りました。
「分かってないアルネ。どんなに優れた人間でも病気になったり内輪揉めしたりするアル。
その時まで待って一気に攻めれば必勝アル。持ってた財産もごっそり頂きアルネ。
朕が住む豪壮華麗な北京の間とて、かつてモンゴル一家が作ったものアル。
ビクトリア家が作ったホンの家やニッテイの作ったタイワンの家だって
作った本人は持って帰れないアル。勝ってしまえば、英雄でも聖人でも名乗り放題。
こうして富も名声も手に入るアル」
ロシアノビッチ君は驚きのあまりしばらく絶句していました。
「・・・なるほど、それで自分と同じ目に合わすってことか」
「フッ、甘いアル!自分と同じ扱いで済ませたら、いつかそいつも復活するアル!」
「おい、それじゃ」
今度はチューゴ君がヒートアップしてきました。
101 :
3/3:2008/01/23(水) 23:23:11 ID:KggaMx7A
「やれる時にやらなかった方が愚かアルネ。
相手が弱ったということは、天がこいつを蹴落とせと言ってるという事ヨ。
復讐というものは、勝てそうもないときは我慢して、
仇が弱ったときに、たまった鬱憤も利子につけて晴らすものアルヨ。
お前なら分かるはずアル。知ってるアルヨ、昔ゲルマッハの家を倒した時の話」
ロシアノビッチ君は沈黙しました。
「朕が雌伏して時を待ったように、他日を期している奴がいたらどうするアルカ?
弱くても小さい家でも関係ないアル。
祖先の苦労を考えたら蚤も虱もぶっ潰して初めて平和と言えるアルヨ。
ついでに周りに弱そうな奴がいたら行きがけの駄賃にブチのめして
財産巻き上げて、やっと枕を高くして寝られるアル」
「おいそんなこと大声で言うなよ。やるとしてもその時まで黙ってろって」
声をひそめるロシアノビッチ君に、チューゴ君は舌打ちしました。
「そんな甘いことだから、ユーロ班には小さい家が雑居したままアル。
滅多に喧嘩しない奴の家だからこそ奪い取る機会が少ないアル。
盗れる時に盗らないと罰が当たるアル。
恨みを晴らしてボスを名乗り、近所の者達も朕を称え、土産を持って挨拶に来る。
朕の家では代々こうして家を作ってきたアル。
そして今久々に稼ぎ時が巡ってきたアル。このキッチョムの家が我が手に」
ロシアノビッチ君の目が光りました。彼も狙っているのです。
するとチューゴ君は笑顔を作って優しく言いました。
「お前もぜひ参加するアルヨ。お前が来ると朕も助かるアル」
(朕一人で盗り放題じゃさすがにやりにくいアル)
「ああ、俺も祖先が狙ったところを譲る気はねえ。ま、東西分割ってとこかな」
「合意成立アルネ」
ロシアノビッチ君はニヤッと笑って離れていきました。
立ち去るロシアノビッチ君の背中を見て、チューゴ君は嗜虐的な笑みを浮かべました。
(やっぱりユーロ班は甘いアル。
これから他人の家を略奪しようかって時に約束信じるなんて馬鹿アルカ)
おしまい
102 :
解 説:2008/01/23(水) 23:26:21 ID:KggaMx7A
>>99-102 新作乙です。
チューゴ、ロシアノどっちが来ても、まず盾となるのがカンコ。
どういう反応になるか見ものですねw
>>99-101 新作乙です。
国や民族が違えば、言い換えれば文化が違えば国家とか国土というものに対する考えも
まるで違ってくるもののようですね。
日本と特定アジアの摩擦も政治というよりは文化・文明の摩擦で、だからこそ簡単に「解決」
することがないのだと、この頃思います。
『ハッピー・マンデー』
日ノ本家には年に何回かお祝い事の日があります。
その日には、パパやママもお仕事を休んで一家でお祝いをするのです。
あるとき、パパとママがこんなことを話していました。
「なあ、昔うちが町内の運動会を開催したのを記念して秋にやってるお祝いだけど」
「ええ、みんなでスポーツをする日ね」
「あれを11月のはじめにすることにして、他のお祝いの日と続けてお休みをとることにしないか」
「ああ、それはいいかも知れないわね。そうなれば家族旅行もしやすいし」
結局それは実現せずにうやむやになってしまいましたが、子供たちにもその話は聞こえていたようです。
さて、ニホンちゃんの誕生日も近づいたある日のこと、ニホンちゃんが言うのです。
「ねえ、パパ、ママ、私の誕生日のことだけど」
「ああ、もう来月だね。今年は月曜日で続けてお休みがとれるから、どこかに出かけようか」
「あのね、これからお誕生日のお祝いは11日じゃなくって、第2月曜日ってことにできないかなあ」
「え、なんてことを言うんです」
「だって、そうすればパパやママも毎年連休がとれて、いつも家族でスキーにいけるでしょ」
「まちなさい!あなたは誕生日というものをどう考えているの?そんな軽々しく考えているの?」
怒られてしまったニホンちゃんは、不満そうです。
「なんで大人は、自分たちの言うことはよくて、私が言い出すとだめなんだろう」
>>105-106 乙です。
元々が東京オリンピックの開会式の日なんて知りませんでした。
誕生日や建国記念日と一緒にするのはちょっと違和感が。
ただ確かに何でも連休にという風潮はどうなんでしょ。休み明けがキツイです。
>107
祝日は政府の法律によって制定されます。
連休が多いのは観光業を振興させるための政府の陰謀(?)です。
観光業の振興よりも、連休をより多くとりたいお役人様の陰謀ではないか?
110 :
マンセー名無しさん:2008/02/01(金) 22:07:52 ID:fM2s/i8G
『毒リンゴを食べたのは』
「ニホンちゃん、シャンデリアって10回いってみて?」
突然タイワンちゃんにこう言われたニホンちゃん
少し戸惑いながらもいいはじめました
「シャンデリアシャンデリアシャンデリア…」
「毒リンゴを食べたのは?」
「シンデレ…あっ!」
「わ〜いニホンちゃんひっかかったあ〜!」
うっかりひっかかってしまったニホンちゃん
ちょっぴり悔しそうです。
「も〜!あっチューゴ君ちょうどいいとこに!」
たまたま二人の側を通りかかったチューゴ君をニホンちゃんが呼びとめます。
「ねぇねぇチューーゴ君、シャンデリアって10回言って?」
チューゴ君は怪訝そうな顔つきをしましたがいいはじめます。
「シャンデリアシャンデリアシャンデリア…」
「毒リンゴを食べたのは?」
「…ニホン」
「…え?まさかチューゴ君にもらったアレは…」
おしまい
111 :
マンセー名無しさん:2008/02/01(金) 22:10:10 ID:fM2s/i8G
初めてSS投下…
かなりドキドキです
ソースは言わずもがなですのではらなくても大丈夫ですよね?
最近話題の中国産食品を皮肉ってみました
批判はお手柔らかにお願いしまっす!!
>>110 小学校の教室で普通に見られる言葉遊びの光景と時事ニュースを
組み合わせて、うまくオチをつけていて面白かったです。
中国の危険な食品は何度も題材にされてますが、まだまだいろいろな
切り口があるものだなと思わされました。
113 :
マンセー名無しさん:2008/02/02(土) 11:46:12 ID:9fD0KbD8
ニッテイさんの面影
「ニホン、ちょっと話があるダス!」
藪から棒にニホンちゃんのところへやって来たのはオージー君。
「何?」
何となくうざったい表情を漂わすニホンちゃん、取りあえずオージー君の話を聞いてあげます。
「またクジラ取っているダスか、いい加減諦めてオージービーフ食えダス!」
「言う事聞かないニホンなんかこうしてやるダス!」
そう言って、オージー君は白い布を取り出し、赤い液体を垂らして赤い円を作りました。
「ニホンの家の旗なんかこんなモノダス!血にまみれているダス!」
それを見たニホンちゃん、物凄いデジャビュを感じています。
(どこかで見た光景だなぁ・・・と思ったら、チューゴ君やカンコ君と一緒じゃない・・・
そういや、オージー君の家ってチューゴ家の人増えているんだっけ?)
114 :
マンセー名無しさん:2008/02/02(土) 11:47:38 ID:9fD0KbD8
今までだと何も反論しなかったニホンちゃんですが、ここで彼女はある物を取り出して、
クラスの皆に見えるようにしてポーカーフェイスでこう言いました。
「フン、カンガルーさん殺しのくせに。ディンゴさん殺しのくせに。アボリジニさん殺しのくせに。
『れいしすと』のくせに」
ニホンちゃんが出した写真には、オージー君と家族の皆がいろいろな生き物やアボリジニさんをいじめている
様子が写っていました。そこへ一言。
「どっちが残酷なんでしょうね?どっちが血にまみれているんでしょうね?」
写真を見てドン引きしたクラスメイト達の顔を見て、オージー君はカンコ君ばりの火病を見せます。
何しろ、ニホンちゃんに指摘されたものはオージー君の家では黒歴史扱い・タブーなのです。
「れいしすと」という称号も、オージー君やユーロ町では最高に不名誉な物です。
それをニホンちゃんに思いっきり精密爆撃されたので、オージー君はプッツン。
「「「○△☆\%#ダス! ▼◎&€∀Д@$ダス!!!」」」
まさかニホンちゃんから反撃を食らうとは思っていなかったのでしょう、
オージー君の声は「ダス」以外誰にも理解できないくらいになってしまいました。
115 :
マンセー名無しさん:2008/02/02(土) 11:48:36 ID:9fD0KbD8
ちなみにこの時ニホンちゃん、ポケットのケータイでメールを送信していました。
宛先は太平湖に浮かぶボートの上のニホンパパ。
内容は「お父さん、グジラ狩り始めて byさくら」
これを受信したニホンパパ、湖でのクジラ捕りを開始。
終始ポーカーフェイスのニホンちゃんと、完全に怒り狂ったオージー君というコントラスト。
この一連のやり取りを見ていたクラスメイト達は唖然とする者、笑みを浮かべる者と様々。
「私もこないだニホンさんの所に抗議に行ったら、首根っこ攫まれて閉じ込められたのですわ」
「バイオレントなニホンちゃんが帰って来た!」
「毒入りの食い物食わせたら物凄い白い目で見られたアル。凄く気味悪かったアル」
「どうしたんだ、ニホンちゃんは。つい最近までこんな子じゃなかったのになぁ・゚・(つД`)・゚・」
そんな中、遠巻きに見ていたカンコ君とタイワンちゃん、この二人の組み合わせもめずらしいです。
「今、ニホンにニッテイの面影を見た気がするニダ」
「おじいさんと孫娘の関係だもの、そりゃ似るわよ・・・
でもあのポーカーフェイスであんな事されると怖いわね・・・
下手に怒らせたら死ぬわよ(汗)」
かつてニッテイさんの軍門に下っていた二人の一家、何となく感じるものがあるのでしょうか?
「ニホンはSとMが同居しているニダ。二面性を持っているニダ。」
そういう意味じゃないと思いますが、カンコ君(汗)。
おしまい
116 :
マンセー名無しさん:2008/02/02(土) 11:56:00 ID:9fD0KbD8
あとがき
今回の捕鯨騒動です。
最近、ニホンちゃんには
ニッテイさん譲りのSの部分と、戦後平和主義のMの部分が同居しているのではないかと
感じるのですが。
カンコ君が言うニホンちゃんの二面性っていうのは、
戦後イデオロギー等での分裂が無かった日本では、
右と左がずっとごちゃ混ぜになっている事が原因なのかもしれませんね。
いじめたい時には言葉攻めにしてあうあう言わせ、
いじめられたい時はポーカーフェイスで言葉攻めにあう・・・
こんな女性が好みの方、ニホンちゃんは最適なパートナーかもしれませんw
>>113-115 オーストラリアの新首相は中国とズブズブのようですね。
反捕鯨もその線からの反日工作の一環かもしれません。
ところで何をしても怒らない日本人を怒らせようとしたら
食べ物のことで怒らせればいいという話がありますが、
中国といい豪州といい、食べ物で日本人の逆鱗に触れて
しまったのかも。
『花見酒の経済』
チューゴ家の子供たちの間ではトレーディングカード集めが流行っています。
コレクターズアイテムというものは、集めているうちにだんだんレア物が欲しくなってくるのが人の常、
香ちゃんもチューゴ君がもっている貴重なカードが欲しくてたまらなくなりました。
チューゴ君は、そんな妹の様子をみて話を持ちかけます。
「そんなに欲しければ、朕のカードを売ってやるアル。元値の2倍でどうアルか」
足元を見られているのは分かっていても、誘惑には勝てません。
「わかったアル。はい、お金」
香ちゃんが余りに素直にお金を出したので、チューゴ君は少し後悔しました。
「なんだ、倍の値段でもホイホイ金を出すのか。すると、これはもっと価値のあるものだったアルか」
そう思ったチューゴ君は、香ちゃんに申し出ました。
「なあ香、今のカードだけどやっぱり買い戻したいアル。元値の3倍出すから」
何もせずにお金が儲かるのは悪い話ではないと思った香ちゃんは、チューゴ君にカードを渡します。
しかし、お金が入って喜んだのもつかの間、別の考えが浮かんできたのです。
「3倍出しても惜しくないということは、もっと高い値段をつけても売れたのかも」
119 :
2/2:2008/02/02(土) 19:38:53 ID:rFUBb0u1
そこで香ちゃんは、チューゴ君に頼みます。
「兄さん、そのカードやっぱりほしいアル。5倍出すから売ってほしいアル」
たった今買った値段に大きく上乗せされた額を示されたチューゴ君は、しめたと思って香ちゃんに
早速カードを売り渡しました。ホクホク顔のチューゴ君でしたが、しばらくすると欲が頭をもたげて
きました。
「どうせならもっとふっかけてやっても良かったな。ようし、どうせ値上がりするんだから今売った
値段にもう少し色を付けて買い戻すアル」
こんな調子で売り買いしているうちにカードの値段は元の10倍、20倍と膨れ上がっていきました。
2人は上機嫌です。だって、カードをやりとりするだけでお金が増えていくのですから。
そんな2人をニホンちゃんが遠くから眺めています。
ニホンちゃんは、その光景を見ているうちになぜか寒気がしてきました。
「うう、この光景、どっかで見た記憶が。なんだか思い出したくないとってもいやなことを思い出しそう」
>>113-116 面白かったですがソースつけてほしかったです。どこまでが創作かわからないので。
オーストラリア移住ののための供託金が数年前から10倍に上がったそうですね。
増殖する中国・韓国系移民対策かしらん。
>>118-120 「バブル」が簡潔に説明できていてお見事です。
>>116少し前まで仲良かったのにな、オーストラリア。
>>120なんか中国人の方がギャンブルに歯止めが利かない希ガス。
>122
>オーストラリア
子供のけんかなんてそんなもんでしょ。すぐに付いたり離れたり。
『殉教者ヴァレンティヌス』
「ニホンちゃんに主の福音を伝えたいなあ。キリスト教に興味をもってもらうにはどうしたらいいんだろう」
ある夜、教会のかたわらの修道院の一室でヨハネ君は思案していました。
そして、あれこれと考えているうちに、なにか名案を思いついたようです。
「そうだ、殉教者の感動的なお話をすれば、話を聞いてくれるかも」
翌朝、ヨハネ君は校門でニホンちゃんが来るのをいまや遅しと待ちかまえていました。
そこへニホンちゃんが登校してきたのです。
ヨハネ君はかけ寄って声をかけました。
「おはようございます、ニホンさん。今日は何の日か知っていますか」
「ヨハネ君おはよう、もちろんバレンタインデーでしょ」
ヨハネ君は歓喜しました。殉教者ヴァレンティヌスの話をしようと思っていたら向こうからその話題を
してくれたのですから。ヨハネ君は、勢い込んでニホンちゃんにさらに話しかけようとしました。
するとニホンちゃんは言うのです。
「ヨハネ君もいつも抹香臭い話ばっかりしてるかと思ったらやっぱり男の子なのね。」
「え?」
125 :
2/2:2008/02/14(木) 23:28:23 ID:pkAKrbt6
バレンタイン聖人(恋愛至上主義者)もセント・ニコラウス(慈善爺)もシットマスクの敵という事ですな。国債情勢として、どこの国がシットマスクなのかは各自の御想像のままに・・
>>124-125 「2人ともボケ(ツッコミなし)」という新形態を確立しつつありますな。この2人。
ニホンちゃんはヨハネ君とは同じにはならないけど、
違っていても喧嘩にならないんだから貴重な組み合わせだよね。
「 食べるな危険 」
珍しいこともあるものです。ニホンちゃんがチューゴ君を問い詰めています。
「ねえチューゴ君、しっかり調べてよ。
このままだったらもうチューゴ君のところで買い物するわけには行かないかもよ」
「ち、朕の落ち度と決まったわけではないアルヨ。
も、も、元通り朕の家の物を買うヨロシ」
おや、向こうから顔色の悪いカンコ君がやってきました。
「あら、カンコ君どうしたの」
「食あたりらしいニダ。腹を壊したニダヨ」
チューゴ君は蒼ざめました。
(まずいアル!あのカンコでさえ腹を壊したアルカ・・・)
「ウリナラは金持ちニダから、
いつも大量に消費するものは昔のように自分で作らずに
貧しいチューゴ家から安く沢山買うようになったニダ。
あれはおそらくウリナラ製ではなくチューゴ家の物ニダヨ。
買ってあげたのにこの有様ニダ。貧乏人に裏切られたニダ」
130 :
2/2:2008/02/24(日) 12:08:03 ID:sqGt7vK5
チューゴ君のこめかみに静脈が浮き上がりました。
「確かにチューゴ家のものという証拠でも見つけたアルカ?」
「カンコ君、何食べたの?」
「日の丸を食いちぎって飲み込んだらこの通りニダ。
そもそも竹島の日を制定した日之本家も悪いニダ。ニホンとチューゴ君は賠償するニダ」
「何でそうなるのよ!」
「下剤をやるから沢山飲んで治すヨロシ!」
そういってチューゴ君は冷凍ギョーザをカンコ君の口に押し込みました。
「ハグァガガ」
苦しむカンコ君を他所に、ニホンちゃんは怒りを冷ましてチューゴ君を見ました。
「げ、下剤?」
「う、な、なんでもないアル。再見!」
「待ってよチューゴ君!」
2人が走り去った後には呼吸困難のカンコ君だけが取り残されたのでした。
おしまい
解説
JT、中国への生産委託を縮小へ
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080224/biz0802240100000-n1.htm
>>129-130 ワロタ。
今回の毒食品と「それ」を結び付けるとは想像もできんかったです。w
しかしアメリカでは中国製のおもちゃを舐めた子供が死亡…って例があるので
あながちありえない話じゃない…
『おまえは歌うな』
学校からの帰り道、ニホンちゃんとアサヒちゃんが今日の宿題のことを話しています。
「明日までに詩を書いてくるのかあ。さて、何について書こうかな」
そう言うアサヒちゃんにニホンちゃんは道端に咲いてる赤い花を指して言いました。
「書くことたくさんあるじゃない。ほら、そこに咲いてる花のことだっていいじゃない」
「タデの花だね。これ赤ままともいうんだわね」
「あ、とんぼがとまってる。透き通った羽根をふるわせて、これからどこへ飛んでいくんだろう」
「あはは、今しゃべったことって、そのまま詩になってる」
二人がそんなことをにぎやかにしゃべっていると、いきなり背後から大きな声で話しかけられました。
「おまえは歌うな!おまえは赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな!」
声の主はサヨックおじさんでした。びっくりする二人の前でサヨックおじさんはしゃべり続けます。
「そんなひよわなものを歌うんじゃなくってだな、もっと社会的な視点を持って貧困や差別を……!
そもそも、飢えた子の前で文学の価値は……!」
おじさんは自分の言葉に陶酔しきって、目の前にいる二人も眼に入らない様子です。
そこで、ニホンちゃんはそろりそろりとそこから後ずさりをして、その場から逃げ出しました。
逃げそこねたアサヒちゃんを前にいつ終るともしれない大演説をしているサヨックおじさんを遠くから
眺めながらニホンちゃんは思いました。
「チューゴ君の家でも詩や作文を書こうとすると、いつも家の人にこんなふうに書くことをいちいち指示
されているのね。昔はアーリアちゃんやポーラちゃんところもそうだったみたいだし。ああ、うちがそんな
家でなくてよかった」
>>133-134 乙です。
超軍国主義少女アサヒちゃんが転向したきっかけはこれだった?
それにしてもリンク先の詩…ずいぶんと日本的感性からかけ離れた人だったようですねぇw
>>133万葉集には名無し、じゃなくて詠み人知らずの歌と帝の歌が一緒に収まっている。
そんな故郷で本当によかった!
137 :
マンセー名無しさん:2008/03/12(水) 19:39:35 ID:LoeuRRyO
まだ神楽が金儲けしてんのか
『樹を植える日ノ本家』
つぼみがふくらんできた庭の桜の木を見ながらパパが言いました。
「さくら、この桜はニッテイおじいさんが植えてくれたものだよ」
そこにママも話に加わります。
「おじいさんが植えたときにはほんとうに小さな苗木だったのに、いつのまにこんなに大きくなって」
「でも、おじいさんは自分が植えた木がこんなに大きく育ったのを見る前に亡くなってしまったのね」
ニホンちゃんがそう言うと、パパは感慨深げに言いました。
「そうだね。けれどおじいさんは、ひいおじいさんやさらにその親たちの植えてくれた花を眺めていたのだし、
そんなご先祖様たちはさらにそのまたご先祖様の植えた花を見ていたんだよ。この家では代々みんなが
そうしてきたんだ」
「そうかあ、いつの人も自分のいなくなった後のためにずっとずっと植え続けてくれたんだね」
そんな話をしているとみんなは少し感動して、なんとなくしんみりした気持ちになってしまいました。
でもそんな気分をぶち壊すかのように、パパは別の話題を持ち出します。
「しかしどうも気分が悪いな。この妙な黄色い霞は」
パパが空を見上げて顔をしかめると、ママも肩をすくめました。
「チューゴ家のほうから飛んできた砂のせいね。洗濯物が汚れて困るわ」
139 :
2/2:2008/03/15(土) 23:07:43 ID:heoC0nsR
「チューゴ君の家って、庭にあんまり木がなくて土がむき出しなのよね。だから風が吹くと、すぐに
砂が飛んでくるのね」
ニホンちゃんは、そう言ってからふと思いました。
「そういえば、うちでは庭に少しでも空いたスペースがあると木や草花を植えるけど、チューゴ君の
家ではそういうことはしないのかしら」
そのころ、チューゴ家の庭ではチューゴ君が庭木を切り倒していました。
「部屋が寒いと文句をいったら灯油を買って来いと言われたけど、そんなの面倒くさいアル。部屋に
うまいこと薪ストーブがあったから、こいつを切って燃やせばいいアルね。それで緑が少なくなったら、
土に緑のペンキを塗っておけばいいアル。これで万事OKアル」
140 :
解説:2008/03/15(土) 23:08:42 ID:heoC0nsR
>>138-139 乙です。
そういえば中国人は終戦直後の台湾人からも「食い散らかすだけの豚」と揶揄されてたとか。
こんな中国に媚びながら、一方で環境保護を叫ぶ人達は一体何考えてんでしょうねぇ。
>けれどおじいさんは、ひいおじいさんやさらにその親たちの植えてくれた花を眺めていたのだし、
>そんなご先祖様たちはさらにそのまたご先祖様の植えた花を見ていたんだよ。
>この家では代々みんなが そうしてきたんだ
深い!短くてジーンとクル〜。
『春』
春になるとカンコ君の血が疼きます。
「ソメイヨシノはハングクが起源ニダ!!!」 「ウェーーハッハッハツ」
ニホンちゃんは無言でカンコ君の頭を踏み潰しました。
(ソース
ソメイヨシノ韓国起源説は
あちゃ〜 途中でカキコしてしまいました。
ソメイヨシノ韓国起源説は、根拠がないのが証明されているにも関わらず
毎年春になると繰り返し叫ぶカンコ君なぞ潰すのが吉と言うお話でした。
>>150 同意。
例えて言えば
オウムも一般人もみんな仲良く一緒…なんて時代錯誤な公平はイヤだな。
「 こっちよこっち 」
休み時間にみんなが廊下を歩いていると、
掲示板にニホンちゃん宛の伝言が貼り付けてありました。
最近の日之本家では、食べ物のトラブルで改めてお料理の大切さが見直されてるわ。
他所から出来合いのものを買うんじゃなくて手作りの方がいいって。
だけど、ちょっと待って欲しいの。
人間自分一人で生きているんじゃないのよ。お友達を忘れないで欲しいな。
他所の料理を食べたくなっても、自分で作った方がいいなんて、
言われた方としては寂しいの。
友達同士、時に疎遠になる時期もあるけど、心の中で疎遠だったことは無いわ。
ニホンちゃんもそうだよね。
ロシアノビッチやその仲間がいなければ、私たちはお隣同士だもの
ニホンちゃん、ウヨ君、
実は今日、お弁当に私の家のソーセージを多めに持ってきたの。
よかったら食べて。品質は保証するわ。誰かさんと違って。
ポーラより
153 :
2/2:2008/03/30(日) 19:45:46 ID:Cs7Eencv
ルチャ君が舌打ちしました。
「しまった!僕もソーセージ持ってくればよかった。
さすがポーラちゃんは日之本家のことになると一枚上手だな」
アサヒちゃんが黙っていません。
「またニッテイさんの頃のことを言ってるのね。
日之本家は未来志向でアジアの隣人と付き合わないといけないのよ」
するとルチャ君が言いました。
「ちょうどいいなアサヒ。さっきチューゴが餃子が余ってるって言ってたぞ
・・・・・って、おい!」
アサヒちゃんは全力疾走で走り出しました。
「ダイエット中なのー!」
「ちょっと待って欲しい!ダイエットに持って来いの食べ物じゃないか!」
おしまい
解 説
ポーランド農相、「ポーランドの畜産味わって」
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin4/article.php?storyid=355
>>152-153 確かにヨーロッパの国々の大半は農業立国なんですよね。
イタリアのワインや東欧のヨーグルトなんか見ても品質管理というか農業に対する哲学がまともそう。
もっと第一次産品をもやり取りしてもいいかも。
ルチャ君のソースも付けてほしかったです。
155 :
マンセー名無しさん:2008/04/08(火) 01:06:27 ID:OcRzqVoC
ヨーロッパってオランダやデンマークまでが農作物輸出国だからね。
156 :
T90:2008/04/13(日) 00:01:53 ID:yMYzCgxq
『鳩と軍鶏 〜野鳩〜』
チューゴはこれまでのように中華マンションの屋上ではなく、近所の空き地に軍鶏の『紅焔号』を放して運動をさせる事にした。
中華マンションでは紅焔号の他にも多種多様な鳥が飼われている。一応、先日のように誤って紅焔号が他の鳥を傷つけない様に取り図らねば飼い主失格だ。
紅焔号は空き地に放されると元気に走り回った。この空き地は最近まで資材置き場に使われていた所為かフェンスに囲われており、紅焔号が逃げてしまう事は無いだろう。
チューゴは満足そうに紅焔号を眺めていると、偶然そこにクラスメイトの一団が通りかかった。
クラスメイト達は、めずらしい軍鶏に興味を持って集ってきた。自分が可愛がっている紅焔号が皆の注目を浴びるというのは、まんざらではない。
チューゴは不用意に目元が緩んで親馬鹿振りが出ないよう注意しながら、紅焔号の脚の速さや名前の由来にもなった炎のような鶏冠など、色々語って聞かせた。
しかし、興に乗って、紅焔号が誤って鳩を殺めてしまった事に話が及んだ時は、クラスメイト達からブーイングが上がった。
驚いた事に、今度は口々に紅焔号を残酷だの野蛮だのと、こき降ろし始めた。
極めて心外であった。
紅焔号は特にチューゴが目をかけている軍鶏だ。悪く言われればも腹は立つ。しかしそれを差し引いても、チューゴにはクラスメイト達の物の考え方が不可解だった。
紅焔号は所詮『軍鶏』なのだから、分別にも自ずと限度がある。こんな当然の事を、何故彼等は納得できないのだろうか。
チューゴは、軍鶏は悪くない、本当に悪徳な鳥は…、と話題を変えようとした。その時、ばさばさ、という羽音と共にチューゴは嫌な気配を感じた。その一方で、女子などは嬌声を上げた。
野鳩だ。
白、黒、土色…様々な色の野鳩が徐々に空き地に飛来してきた。
157 :
T90:2008/04/13(日) 00:03:03 ID:yMYzCgxq
女子達などは鳩を、白くて可愛い、沢山来た、と喜んだ。クラスメイト達はお気に入りらしいが、皮肉な事に野鳩こそ、チューゴが考える最悪・災厄の鳥なのだった。
糞を撒き散らす、植木鉢を倒す、洗濯物を汚す、…と、野鳩は中華マンションでは悪戯三昧だ。一羽一羽はたかが知れているか、集団になると途端に悪さをする。
チューゴは中華マンションで野鳩に生活を引っ掻き回された出来事を語った。
なのに、クラスメイト達はきょとんとしたままで、チューゴの話がまるで理解できないらしい。
余りの会話の成立しなさにチューゴが途方に暮れていると、突然けたたましい鳴き声がして我に返った。紅焔号は十数羽の野鳩に囲まれ、方々からつつかれ、全身に攻撃を受けていた。
チューゴは悪夢を見ているようだった。
何だこれは? 何故、紅焔号が野鳩に攻撃されている?
野鳩の剣幕には何かの怨讐すら感じる。確かに、中華マンションに紛れ込んだ野鳩を、紅焔号が追い払う事はよくある。勢い余って殺められた野鳩も多少は居た。
だが、それが今ここに沸いてきた野鳩と何の関係があるというのだ?
急いでチューゴは紅焔号に駆け寄り、野鳩を箒で追い散らす。しかしクラスメイト達に制止された。か弱い鳩を苛めるな、酷い事をするな、と非難轟々だった。
中には、鳩には癒される、鳩は平和の象徴、鳩には善い鳥… などと、チューゴにしてみれば正気を疑うような世迷言を口にする者さえいた。
チューゴが制止されている間に、追い散らした野鳩が再び集り、逃げておおせていた紅焔号を取り囲んで攻撃を始めていた。
こんな奴等の、何処が善き鳥なものか。
チューゴは激昂した。
他方、クラスメイト達もまた、チューゴの心情が全く理解できないのだった。
チューゴが何故、元来危険な軍鶏を放し飼いになどするのか。何故、鳥達の一羽一羽をもっと大事に出来ないのか。
チューゴのように沢山の鳥達を飼っているのなら尚の事、彼等の多彩な習性、豊かな個性、その素晴らしさを、もっと強く感じ取ることすら出来たであろうに、と。
双方の認識の差が縮まる訳でもなく、ただ野鳩は荒れ狂い、紅焔号は逃げ回らざるを得ないのだった。
158 :
解説:2008/04/13(日) 00:04:57 ID:mCgfLBwJ
159 :
T90:2008/04/13(日) 00:37:35 ID:yMYzCgxq
おもしろかった〜!視点が新しくてよかったです
161 :
T90:2008/04/21(月) 01:34:09 ID:K+tmn+2q
『ママは何て言ってたの?』
アメリー 「おいイラク、ここに積み上げられた本の山、それに本棚の中身も
いい加減片付けた方がいいぞ!」
イラク 「別にエエねん。ヘタに弄ると崩れてワヤになってまう。」
エリザベス「そうですわ。こんな古かったり好戦的だったりするタイトルの本
ばかり目立っていては人格を疑われますわよ」
イラク 「ほっとけ言っとんやろ! こらアメリー!エリザベス!! オンドレら何
勝手に本いじっとんねん!?」
そんな感じでアメリー&ベスが頼まれもしないのに始めてしまったイラク君ちの本棚の整理大作戦。
見た目以上に大量の本の山に辟易した二人は早々にクラスメイトに招集をかけ、手伝わせます。
一時はクラスの大半がイラク君の家に集り、本を積んでは並べなおし、右へ左へバタバタ走り回り大騒ぎでした。
アメリー 「喉渇いたー。ニホンちゃん、コーラ一杯もらえないかな?」
ニホン 「はいこれ」
エリザベス「ニホンさん、そこの本はリサイクルに出すので移動しておいて
一旦縛っといて下さる?」
ニホン 「はーい」
力仕事はアメリーや男子達、本の鑑定や分類・整理はエリザベスちゃんが指揮を取っており、ニホンちゃんはもっぱらあちこちでヘルプに徹しています。
そしてとっぷりと日は暮れ、次第にクラスメイト達は作業を切り上げ、家路についていきました。
…が、実はまだ整理は終っていないのです。
162 :
T90:2008/04/21(月) 01:35:12 ID:K+tmn+2q
イラク 「…全くなんやっちうねん、勝手な事始めくさってからに…」
アメリー 「イラク! 口より手を動かせ! つーか、そこどけ!本の山が崩れるぞ!」
イラク 「ほへ? どぅわぁああああ!?」
どさどさ。
哀れ、イラク君は本の山の崩壊に巻き込まれて下敷きになってしまいました。
棚が荷重で歪んで並べた本が転げ落ちたり、整理して一旦床に積んでいた本の山が崩れたり。
作業は一進一退を繰り返し、なかなか終わりが見えません。本棚の上の方、クルちゃんが置きっぱなしにしていた分の本は片付いて来ましたが、下の方はまだまだです。
エリザベス「イラクさーん、ご無事ですかぁ」
イラク 「またかクソッタレ… 無事な訳あるかボケー!!(泣)」
こんな感じで痛い目に遭うのは一度や二度ではありません。悪態つくイラクを宥めつつ、皆で崩れた本をどけていきます。
そこにイラク君のお母さんが電話の子機を手にやってきました。
イラク母「みんな悪いわねぇ、こんな時間まで。ニホンちゃん、お家から電話よ」
ニホン 「ありがとう御座います。…もしもし? ヨミちゃん? 御免、まだ皆で
片付け頑張ってるから、私だけ帰る訳には行かないの、だから…」
ヨミ 「はいはい、事情はちゃんとニホンちゃんのお母さんにも伝わってる
から。『夜は遊んでないで9時には寝るように』とかって普段はキツ
く言い聞かされてたけど。『今回は人助けだからその限りじゃない』
って。もう少しそっちに居ていいって、許してくれたわ。」
ニホン 「本当?」
ヨミ 「ええ。何かブツブツ小声で、子供の夜更かしは云々って呟いてたみた
いだけど、許してくれたのは確かよ。だから気にしないで。私は手伝
いに行けないけど、頑張ってね。」
ニホン 「うん! 有難う、ヨミちゃん」
163 :
T90:2008/04/21(月) 01:35:48 ID:K+tmn+2q
受話器を置くと、その次の瞬間ぐらいにまた電話が掛かってきました。今度はアサヒちゃんでした。
アサヒ 「ちょっとニホンちゃん! もう9時過ぎてるわよ!早く帰って来
なさい! アナタのお母さんも『本当は子供は夜更かししちゃダメ』
って怒ってるわよ!」
ニホン 「はぁ?(゚Д゚)」
164 :
解説:2008/04/21(月) 01:37:10 ID:K+tmn+2q
>>164 二作目お疲れ様、心地よく楽しませてもらいました。
あなたの作品は見ていて気持ちいいのでこれからも御願いしますね。
166 :
T90:2008/04/29(火) 00:38:47 ID:UUcVkfHs
『障害物マラソン』
かつて、子供の居ないナッチ叔父さんは、甥・姪のゲルマッハ・アーリアを猫かわいがりしていました。
町内大運動会を間近に控えたある日、ナッチさんはあるアイディアを思いつきました。
まだ小さかったまだ小さかったゲルマッハ・アーリアを、アテネ家へお使いにやったのです。
まだよちよち歩きの二人には大冒険でした。
「あらゲルマッハちゃん、アーリアちゃん、どうしたの? お母さんは?」
「ぼくたちだけなのです」
「あたちたちでおつかいなのです」
愛らしい二人の仕草に、店員の小母さんは頬が緩みっぱなしです。「まぁ、偉いわねぇ。それで、何が欲しいのかしら」
「「マッチをくださいです」」
そんな微笑ましい様を、影からナッチ叔父さんを筆頭に一家の大人たちはビデオカメラを携え、一挙手一投足を余す所無く撮影していました。
そして始めてのお使い帰ってきた二人を「よくやった」「ばんざーい」と大げさに褒め称えたのです。
その編集された"初めてのお使い"ビデオは、町内大運動会の開会前に放映され、イベントを盛り上げました。
と言うか、自分の可愛い我が子(甥・姪)を自慢したかっただけだったのかもしれませんが。
「「「む、そういう手があったか!」」」
親バカと自己顕示欲は万国共通。
その後、町内大運動会のたびに、他所の家でも主催する家の子供に買い物に行かせるのが始まりました。
ゲルマッハ・アーリアがお使いをした頃、まだ二人とも乳幼児だったので近所への買い物程度でも「凄い事」でした。
ただ、最近は子供達の年齢も上がってきたので、その程度ではイベントにはなりません。
167 :
T90:2008/04/29(火) 00:39:19 ID:UUcVkfHs
回数を重ねるごとに、買い物その物よりも、どんなルートを通るかが注目されるようになりました。
そして今年はチューゴ君の番です。
「で父上、朕は一体、何を買ってくるんでしたっけ? マッチ? ライター?」
「…うむ、まぁそのような物アル。ソレについては前回大会のアテネ家から受け取る事になっておるアル。」
何そんな物を運ぶ慣習になってしまったんだか……とは口が裂けても言えません。これは一応、家の威信を掛けた行事なのだそうですから。
「そして、家に帰る際のルートはコレだ!」
地図に示されたのは、真っ直ぐ家に帰るのではなく、地球町からほど近くの山を越え谷を越え砂丘を(以下略)様々な地域を走破するルートが策定されていました。
今回の買い物(笑)は、ますます障害物マラソンの度合いを深めています。
「父上…………ナニコレ」
「言うな。これを完走してこそ男子の誉、漢の本懐、チューゴ家の優秀さを示せるのでアル!」
何だかなぁ、とチューゴ君は肩を落としました。とは言え、とチューゴ君にも父親の言う事も判らないでもありません。
前々回の際、オージー君はEU町で入手した"買い物"を、わざわざ太平洋池を泳いで運んだりしたそうです。
前回、アテネちゃんは"買い物"を持って地球町の周囲の5つの町をそれぞれ巡り、その町の人たちの前で見せびらかして回ったのだそうです。
確かに、今回も何かインパクトのある事をやってみせないと、チューゴ家の面子が保てないのです。
…まぁ、この時点ではまだ良かったのです。『アップダウンの激しい障害物マラソン』で済んでいたのですから。
せいぜい道化に徹して、沿道の町の人に愛想を振りまくとしようか。ソレもまた長男の勤め、と達観していられたのでした。
そして。
「ぬぅぉぉおおおおぉぉおおおおお!!」
チューゴ君は走りました。一家の威信を掛けて。
168 :
T90:2008/04/29(火) 00:40:44 ID:UUcVkfHs
…いや、今はただ己の身を守るために。チューゴ君は何故かハトの大群に追いかけられていました。
「何故朕がこんな目にぃいいいい!!」
群がるハトはチューゴ君をツツいては離脱を繰り返す、ヒットアンドアウェイを繰り返します。
「痛い、うぁ止めるアル!」
それだけでなく、フンの絨毯爆撃も始まりました。
べちょ。べちょべちょ。
「…うぁ!汚ねぇ!!」
道路に次々の白濁した粘着質の物体が降り注ぎます。
原因は自分が運んでいる"買い物"にあるのでしょうか。いいえ、アテネから受け取ったのごく普通の、マッチとキャンプファイヤー用燃料の詰め合わせでした。すると、何か別の要因がありそうです。
「誰か」が「何か」を細工した、としたら…
「…まさか父上!? 一体何をやらかしたアルかぁ〜〜〜!?」
身内に何も知らせぬまま奸計を巡らす。チューゴ家ではよくある事です。
チューゴ君は知りませんでした。父親が、大運動会前の大掃除とばかりに、このハト達の寝ぐらだった"チベットの木"を切り倒してしまっていた事を。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、とばかりにハト達はチューゴ家の者は片っ端から攻撃しているのでした。
いっそこんな訳の判らない障害物走などバックレてしまおうか、ともチューゴ君は考えました。
しかし、例え荷物その物が取るに足らない物であったとしても。もはや買い物でも何でもない道化をさせられていたとしても。ここで止めてしまっては何かに負けてしまったようで、釈然としません。
せめて完走してみせなければ、ここまで走ってきた事までも無意味になってしまいます。
チューゴ君は走りました。それは形骸化した買い物の為でも、家の名誉の為でもありません。
ただ、完走するために。
169 :
T90:2008/04/29(火) 00:55:07 ID:UUcVkfHs
●解説
も、何のために聖火リレーやってるのか訳がわかりません(;´Д`)
>>ナッチさんはあるアイディアを思いつきました。
現在の聖火リレーは1936のベルリンオリンピックで始められたそうで。当時はナチスのプロパガンダも込みで。
>>山を越え谷を越え砂丘を(以下略):
北京オリンピックの聖火リレーは、そのルート上に世界最高峰のチョモランマだの乾燥した内モンゴル自治区などがあったり、盛り沢山なルートでつね。
>>身内に何も知らせぬまま
チューゴ家では情報操作はバッチリ。FREE TIBETなにそれたべれる?
=====
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
表示-非営利 2.1 日本(
http://creativecommons.org/licenses/by-nc/2.1/jp/)
170 :
マンセー名無しさん:2008/04/30(水) 00:56:48 ID:mCbc+icR
このチューゴ君は憎めないなあw
おつかれさまです
>>166 こちらが本スレなのでここで書いて下されれば有り難いです。あちらのスレは荒らしが立てた偽スレで廃棄が決定しています。
あちらに書かれた作品はよかったらこちらでこのスレに移転しておきます。
↑偽スレとか廃棄とか勝手に決めないでくれませんか。
議論が成立してないスレの結論とやらをおしつけようたって通じないだろ。
あのスレの現状はキティガイが喚いてるのを放置されてるだけ。
>>174 だったら議論が成立するようにやれ
つか、あそこはここでこういう議論しないための被害担当なんだよ
いいから議論スレに帰れ
>>175 キティガイをどうやって説得しろってんだお前は?
お前が何とかしろ。お前がキティガイ本人なのか?
>177
>説得できないと思うなら書き込むな
お前がキティガイに加担してるからだろ。
だいたい
>議論が成立するようにやれ
といってる時点で「議論スレで議論が成立してない」ことに同意してるわけで、
もう議論することなんてないわけだw
>後ねー、議論はふつうに成立していますが何か?
後だしジャンケンw 嘘をつくな、嘘を。
議論も何も、私はD-13氏及び目次製作者氏の判断に委ねる事にします。
>>178 本スレ荒らすな、議論スレでやれ
ど◎うか貴様
本スレ潰しが目的の確信犯だろ、お前
はいはい、NGNG
巣に帰れ
>>179 だから、議論スレで話しましょうよ
もういいたくないんですけどね?
>180
キティガイの巣に引き込もうとする魂胆しか感じないけど。
戦友がコピペを貼り付けて援護してくれるしねえ?
どちらでもいいけど、どちらで喚いてみてもどちらも衰退してしまうという現実を考えようよ。
というか、すでに衰退しきっていて、どうすれば立ち直らせることが
できるかを議論したほうがさらに現実的な気が。
だから…議論はあっちでしろって言ってるだろ?
そういう議論がしたいならなおさらだよ
それでもわからないならマジで荒らしだぞ?
こっちは「作品」を投稿する所、感想を述べるところで
議論する所じゃないんだ
ルール無視するんなら、そういう話する資格はないぞ
>>184 つ【鏡】
こういう時の正解は【スルー】じゃないかな。
久しぶりに覗いたんだけど低調だね。
作家さんは3名かい?
全体にまとまってはいるみたいだけどなんかパンチに欠けるよ。
何年も時間が経って、新鮮味がない上にある程度形が指定されているから
仕方ないけど。
>>186 正直につまんないって言ったほうがいいぞ。
デモの盛んな連休だったな。ウリナラ影薄い。
>>189 不許可。偽スレ作品のナンバリングなんぞしたら、分裂、委員会の工作の助長になるだろ。
SSを書いた本人が編集拒否するんだったらわかるけど
d-13さんのサイトなんでご自由にどぞー
>190
この馬鹿は何の権限をもって許可だの不許可だのいってるんだ?
まず身元を名乗れ。
そもそも相手にするな。
竹島は「我が国固有の領土」…新指導要領解説書に明記へ
5月18日3時2分配信 読売新聞
文部科学省は17日、中学校社会科の新学習指導要領の解説書に、韓国と領有権を巡って争いのある竹島を「我が国固有の領土」として新たに明記する方針を固めた。
これまで指導要領や解説書には北方領土に関する記述はあったが、竹島の記述は日韓関係への配慮などで見送られてきた。民間の出版社は指導要領や解説書に沿って教科書を作成、竹島の記述の有無も出版社で異なっており、今回の措置は、今後の教科書作りに影響しそうだ。
解説書は、10年に1度程度の指導要領改定に合わせて文科省が編集、小中高校の各教科ごとに作成し、指導要領の内容を補足する。
同省は「教科書検定の基準として拘束力を持つのは指導要領だが、解説書も指導要領の解釈に関する記述には実質的拘束力を持つ」としている。指導要領同様、教師が授業を行う際の指針ともなる。
同省は今年3月の小中学校の新指導要領の官報告示を受け、新解説書を6〜7月に完成させる。新指導要領は小学校では11年度、中学では12年度から全面実施される。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000005-yom-pol
ネタスレは静かでいいんだよな。
196 :
T90:2008/05/26(月) 03:43:46 ID:s/KhYVGZ
『トランプタワー』
ある日、フラメンコ先生は急用で半休になり、5年地球組の午後は図書室で自習となりました。
とはいえ、お題目どおり自習をしている子ばかりとは限らず、先生が居ないのをいい事に遊んでいる子も居ます。
「さすが宗主様ニダ! 何と華麗なる手つき!」
カンコ君は大袈裟にチューゴ君を褒め称えます。
チューゴ君はトランプのタワーを机に幾つも作り上げていました。
「カンコ、机揺らしたらぬっ転ばすアルよ?」
「だだだだ、大丈夫ニダ!」
と、机の周りで小躍りしているカンコを牽制します。口調は穏やかですが目は笑っていません。トランプタワーに振動は禁物なのです。
一方、その近くの本棚で、チベットちゃんと印堂君は難儀していました。
「う〜ん、と、届かない…もう少しなんだけどな」
この書架で参考書を見つけたものの、棚の上の方にあって手が届きません。
「印堂君でもダメかぁ。どっかに脚立ないかな」
「仕方ない、チベットちゃん、僕が肩車するから参考書を取ってよ。」
「え、ちょ!?うぁうぁ」
印堂君はチベットちゃんを肩に乗せるとすっくと立ち上がりました。
チベットちゃんは肩の上でどうにかバランスを取ると、背筋を一杯に伸ばします。
「どお?」
「う〜…ん、取れた! と、とと…」
バランスを崩しかけたチベットちゃんにつられて、印堂君も少し体勢を崩してしまいます。
本棚に半ば寄りかかるようにして、幸い転びはしませんでしたが、印堂君は近くの机に軽くぶつかってしまいました。
その机と言うのが…
197 :
T90:2008/05/26(月) 03:44:34 ID:s/KhYVGZ
「アイヤー!?」
バサバサバサバサバサバサバサバサ…。
僅かな衝撃とはいえ、脆弱なトランプタワーに打撃を与えるには十分でした。
チューゴ君には成す術もありません。あっという間にトランプタワー群は崩れ去ってしまいあした。整然と立ち並んだ幾何学美溢れるトランプタワーも、今は無秩序に降り積もったトランプの山に変わり果ててしまいました。
「いゃぁ…スマン、チューゴ」
「印堂!何て事してくれたアル!?」
「あら、大変ねぇ、チューゴ君」
チューゴ君は掴みかかりかねない勢いでしたが、地の底から響くようなメゾソプラノの声に、ぎくりとして一瞬チューゴ君は固まります。
ギリギリと故障したカラクリ人形のような緩慢な動作でやっと後ろを向くと、そこには火炎の如きオーラを纏ったフラメンコ先生がニッコリと微笑んでいました。
「やるべき事もサボって、何をしていたのかしらぁ☆」
「あ、や、コレは、その……ぃいででで!」
フラメンコ先生に耳を抓り上げられたチューゴ君は釈明の余地はありません。
「まったく、予定を切り上げて戻ってくればこの有様なんだから! 罰として職員室で正座!!」
哀れ、チューゴ君はフラメンコ先生に引き摺られていきましたとさ。
198 :
T90:2008/05/26(月) 03:45:17 ID:s/KhYVGZ
199 :
sage:2008/05/27(火) 21:24:27 ID:LRa+Z6tl
201 :
マンセー名無しさん:2008/05/31(土) 19:26:44 ID:SZdKeD0s
201
404エラーです
「 家ごとトコロテン 」
あら、あそこにいるのはゲルマッハだわ。
珍しくぼうっとして、何見てるのかしら?
あらポーラの家を見てるのね。
懐かしそうな目をして、ひょっとして昔のことかしら。
ポーラの家の一部は昔ゲルマッハの物だったんですものね。
あら、こんな時にポーラ本人が来ちゃったわ。
「何見てるのよゲルマッハ」
「いや、懐かしいなって、つい」
執り成してあげようと思って近づいたけど、言葉につまったわ。
あの喧嘩を口実に、私やユーロ班はずっとゲルマッハを押さえてきたんですもの。
その点ポーラは容赦無しだわ。
「元はあんたの家だったといいたいの?」
「他意はないけど、それは事実だろ。
その引き換えに、君の家の一部もロシアノビッチに取り上げられたじゃないか。
ロシアノビッチが君の家を僕のほうに押し出すことで縄張りを広げたんだ。
奴こそ僕たちにとって略奪者じゃないか」
「だったらあの時喧嘩を始めなければよかったでしょ!
昔のことでどれだけ嫌われてるかわからないの?」
「そんなこと、僕が一番分かってるよ!今までずっとそういわれてきたんだから!」
その場は静まり返ったわ。
気が付くと、あのゲルマッハ君の目に光るものが。
確かに傷つけすぎたかもしれないわね、ゲルマッハのこと。
ゲルマッハが私に気づくと、彼はいつになく感情的に続けたわ。
「そうやって僕の家のことを罵ってるけど、今の有り様は何だよ。
結局はユーロ班全体が仲良く地盤沈下して、
新参者に地球町を仕切られてるんじゃないか」
さすがゲルマッハね。辛い時でも鋭いことを言うわ。
204 :
2/3:2008/06/11(水) 23:56:17 ID:ACQTLh9l
だけど、ポーラはひるむ事無く答えたわ。
「今まで沢山の家から裏切られてきたわ。私がどんなに頑張ってもね。
その点アメリー家がロシアノビッチを破産させてくれたことは間違いの無い事実よ」
まあこの子ったら。ここは一つ思い出させてあげないとね。
大喧嘩で家を喪った時、この子の家族の面倒見てあげたのはウチですもの。
「ポーラ、貴女は他にも大事な人を忘れてるんじゃなくて?」
あら、ポーラったら急に冷たい目になったわ。
「忘れるわけ無いわ。
安全なところで苦労せずに済んでる貴女を、どれだけ羨ましく思ったか」
「まあ!失礼じゃなくて?我が家もゲルマッハ相手に戦ったのよ」
「それはゲルマッハの家がロシアノビッチ家との喧嘩でボロボロになった後じゃないの!
それ以前の貴女の家の弱腰が、あのときのゲルマッハ家をつけ上がらせたのよ!」
嫌なこと言うわね。こんな話は聞いてられないわ!
私は一人その場を離れながら考えた。
確かにポーラは気の毒ね。家の立地が悪いと夜も落ち着いて寝られやしない。
ピアノの上手いお嬢さんでも両隣がいつ襲ってくるか分からないんですもの。
いくら家柄が良くて教養があっても、隣人に襲われ続けるんじゃ意味が無いわよ。
その点、私こそ勝ち組のお嬢様と言われるにふさわしいわ!
嫌われたって妬まれたって、絶対代わりたくないわ。
ゲルマッハも含め、襲われやすい家に生まれるなんて、負け組みの条件だわ。
だからこそいい土地は取れるときに取っておくものなのよ。
勝ち組でさえいれば、負け組みの財産を盗るチャンスは必ず巡ってくるし、
安全なところで高い服着てたら、そのうち淑女や紳士の家って評判だって付いてくるわ。
ましてや同情や理想なんて小銭の価値もない。
「そうよ、ウィナーテイクオール!慈悲も友情も無いわ!
取られ損の負け組みなんか、言わせておけばいいのよ!」
知らないうちに大きな声で独り言を言ってしまったエリザベスちゃんが
一人帰っていきました。
205 :
3/3:2008/06/11(水) 23:58:24 ID:ACQTLh9l
おや、電柱の影からロシアノビッチ君とチューゴ君が現れました。
「えげつない女だぜ。何で俺だけ評判悪いのか納得いかねえ」
「しかしロシアノビッチよ、ゲルマッハとポーラにやった事も酷いアルネ。
家2件を丸ごとトコロテンのように押し出して土地を分捕るとは、お前も鬼アル」
「うるせえ、その分苦労したんだ。ちっとも悪いと思っちゃいねえぞ」
「まったく同感アルネ、その台詞に関しては。
まあ、さすがエリザベスの言うことは勉強になるアルヨ。
朕もキッチョムとカンコを斜め下に押し出してやる予定アルから」
「だがその向こうは地続きじゃ無いだろが」
「それが上手くいきそうアルヨ」
ロシアノビッチ君の目が光りました。
「ほう、飼い犬にやらせるのか?」
「いや、朕に無関係の野良犬アル。
ただその野良犬が日之本家の中で暴れてくれることで、カンコを捨てやすくなるアルヨ」
おや、向こうからザイちゃんの喚く声がしてきました。
「日之本家はひどいニダ!ウリをいつまで苦しめるつもりニダ!
本来なら住む部屋を与えご馳走をだして小遣いくれて家族会議に加えるべきところを
いじめ続けた上に最近一段と冷たくなったニダ!謝罪汁!」
おしまい
206 :
解 説:2008/06/12(木) 00:00:14 ID:b2oE4aLg
ここまでつまらなく書けるのはある意味才能。
つまんねえ以前に意味不明気味
前半部はポーランド分割とWW2戦後処理
について、後半は在日の参政権要求について。
在日の参政権要求は、シナの手引きという作者の
妄想が、本来全く関係がない二つを括りつけているから
積
つまんねえ文書が意味不明になる。
間にいつの時代の英国なんだ?の英人独白がはいるから
全くもって訳がわからんようになってくる。
ポーランド分割とWW2戦後処理
なんてものがつかみで興味を引けるかどうか、ソースとして
検討しなおしたほうがよいよ。
\ゴルア! もう逃がさんぞ!!/
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ドッカン ゴガギーン
m ドッカン
=====) )) ☆
∧_∧ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( )| |_____ ∧_∧ < おらっ!出てこい黄色
「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
| /  ̄ | |/ 「 \
| | | | || || /\\
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| | | ロ|ロ |/,へ \| | | |
| ∧ | | | |/ \ / ( )
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『誤報少女アサヒちゃん・お前が言うな』
「アイゴー!謝罪と賠償を」
ザイちゃんの部屋から怒鳴り声が聞こえてきました。
うんざりした顔でパパが吐き捨てます。
「またザイか。今度は何に文句を言ってるんだ」
「パパ、あの声、ザイちゃんと違うよ」
ニホンちゃんが言うと、パパもそのことに気づいたようです。
「そういえばそうだな、誰か来ているのかな。ちょっと様子を見に行こう」
みんなが部屋に行ってみると、そこにはザイちゃんによく似た顔立ちの女の子がいて、悲痛な面持ちで、
声を詰まらせながら怒りの言葉をザイちゃんにぶつけているのです。
「よくもだましてくれたわね。あんたがキッチョムの家は楽園だからというから引っ越していったのに。
着いたら持っていったものをすべて巻き上げられるわ、粗末な食事で休みなしに働かされるわ。
で、ちょっと文句を言ったら殴る蹴るの虐待をされて……。
ようやく逃げ出してきたけど、こんなひどい目にあったのもみんなあんたのせいよ。
ちょっと、何とか言ったらどうなの!」
どうやら、前にザイちゃんと一緒に日ノ本家に住んでいたザイニーちゃんのようです。彼女はしばらく
前にキッチョム家に越していったのですが、逃げ出して日ノ本家に舞い戻っていたのでした。
ザイニーちゃんの激しい剣幕に声をかけるのもはばかられて、みんなは遠巻きに様子を見ていました。
そのとき、人垣から一歩前に進み出る影がありました。
アサヒちゃんです。
アサヒちゃんは、ふり向くと開口一番言うのです。
「これは日ノ本家が悪いのよ」
いったいどういう理屈でそういう結論になるのかと目を点にしているみんなの前で、アサヒちゃんは
得々と自説を開陳します。
「日ノ本家は、ザイニーちゃんを止めなっかた責任があるのよ」
「え?」
みんなは、呆れ顔でアサヒちゃんを見ています。
「それどころか、ザイニーちゃんを煽ってその気にさせるなんて、ひどいことをしたの。許せないわ」
アサヒちゃんの饒舌は止まりません。
喋りまくるアサヒちゃんを見ながら、ニホンちゃんは思いました。
「アサヒちゃんに『お前がいうな』って言いたくなったのは、これで何百回目だろう」
(ソース)
「地上の楽園」虚偽宣伝 国内在住の脱北女性が朝鮮総連を提訴
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/152843/ 帰国事業のときは、朝日新聞もさんざん「北は地上の楽園」と煽ったのですが。
つまんない
ニホンちゃんやめたほうがいいよ
おお、たまにでもいいから書いてくれると嬉しい!
しかし朝日の記者が北に行けばよかったのに。
\おい、みなさんに謝れ ゴルァ!/
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ドッカン ゴガギーン
m ドッカン
=====) )) ☆
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「 ⌒ ̄ | | || (´Д` ) \___________
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216 :
七市マンセー:2008/06/15(日) 18:57:31 ID:ZAY0VTrO
第何羽だっけ?:希望の光
さて、今度地球町では町をあげての大運動会を催すことになりました。
開催地は、チューゴ家の経営する運動公園です。この運動会にはもちろん
ニホンちゃんたちも参加します。みんなは張り切って自分の参加する競技
の練習をしていました。
〜ニホン家中庭〜
「ねぇお姉ちゃん。ボクは短距離走に出るんだよねぇ」
学校の体操服を着て運動会の練習をしているニホンちゃんの隣にいる、真
っ白い体操服を着た男の子が言いました。
「そうだよ、ひかり君」
男の子は、『ひかり君』といい、ニホンちゃんの親戚なのです。
「ひかり君ならきっと優勝できるんじゃないかな。だって、わたしよりも
走るの速いし」
そうです。なにを言おうひかり君は、自分より1つ上のニホンちゃんより
50b走のタイムが上なのです。それを見込んで、ニホンパパがのぞみ君の
父、『のぞみさん』に運動会の出ないかと持ちかけたのでした。
「うん!ボクみんなの期待に答えられるように頑張る!」
「じゃあ、もう一度タイムしよっか」
ニホンちゃんもひかり君の元気のよさにつられ、にっこり笑います。
「…………」
そんなほほえましい光景を影から覗いている者が二人……。カンコ君と、
その親戚の『ケイティクス君』です。
「ちょっと待つニダ」
突然の声に、びくっとするひかり君。たいしてニホンちゃんは、「またカ
ンコ君か…」といった感じです。
つづきます
217 :
七市マンセー:2008/06/15(日) 20:25:28 ID:ZAY0VTrO
「ウリの許可も無しに『速い』を気取ってるなんて半万年早いニダ!謝罪 と賠しょ(ry」
カンコ君はキムチ色の顔して2人に近づいてきます。
「お姉ちゃん、この人(?)誰!?」
ひかり君は怖がってしまい、ニホンちゃんの後ろに隠れてしまいました。
「あ、ああ。この人はカンコ君っていってね、お隣に住んでるんだよ」
ニホンちゃんは震えるひかり君の頭を撫でてあげながら言います。
「おい、ニホン!ウリの親類にも走り速いヤツぐらいいるニダ!」
と言って、カンコ君は隣にいるケイティクス君を指します。ケイティクス 君も真っ白な体操服を着ていました。
「ウリがこの地球町で一番速いニダ!なんなら勝負するニダ!」
威勢よくケイティクス君が言いました。すると、勝負事が大好きなひかり 君はニホンちゃんの後ろに隠れるのをやめ前に出ました。
「おもしろそうだね。いいよ。やろうじゃないか」
ニホンちゃんはおろおろします。もし、運動会前にむきになって怪我でも したら大変です。
「じゃあ、競技はウリが決めるニダ」
心配しているニホンちゃんをよそに、カンコ君が仕切ります。
「とりあえず、オマエらの出る50b走で勝負するニダ」
やる気満々の3人を、ニホンちゃんは止めることが出来ませんでした。
というわけで、近くの公園にやってきた4人。
「では、位置につくニダ」
かけ声と共に、クラウチングスタートの態勢に入る2人。
「よ〜い、スタートニダ!」
一気に加速する2人。そのスピードは全く同じです。ひかり君は負けじと手 足を一生懸命動かします。ケイティクス君も遅れないよう踏ん張ります。
そして、ゴール直前ありえないことが起こりました。
218 :
七市マンセー:2008/06/15(日) 20:39:50 ID:ZAY0VTrO
なんと、2人の後方から、猛烈な勢いで走っきた謎の人物に、2人はいとも 簡単に追い抜かれてしまったのです。
「……」
ぽかんとするひかり君。ケイティクス君も一緒です。
「あ…!あの人…」
ニホンちゃんがなにかに気づきました。
「『ティージェーさん』だ!」
「誰ニダ?」
「たしか、ずっと前にフランソワーズちゃんの家に行ったときに会ったんだ よ…」
ティージェーさんは、フランソワーズ家で一番足の速い男です。前回の大会 でも、大人100b部門で優勝しています。
「う、ウリが負けた…?」
ケイティクス君は、ショックを受けました。そして、ひかり君はというと、
「すごい…」
感動していました。もちろん、ニホンちゃんやカンコ君もびっくりです。
「やぁ、君達。速くなりたいかい?」
オレンジ色の体操服を着たティージェーさんは、爽やかでした。
《解説》
・ひかり君・・・まだ子どもにして、日之本家系中のトップアスリート。人見知りが激しいが、勝負と
なると、人が変わったようにいきいきとしてくる。ニホンちゃんを「お姉ちゃん」と
呼んでしたう。元は『100系ひかり号』。
・ケイティクス君・・・こちらもまたトップアスリート。カンコ君同様に、日之本家を敵視(ライバル
視?)している。また、「カンコ君」というのが本名(朴 利男)でないように、「ケイ
ティクス君」というのも本名でない。彼の本名は、『ハングク=コソクチョルト』と
いう。カンコパパがこっちの方がかっこいいというので、こちらの名で呼ばれるよう
なった。元は『韓国高速鉄道(KTX)』。
・ティージェーさん・・・フランソワーズ一族最速の男。オレンジ色という暖色の体操服とは対照的に、
とっても爽やか。元はフランス国鉄の『TGV』。
えー、北京オリンピックと新幹線ネタですね。体操服は車体を表しています。残念ながらチューゴ君は出ず。
お〜い、E-mail欄に「sage」って入れなされ。さすれば名前が青で表示され、最初に来る事は無くなるから。
220 :
七市マンセー:2008/06/15(日) 21:55:22 ID:ZAY0VTrO
こうかね?
無駄な新キャラ乙
222 :
七市マンセー:2008/06/16(月) 06:48:43 ID:5I8xwrZ1
【小さい花火】
先日、ジュネーブ君の家でとんでもない物が見つかりました。ジュネーブ君の家で、
怪しい市場の調査をしていたところ、なんととあるピーシーから「花火を小型化したも
のの設計書」が出てきたのです。そしてさらに、この設計書はキッチョム君やペルシャ
ちゃんのところにわたってしまった恐れもあるというのです。こうなると大変です。キ
ッチョム君もペルシャちゃんも花火の小型化に悩んでいたらしいのですが、これで悩み
は無くなってしまうのです。
「これはまずい・・・」
アメリー君も家はその報告を受け、緊迫感に包まれていました。
「パパ、どうするの?」
アメリー君が父に尋ねます。
「すぐに世間に発表しよう!」
こうして、このことはアメリー家の出す「わしんとん新聞」で、次の日地球町の新聞を読むみんなに知れ渡ったのでした。
223 :
七市マンセー:2008/06/16(月) 06:49:39 ID:5I8xwrZ1
そして次の日・・・
「ニホン!ウリのヒョンが捕まったニダ!」
登校して早々、カンコ君がニホンちゃん詰め寄ります。
「え、なんのこと・・・?」
「今朝ヒョンの家にいきなり察が入ってきて、花火がどうとか言って連れ去ってったニダ!」
「わたし知らないよぅ。たしかに前にうちの池に花火を落とされたことはあるけど、もうあの
ことは気にしないことにしたし・・・」
「嘘だッ!ニダ!ニホンが通報したニダ!謝罪しる!賠償氏る!」
ニホンちゃんは何がなんだか分かりません。困り果てていると、アメリー君がやってきて言いました。
「ぼくだよ。昨日そういう報告が入ってね」
カンコ君はしるしるをやめました。
「な、なんだって?ニダ」
「なんでも、君の兄(?)が花火の設計図を手に入れたといううわさを聞いたものだから」
その言葉を耳にして、地球組にいたみんなが一斉にカンコ君を睨みつけました。
「ちょっと、あんたまたニホンちゃんの家に花火を落とす気じゃないでしょうね?」
そう言ったのは、ニホンちゃんの親友のタイワンちゃんです。
「ち、違うニダ!あれはヒョンがやったことで・・・」
「あら?あなたも手伝ったと聞いていますが?」
今度はエリザベスちゃんが言いました。
「そんなことないニダ!ウリは・・・」
言いかけてやめました。みんあ、こわぁ〜い目つきでこちらを見ていたからです。
「a・・・アイグォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ!」
追い詰められ、別にやってもいない罪を問われ、みなに睨まれ、カンコ君はついつい叫んでしまいました。
:参照:
http://news.goo.ne.jp/topstories/world/20080615/c7da7ea348e0bf0a79a06d9a3497b5ab.html
そういえばタイワンちゃんも久々だよね。
>>224 こっちが本スレ
向こうは委員会もどきスレ
巣に帰れ(-_-)/~~~
あの〜・・・
あっちの方が立てたひ早いんですが・・・
そりゃテンプレ議論を無視して、フライングで立てれば早いだろうね
カキコ数でダブルスコアの差をつけられた時点でどちらが本スレか
わかりそうなものだけどね。
さっさと合流しろよな。
>>229
巣に帰れと何度言われればわかるんだ、藤村
さっさと帰れ、藤村
鬱陶しいぞ、藤村
藤村って何?
そういう一部の人しか知らないネタを得意げに使うからダブルスコアに
なるんだぞw
>>231 委員会認定しか能が無い連中に構うなよ・・・
なるほどww
たまにみたら新ネタが!
マイペースで頼むね〜!
マタ〜リ頼むわ。
ホント、転生氏がいたころなんかマターリでコテ達が「保守ですの」してたしw
ずいぶん古いなw
最近の韓国は雉とかしゃれにならんわ。
じゃ保守参加
243 :
T90:2008/08/03(日) 22:40:12 ID:USe+J7y9
『SSを書こう』
国語の授業で物語を書く、という宿題が出されました。
「んーどうしようかなぁ…」
日頃、漫画などを描いたりするニホンちゃん。
アイディアはそれなりにあるのですが、そのまま使うのは何だか芸がありません。試しに、クラスメイトをモデルに何か書いてみることにしました。
そして出来たプロットはこんな感じです。
ストーリー
・都会から離れた避暑地で繰り広げられる恋と友情とグルメの物語
主要キャラ
・ガーナ
黒く日に焼けた少年
甘い台詞で女の子をとろかす。しかし、遊び人と言うわけではなく天然。
・ブルガリア
看護学校に通う学生。
実は格闘技に長け、全国大会を制覇したこともある。
…など。
「あははははは!! 違う、ソレ本人と違うよ!」
横で見ていたタイワンちゃんは、お腹をかかえて笑いました。
「いやぁ、何だかイメージが広がり過ぎちゃったかなぁ(^^;」
てへへ、と、ニホンちゃんも苦笑いです。
さてどうしようか、書き直そうかと思っていたところ、笑っていたのはタイワンちゃんだけではない事に気づきました。
モデルにしていた、ガーナ君や、ブルガリアちゃんも近くで笑い転げていたのです。
「イイ! それ、いいよ!」
「そのままキャラの名前使ってよ、ニホンちゃん、あははははは!」
2人とも、モデルになったとはいえ必ずしも似ていないこのキャラを気に入ってくれたようです。
244 :
T90:2008/08/03(日) 22:40:53 ID:USe+J7y9
「そう? じゃぁ、このまま書き進めちゃうわね! まず出会いは…」
興に乗ったニホンちゃんもノリノリで筆を進めていきます。
一方、実はアメリー君も同じよう事を考えていました。
自分のカートゥーンはニホンちゃんのマンガに劣らない、という自負のあるアメリー君も静かに対抗意識を燃やしていたのです。
そして出来たプロットはこんな感じです。
ストーリー
・ITベンチャーの買収に関わる陰謀を扱った経済サスペンス
主要キャラ
・フィジー
某IT企業の 経理担当
部署では影は薄いが、縁の下の力持ち。
AV機器マニア
・故井
ストーリーの狂言回し的存在
…以下略…
それからプロットを進めていったところ、横で見ていた故井君が口を挟みます。
「何だよ、その"狂言回し"って。話がこんがらがった時にひょっこり出てくるだけじゃん」
「いや、それは『デウス・エクス・マキナ』っていう演劇手法で…」
アメリー君はストーリーのあらましと、その手法と解説したところ、
「えー、只のご都合主義じゃん。そんなのに僕の名前使わないでよ。てゆーか、そんな奴が出てくる時点で、その話は破綻してるよ。ダメダメだね。」
と、バッサリ切られてしまいました。
更に、フィジー君は言いました。
「何かそのキャラ、よくわからない奴だね。性格付けがおかしいんじゃない?」
…など、モデルになったクラスメイトからは評判が悪いです。
更に口をそろえて『そんなのに僕の名前を使わないでよ!』と言われてしまっては仕方がありません。
こんなはずじゃなかったのに…と、アメリー君は泣く泣くプロットを書き直し始めました。
245 :
T90:2008/08/03(日) 22:42:05 ID:USe+J7y9
●解説
通常、国家の名前が商品名に使われることはありませんが、次のような例外が存在します。これらは特別にそれらの国々から許可を得たのだそうです。
・明治製菓の「ブルガリアヨーグルト」
・ロッテの「ガーナチョコレート」
一方、MicrosoftがWindows Media Center Editionの次期バージョンのコードネームに「フィジー」を使ったところ、フィジー諸島共和国から抗議を受けてしまいました。
更に遡ると、Windows3.0では「回復不能なアプリケーションエラー(Unrecoverable Application Error)」を「UAE」と略し、アラブ首長国連邦(United Arab Emirates)ではWindowsが利用禁止になったことがあるそうです(笑)。
○ソース
・ブルガリアヨーグルトのひみつ(
http://www.meijibulgariayogurt.com/0065.html)より抜粋
>>ブルガリア国はヨーグルトの故郷であり、その国のブルガリア菌を使用していることなどから、
>>「どうしても本物のブルガリアヨーグルトを日本の食卓に届けたい」という熱意を伝え、
>>1973年にブルガリアの国名使用許可を得ました。
ガーナチョコレートについては明確なソースは見つけられなかったので
http://slashdot.jp/article.pl?sid=08/07/01/0358237
246 :
T90:2008/08/03(日) 22:44:26 ID:USe+J7y9
247 :
T90:2008/08/04(月) 02:12:08 ID:/8aPCvQ7
>>243 訂正
ガーナ君→ガーナちゃん
ブルガリア→ソフィア
直し忘れたorz
>>248 あなたが、委員会メンバーに言われてその様なナンバリングをしているというのは本当ですか?
あなたは最初渋っていたがメンバーに執拗に言われて分裂を助長させる今の行為をしていると。
委員会は、当初熱血騒動や第二次分裂時の様に目次製作者さんを利用しようとしたが、彼が出る
事がなかった為、あなたにそれを依頼したと聞きました。
委員会の、公平に活動しようという人を悪用する行為は卑劣であるのは言うまでもありません。
しかし、その卑劣を助長するあなたの行為は、ニホンちゃんという作品世界をさらに荒廃させて
しまいます。すぐに止められる事を申し上げます。
↑削除依頼くらい自分で出せよヘタレ、それと逆恨みマルチ荒らしを飼ってないかお前は?
方々で相当に顰蹙だぞ、自前の主張できるものを持ってから語れや。
相手にすんなよ。。。
煽るな乗るなー
馬鹿かお前らw
D-13が委員会とズルズルってたのは事実ジャンw
煽るほうも今更〜だけどさ〜
それにムキになるのって、キメエwww
いいから議論スレでやれ、キモオくんどもwww
頭弱いぞwww
831 :マンセー名無しさん:2008/08/07(木) 23:03:51 ID:r5evlOhh
ハン板の皆様にご報告します。その為スレをあげる事をお許しください。
今現在分裂しているニホンちゃんですが、主犯はあらかたの皆様の予想通り
所謂委員会メンバーです。
具体的にコテを出しますと、どぜう、マキナ、北極星が主犯です。これは当
時の議論スレの書き込みを見てもおわかりでしょう。
私は、この事を委員会関係者から聞きました。よってかなり信憑性のある話
です。
委員会は、スレを再び私物化し、自分達の意のままにする為にスレ立て代行
スレの人の善意を悪用してスレを立てました。私が聞いた話ではこうです。
彼等は、他にも三毛氏への盗作行為、これまでの自分達の悪事をなかった事
にする為にもあのスレを立てたのです。これが荒らし行為を越えたかなり悪
質な行為であるのは言うまでもありません。
よって、あのスレが荒らしが第三者の善意を悪用して立て、それをよからぬ
意図により動かしているスレである事をここで述べます。
加えて関係のない他作品のスレッドを荒らした疑いもあります。また、批判
者を「他サイトを潰しまくった」とウソの証言で貶めようとすることもありま
した。こうした人間を許しておくことが出来るでしょうか。
述べさせてもらう事はまだあります。
833 :マンセー名無しさん:2008/08/07(木) 23:12:53 ID:r5evlOhh
彼等の過去の行動についても、複数の委員会関係者から情報を聞きました。
熱血騒動や、これまでのスレ潰し行為ですが、これもまたどぜう、マキナ、
北極星達の行為だとの事です。
とりわけ、今なお一際下品で粗暴な文体の持ち主が関連スレに出没しますが
これはどぜうだとの事です。
彼等は、スレを己の物をする為に敵対者を罵倒しスレを荒らし、反対者を抹
殺しようとしそれを行ってきました。新人いびりまで含めた一連の行為は、
この三人と黄鉄鉱が行ったものです。
彼等には、ニホンちゃんの発展という発想はなく、ただ2ちゃんねるという
半公共の場にあるニホンちゃんを私物化したいだけです。だからこそ今まで
謝罪もせずに醜い行動を取り続けているのだと関係者から聞きました。
今現在黄色いリボン氏、U−33氏に誹謗中傷を行っているのも彼等との事
です。彼等は、正規スレを潰したくて仕方ないと聞きました。
尚且つ過去九尾狐氏や醜男氏に攻撃を仕掛けたのも委員会メンバーだったと
の事です。彼等は、自分達の我儘と過去の悪事を許さないハン板住人、コテ
を徹底的に敵視しています。その為には、ハン板への攻撃も辞さず、実際に
過去関連スレを荒らし、それを行ってきていたと、これまた関係者から報告
がありました。
256 :
マンセー名無しさん:2008/08/18(月) 23:37:36 ID:vkcwWa74
835 :マンセー名無しさん:2008/08/07(木) 23:23:42 ID:r5evlOhh
出版、盗作問題についても報告がありました。
委員会は、出版の議論が開始された時期から、既に作品の盗作を考えていた
との事です。当然、キセルと三毛氏が別人であるという事実を把握していた
のです。
彼等は、確信犯で盗作を行い、またそれへの謝罪はするつもりがない、若し
三毛氏が何か行動を移しても、逆に何かしかねない、と関係者は意っていま
した。
また、2ちゃん管理人であるひろゆき氏に対しても、コピペブログ騒動以降
敵視しているとの事です。
彼等の一連の行動は、無銘仁は全て知っていました。ですが、彼は委員会を
利する行動、とりわけ某作者を名乗り、異論を潰し、極東にスレが謎の移転
をした際にも、委員会を利する行動を取り続けていました。
なお無銘仁の掲示板でも、北極星の掲示板でも、委員会の工作はあった、と
の事です。あのIP抜きは、委員会から無銘仁に要請があり、それに伴い無
銘仁がそのIPを委員会に教えたとの事です。
これまで何度も騒動になり、コピペブログ騒動前は、何かあるとマキナが出
て、最悪板まで含めて動いていましたが、これは議論をさせない為でした。
委員会は、追及され、議論される事を恐れています。その為、マキナは過去
この自治スレにおいても、「ニホンちゃんは内部で話しすると決まっている
のだ」と書き込んだりしてきた、と聞きました。マキナですが、現在は極東
の陛下たんスレに潜伏しています。委員会全体としては、今度はヘタリアに
注目しているそうです。
委員会は、過去、現在の自分達の行動を全く反省していません。私は、複数
の関係者から一連の話を聞き、その事を今ここでハン板の皆様にお伝えしま
す。よろしければご一考を。
すまん、あげた。騒ぎがあったそうなんで自治スレから来て貼ったよ。
だから、なんで自分らで判断出来ない?削除依頼も人任せにしたがってたり、
口だけのダラダラ長文見せつけるし。なんなんだよ。
コピペが二倍に増えたら誰が得するんだマジで。
議論スレでやればいいのに何故ここを使うのか・・・
向こうのスレに比べて書き込みが少ないからかな?
まあ夏だし、熱中症で頭がイカレちゃったんじゃねえ?
可哀想。
しかし、ヘタリアはアニメ化だってのに。
書籍化企てたのが、せめてもう少しマトモな連中だったらねぇ・・
263 :
マンセー名無しさん:2008/09/06(土) 20:54:02 ID:RYczZyIA
3ヶ月で2本しかSS投稿がないのに、その間は消えた委員会を腐して
必死に保守してる。
こんなスレさっさと落とせ。
対空砲、何やってんの!
268 :
1:2008/09/20(土) 11:17:12 ID:iqDDGpqS
我が輩は子犬である。名前はまだ無い。
・・・いや、我が輩の世話をかいがいしくしてくれる黒髪の少女が、
我が輩を「シンシン」と呼ぶので、それがわが輩の名前なのかも知
れないが、まだそれは分からない。
我が輩は物心ついて間もない若輩者ゆえ、よく病に罹るが、その
たびに黒髪の少女は付きっきりで看病してくれるのである。
先日なぞ、わが輩を医者に診せるために、金髪の娘が住む遠方
の家まで抱きかかえて連れて行ってくれたものである。
おそらく黒髪の少女は我が輩のことを好いておるのやも知れぬが、
我が輩は幼き者ゆえ、気恥ずかしげに「クーン」と鳴くことしか出来
ぬのが残念である。
時折、隣家の男の子がよだれを垂らしながら我が輩を見ていると
きには、えも言えぬ恐怖に襲われることもあるが、おおむね黒髪の
少女と共にある今の生活に満足である。
我が輩は子犬である。名前はまだ無い。
わが輩の夢は、大きくなって黒髪の少女と共に、大草原を力一杯
駆けめぐることである。
269 :
1:2008/09/20(土) 11:18:07 ID:iqDDGpqS
>>268 おお、久しぶりの作品投下だ。なかなか興味深くて良いね。
271 :
2:2008/09/22(月) 11:15:49 ID:mD+g3xP8
「どうしたの、ニホンちゃん?」
物思いにふけっていたニホンちゃんは、タイワンちゃん声に、ふと我に
返りました。
「・・・えとね、あのね。最近カンコ君が妙に優しいの。
前に誘った、私とチュウゴ君とカンコ君の三人でお勉強会しましょうて
話、カンコ君断ったのに、今度やろうよ、とか。アジア町のために出来る
こと、二人で考えよう、とか・・・・」
最後は消え入りそうな声で理由を話したニホンちゃんに、タイワンちゃ
んもパンと手をたたいて納得します。
「で、今度はどんな悪さを企んでるのかしら?」
さてさて、優しくされているのに、悲嘆に暮れるというのは奇妙な話で
すが、カンコ君のそれの場合、その後に優しくされたクラスメイトは必ず
何か面倒ごとに巻き込まれるのです。
タイワンちゃん言葉に、思い当たることを考え始めたニホンちゃんも、
過去の”面倒ごと”がありありと思い出します。
「この前は、蹴球ゲームを一緒にやろうと言ってきて、結局私がカンコ
君の道具一式買わされちゃったし、その前は、お小遣いが無くなったか
らって、お金を貸してあげて・・・・・」
この回想ではたと思い当たる節に気付いたニホンちゃん。
以前、カンコ家が自己破産の憂き目にあったとき、可哀想に思って(×
・あまりにもしつこく無心されて○)カンコ君にお金を貸してあげたのです
が、その後、カンコ君とこんなやりとりがあったのです。
272 :
2:2008/09/22(月) 11:17:20 ID:mD+g3xP8
「この前は助かったニダ。お礼に、もしいつかニホンちゃんがお小遣い
に困ったときには、ウリが500円貸してやるニダ!」
「えぇ・・。いいよ。ありがとうカンコ君。気持ちだけで十分・・・」
「遠慮は無しニダ!ウリとニホンは親友ニダ。これぐらい当然ニダ!!
・・・その代わり、またウリがお小遣いに困ったときにはニホンは1000円
貸すニダ!!」
「ぇっ・・・。あ、あの・・・」
「ウリとニホンは大親友ニダ!これは親友の約束ニダ!!」
「・・・・・・・」
以上、回想終わり。
「どうしよう!まだあの時貸したお金の半分もカンコ君から返してもらっ
てないのに!」
そう言って頭を抱え込んでしまうニホンちゃん。
そう言えば、最近カンコ家の家計について、ご近所で色々悪い噂が流
れていたような・・・
本当にお人好しなんだから、といった感じで少し呆れてしまうタイワンち
ゃんでしたが、ここは大親友のため。何事かを思いつくと、紙に何かを書
き付けてそれをお守り袋に入れると、落ち込んでしまったニホンちゃんに
渡してこう言いました。
「大丈夫よ、ニホンちゃん。もしカンコ君がまたお金を無心に来たら、こ
のお守り袋を開いて、中に入っている紙をカンコ君に読ませて。
そしたら多分、カンコ君はお金の無心は諦めると思うから。
でも、それまでニホンちゃんは絶対、お守りの中を見ては駄目よ」
自信のこもった笑顔で勇気づけるタイワンちゃんに、少し戸惑いながら
も笑顔で応えるニホンちゃん。
「・・でも、何で中を見ては駄目なの?」
「ニホンちゃん優しいから。でも、約束は約束よ」
273 :
2:2008/09/22(月) 11:18:16 ID:mD+g3xP8
さてはて、これからカンコ君がニホンちゃんにお金を無心にやってくる
事になるのか。そして、お守り袋に納められた、ニホンちゃんを危機から
救う、「竹島」からはじまる呪文を使う日は来るのか。
それはもう少し先のお話です。
ソースは、日韓の為替スワップ条約と韓国の9月危機と、最近の韓国
の報道から。
朝鮮日報の見出しは「日本通貨危機の際、韓国50億ドル援助」でし
たか。中身は、その代わり韓国通貨危機の際日本100億ドル援助。
うーんな話ですね。
ん、1と2は同じ方? 早くて面白いから良いね!
275 :
3:2008/09/24(水) 06:17:00 ID:JmW0+sZ9
カンコ君は最近、毎朝家の庭の片隅にある記念碑のお掃除に
精を出しています。
その記念碑とは、カンコ君の曾祖母の功績を称えたミョンソン
の碑。
ミョンソンとは、かつて極悪非道なニッテイに敢然と立ち向かいな
がらも、最後は卑劣なニッテイによって不運の最期を迎えた、カン
コ家の悲劇のヒロインなのです。
つい先日、新しく立派に作られた記念碑と、その輝かしき経歴に
感激したカンコ君は、毎朝ご先祖様の悲運を慰めるために、労を
惜しみもせずお掃除をしているのでした(その行為だけは偉いと思
うのですが・・・)。
そして、そんなカンコ君の枕元に、ある夜、一人の女性が舞い降
りたのです。
276 :
3:2008/09/24(水) 06:18:11 ID:JmW0+sZ9
「カンコ。カンコ。心根の優しき私の曾孫よ」
「・・・も、もしかして、曾お祖母様イムニカ!?」
夢の中で慌ててその女性に跪くカンコ君。
チマチョゴリに身を包んだ女性は、カンコ君に鷹揚にうなずくと
「行い正しきカンコよ。そなたの善行に報いようと思いあなたの
枕元に立ちました。あなたは、10年後には日の本家を打ち負か
すほどの知略を持つことになるでしょう」
「ほ、ほ、本当ニカ!?」
女性の言葉に、飛び上がらんばかり喜ぶカンコ君ですが、女性
の言葉は更に続きます。
「しかし、そのためにはさらなる善行が必要です。まず、最上級
の絹を私の碑の前の土の中に埋めて、お供え物としなさい」
それだけ伝えると、女性の姿は消えて無くなり、カンコ君は夢か
ら覚めました。
「ううううう。つ、ついに、カンコ家半万年の宿願が果たされると
きが来たニダ!!」
そしてその日の朝。考え抜いたカンコ君は、オモニが大切にし
ている一番豪華な絹のチマチョゴリを引っ張り出すと、急いで碑の
前の土の中に埋めてしまったのでした。
277 :
3:2008/09/24(水) 06:19:12 ID:JmW0+sZ9
その夜。
「カンコ。カンコ。心根の優しき私の曾孫よ」
最上級の絹のチマチョゴリを着た女性が、昨日と同じようにカン
コ君の枕元に立ちました。
「行い正しきカンコよ。そなたの善行は確かに受け取りました。
しかし、憎っくき日の本家を打ち負かすには、更なる善行が必要
です。明日の朝、あなたが持つ全てのお金を碑の前の土の中に
埋めてお供えするのです。
そうすればあなたは、10年後には日の本家を打ち負かすほど
の知略を持つことになるでしょう」
「アイゴー・・。今度欲しい戦車のプラモデルがあるニダ・・・」
更なる曾お祖母さんの言葉に、少したじろいでしまうカンコ君で
すが、曾お祖母さんに思いっきり睨まれたところで、その日の夢
から覚めたのでした。
「うううう。仕方ないニダ・・・・」
そして、お小遣いを全てお供えした日の夜。
最上級の絹のチマチョゴリを金銀の細工で彩った女性が、昨日
と同じようにカンコ君の枕元に立ち・・・・
278 :
3:2008/09/24(水) 06:45:16 ID:iSrdzZ75
学校。
日に日にやつれていくカンコ君に、(よせばいいのに)ニホンちゃ
んは心配になって声を掛けました。
「どうしたのカンコ君?最近、どんどん顔色が悪くなっていってる
みたいだけど?」
「う、うるさいニダ!!ウリは絶対、絶対ニホンを打ち負かす力
を手に入れてみせるニダ!!
そのためだったら、一晩中、お祈りの踊りだって踊ってみせるニダ!
全然、もう止めたいなんて思ってなんか無いニダ・・・・
アイゴー!!!!」
そう叫んで、突然号泣し始めるカンコ君と、訳も分からずオロオ
ロするしかないニホンちゃん。
結局、カンコ君がいつものカンコ君に戻ったのは、曾お祖母さ
んの本当の行いを知った後だったそうです。
279 :
3:2008/09/24(水) 06:45:49 ID:iSrdzZ75
チマチョゴリといえば最近チョゴリちゃん見ないな〜
まあそれは置いといて貴方の作品は面白い上にソースを殺さない良作だと思うけど、題名つけたほうが良いんじゃないかと。
281 :
1〜3:2008/09/24(水) 21:51:54 ID:1XD28rY7
嬉しいレス、ありがとうございますm(__)m
レスが付かないと寂しいですからね。
ここしばらく、過疎化対策で出来るだけ作品を上げていこうと考えていま
すので、是非ご支援の程を。
さて、題名ですが、名無しの作品は目次制作者の方が付けてくれましたよ
ね。SSを読んだ人が、そのSSにどんな題名を付けてくれるのか?
一寸楽しみにしている部分もありまして、もし宜しければお目こぼし頂け
ると幸いです。
そうだね、目次さんにお任せしよう。
D−13は論外だがね。
>>281 どんどん書いてね。最近本当に寂しかったからさ。
目次製作者は議論スレの迫害のせいでいなくなったままなんだけど、
そのことは都合よくスルーするわけだね。
本当に反省することができない連中だ。お前らは間違いを犯すことのない
無謬の聖人なのかい?
>>282 >>283 なんで純粋に作品を楽しめないかな? 委員会か認定会か知らんが議論スレでやれ。
純粋に面白くないのと、キモいレス乙
>>281 良作乙です。次回作も楽しみにしています。
287 :
4:2008/09/26(金) 21:50:14 ID:/ocsIjLW
日の本ママー!今日はー!!
元気な声が玄関から聞こえて、「はーい」と玄関を空けたニホンちゃんの
瞳に飛び込んできたのは、真っ黒い肌に底抜けの笑みをたたえた、裸足の
幼い男の子でした。
「・・・ええと、確かウヨの同級生の・・・・・」
記憶をたぐり寄せていたニホンちゃんの後で、台所から駆けつけたママが、
小さなお客様を笑顔で出迎えます。
「あら、ケニア君いらっしゃい」
「うん、来たー!!」
日の本ママを見て笑みで顔をクシャクシャにしたケニア君は、元気よく小
脇に抱えていた荷物をママに差し出します。
「うちのママからー!オスソワケ!!」
「あらあら。わざわざありがとう。お母さんによろしくね」
トウモロコシの皮に何重にも包まれた”お裾分け”は、ふっくらと美味しく茹
で上げられたトウモロコシでした。
「うん、じゃまたねー!!」
それだけ言うと、元気よく家路につくケニア君。
ケニア君と言えば、遠いアフリカ町の子供です。そんなケニア君がどうして
ママに”オスソワケ”を持ってきたのか?
不思議そうに首をかしげるニホンちゃんに、日の本ママは先日の出来事を
話し始めました。
288 :
4:2008/09/26(金) 21:51:40 ID:/ocsIjLW
それはウヨ君の授業参観の帰り。
たまたまお隣だったケニア君のご両親に、お茶に誘われた日の本パパ・マ
マ。
早速ケニア君の家に招かれて、フカフカの敷物の上でお茶を振る舞われ
ることになったのですが・・・
「すいませんね。すぐにお湯を沸かしますから」
そう言って、土間に降り立ったケニアママは、地面におかれた三つの石の
上に鍋を置くと、腰を折り曲げて鍋の下に薪を押し込み、火をおこすのです。
「ずいぶん大変そうですね」
父親同士意気投合していた日の本パパがケニア君のパパに尋ねると、
「そうなんですよ。薪を集めるのが大変で大変で」
「そうでしょうね・・・」
老婆のように腰を折り曲げたケニアママの後ろ姿を見ながら、しばし考え
込む日の本パパ。
「よしそうだ!この際、電化住宅にしませんか!
あれならエコですし、お手入れも簡単・・・・」
自分のアイディアに盛り上がり始める日の本パパ。頭の中では電化住宅
へのリフォームの見積もりが瞬時に出来上がっていたのですが・・
「・・・パパ」
控えめでいて、それでも十分に強い意志が伝わる声に、ふと声の方を振
り返った先には、口元は微笑みながらも、きつい視線を投げかける日の本
ママがいました。
はたと我に返って振り返ると、きょとんとしているケニアパパの姿が目に留
まります。
289 :
4:2008/09/26(金) 21:53:27 ID:/ocsIjLW
(全く、こと「仕事」となると超一流なんだけど・・・)
そう、心の中でため息をつく日の本ママ。何度も周りから「不可能」と言わ
れたお仕事を成し遂げた日の本パパですが、たまに日の本家が地球町で
二番目にお金持ちであるということを忘れてしまうことがあるのです。
どこの家でも、日の本家と同じようにはいきません。
(でも、ケニアママも大変そう。何とかならないかしら)
それなりの時間がかかりましたが、ケニア家の美味しいお茶をご馳走にな
り、楽しい時間を過ごした日の本夫婦。
やがておいとまの時間となり、立ち上がった日の本ママは思い出したように
こう切り出しました。
「ああそあだ。私の家に古くからある”良い物”があるんです。きっと役立つ
と思いますから、明日またお伺いしますね」
そして次の日。
”良い物”とは何だろうと、楽しみにしながら日の本ママを出迎えたケニア
一家ですが、どういう訳か、やって来た日の本ママは手ぶらでした。
「さあ、今から”良い物”を作りましょう。ケニア君。手伝ってね」
そう言うと、近くから石を拾ってきて積み重ねる日の本ママ。ケニア君も
言われるがままに、その石積みに泥を練り込んでいき、やがて出来上がっ
たのは、日の本家ではもう見かけることも無くなった、三つの焚き口がある
「かまど」でした。
290 :
4:2008/09/26(金) 21:54:43 ID:/ocsIjLW
「さあ、使ってみてください」
そう言われて、半信半疑で使い始めたケニアママですが、すぐにかまど
の素晴らしさに気付きました。
一つの火で三つの料理が同時に出来、鍋の位置が高くなったことでも
う腰を曲げて料理をする必要もありません。それになんと言っても、使う
薪の量が今までより全然少なくて済むのです。
「ありがとうございます、日の本ママ。
これで息子や夫に美味しい料理を沢山作ってあげることが出来ます」
何度も何度もお礼を言いなが、心から嬉しそうに笑うケニアママ。
それは全くお金をかけずに、ケニア家の台所が生まれ変わった瞬間で
した。
「へー。そんなことがあったんだ」
尊敬の眼差しのニホンちゃんに、でもママは一寸思案顔です。
「・・・さて、お裾分けのお返しは何にしようかしら」
そして次の日。
登校しようとするウヨ君を呼び止め、トウモロコシの葉っぱで作った「草鞋」
をケニア君に言付ける日の本ママ。
そんな日の本ママを、ニホンちゃんは昨日よりもっともっと大好きになり
ました。
291 :
4:2008/09/26(金) 21:56:10 ID:/ocsIjLW
『オスタルジー』(1/3)
「ラララ〜」
お掃除当番をしながらアーリアちゃんが哀愁をおびたメロディーを口ずさんでいます。
いっしょにお掃除をしていたポーラちゃんが、それを聞きとめて言いました。
「なつかしいわね。ピオニール子供会の歌じゃない」
「そっか、何となく浮かんできたメロディーだったけど、言われて思い出した。ピオニール子供会か……」
ピオニール子供会というのは、ユーロ地区が東西に分かれて対立していた頃、東側で作られた子供会です。
アーリアちゃんの脳裏に、子供会のときの思い出が浮かび上がってきました。
「あの頃の私はリーダーの大人たちにほめられるのがうれしくて、会で一番の『いい子』になろうと必死に
がんばってたなあ。
そのおかげで最優等生にはなれたけど、でも、それでシュタじーさんの目にとまったことが……」
アーリアちゃんはそれがきっかけとなって、工作員に仕立て上げられてしまったのでした。
アーリアちゃんの表情が翳ったのを見て、ポーラちゃんは、謝ります。
「なんだかつらいことをおもいださせちゃったようね。ごめんなさい。でもあの頃の歌って、とってもいい
メロディの曲が多かったと思わない」
「うん、たしかにね」
アーリアちゃんはうなずきました。
どんな意図で作られたにせよ、小さな頃に歌った歌というのは、人の心に深く刻み込まれているものです。
アーリアちゃんは、久しぶりにピオニール子供会で歌っていた歌を歌いたくなりました。
「ねえ、ポーラ、みんなであの頃の歌を歌ってみない」
「それはいいね。だけど伴奏してくれる人とかどうするの」
「ああ、それが問題か。それに歌集なんかもマル教を脱会したときに処分しちゃったから、もう無いんだね」
そんな話をしているところにニホンちゃんが通りかかりました。
「どうしたの?何か相談ごと?」
「うん、あなたにはあんまり関係ない話だけどね」
ところが、アーリアちゃんの話を聞いたニホンちゃんは、意外なことを言うのです。
「私、力になってあげられる……かも」
(2/3)
ニホンちゃんは、携帯を取り出すとどこかへ電話をかけて、しばらく話をしていました。そして電話を
切るとみんなに向って言いました。
「OKよ。さあ、行きましょう」
ニホンちゃんは、東欧班の子たちを従えて先頭に立って歩いていきます。そして、商店や飲食店、その他
雑多な店が立ち並ぶ繁華街にやって来ると、その一角にある古びた建物の前で立ち止まりました。そこに
あったのは、流行に何十年も遅れた店構えの喫茶店、店の中から歌声が外に漏れ聞こえています。
「ここよ」
そう言うと、「本日イベント開催中」という札の下がったドアを開けて、中に声をかけます。
「おじさん、みんなを連れてきたわよ。でも、タダで招待してもらって本当にいいの?悪いんじゃない」
声をかけられて、中から少々髪の毛の薄くなった男の人が顔を出しました。そう、サヨックおじさんです。
「いやいや、悪いなんてとんでもない。おかげでイベントが盛り上がって大、大、大歓迎さ!」
今日のおじさん、妙にテンションが高いのです。おじさんは、ニホンちゃんの背後に並ぶみんなを見ると
一段と声が高くなりました。
「おお、本物のピオニール経験者!いやあ感激だなあ!さあ、中に入って、入って」
おじさんは一同を席に着かせると、一人一人に冊子を配りました。
「さあ先ずは歌集を見て、曲を選んでおくれ。飲み物は、ジュースでいいかな?」
配られた歌集を見たポーラちゃんが声をあげました。
「わぁ!すごい!どうしてこんなにたくさんの曲が揃っているの」
おじさんは、得意満面な顔で言いました。
「ははは、この店はね、もともとお客さんがみんなで歌を歌って楽しむお店だったんだ。今日はその頃を
再現して、当時の常連さんと懐かしむイベントなんだよ。当時特に好まれたのがマル教の聖歌やピオニール
子供会の歌でね、その種の歌のコレクションなら僕は誰にも負けないぞ」
ポーラちゃんは、おじさんの熱気にあてられて、二の句がつげません。
「ところで、君はポーラちゃんか。それじゃ、君にはこれがいいかな。『ワルシャワ労働歌』」
おじさんは、勝手に曲を決めるとアコーディオンを弾き始めました。そして朗々と歌い始めるのです。
──暴虐の雲光を覆い、敵の嵐は荒れ狂う
つまんない
>>287-291 GJです!
日本のちょっといい話を紹介するというのが、「ニホンちゃん」シリーズの中でも
ひとつの大きなジャンルとなっていますが、それに新たな1頁が加わりましたね。
今後も良作を期待してます。
>>292-294 久々の新作乙です。
オスタルジー(オスト+ノスタルジー)とは始めて知りました。
東欧市民と日本のサヨクが絡むとはニホンちゃんならではの醍醐味ですね。
どんなに死ぬほど辛い事でも、長い年月が過ぎると懐かしい思い出に転化すると聞きますが、
毎日が命を賭した日々だった東欧市民に比べ、嘘で塗り固めた安全圏でお気楽にやってきたサヨックさんでは
それは交わる事は出来ないでしょうねぇ・・・。
なんだかんだで、結構賑やかになってきましたね。
良いことだ^^
キッチョム家とサヨックさんなら見事に交われそうw
(1/3)
「ハイダー!貴方また・・・!」
「フン、俺は何度でも蘇る。何度でも、何度でもだ!!」
家長を決める一族対抗票合戦がハプスブルク家で行われた。またも起きてしまった危機。
ゴクウ達が勝利といかないまでも共同で家長の役を担う可能性が出てきたのだ。
しかも今回はハイダーだけではない。
「ハイダーさん、どうしたの?」
「おお、ジユウか。新しい主はどうだ?」
「うん、なかなか悪くない」
「そんな・・・・・」
ハイダーの古巣のゴクウが共に躍進してしまったのだ。
2人のゴクウを併せても家長にはなれない。しかし・・・
「もう俺らのことは無視出来ねえわなあ・・・」
「うん、そうだね。そろそろやっちゃう?」
「ああ、そろそろだな」
彼等は不敵な笑みを浮かべ、突然目の前のハプスブルクに襲い掛かかった。
「いやっ、やめて!何をするつもりなの!?」
「これからお前を洗脳にかける。そして俺達の一員とするのだ」
「我が家が誇るあのヒットラーのようにね」
「そんなこと・・・そんなこと許されないわ!!またあの過ちを繰り返すの!?」
「あれは過ちではない」
「そう、あれこそが我が家のあるべき姿」
「くっ、みんなの為にも・・・絶対、絶対にさせない!!」
「このアマ!!」
その時、彼女の前に一人の少年が現れた。
(2/3)
「どうしたんですか?先生」
「ウヨ君っ!!お願い!!誰でも良いから助けを呼んで!!」
「何故です?」
「このままだと先生の心が変えられちゃうの!自由を許さない、危険な存在に!」
「良いじゃないですか、別に」
「え・・・・。」
一瞬、ハプスブルクの頭の中が真っ白になった。
「何で・・・何でよ!!ウヨ君そんな子じゃなかったじゃない!!」
「何で?僕は『ウヨ』なんですよ?程度の差はあれ彼等と同じ人種なんですよ。そして僕は悟ったんだ。結局のところ大衆の意志など必要無い。家を守れるなら手段は選ばない」
「話が分るじゃねえか。俺はお前らのこと嫌いだけどよ、お前とは気が合いそうだぜ」
「手伝いますよ。ハイダーさん」
「いや、いやぁぁああぁあぁぁぁあああぁああああぁぁぁあああ」
「ハッ、ここは・・・」
目を覚ますと教室だった。
「夢か・・・」
「どうしたんです?先生」
声のする方を見ると日ノ本武士が心配そうにこっちを見ている。
「何でもない・・・何でもないわ」
ハプスブルクはそう言って笑顔を作ると続けて聞いた。
「ねえ、ウヨ君は私の味方よね?」
処女作投稿乙でした。
次回作も期待しています。
タイトル忘れてました
とりあえず『侵食』で
305 :
5:2008/10/02(木) 11:24:04 ID:SpbXILG1
ピンポン・ピンポン・ピンポン・ピンポン!!
けたたましい呼び鈴の連打に、慌ててニホンちゃんはドアフォンに駆け寄り
ますが、画面には誰の姿も映っていません。
「あーあ。またピンポンダッシュが始まったのね・・・」
憂鬱げにため息をつくニホンちゃん。
このピンポンダッシュが、幼い子供達の些細な悪戯だったらまだ可愛気も
あるのですが、執拗な執念に裏打ちされた計画的な犯行ともなると、そうも
言ってられません。
そうです。既にニホンちゃんは犯人の目星がついているのです。
その犯人とは・・・・
次の日の学校。
「またやっくれれたな、キッチョムの野郎!」
そう言って怒りをあらわにするアメリー君。彼の家も昨日、キッチョム君のピ
ンポンダッシュの被害に逢ったのです。
キッチョム君のピンポンダッシュ。
もうずっと引き籠もりを続けているカンコ君の兄・キッチョム君。
近所とのお付き合いも少なくて家も貧しく、何時もお腹を空かせている彼で
すが、つい先日どういう訳か家の中で危険な打ち上げ花火を町内会の許可
無しに作り始め、今も大問題になっているのです。
普通なら、学級会で先生に大目玉を食らうところですが、ずっと家に引き
籠もっているのでその機会もなく、いつもならそんな悪戯小僧の家まで乗り
込んで相手をぶん殴るアメリー君も、花火は危険なこととチュウゴ君とロシア
ノビッチ君が何かとキッチョム君を庇うので、今のところ殴り込みの機会を逃
しているのです。
306 :
5:2008/10/02(木) 11:24:59 ID:SpbXILG1
何故、キッチョム君が花火を作るのか?
キッチョム君曰く
「ウリの花火を何とかしたかったら、食い物よこすニダ。そしたらこの花火を
捨てるか考えても良いニダ」
まったく盗っ人猛々しいお話ですが、だからといってキッチョム君を無視し
ていると、昨日のように執拗なピンポンダッシュが始まって、結局キッチョム
君と「話し合い」をするしかなくなるのです。
前回のピンポンダッシュの時、根負けしてキッチョム君に店屋物の出前を
奢らされているだけに、アメリー君も怒り心頭です。
「今日の放課後、キッチョムの家に行ってくる」
「・・でもね、危ないことは止めた方が良いと思う」
「大丈夫。ひとまず今日はやつの話を聞いてくるだけだ。
どうするかは、その後考えるさ」
そう言って、不敵に笑うアメリー君。
その笑顔に、そろそろ私も覚悟を決めた方が良いかも、と思うニホンちゃん
でした。
ソースは六カ国協議関連。
予定では、昨日訪朝したヒル国務次官補が今日戻り、それから関係国に
状況説明に向かう予定です。
テポドン2の発射近し、というニュースも流れていますし、北朝鮮がどんな
要求を言っているのか、夜のニュースが楽しみです。
307 :
1:2008/10/02(木) 22:26:43 ID:wqW0V3Ox
>>303 ご期待に添えるかどうか
『シケイ』
エリザベス・フランソワーズ「ニホンさんっ!!」
ニホン「えっ、何?どうしたの二人とも」
フ「お宅ではまだあれをやり続けているようですわね」
ニ「あれ?」
エ「シケイのことよ。シケイは野蛮で人権を侵害する、家による殺人と同じことなのよ!!」
フ「先進家ではもうアメリーさんと貴方の家だけよ。」
ニ「そんなこと言われても・・・無理だよ」
308 :
2:2008/10/02(木) 22:27:59 ID:wqW0V3Ox
エ・フ「何故!?」
二「うちでシケイに賛成してる人達がどれだけいると思ってるの。最近じゃ9割に近いし」
フ「関係ありませんわ。うちも7割近くが反対してましたけど勝手に廃止しましたしね」
ニ「駄目じゃんそれ・・・」
エ「シケイによって犯罪が抑止される研究結果は出てないし、治安が悪くなったとの報告も無くってよ」
ニ「それだけの問題じゃないよ。被害に遭った人達も含めて納得しないよ・・・そんなの」
フ「お黙り!兎に角シケイは悪なのです!!このまま廃止しないならアメリーさんと共に貴方のユーロ町での発言権を剥奪しますわよ!!!」
エ「野蛮な制度を続けてる家の方の話なんて聞きたくありませんしね」
ニ「あう・・そんなの・・・そんなの滅茶苦茶だよぅ・・・」
フ「泣いても許しませんわよ」
エ「絶対に廃止して貰うわ」
エ・フ「さあ!さあ!!さあ!!!」
ニ「だ、誰か・・・・助けて・・・」
?「ちょっと待った!」
ニ・エ・フ「!?」
309 :
3:2008/10/02(木) 22:29:40 ID:wqW0V3Ox
?「幾ら先輩方とはいえ姉さんを苛めるのは許しません」
ニ「武士・・・!」
ウヨ「姉さん、下がってて。後は僕が相手するから」
ニ「グスッ・・・ありがとう武士」
ウ「さてと、シケイの必要性を説明すれば良いわけですね」
エ「そんなものがどこにあるというのかしら?」
フ「私が知る限りはそんなものありませんわね」
ウ「被害者達の気が晴れる、というような感情的な要素を除けば殆どありませんね。」
フ「ほら見なさい。シケイなんて何の意味も無いじゃない」
ウ「しかし、それは表面上の話です。議題に上らない要素があるんですよ。」
310 :
4:2008/10/02(木) 22:35:18 ID:wqW0V3Ox
エ「それは何かしら?」
ウ「単純ですよ。金です。何が悲しくて犯罪者共を死ぬまで養わねばならないんです?」
エ・フ「な・・・・・」
フ「ウヨさん!見損ないましたわよ!そのような下衆な考えを・・・」
ウ「下衆?何を持って僕を下衆とするのでしょう?少なくとも皆が皆聖人なわけじゃない。クズに税金を回す位なら他のことに使って欲しいと思うのが当然でしょう?」
エ「そんなことはっ」
ウ「それに!貴方方の家でもやってるじゃないですか。路上で射殺してしまえば弾代だけで済みますからね。」
エ「くっ・・・・」
ウ「納得出来てなさそうな顔ですね。まあ当然でしょう。けどこれで貴方方も考えを変えざるを得ない」
311 :
5:2008/10/02(木) 22:46:16 ID:wqW0V3Ox
フ「何ですのこれは」
ウ「アメリー家での研究結果です。シケイ廃止がどのような影響を家に齎すか」
エ・フ「こっこれは・・・」
ニ「武士、何を渡したの?」
ウ「殺人犯をシケイにすることによって3人から18人の人が助かるという研究結果」
ニ「え、そ、それって」
ウ「うん、そういうこと」
エ「これが本当なら、私達が今までやってきたことは・・・」
フ「何てこと・・・」
ウ「で、どうするんです?これから」
フ「こっ、これが100%事実だと言い切れて!?」
ウ「その通り、絶対とは言い切れない。しかしそれは貴方方も同じだ」
ニ「確かに・・・どっちも完全に立証されてるわけじゃないね」
ウ「そう、だから廃止すべきじゃない。どちらでもないならあった方が良いだろ?」
312 :
6:2008/10/02(木) 23:06:27 ID:wqW0V3Ox
エ「えっ、冤罪の問題がまだ」
ウ「それは司法と捜査体制の問題です。シケイは関係無い。それにシケイになるような重犯罪で冤罪が出ることなんて稀だし、可能性のある受刑者はずっと執行されてません」
フ「そ、それは」
ウ「大体、このままだと貴方達もしっぺ返しを食らう可能性がありますよ」
エ「・・・どういうこと?」
ウ「そうですね・・・あっマカロニーノ先輩丁度良いところに」
マ「やあ、セニョリータ達。で、ウヨ君何だい」
ウ「先輩の家でのシケイ復活を希望する人達の割合って幾ら位ですか」
マ「うーん、そうだねえ。40%超えてたっけ。少なくとも年々増えてるね」
エ・フ「なっ・・・」
ウ「今後シケイ復活を公約に掲げる人が出てきたら?EUの決まりに違反してますよね。さあどうなるか」
313 :
7:2008/10/02(木) 23:11:27 ID:wqW0V3Ox
フ「・・・・・リズ」
エ「・・・・・何かしらフランソワ」
フ「どうしよう」
エ「どうしようも何も今更引き返せませんわ」
ウ「でしょうね。貴方達の働きかけでシケイを廃止した国は沢山ありますから。ピエロを演じ続けるしかない。アメリー家やロシアノビッチ家と同じですよ。自分の価値観を押し付けるなんておこがましい行為なんだ。これは傲慢な貴方方に課せられた罰です」
カンコ「ホルホルホルホル、ウリの家は実質シケイを廃止してるニダ〜。ニホンなんかより半万年進んでるニダ〜」
これニホンちゃんである必要ないよね?
>>314 でしょうね
ただどうにもEUがうざくてね
長い以前につまんねえ
まあまあ、こうして感想が書き込めるのも作品があったればこそ。
まだ新人さんですし、長い目で見ていきましょう。
ただ、『シケイ』に関する感想はその通りだと思うので、次回作
の内容でのリベンジに期待しますね。
>>305-306 ずいぶん書き慣れている気がしますね。
結局、ヒルさんは日程一日延期みたいですが、続編(?)期待し
ています。
「台詞」の前に登場人物をつけるのは邪道だと勝手に思い込んでいる視野の狭い人は私です。
しかしウヨ君、こんなキャラだっけ? 何気に違和感無いから良いけど。
御意見、御批判ありがとうございます
完全に詰め込みすぎましたな
ウヨ君のキャラですが、ここの死刑関連のスレを参考にした為かなり喧嘩腰になってしまったようです
ところで同じ種類のネタを続けても構いませんかね
>>300-301 同じ右翼と言っても日本のそれとナチスは違うと思う。
例えば経済面ではナチスは社会主義、戦前日本は自由主義。(ちなみに戦中の統制経済は戦時下ならどこの国でも当たり前。)
異民族政策ではナチスは民族浄化主義、戦前日本は民族同和主義。(「同じ釜の飯を食おう」という超お人よし主義。)
・・・というわけでこのネタにウヨ君登場させたのはちょっと安直な気が。
>>307-313 こういうスタイルも解り易くて個人的にはイイと思います。
ウヨキャラ、初期の、廊下を走る姉さんを叱っていた頃の雰囲気を彷彿とさせますな。
>>321 期待しております。
静かな夜。フランソワーズは何となく外に出た
「矢張り落ち着きますわね。何時も何時も騒がしいですから」
そこに忍び寄る怪しい影。どんどんフランソワーズに近付いていく
「不〜〜○子ちゅわぁあぁぁあぁ〜ん!!」
「うわあっ!?」
突然目の前に現れた男。フランソワーズはその男に見覚えがあった
「また現れましたわね、ルペン3世!家長の椅子は渡さなくってよ!!」
「そ〜んなつれないこと言わないでよ〜不〜○子ちゃ〜ん」
「私はフランソワーズだと何度言えば・・・!」
「まあ落ち着いてよ不〜○子ちゃ〜ん。今日は悲しいお知らせがあるんだ」
どう見ても悲しそうには見えない、そう思いながらフランソワーズは聞き返した
「で、そのお知らせとは!?」
「いや〜、俺も歳には勝てなくってね。怪盗の座を娘に譲ることになったのよムフフ」
「え・・・?」
「じゃ、これからは娘をよろしくね〜俺にはウハウハの老後があるからさ〜」
「ちょっ、待ちなさ・・・キャア!」
突然上から大きな何かが降ってきて目の前が真っ暗になった
「今まで楽しかった・・・また会おうぜ。フランソワーズ」
「・・・・・!」
自分に覆いかぶさっていたものを見てみると落書きされたEUの旗だった
「・・・少し、寂しくなりますわね」
フランソワーズはそう呟くと再び歩み始めた
途中で送信してしまってました
夢の中なんで「もしそうなった場合のウヨ君」として書きました
実際瀬戸○幸みたいなのもいますし
326 :
6:2008/10/06(月) 23:47:28 ID:xKDN1Zg6
それはしばらく前の話です。
「ホルホル!
ニホン見るニダ!ウリナラの鳥の餌場に鳥がいっぱい集まっているニダ!
空には強そうな大きな鳥も集まっているし、これでウリナラの餌場も地球
町最高レベルに追いついたニダ!!」
隣の家からいつものように聞こえるカンコ君の自慢話を聞き流しつつ、
ニホンちゃんはカンコ家の上空を舞う、大きな鳥たちを感慨深げに見つめ
ていました。
「懐かしいなー。まだハゲタカたち、生きてたんだ」
物騒な言葉をシミジミと口走るニホンちゃんですが、しかしそれにはこん
な経緯があったのです。
・・・・
327 :
6:2008/10/06(月) 23:48:53 ID:xKDN1Zg6
地球町の大きな家には、バードウォッチング用の餌場があったりします。
そこに集まってくる野鳥たちを観測することが一種のステータスになって
いて、その中でも日の本家の餌場は地球町でもトップクラスで、毎日沢山
の鳥たちが集まってきます。
しかし、集まってくるのは見ていて楽しい小鳥たちばかりではありません。
時として、招かれざる鳥たちもやってくることがあるのです。
ハゲタカです。
どこを住処としているのか詳しくは分かっていませんが、餌場に集まる小
鳥たちを狙って、時には家の上空を真っ黒にするぐらいの群れとなって、
狙った餌場の鳥たちを食い荒らしてしまうので。
しかも、一度狙われた餌場は今まで殆どが再起不能のダメージを被っ
ているのです。以前にもアジア町のいくつもの餌場がハゲタカによって食い
尽くされています。
そしてある朝。
そんなハゲタカが、ついに日の本家の上空を群れをなして旋回し始めた
のです。
328 :
6:2008/10/06(月) 23:50:25 ID:xKDN1Zg6
「・・・そんな、このままじゃ小鳥たちがみんな食べられちゃう!!」
しかし、ハゲタカを追い払おうにも、町内で使える物と言ったらエアガン
ぐらいなもの。
以前、エアガンでハゲタカと戦ったタイラン君。その勇敢なタイラン君でさ
えハゲタカのあまりの多さに最後にはBB弾が尽き、餌場を蹂躙されてしま
っています。
ニホンちゃんの目の前には、上空を覆うハゲタカの前に逃げ場を失った
小鳥たちが、身を寄せ合って餌場の中で震えています。
今まで、家族で丹誠込めて大きくしてきた餌場とそこに集まった小鳥たち
と、以前見せてもらったハゲタカに食い荒らされたアジア町の数々の餌場
の残骸の写真がダブったとき、ニホンちゃんの瞳に、敢然とした決意の炎が
燃え上がりました!!
遠い昔、まだ男の子とか女の子とか関係なく戦争ごっこに興じていた頃、
いつもニホンちゃんが憧れていたお父さんのエアガン。
大人達のサバイバルゲームでは絶大な威力を発揮し、そのためにみん
なから禁じ手とされた、日の本家が最強を誇ったあのエアガンは、確か今
は庭の納屋の片隅に・・・
「お父さん御免なさい。私、小鳥たちと餌場を守るためにあの封印を解
きます!」
329 :
6:2008/10/06(月) 23:51:47 ID:xKDN1Zg6
そして、ついに姿を現したそのエアガンとは・・・
朝日にまぶしく輝く銀色の銃口を八個束ねた、日の本家を守護する重
ガトリングエアガン「日銀砲」。
そして、大量に貯蔵されていたBB弾の山。
かつて、「日の本 アズ ナンバーワン」と言わしめた地球町最強のエア
ガンです!
ずっと使ってなかったのに、ピカピカに磨き上げられていた日銀砲を、日
の本家の上空を黒く染めるハゲタカの群れに照準しながら、ニホンちゃん
は不敵にハゲタカたちに宣戦布告していました。
「あなた達はもう忘れてしまっているんでしょうね。このエアガンの威力を。
今まであなた達が食い物にしてきた小鳥たちの無念、今ここで晴らして
あげる!!」
そして、獲物を定めたハゲタカの1羽が急降下を始めた瞬間、ニホンち
ゃんは日銀砲のトリガーを引いたのでした・・・・・
330 :
6:2008/10/06(月) 23:52:54 ID:xKDN1Zg6
日没。
やっとトリガーから指を離したニホンちゃんは、肩で息をしながら周りの惨
状を見回しました。
日の本家の周り一面に屍を晒すのは、なんと2000羽を数えるハゲタカ
たちだったのです。
数を頼りに一気に餌場に躍りかかるハゲタカたちに対して、ニホンちゃん
は日銀砲のトリガーから手を離すことなく、日没まで戦い抜いたのでした。
日銀砲が繰り出すBB弾の弾幕の威力はここまで凄まじかったのです。
そして、可愛らしい小鳥のさえづりに目を向けると、そこにはニホンちゃん
の手によって守り抜かれた餌場の小鳥たちが、感謝の唄声をニホンちゃん
に捧げていたのでした。
「・・・私、守り抜いたんだ!!」
それは、ニホンちゃんの知る限り、ハゲタカに対する町内での初めての
完勝だったのです。
・・・・
「おお、大きな強い鳥たちがウリの家の周りを回り始めたニダ。
凄いニダ!ニホンの家には来ない鳥ニダ。凄いニダ!!」
そうやって、いまだにホルホルが止まらないカンコ君の声を聞きながら、
『前に一度、ハゲタカに酷い目に遭わされているのに、もう忘れてるのかな
ぁ?』と不思議でならないニホンちゃん。
あれから日の本家には来たことがないハゲタカの舞をカンコ家の上空に
見つめながら、また今度あんな事があったら、また私は日銀砲を引っ張り
出して餌場を守るんだ、と心に決めるニホンちゃんでした。
331 :
6:2008/10/06(月) 23:54:00 ID:xKDN1Zg6
>>326-331 乙です。一年ほど前に同じ題材で作った方が居られましたが、
これはこれで楽しませて頂きました。
過去ログ参照。
第2601話 『にちぎんほう』
333 :
1:2008/10/07(火) 20:19:10 ID:ct94Ul1c
此処は何処だ。また別の場所にゐる。
私は日ノ本家の猫を殺した後アジトに隠れ、眠りにつひた筈。
なのにまただ。今は銃を持ち女と撃ち合ってゐる
私は混乱の中で生まれた。ソヴィエト家との喧嘩の中で。
私はタリバーンと名付けられ、志を同じくする者と一緒にソヴィエトと闘ひ、追ひ返し、
其れからは彼らと共に此のアフガン家を支えてきた。彼等にも色んな問題がありはしたが。
其れから幾年月が経った、ある日、私の世界は一変した。
どうやら奴の家を壊した犯人を我が家が匿ってゐたとのことらしひが今更どふでもいひ。
奴は私の家に入り込んで来て、私と同志達を家の中枢から追ひ出した。
私は以前奴を見たことがあった。奴はソヴィエト家と闘ってゐた私達を色々と助けてくれた奴だった。どふやら奴は覚えてゐなかったやうだが。
私はその後死んだ。あれからどれ位の時が経ってゐたのかは分からなひ。だが一つだけ分かってゐることがある。
蘇った私は以前の私では無かったのだ。
334 :
2:2008/10/07(火) 20:21:49 ID:ct94Ul1c
意識と力を取り戻したはいひものの、何かがおかしひ。気付けば違ふ場所に飛ばされてゐる。
共通するのは其処には何時も血が流れてゐるといふことだけだ。
昔の同志と一緒に家を奪ひ返す為に様々な行動を起こすこともあれば、
憎しみのままに誰かを攻撃することも、生き残る為に他者から物を奪ふこともあった。
皆が皆私の名を叫ぶのだ。我こそがタリバーン、だと。
様々な感情が入り混じり、私はおかしくなってしまったのだろふか。いや、恐らく今は、今の私こそタリバーンなのだろふ。
それでいひ、それでいひのだ。何故なら――――…
335 :
3:2008/10/07(火) 20:24:38 ID:ct94Ul1c
この女の家は海に繰り出すのが得意で陸の戦ひは得意では無ひ。其の証拠に今は私が優勢である。
実際女は疲れてきてゐる。他の家の奴等も大したものではなひ。このまま行けば、何れは私が勝利するだろふ。
問題は奴だ。奴はイラク家のことが済んだと言ひ大量の犬を此方に連れてくるやうだ。
しかし私は逃げぬ。来るなら来るが良ひ。次は返り討ちにしてくれる。
待ってゐろ、アフガン。お前を必ず取り返そふ。例え誰もがお前を見捨てやうとも
その時こそ、私も私を取り返すのだ
あ、後タリバーンがおかしくなってるのは
本家と関係無い連中が勝手に彼の名を使ってるからです
タリバンも見方によっては時代と力に翻弄された哀れな集団なんですな。
さて皆さん、あの不逞外国人はスペイン語を話したとか。
339 :
1〜6:2008/10/07(火) 21:24:41 ID:fxcvSazl
>>332様 ご指摘の第2601話を読んでみて「面白かった」です。
やっぱりソースとしても日銀砲は「書きたくなる」代物と言うことですね。
因みに、鳥の餌場はシリーズ化の予定です^^;
>>333-335 「良いかい、よくお聞き。
この世の中にはソビエト家なんて存在しないんだ。存在するのはロシアノ
ビッチ家だけで、こいつには良いロシアノビッチ家と悪いロシアノビッチ家
があって・・・」
第2601話の存在を知らなかった私が言うのも何ですが^^;
>>339 な、何だっ(ry
しかし脇役の名前は定まりませんな
>>326-331 面白かったです。
ただ今だと郵政民営化も絡めて欲しかった気も。
家庭内口論で意固地になったシシローおじさんが防御ネット取っ払っちゃったとか。
>>333-335 文体がカッコイイです。
342 :
7:2008/10/11(土) 00:07:56 ID:bkNcytKR
このことを境に、地球町は大いなる災いに覆い尽くされた。
この災いによって、これから多くの人々が苦しみ抜くことだろう。
そして、この災いをもたらした者には・・・
「リーマン・・・。こんなに羽を痛めてしまって。
でも大丈夫だ。餌さえ沢山食べれば、また飛べるようになるから」
沈痛な面持ちで、傷ついた鳥たちを見て回るアメリー君。
世界一を誇るアメリー家の鳥の餌場は今、かなりの部分が崩れ落
ち、多くの鳥たちが怪我をしてしまったのです。
しばらく前まで、物凄い勢いで鳥の餌場を拡張していたアメリー家
ですが、
「餌場を拡張する材料が足りなくなってきたな・・。
そうだ!品質不合格の材料を良い材料と混ぜてしまおう。
少しぐらい質の悪い材料が混ざってたって全体的には不都合ない
さ!」
と、粗悪品の混ざった材料でどんどん拡張工事を進めていった結
果、ついに餌場の一部が品質不良のため崩壊してしまったのです。
そんな中、この餌場の崩壊で怪我をしてしまったアメリー家の鳥の
中には、カブト鳥と言う鳥の仲間ではアメリー家で四番目に立派なリ
ーマンと呼ばれる鳥も含まれていました。
今までリーマンを大切に世話してきたアメリー君ですが、今回の餌
場崩壊で傷ついた鳥は多く、また、崩壊と同時に沢山の餌も巻き込
まれて使えなくなってしまって、リーマンを助けようとすると、他の傷
ついた鳥たちの餌が足りなくなってしまうかも知れません。
343 :
7:2008/10/11(土) 00:09:59 ID:bkNcytKR
今や貴重になった餌袋を手に、アメリー君が悩んでいると・・
「良かったら、リーマンはうちで引き取るニダ」
振り返ったアメリー君の先には、ホルホルしたカンコ君が、大きな餌
袋を片手に佇んでいました。
「ウリがアメリー君の家に遊びに来たとき、よくリーマンと遊んでいたニ
ダ。リーマンはウリに任せるだ」
そう自信を持って言い切るカンコ君に、アメリー君は一瞬複雑な気
持ちで一杯になりました。
あの三下のカンコが、アメリー家が誇るリーマンを手にする!!と言
う怒りと、カンコもリーマンを手にするところまで成長したのか、という感
慨です。
そして、カンコ君が手にしている大きな餌袋を改めて見て、アメリー
君は決めました。
餌さえ一杯食べれは、リーマンはまた空を飛べる、と。
「分かった。ありがとうカンコ。
後は任せる」
それだけ言うと、アメリー君は後も振り向かず、他の鳥たちを救いに
行ってしまいました。
344 :
7:2008/10/11(土) 00:11:25 ID:bkNcytKR
「ホルホル。これでリーマンはウリのモノになるニダ。
さあ、リーマンくるニダ」
そう言って、餌袋の中から餌を出して、リーマンを手なずけようとす
るカンコ君。
その餌を見て、リーマンは思わず首を横に振って後ずさります。
そう言えば、最近のカンコ家の鳥の餌場の餌の質が落ちていて、鳥
たちがだいぶん数を減らしていたのです。
そのために、何とか地球鳥でも名の知れたリーマンを手に入れてカ
ンコ家の箔を付けたいカンコ君だったのですが、今までアメリー君に大
切に育てられてきたリーマンには、カンコ君が差し出した不味そうな餌
をそのまま食べることはプライドが許さないのです。
「贅沢な鳥ニダ!・・ならこれならどうニダ!?」
傷つき、お腹を空かしながらも、もっと良い餌をねだるリーマンと、何
とか手持ちの餌で飼い慣らそうとするカンコ君との攻防は、何時しか日
が沈むまで続き・・・・
「もう良いニダ。一抜けたニダ」
突然、子供が遊びあきた玩具を放り出すように、餌袋を手に帰り支
度を始めるカンコ君。
「何時も威張っているアメリーから『ありがとう』と言う言葉を聞けただ
けでも良かったニダ。この話をクラスに広めればウリの株も急上昇ニダ!
さあ、日も暮れたし帰るニダ」
そして、あれだけ自信たっぷりにリーマンを引き取ると言ったはずの
カンコ君は、来たときと同じようにホルホルしながらあっさりと帰ってし
まったのです。
345 :
7:2008/10/11(土) 00:12:52 ID:bkNcytKR
後に残されたのは、あっけにとられただ呆然とするリーマンだけでした。
怪我と空腹による衰弱の中、プライドが邪魔をしていたとはいえ、あ
れだけ懸命に自分を貰い受けようとしたていたカンコ君が、こうもあっさ
り帰ってしまうとは・・・・
日も落ち、いつのまにかアメリー君も家の中に入ってしまって、自動
餌やり機の壊れた鳥の餌場には、もうカンコ君の代わりにリーマンに餌
をあげる人の姿はありません。
暗闇の中、リーマンは弱々しく一つ鳴き声を上げてました。
そして・・・・
翌朝。
早くから鳥の餌場を見回りに来たアメリー君が見たモノは、冷たい骸
と化したリーマンだったのです。
「どうして・・・
ちゃんと餌さえ食べれば、また空を飛べたはずだったのに!!」
その日。
アメリー君の悲しみに絶叫は、地球町中に響き渡ったと言います。
さして、災は地球町に広がっていったのです・・・
end
346 :
7:2008/10/11(土) 00:14:27 ID:bkNcytKR
後日談
いつものようにアメリー君の家にやって来たカンコ君。
呼び鈴を鳴らすと、何とも言い難い迫力のアメリー君がカンコ君の前
に立ち塞がりました。
あまりの怖さに、そのまま帰りたくなったカンコ君ですが、お使いの用向
きをすませなければ、父親の折檻が待っています。
「・・・ま、また、アメリー君の鳥の餌を分けて欲しいニダ。ちゃんと多
めに返すから・・・」
ですが、
「いやだ!!」
それだけ言うと、アメリー君は扉を閉ざして、もう出てきてくれません。
その理由が全く分からないカンコ君なのでした。
347 :
7:2008/10/11(土) 00:15:46 ID:bkNcytKR
ソースは、リーマン破綻と韓国産業銀行の交渉より
http://www.chosunonline.com/article/20080910000068 買収できなくても、その宣伝効果だけで数百億円規模の利益があった
と評している場合ではありません。
それは、アメリカ政府だって韓国の国策銀行が買収交渉中のリーマン
に国民の税金は投入できませんよ。
しかも、買収交渉の話をマスコミにリークして韓国の為替相場と株価を
一時持ち直させた直後に、交渉決裂させるなんて、アメリカも怒りますよ。
その直後にアメリカで外債の起債なんて出来るわけありませんよね。
>>342-347 乙です、関連作品おば
第2460話「どきどきっ!!ついん☆べいび〜」
ああ、この時の食いしん坊双子も、今作の可哀想な鳥も
今やニホンちゃん所の野村おじさんに引き取られる始末。
諸行無常。
ある意味、カンコ君は第二次世界恐慌の片棒を担いだのでは・・。
野村おじさんがとばっちりを受けないように祈りましょう。
『不穏』
その報せは突然やってきた
「ハイダーが……事故死!?まさか…!」
ハプスブルク家のゴクウ筆頭、ハイダーの突然の死
それも票合戦が行われ、彼の率いる勢力が伸長した。その後直ぐに起きたのだ
「一体何が、何が起きているっていうの?」
「暗殺…ですかね」
「!?ネーデル君?どういうことなの?」
そこにいたのはネーデル。クラスは違えど彼女の学校の生徒である
「だってタイミングが良すぎる。彼等は再び貴方の家内に入り込もうとしていた。そして何より現在の地球町の状態」
現在の地球町、それは恐らく大きな転換期を迎えている状態
その転換期は多くの化物を生み、その化物はこの世界に多くの悲劇を齎した
「……まさか…本当に…」
「狙う動機のある人は幾らでもいますよ。紫苑ちゃん、アッラー町の不良達、後はユーロ町の面々」
「待って、何でユーロ町の皆まで?」
流石に不良のいないユーロ町の家に動機があるとは信じきれないようだ
「感染を恐れているんですよ。だから未然に防ごうとするのもおかしくない。頭を潰してしまえば勢力を落とすと考えるのが当然です。うちでもありましたからね。まあこっちはゴクサがトチ狂っただけですけど」
そう、彼等もまた恐れていた。第二次町内大喧嘩が起こる前のように。第二のヒットラーの存在を
「しかし僕の家みたいになるかは分かりませんよ?若しかするととんでもない結果が待っているかもしれない」
「そうはさせないわ、させてなるものですか」
ハプスブルクは空を見上げる。そこには禍々しい音を発している黒い雲が渦巻いていた
これから起きるであろう激動を表しているように
355 :
マンセー名無しさん:2008/10/12(日) 05:50:33 ID:Kuo1Je10
>>342-347 乙です。
韓国企業に援助を申し出られるとは、何か「麻原にヨコベン」のような?見せしめの刑みたい。
ハゲタカの末路は哀れですな・・
>>350-351 言論を暴力によってしか封じる事ができない手合いというのは、極右よりタチが悪い気がします。
欧州もまだまだ暗いですね・・
時に、書きだめしたものだったら連投して良いんで?
>>356 >>3 ローカルルール参照
●連投は控えましょう。即席小説では読者も面白くありません。
矢張り即席じゃなくても駄目ですか
承知しました
ブログなりmixiなりでうpすればいいんじゃね?
いやまあ、こちらにゆるりと書かせて頂きますよ
別に急いでいるわけでもありませんし
くじらハンターもうちょっと過去ログ読もう
全部読ませてもらったけど、既存のアニメキャラにあてはめてるだけだったり
ただニュースをなぞっただけだったり、面白みは少ない
それから全体的に文から漂う雰囲気が暗い(内容の暗さではなく)
ニホンちゃんたちはもっと個性豊かで面白いキャラたちだよ
そうですねえ
矢張り勉強不足ですな
もう少し考えて書くべきか
もう1つのスレでは
>>357を完璧無視してるようなもんだし。
>>361で挙げられたようなSSのオンパレード…
せめてこっちではマトモなもの読みたいな。
>>362 SSを書くネタがそれ程おありなら、まずご自分のblogとかホムペに載せ、自信作は2chなりどこぞにでも投稿する、というスタイルは如何かと。
メリット:
・自分のblogに書く分には、他人にあれこれ指図されずに済みます
・2chと違って誤字脱字・構成全般の見直し、など何度でも修正・練り直しが出来ます
・一旦公開してしまう事により、自己顕示欲は満たされます
いや、幾つかの御意見、御批判を参考に自分の書いたのを見直してみましたが、
今までの稚拙なもの以上に酷い出来に思えてきたので全部作り直します
てかもっと考えて書くべきですね
まあ多分溜まることは無さそうなのでこれからも此処に投下させて頂きます
そんなに品質に拘る必要はないと思うんだけど。
所詮は 2ch だよ?
拘ってはいませんよ
考えるだけで作るだけで楽しいんですよ
後はどんな形でも感想等を頂ければまた色々変えれますし
…と思う人はもう1つのスレに投下したらどうかと。
>>365 期待しております。
370 :
8:2008/10/15(水) 11:15:18 ID:pDVqtMiC
ドッペルゲンガー
ゲルマッハ君の家の言葉で「ドッペル」は、倍という意味の他に、裏表
がある、人を欺く、生き霊、亡霊といった意味もあるニダ。
ドッペルゲンガーとは、自分の姿を第三者が違うところで見るまたは、
自分で違う自分を見る現象ニダ。
この世の中には、ドッペルゲンガーが居るニダ。
アメリー君やロシアノビッチ君の偉大なご先祖様、リンカーンさんやエカ
テリーナさんもドッペルゲンガーを見たと伝記に書いているニダ。
そして、恐ろしいことに、自分のドッペルゲンガーを見た人は、近いうち
に死んでしまうと言われているニダ!
だから、もし他の人から、自分には全く身に覚えのない自分の目撃談
やらを聞いたとしても、絶対に確かめようとは思っては駄目ニダ!!
でないと・・・・・、でないと・・・・
371 :
8:2008/10/15(水) 11:16:28 ID:pDVqtMiC
一生懸命に怪談話を語りながら、上目遣いにその話に聞き入る目前
の二人の表情を伺ったカンコ君の声は、次第に弱々しくなっていきまし
た。
「言いたいことはそれだけアルか?」
「そうなんだ。カンコ君は私のドッペルゲンガーに逢ったんだ」
全く持って、絶対零度に例えても良いような冷たいニホンちゃんとチュ
ウゴ君を前に、カンコ君の滑らかな舌もたちまち凍り付いてしまいます。
「いつ、朕とニホンちゃんとカンコが緊急の勉強会を開くと決まったアル?
朕のスケジュールを勝手に決めるとは、カンコはいつから朕のマネージ
ャーになったアルか?」
「アジア町の鳥の餌、足りない子にはみんなで分けてあげましょう、て
言うお話。まだ何も具体的なこと決めてないのに、何時カンコ君と私で始
めることになったの?」
自分の壁新聞にあること無いこと書いていたカンコ君。
当然後から、当事者から問いつめられることを考えていなかったのでし
ょうか?
こうして、しどろもどろの言い訳も通じず、しばらくニホンちゃんやチュウゴ
君から無視されることになったカンコ君ですが・・・・
372 :
8:2008/10/15(水) 11:17:22 ID:pDVqtMiC
後日。
「これは一体どう事ニダ!全くのでたらめニダ!!」
エリザベスちゃん製作の壁新聞をバンバンと叩きながら、猛然と抗議す
るカンコ君。
そこには、
『借金大王カンコ君、お小遣いの前借りのしすぎ。ついに親から前借りを
拒否されて今月ピンチ!』
と、センセーショナルな見出しが踊っています。
「全くの捏造記事ニダ!すぐに訂正するニダ」
凄い剣幕のカンコ君ですが、エリザベスは全く意に介さず、こう言ったの
です。
「あら、おかしいですわね。
私、この話カンコ君から聞きましたのよ。ほら、あなたの後に立ってらっし
ゃる、もう一人のカンコ君から」
end
373 :
8:2008/10/15(水) 11:19:29 ID:om6Z3IiO
374 :
1〜8:2008/10/17(金) 22:26:23 ID:6BJrykhB
>>374 つまらない。
怪談話のくせに怖くない。
レスしなくても読んでるから安心してください。
いい作品なので特に言うことがないのです。
377 :
1〜8:2008/10/18(土) 07:05:21 ID:Lb4dmFFh
英FT、官民ふくめて韓国がロールオーバー出来ない(一部民間銀行では
ロールオーバー達成率が20%とか)=韓国経済の死亡予告を報道しまし
た、と言う話はおいておいて。
レスが付かなければ「可もなく不可もなく」と自分を納得させ、
クレームが付いたら「次は面白いと言わせる作品を」と、自分を無理矢理奮起させ、
面白いと付いたら「次回作も頑張ろう」と笑顔でガッツポーズ。
荒らしは無視。
次回作、頑張りますm(__)m
「8」は怪談話ではなくてブラックジョークでしょう。
笑えましたw
くじらハンターさん、解説でソースだけ貼って終わるのは止めてよ。
所々でソースが死んでてわからない部分があるんだけど。
380 :
9:2008/10/23(木) 19:53:53 ID:mXbhlb4k
ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピー ドチュン!
聞き慣れない発射音と共に、キッチョム君に見立てた人形が粉々に
砕け散りました。
ここはアメリー君の家の広大な庭の片隅。アメリー君の娯楽スペース
でもある射的場です。
「うん。今度の光線銃ゲームは迫力が違うな。
まるでジャパニメみたいだ!
次!」
アメリー君の号令のもと、次のキッチョム君人形が的として姿を現しま
す。
つい先日、ついにキッチョム君のピンポンダッシュに根負けして、また
キッチョム君の顔を立てることにしたアメリー君。中東班の一部との喧
嘩や、崩れ落ちたアメリー家の鳥の餌場の騒動がなければもっと毅然
とした態度を取れるのでしょうが、今は本当に運がありません。
最近はニホンちゃんの視線もどこか冷たいし、本当に踏んだり蹴った
りです。
ピ・ピ・ピ・ピ・ピ・ピー ドチュン!
アメリー君の身長ほどもある光線銃は、またもキッチョム君人形を粉
砕しました。
381 :
9:2008/10/23(木) 19:55:06 ID:mXbhlb4k
「おいアメリー。そろそろ友達との勉強会の準備をした方が良いんじゃ
ないか?
20人も友達を集めるとなると、結構準備も大変だぞ」
「うん、分かったよダディ。
それにしても、この光線銃ゲーム、凄いね!
お陰で何だかスッキリしたよ。また遊ばせてよ」
射的場のブースで、色々作業していたアメリーパパの声に従って、家
の方に駆けだしてゆくアメリー君を見送った後、アメリーパパは横の実
験助手に向き直ります。
「実験は成功です。後は大型犬にくくりつけられる位に小型化するだ
けですね。この『光線銃ゲーム』を」
「そうだな・・。よし、完成を急がせよう。『光線銃』を、な」
そう言って、先ほどの映像を再生させるアメリーパパ。
画面の中では、”何の仕掛けもない”キッチョム君人形が、アメリー君
の放った光りの矢によって粉々になる様子が繰り返し映し出されていま
す。
「アメリー。もうすぐピンポンダッシュも無くなると思うぞ。
・・・もうすぐだ」
防犯グッズの開発では地球町をリードするアメリー家は、ついに”本物”
を作り出すことに成功したのです。
end
382 :
9:2008/10/23(木) 19:56:13 ID:mXbhlb4k
日韓首脳会談待ちの状態ですが、間が空きすぎたので閑話休題です。
ソースは、9月にアメリカが機上搭載型の高出力レーザーの地上発射
実験に成功というニュース。
対空レーザーはアメリカ・イスラエルですでに開発済みだそうですが、今
回のはジャンボジェットクラスの飛行機に搭載して、発射直後の大陸間
弾道弾を打ち落とすための物。
スペック等分かりませんが、中国やロシアの内陸部に届くとは思えませ
んので、北朝鮮用だと思います。
雨の日に使えるか分かりませんが、数年後に日本の空を飛んでいるか
も知れませんね。
『阿鼻凶漢』
アメリー君の家が引き起こした騒動は想像以上に強烈なものでした
それが原因で今日も地球町は紛糾しています
「誰かあ……助けてぇ!!お兄様ぁあぁあぁあ」
「アメリーのやろぉおおぉおぉおお、池の油取り始めちまったじゃねえかあぁぁあぁ!!」
「また徳政令かよぉおおぉおぉ」
「腕がー!腕がぁあああぁあぁあ!!」
皆混乱状態に陥ってます。当然ですね、誰もが崖っぷちなんですから
「ちょっとまふゆさん!私が預けてた貯金を引き出せないようにするってどういう事!?」
「仕方ないじゃない、あたしの家今凄いヤバいのよぉ。ね?分かってくれるでしょ?」
「冗談じゃないわ!そんな自分勝手許されなくってよ!!うちで貴方の家をテロ一家指定しますわ!!」
「なん…だと…。ちょ、それはないんじゃない!?ロシアノビッチ君の犬置くわよ!」
「やれるもんならやってみなさいよ!!」
此方も此方でかなり揉めている様子。タラで喧嘩しただけあって今回は更に白熱してます
「あらあら、みっともないですわねえ。大丈夫ですの?リズ」
「全くだ、もう少し落ち着いたらどうだ?お前の家もまふゆと似た様なものだから焦るのは分かるが」
そこに現れたのはフランソワーズちゃんとゲルマッハ君。2人とも落ち着いてます
そうなのです。エリザベスちゃんを始め、まふゆちゃん、シンガ君、アメリー君などは
『キンユーマジック』なるものに他の家よりも傾倒していたので他よりヤバいのです
「オーホッホッホ、インチキに熱を上げ過ぎた罰ですわね。ま、精々頑張りなさいな」
「く……あ、貴方達のところはどうなのかしら?余裕ぶってても、実際かなり危険なんじゃない?」
「ふ……愚問だな。一応耐えきれる予定だよ。流石に次に何かが起これば終わりだが」
「あ、あはははぁ。私もケシ畑耕そうかなあ」
「あらどうなさったの?パキスちゃん」
「あ、フランソワーズちゃん。あのね、チューゴ君に援助頼んだんだけど断られちゃった」
「え………」
「50億ドル位出してくれても良いのに、ケチなんだから」
「おい、フランソワーズ……これは…」
実は最近になって2人ともチューゴ家との商売に重点を置いているのです
そのチューゴ家が潰れちゃうと影響が此方にも波及するでしょう。大参事です
「ちょ、ちょっと…どうするのよ。もし、もし……」
「おおおおおおお落ち着け、落ち着くんだ!そうだ素数を……ブツブツブツ」
結局何処も大変なようです。そりゃあそうでしょう。最早地球町は運命共同体なのです
そこに遠巻きから大慌てな皆を傍観している少女が一人
「どうしたの〜?ポーラちゃん。貴方は大丈夫なの?」
「ああ、ニホンちゃん。私はあまりアメリー君のアレに入れ込んでなかったから…ニホンちゃんもそうだっけ」
「うん、だからうちもダメージ少ないの。それでも余裕は無いけどね。他の家も助けなきゃなんないし」
「大変そうだね」
「でも周りが皆倒れちゃうと私も終わりだし、まあ頑張るよ。おーいみんなー、IMF使えば良いんだよー」
「アイゴー!!ウォンが、ウォンが―――――っ!!どうしてくれるニダアメリー!!」
「てめえんところは元からだろうが!!責任転嫁してんじゃねええええぇ」
「口チャックニダこのポチョムキンがぁあぁぁぁあぁ。開き直る暇あるならしゃっしゃとべホマするニダ!!」
「訳の分からねえ単語連呼すんじゃねえYO、このダボが!!今はてめえの相手してる暇なんざねえんだよ、あばよ!!」
「ああ、あああ…もう、もう駄目ニダ。誰か、誰か…たーすーけーてー!!」
「あはははは、今回もあたしは生き残るよアメリー君。前と違うのは貴方は潰れるってこと。良い気味ね」
混沌の現場にて高笑いする少女が1人。さあ誰でしょう?
なんで小学生なのに万ドル単位でお金の貸し借りしてんの?
しかもタラ戦争とかもろにだしちゃだめだろ
ニホンちゃんは小学生っていう設定なんだからもっと別の方法があったはず
だからクジラハンターは何度過去ログ読めと言ったら…
●作者個人への批評はやめましょう。
●新参叩きや批評と称して、他の住人を排除しない。
>>387 矢張り難しいものですね
どうにも脳に入る容量がオーバーしてしまう様です
ドルは「どる」とひらがなにするだけでもかなり違うよ。
ソースの無駄遣いが多いな。
393 :
10:2008/10/27(月) 23:17:30 ID:Q4daaTqE
「姉さん!ついにやったの!?」
日の本家の庭の片隅にある古い大蔵に駆け込んできた興奮気
味のウヨ君が目にしたのは、白い繋ぎをオイルで黒く汚しながら、
黙々と重厚な銀色の筒を磨いているニホンちゃんです。
「うん。アメリー君やエリザベスちゃん達ともお話はついたし」
そう言って、どこか迫力の籠もった笑みを浮かべるニホンちゃん。
つい昨日まで『この件』には否定的だったというクラスメイトを、一
体どうやって『説得』したのか?
実の姉ながら内心一寸した畏怖さえ感じるウヨ君でしたが、ウヨ
君の瞳はすでに、ニホンちゃんの手の中にある物に釘付けになっ
ています。
「また、これを大蔵の中から出す日が来るなんて。
さて、お手入れは終了。ウヨ、組み立て手伝って」
「うん!」
そうやって、二人の共同作業でもとの姿に組み上げられてゆくの
は、日の本家を守護する、神々しい銀色に輝く八連式の重ガトリン
グエアガン「日銀砲」。
そう、かつてニホンちゃんがハゲタカを撃退して以来、ずっと古い
大蔵の中に眠っていた地球町最強を自負するエアガンです。
394 :
10:2008/10/27(月) 23:18:43 ID:Q4daaTqE
リーマンが死んだ事をきっかけとしたように、地球町中の鳥たちが
天変地異に襲われたように狂乱している今。
日の本家の鳥の餌場には、目の色を変えたハゲタカや、色々な
理由で住処として定めた元の餌場を追われ、お腹を空かせた鳥た
ちなどが乱舞し、もう滅茶苦茶になっていました。
本当にお腹を空かせた鳥たちには可哀想かも知れませんが、
「日銀砲」でまとめて害鳥を駆除しないと、元から日の本家を住処
と定める鳥たちが弱り切ってしまいます。
「今度は、いくら日銀砲でも守りきれないかも知れないね、姉さん」
「そうかも知れない。でも、私は出来る事は何でもしようと思うの」
そう言って、大蔵の中で堅く頷き合う二人には、隣家からの
「日銀砲だけは止めるニダ!
流れ弾が洒落にならないぐらい痛すぎるニダ!
後生だから考え直して欲しいニダ」
という哀願は届きもしません。
そして、日の本家の最強の盾であり、最強の剣でもある『日銀砲』は
この日から、臨戦態勢に入ったのでした。
end(もしくはつつ゛く、かな)
395 :
10:2008/10/27(月) 23:20:01 ID:Q4daaTqE
う〜ん・・・ 偉そうなこと言って悪いけど、ソースとお話が乖離してないか?
貴女の推測が色濃く反映されるのはどうなのかな。
ネトウヨの妄想乙って感じだな。
398 :
10:2008/10/27(月) 23:50:49 ID:Q4daaTqE
>>396 ニホンちゃんの台詞のソースは
『麻生太郎首相は北京で行われたアジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM)
で「今は乾坤一てきの状況だ」とし「普段の発想どおりにしていては機会を
逃すので、果敢な対策が必要だ」と述べた。』
位でしょうか。本編で使用したソースにも書いてある通り、日銀単独介入
では効果は半信半疑ですが、まあ、2ch他の経済関連版では今回のG7声明
=日銀介入のお墨付きとなっていますし、私もそれに賛同してます。
まあ、作中には作者の願望も籠もっていますがw
ともあれ、早速のレスありがとうございましたm(__)m
399 :
10:2008/10/28(火) 00:07:16 ID:CPVYZmb8
蛇足ながら
前回の日銀砲では、一日一兆円を使ってドルを買っていたわけですが、こう
なると当然、世界市場では一日一兆円分のドルを日本が買い占めるわけですか
ら、ドルが品薄になり、世界的にドルが値上がりします。
去年暮れからおおよそドルに対して価値が半分近く値を下げているウォン。
しかもドルが切実に欲しい韓国にとって、これ以上のドル高はとばっちり以外
の何者でもありませんね。
以上。長々と失礼しましたm(__)m
>>393-395 乙です。
蛇足ですが・・、
10/27
日本経団連の御手洗冨士夫会長は27日の定例会見で、
世界経済の現状について「けん引役不在の状況で、
世界同時不況の入り口に来ている」と強い危機感を表明した。
また、急激な円高の進行に対し、
「円高是正の介入をすべき時期だ」と語り、政府に市場介入を促した。
news.www.infoseek.co.jp/search/story/27mainichiF1028m049/
%25BB%25D4%25BE%25EC%25B2%25F0%25C6%25FE/
まあ、あながち妄想とも言い切れませんな。
此処は地獄なのか―――…
俺がペルシャと喧嘩をしていた頃、
クルの兄弟が沢山住むハラブジャの間に毒ガスが撒かれた
そこは死体で溢れていた。彼等が何をしたのか。そんなことはどうでも良かった
ただ、もうあいつの下でいるのは嫌だと思った
「おいこら!お前また滅茶苦茶やりおって!自分ちの連中殺す奴が何処におんねん!!」
「ふん、あいつ等は余所者だ。それにペルシャ家に協力した。だから殺したんだ」
「お前が殺しとんのはクルの家族だけやないやろ!!自分に逆らう奴等は皆、皆や!!」
クルもシーアも彼の仲間さえ、逆らう者は拷問を受けるか殺される
今のこの家に自由など無い。彼によって全てが動くように出来ている
自由を望む人は反発する。そして粛清される。それを繰り返していく日々
「お前さえ、お前さえおらんようになったら……」
「残念だが変わらんよ。いや、寧ろ悪くなる」
「んなわけあるかい!お前より酷い奴なんざおらへんわ!!」
「…外を見ろ、イラク」
「あ?外?」
「良いから見ろ」
イラクは渋々外を見る。そこには何時も通りの風景があった
男女が手を繋いで歩いていたり、路上の隅で男が酒を飲んでいたり
「外が何やっちゅうねん。何もないぞ」
「その風景をよく覚えていろ。よく…な……」
「あっ、待てや!話はまだ……!クソッ!!」
イラクに蹴飛ばされたゴミ箱は宙に浮き壁に衝突する。彼はまだ興奮状態にあった
例え地球町の不良でもあの男の行為は許せないものがあった
彼は何時か自分の力であいつを追い出してやろうと誓った
だがそれは叶わなかった。彼がそうする前に男は死んだ。突然のアメリー家との喧嘩で
「アッラーは偉大なり。この家は勝利するだろう。パレスチナは中東町のものだ」
そう言ってあいつはくたばった。自分の家の連中に罵られながら首を吊って
奴の死は皆が歓迎した。俺もこれで終わると思った。でも、それは甘かった
今日もまた爆発音が聞こえる。アルカイーダかもしくはクルか、それともアメリーか
どちらにしろ何時ものことだと思い、イラクはそれを放っておいた
ふと周りを見渡す。何時の間にか出来ていた対立する者達を隔離する為の白い壁
アメリー家に抗議する民衆、リンチされて死んでいる女、巡回しているアメリー家の犬
あの男が死んだ途端、堰き止めていた水の如く抑圧されていたものが溢れ出した
混沌、まさにその言葉が相応しい。終りの見えない、永遠にも思える世界
誰かが言った
「此処は地獄なのか?」
405 :
1〜10:2008/10/30(木) 22:20:45 ID:9ZJ/wR1m
すごいジャストタイミングで帰ってきました。
くじらハンターさん。以前にも指摘されていますが、世界の国々を小学生
に例えた風刺がニホンちゃんです。
流石に、登場キャラではありませんが、人死にはよほどの事がない限り避
けるべきではないでしょうか?
でしょうなあ
以前その様な描写の話を見かけたので大丈夫かなあと思ってやったんですけど
普通に考えてアウトでしたね
すみません
次があるさ。このミスを忘れないようにね。作品自体はかなりこなれてきてるしこれからも御願いね。
了解
メモとかも取っておきます
つまらなさに拍車がかかってるように見えるがな。
>>402−404
乙です、更新があると嬉しいですな。
また誰かの作品が読みたくなってきたよ。皆どんどん書いてね。俺書けないけれどこれはごめん。
412 :
11:2008/11/01(土) 01:52:50 ID:nOTePzEj
自分の家の玄関で溜息をつく少年。
一時の空白の後、イラク君は、意を決して自分の家のドアを開けたのでした。
「何だイラク、遅かったな!」
そう言って、陽気に自分の家であるイラク家で待ちかまえていたのはアメリー
君でした。
「しかし、相変わらず物騒な家だな。
でも安心しろ。この家で悪さをするやつは”これ”で俺が片づけてやる!」
そう言って、手にした高そうなエアガンを自慢げに掲げるアメリー君を前に、
イラク君はただオドオドするだけです。
以前、イラク家の家長として君臨していたフセインおじさんが、アメリー君達
の親たちと喧嘩になり、殴り込みを受けて姿を消して以来(そう言えば、誰も
おじさんがどうなっか教えてくれません)、イラク家は家族親戚一同、次の家
長を狙っていざこざが絶えません。
そんな中、イラク家を事実上とりまとめているのがアメリー家の人たちで、ア
メリー君も時々、イラク家におじゃましているのですが・・・
そのアメリー君めがけて、廊下の隅から誰かが小石を投げつけました。
小石は、力なくエアガンを構えたアメリー君の足下にコトリと落ち・・・・
「危ない!毎回毎回、何しやがる!!」
小石に気付いたアメリー君は、それただけ言うと、腰ためにエアガンを素
早く構えると何の躊躇いもなく、フルオートで廊下の角めがけて引き金を引
き続けました。
玩具のエアガンとはいえ、アメリー家御用達の高級エアガンの威力は凄ま
じく、瞬く間に廊下の一面がボロボロになっていきます。
413 :
11:2008/11/01(土) 01:54:02 ID:nOTePzEj
「・・・全く、大丈夫だったか、イラク?
これは何か対策を考えなければいけないな」
そう言って、どちらかというとアメリー君に対してビクついているイラク君の手
を取ると、お構いなしにリビングに向かうアメリー君。
もはや何もかも諦めてしまったかのように、イラク君は黙って、自分の家の
中をアメリー君に付いて行くしかないのでした。
翌日。
重い足取りで学校から帰り着いたイラク君が、ドアを開けた時、目にした物
は・・・
「よう、イラク。
これでもう、玄関から入って来て石を投げつけられる心配はなくなったぞ!」
そう言って、待ちかまえていたアメリー君が自慢げに指さしている物。
それは、玄関からリビングまでの間を、他の部屋から出入りできないように
家の中に作られたとても頑丈そうなバリケードだったのです。
「さあ、後は食事の時間までリビングでテレビでも見ていようか。行くぞ」
それだけ言うと、お構いなしにイラク家を我が物の顔で闊歩するアメリー君
を、オドオドしながら追いかけつつ、フセインおじさんが居たときのイラク家が
無性に懐かしくなるイラク君なのでした。
end
ソースは
>>404 より
私ならどんなSS書けるかな、と思ったもので。
悲しい作品ですね。読んでいて切ない。
今のイラクをよく書いている良作です。
415 :
12:2008/11/03(月) 15:23:03 ID:lN5hdAtX
トントントン
自分の部屋のドアを軽やかなノックの音。
部屋の前に兄上が居るのだ。
「なあ、アリーア。入っていい・・・」「駄目だ!!」
兄上の声に覆い被さるように響く、悲鳴じみた私の声に、ドアの
前で狼狽えたような兄上の気配がシミジミと感じられる。
「・・す、すまない兄上。
今、おめかし中なのだ。それで何か急用でも?」
「あ、ああ、そうなのか。
いや、今からみんなと遊びに行くけど、アリーアはどうする?」
気を取り直して、陽気な声を掛ける兄上。今にも遊びに駆けだし
ていきそうな気配に、ちょっと笑みがこぼれてしまう私だったが・・・
「すまない兄上。これからちょっと用事があるだ」
「・・そうか。それは残念だ。
て、おめかしして用事とは、もしかしてデートか?相手は誰だ!!」
「断じて違う!!」
私のあまりの剣幕に気を落としたのか、じゃあ行ってくると言うと、
とぼとぼとドアの前から立ち去っていく兄の気配に、思わず苦笑しな
がら、アーリアちゃんは鏡台に”おめかしセット”を置くと、鏡の中の
自分を改めて見直した。
416 :
12:2008/11/03(月) 15:24:21 ID:lN5hdAtX
その、鏡の中に映る姿は、誰がどう見ても男の子。
アラブ班の男の子の面影思い浮かべさせる、目を見張る美少年
の姿です。
「よし、おめかしは完璧だな。
すまないな、兄上。私はこれから”デート”なのだ」
そう言って、狼狽えた兄上の姿を思い浮かべながらはにかむアー
リアちゃん。
もちろん、デートというのは言葉の文です。
これからアーリアちゃんは両親の言いつけで、この変装のままペル
シャちゃんの家へ遊びに行く事になっていました。
最近、町内で禁止されている打ち上げ花火を、ペルシャちゃんの
家が作っているという噂を確かめるために、 中東班の男の子になり
すます一大スパイ作戦です。
このようなお仕事なら、遠い昔にシュタージおじさんに鍛え抜かれ
たアーリアちゃんがゲルマッハ君より適任なのでした。
「では行ってきます!」
そう両親に挨拶して、今にも鼻歌でも奏で出しそうな勢いで家の扉
を開けたアーリアちゃんは、その場で完全に固まってしまいました。
417 :
12:2008/11/03(月) 15:25:34 ID:lN5hdAtX
「お前、誰だ?」
なんと、先ほど遊びに出かけたはずのゲルマッハ君とクラスメイトが、
家の前で雑談に耽っていたのです!
ドアを開ける前に、周りの様子を確認しなかったアーリアちゃんの初
歩的なミスです。
「泥棒?!
はっ!まさかお前、アーリアの・・・」
それだけ呟くと、いきなり”名も知らぬ美少年”に飛びかかるゲルマッ
ハ君。泥棒と間違えたのか、それても・・
ともあれ、クラスメートの目の前で取っ組み合いを演じる二人。
まさか兄に暴力をふるうわけにもいかず、こうなったら家の中に居る
両親に聞こえる程度に騒ぎを大きくした後、家から出てきた両親に何
とか穏便に事を処理してもらおう、とアーリアちゃんが算段を付け始め
た時、揉み合っていたゲルマッハ君の手が、”名も知らぬ美少年”の
胸を鷲頭掴みしました!
「!!!!」
凍り付いたようにその場に固まったアーリアちゃんの聴覚は、この後
発せられた兄のほんの些細な呟きを、はっきりととらえたました。
「・・何だ今の感触?ほんの僅かだけど膨らみのような物を・・
でも、まさか女の子ならこんなに平らなはずは・・・」
そう言って、固まっている”名も知らぬ美少年”の胸に、無意識に再
び腕を伸ばし駆けたとき、その腕は”名も知らぬ美少年”の目にも留ま
らぬ早業で捻り上げられていました。
418 :
12:2008/11/03(月) 15:27:38 ID:zoWM0A48
「あ・に・う・え。
今、なんと言った・・・・?」
まるで地獄の底から響いてきたような凍てつく”妹”の声に、今度は
ゲルマッハ君が凍り付く番です。
「ぇ、ぁ、アーリアなのか? いゃ、これはその・・」
ボーイッシュで中性的な美少女であるアーリアちゃんが、「胸」のこ
とに内心心を痛めている事は公然の秘密です。
それを、事もあろうにアーリアちゃんが敬愛す兄から・・・・
うっすらと涙を浮かべるアーリアちゃんは、揉み合ったままの状況で
固まったゲルマッハ君を、超新星の爆発に例えても良い双眸で射抜
きます。
「あ、あ、兄上の、大馬鹿者!!!!!!」
こうして始まった兄妹喧嘩、と言うより一方的な感情の爆発は、クラ
スメイトの目の前で、二人の両親が駆けつけるまで繰り広げられたので
した。
end
419 :
12:2008/11/03(月) 15:28:58 ID:zoWM0A48
ソースはニューズウィーク日本語版11/4号より
ドイツの入管が、兵器密輸関連でカナダ系イラン人(だったはず)を
逮捕したというニュースより。実はこの男性、ドイツ情報局の情報員で
過去にイランの核施設の写真を撮影したりと、かなり重要な人物だっ
たとか。この逮捕が大きく報道された事により、この情報ルートはもう
使えなくなったそうです。
今度はドイツですか。この兄妹の喧嘩というのも新鮮ですね。
421 :
目次363 ◆D13/Mpbnoc :2008/11/03(月) 22:31:36 ID:ZiaVidrm BE:980570096-2BP(0)
422 :
目次363 ◆D13/Mpbnoc :2008/11/03(月) 22:33:44 ID:ZiaVidrm BE:980570096-2BP(0)
423 :
目次363 ◆D13/Mpbnoc :2008/11/03(月) 22:35:40 ID:ZiaVidrm BE:1016887687-2BP(0)
424 :
1〜12:2008/11/03(月) 23:45:28 ID:664mTEWW
426 :
13:2008/11/07(金) 12:04:57 ID:3vZAK/hz
私はアサヒ。日の本家の愛と平和を守る心正しき美少女。
今日は日の本家に巣くう亡霊を滅するため、正義の退魔師として日
の本家を駆けめぐる。
私は・・・。誰であったか?
ただ、この家を気が遠くなるほど前から見続けてきたと思う。
しかし、何故か昔の事を思い出そうとすると、記憶が霧の中にあるか
のように、ぼやけて具体的な事を何も思い出せない。
私の名前は、何であったか?
・・・誰か、教えて欲しい。
「聞こえる、聞こえるわ!
軍靴の響きが聞こえるの!」
突然、私の前に飛び込んできた少女は、あらぬ方向に視線を向けな
がら、榊を振り回す。
「確かに気配がする。
かつて日の本家を滅びの淵に追いやった、暗黒神・グンコクの気配が!
・・・ああ、軍靴の足音がこの部屋に充ち満ちている!」
直感的に、”グンコク”と言う名が私を指していると理解できたが、心
の奥底から『それは私の名ではない』という思いがこみ上げくる。
・・それに、私の目の前で、まるで親の敵を討たんとするかのような騒
ぎの少女には、どこか遠い昔に逢っていた記憶がある。
おぼろげな記憶の中で、幼き日の少女は優しく微笑んでいたような・・
「滅せよグンコク!日の本家の平和は私が守るの!!」
そう言って、あてもなく部屋の中で榊を振り回す少女を見ていると、私
は心の底から悲しみが湧き出してきて、いたたまれなくなってその部屋
から逃げ出した。
427 :
13:2008/11/07(金) 12:05:57 ID:3vZAK/hz
ただ悲しくて、家の中をさまよいながら、私は誰にも届かないであろう
悲鳴を上げる。
誰か私をちゃんと見て!私はここにいるの!!
ふと、虚空を振り向いたニホンちゃんに、隣にいたウヨ君がキョトンとし
た瞳を向けた。
「どうしたの、姉さん?」
「・・・いえ、勘違いかな。何だか誰かに呼ばれた気がしたの」
そう言いつつも、不思議そうに辺りを見回すニホンちゃんに、ウヨ君は
何かを思い出したように言葉を続ける。
「多分、それはアイコク様だよ。家を見守る守り神様で、どんな家にも
居るんだって」
「アイコク様・・・」
その言葉に、ふと、何か大切な物を忘れている気がしてならないニホ
ンちゃん。
ニホンちゃんは、誰もいない虚空をもう一度、見つめ直しました。
end
428 :
13:2008/11/07(金) 12:07:25 ID:3vZAK/hz
保守です。
「私はここにいるの!」をやってみたいと思っていたので、空幕長更迭の
件に絡めて使わせてもらいました。
まあ、せめて外国で相手国を侮辱した取られないためにも、国旗と国歌
に対する礼節だけはしっかりやるべきなのでしょうね。
それはさておき、今週のNW日本語版。前回の日銀砲使用に関して「愚
か」とか記事に書いてありましたが、日本円が実力でゆっくり価値が上昇す
る事と、ヘッジファンドによる急激な円高との違いも分からない馬鹿なのか、
別に意図があるのか失笑してしまう記事ですね。
>>425 それでお願いします
代わりも書いて頂いたようですので
『大衆を振り回せ』
「アサヒちゃん死ね」
「な、な、何ですってぇぇぇえええぇぇぇぇ!!」
日夜過激な発言で話題を掻っ攫うその男は矛先をアサヒに向けた
今宵もその言動に拍車が掛かる
「ちょっと皆聞いてよ!!こいつがすっごい非常識な発言を…」
何時もの如く民衆に訴えようとするアサヒ。しかし寸前で彼女は異変に気付く
誰もが彼女を冷たい目で見ている。今までの何よりも、誰よりも冷ややかな目で
ニホンもウヨもその中に混ざっている
「み、みんな…?どうしたのよ?ねえ、聞いてよ…ねえ」
「無駄だ。皆僕の味方をしてくれるんだよ。君の味方は誰もいない」
周りからひそひそと人々の会話が聞こえる
「別に死ねとまでは思わないけど…」
「でもあんな子要らないよね」
「うん、悪口しか書かない。偏った見方しか出来ない。よくあれで……」
「アサヒちゃん、私もアサヒちゃんが悪いと思う」
「そうだな、アサヒはもう引退した方が良いんじゃないか?」
親しい筈の2人もアサヒを否定する。最早そこにアサヒの味方はいなかった
「何よ……何よ!もう皆嫌い!!」
その場の空気に耐えきれず逃げ出すアサヒ。しかし何処に行ってもあの視線が消えない
彼女には、無感情で無言で漠然としているそれが恐ろしい
頭がおかしくなりそうだった。皆が私を嫌っている。そんな気がした
これは嘘ばかり付いていた罰なのか。遂にその日がやってきたのだろうか
自覚はしていた。覚悟はしてなかったが
どの位走っただろうか。目の前が突然暗くなった
「アサヒ、アサヒや…」
「お爺ちゃん…」
目の前に突然現れた死んだ筈の祖父。アサヒは迎えがやってきたのだと思った
「もうお前も限界かの…儂等は先に相手を悪者にせんと優位になれん。タレントには勝てんのよ」
「そうね……どう悪く書いても逆に叩かれる。その度に味方が減っていく…」
彼女もまた分かっていた。自身が批難されてしまうことにはめっきり弱いということを
常に傍観者でいなければならなかったことを
「人々を叩き貶め、扇動していた儂等が、扇動された人々に潰される…何とも皮肉なもんじゃないか…」
「……お爺ちゃん」
何かを言おうとしたアサヒの視界にとあるものが入ってくる
グシャグシャになった自分の書いた記事。恐らく誰かが捨てたものだろう
「…っざけんじゃないわよ」
「は?」
「ふざけんじゃないわ!!あたしが負けてなるもんですか!!こうなったらあの野郎の恥部という恥部を暴いて暴いて暴きまくってやるわ!!」
何かに吹っ切れたアサヒ。何時もの、いや何時も以上の気迫を取り戻した。そしてその歪な思考も
「あの、アサヒや……」
「黙りなさい!このお爺ちゃんを騙る偽物!!本物ならそんなこと言わないわ!!あたしは最後までやりぬくのよ!」
「…そうか、なら続ければ良い。但し、後悔の無いように、な」
切なさそうな、それでいて満足した様子でアサヒの祖父は消えていった
それと同時にアサヒは夢から覚めた。あの視線も消えていた
彼女は新たに決意した。何が何でも勝利すると。またこの家を手中に収めてみせる、と
なんでこう、つまらない作品を連発できるんだろう。
チラシの裏に書いたほうがいんじゃね?
gjです。
次も楽しみにしてます。
>くじらハンターさん
楽しくのびのびと書いていてとてもいいですよ。
このまま進まれていいかと思います。
うーん、申し訳ないけど全然前にこのスレで
言われてた件が改善されてない気がする…
くじらハンターさんのは作者の思い込みが激しいんじゃないかと。
私はそれはくじらハンターさんのニホンちゃんへの思い入れの強さとなってグッドと見ています。
言われていた事もかなり改善されていると見受けますよ。
人それぞれ感じ方は違うものですね。
本格的に終わってきたな…
★★★★★★★★★★★ 人権擁護法案騒動時より危険な状況!!!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★興味なくても見てくれ!!!!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
赤池さんのブログ更新きた
以下引用
皆様方の力をかしてください!!
励ましのメッセージ、本当にありがとうございます!
先ほど午前9時30分から衆議院法務委員会において、国籍法の質問をさせていただきました。
詳細は衆議院TVへ
http://www.shugiintv.go.jp/ なお、たった今、大変な情報が入りました。
来週18日(火)午前中に法務委員会にて国籍法改正に関する審議が3時間なされ、
その後、採決。その日の午後に本会議へ緊急上程とのこと。
早急に国籍法改正反対派の議員で慎重審議を求める署名を集め、今日中に国会対策委
員長へ申入れをします!
18日は、同志である衆議院議員 稲田朋美先生が質問に立ちます。
どうか皆様方からもサポートをよろしくお願いいたします!!!
国籍法改正案まとめWIKI
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/ 【議員署名を】国籍法改悪 外国人が大量帰化【今日中!大至急!】
http://jfk.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1226635676/
>>444 こんなとこまで意見広告かいなと思ったが確かに一大事のようで。
しっかし縁起が悪いの・・・
l^丶 あ ふんぐるい むぐるうなふ 熱血
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447 :
14:2008/11/15(土) 13:37:48 ID:nU7lTtZs
「どうだい、すごくシックなスーツだろう?」
「うん、すごく新鮮で素敵ね」
そう言って新調したばかりの黒いスーツを自慢げに披露する
アメリー君。
アメリー家では昔から四年に一度、ここぞという儀礼の時に着
る最高級の礼服を新調して来たのですが、今回は、今まで不
文律になっていた「白い礼服」に変わって、初めて「黒い礼服」
を採用したのです。
ニホンちゃんも黒い礼服のアメリー君に心から誉め言葉を贈
るります。
が、
「その黒い礼服、よく似合ってると思う。
ところで、今度アメリー君の家でやる、勉強会の事なんだけ
ど・・・」
「OK 大丈夫任せてくれ。
ところで、今回候補に挙がっていた白い礼服の仕立屋も、経
験豊富で良い服を提案してくれたんだけど、なんと言っても我
が家で初めて「黒い礼服」を、と提案した新進気鋭の仕立屋に
惚れ惚れしてね!
やっぱり、今はchangeの時代だよ!!」
どうやら、今度、アメリー君の家で行われる事になった、二十人
ものクラスメートを集めての勉強会の事よりも、新しい黒い礼服の
事で頭がいっぱいのようです、アメリー君は。
448 :
14:2008/11/15(土) 13:39:46 ID:nU7lTtZs
「そ、そうなんだ。
でもね、今度の勉強会。フランソワーズちゃんやチュウゴ君の
言うとおり・・・」
「ハハハハ。
フランソワーズと言えば、アーリアもそうだけど、この黒い礼服
を凄く気に入ってくれてね。
ツーショットの写真をねだられたりして大変だったよ!」
勉強の仕方を巡って、フランソワーズちゃんやチュウゴ君がアメ
リー君のやり方に反対しそうなのですが、そんな事よりも新しい黒
い礼服の事で頭がいっぱいのようです、アメリー君は。
「・・・そうなんだ。凄いね。
・・・ところでアメリー君。今度の勉強会でその黒い礼服のお披
露目会でもするの?」
「いや。それはまた改めて」
平然と応えるアメリー君に、「今度の勉強会はとても大切なんだ
から、その礼服を着る価値もあるのに」 と内心思うニホンちゃん
ですが、ここはいつものニホンちゃんスマイルで上機嫌のアメリー
君をただただ見つめます。
449 :
14:2008/11/15(土) 13:40:43 ID:nU7lTtZs
その時、
「なかなか良い服アルね、アメリー。
時に、その礼服の内ポケットの底が少し綻びているアルね。
今のうちに直しておくといいアルよ」
たまたまその場を通りかかった、満面の笑みを浮かべたチュウゴ
君が、そんな謎めいた言葉を残してそのまま通り過ぎていきました。
慌てて服を脱いで内ポケットを確認するアメリー君。
すると確かに、内ポケットの底に小さな傷があったのです。
「・・さっそく直してもらわないと。
でも、何でチュウゴのやつが???」
後に取り残されたアメリー君は不思議そうに、チュウゴ君が歩み
去った方を見つめるしかなかったのでした。
end
450 :
14:2008/11/15(土) 13:44:20 ID:Nro/Mc5/
ソース。
オバマ氏は今度のG20首脳会談への出席を見合わせた件。
と、今週のNW日本語版が、(この金融危機のさなかに)全ての
記事を大統領選挙戦に割いた件。
並びに、その記事の中で中で、大統領選挙のただ中に、オバマ
・マケイン両陣営のコンピュータネットワークに、外国からの大規模
なハッキングが行われ、大量のデータがコピーされたという事件よ
り。
この事件はブッシュ大統領の指示でFBIが捜査を行ったとか。
記事中でオバマ陣営はこのハッキング行為は中国かロシアの仕
業であろうと推測しています。
今回も良作ですね。どうも国家元首はニホンちゃんでは表現が一定していませんが
こうした表現もいいかと。
なにをもって良作と評価したのかわからん。
読んで面白い、楽しい、感動したなどなど、
読者の心を何らかの形で動かしたならその作品は良いものだと思います。
さてID:nU7lTtZsさん。次の作品はまだですかぃ?wktk
>>447-450 上手い。
新大統領、どうやって寓話にできるかな・・と思ってたら礼服とはね。
フランソワがお気に入りというのがいかにもって感じ。
ソースがG20と全く関係ないものを挙げてオチにしている時点で超展開な蛇足になっているのに、それを指摘しない人がまったくいない時点で面白いとか上手いという意見がまったく見当外れなんだがね。
名前欄に数字を記入してるから数字氏と仮に呼んでおくが、
ソースの選び方が乱雑なのと、テーマに沿ったストーリーが書けてないから数字氏は気をつけた方がいい。
あと、このスレは駄作でも無闇にマンセーしたがる奴しか感想レスよこさないから、自分の書いた作品への評価は75%ぐらい割り引いたほうがいいぞ。
そう目くじら立てることの程でもないと思うが・・・
>このスレは駄作でも無闇にマンセーしたがる奴しか感想レスよこさないから
これはもう1つのスレの事じゃね?
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>>455 >>456 駄作かどうかは個人の感覚によるところが大なのだから、水掛け論になるまえに自重汁
そもそも批評は作品に対してのもの。
どんな感想持とうが各人の勝手だから「批評に対する批評」は論外。
こんな基本的な事も解ってない
>>455は、批評人としてダメダメですね。
どうも、ニホンちゃんの特徴として。
批評は絶対、批評に対して何の言い訳も弁明も反論も許さない。作者は黙って批評家様に従え。
反論する読者は未熟者、批評家こそが偉い。
批評へは作品を通してやれ。
こういった行き過ぎた、むしろ独善な考えを持つ人がいます。
批評は同時に行う人間も見られるという事実がわかっていません。
批評は絶対ではありません。一個人としての見解に過ぎません。従って、反論等も許されます。
なおかつ、批評家が偉いなどと、そんな決まりもありません。批評家も、作者も、読者も同じです。
間違った批評をすれば、他人はその人物を懐疑の目で見ます。行き過ぎれば間違っていると思われます。
だからこそ、批評についてのテンプレもできたのでしょう。
わからない人にはわからないようですが、批評を行う事により、その批評家も見られる。
自分だけの世界にいては理解し得ない事です。
∧_∧
( ´・ω・) みなさん、お茶が入りましたよ・・・・。
( つ旦O
と_)_) 旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦
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>>461 坂田、お前そういう部分で意固地になってどうするよ?
l^丶 あ ふんぐるい むぐるうなふ 熱血
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「豊国」 李東初 会長 インタビュー 2008.11.19
http://up4.pandoravote.net/img/panflash001990.jpg 「韓国は黒字が発生しているのに、円が高騰したために私たちは大損だ」
「日本は自分たちの間違いを韓国に押し付けている」
「日本は経済先進国として韓国を助けなければならない」
「我々はマネーゲームの犠牲者である」
韓国・在日コリアンに屈してる日本のテレビ
お約束通り日本を悪者にして日本人の税金からユスリタカリする工作活動を始めたぞ
いい加減次はしっかりまともなとこに投票しよう
ここにきてニュー速報が騒がしいね。あれネタにできるかな?
ザイのテロの事?
469 :
15:2008/11/21(金) 23:59:09 ID:nqo6reRH
「アイゴー!
お腹が痛くて仕方ないニダ。全部ニホンが悪いニダ!
ニホンは賠償するニダ!!」
毎度の聞き慣れたフレーズに、ただ表情の読めない微笑みを
崩さないニホンちゃん。
「だから、あれほど食べすぎには注意してねって言ったのに。
あんまり聞き分けがないと・・・」
営業スマイルを崩さないままですが、全くカンコ君の要求に応
えるそぶりも見せません。
今回は一体何があったのでしょう?
470 :
15:2008/11/22(土) 00:00:39 ID:nqo6reRH
それは、カンコ君の家が破産寸前まで行ったときに遡ります。
所はニホンちゃんのお饅頭屋さん。
社会勉強の一環なのでしょうか、ニホンちゃん手作りの黄金
色(コガネイロ)のお饅頭を売っていたりしています。
その店頭では・・・
「アイゴー!
お小遣いも貰えなくてお腹が空いたニダ。
ニホン、どうか黄金色のお饅頭を恵んで欲しいニダ」
あまりにやつれ果てたカンコ君の哀願に、いつもの仏心が揺
り動かされたニホンちゃん。
「分かったは。でもタダであげるとママに叱られるから、一様
請求書にサインはしてね。
お代はお小遣いが出たときで良いから」
「アイゴー!!
ニホンは優しいニダ。この恩は絶対に忘れないニダ!」
そう言って、カンコ君は何度も頭を下げながら10個の黄金
色の饅頭を持ち帰ります。
その後ろ姿を、”良いことしたなぁ”と感慨深げに見送った
ニホンちゃんでしたが、
「でも最近、お饅頭の売り上げが芳しくないなぁ。
やっぱり餡の質が納得いかないのよね」
そう独り言を呟くと、早速実行とばかりに、餡の原料の小豆
の容器の中から『不良な小豆』を選りだしにかかりました。
471 :
15:2008/11/22(土) 00:02:49 ID:D4PgsQGd
それからしばらくたって・・・
「やいニホン。この前ウリの家が困っていた時に全く知らん
ぷりしたニホンはやっぱり酷い奴ニダ!
賠償に黄金色の饅頭を20個、後払いでよこすニダ!」
毎度毎度の事とはいえ、あまりの言いように、心の中で深
い溜息をつくニホンちゃん。
でも、何のかんの言って、結局ニホンちゃんの黄金色の饅
頭を貰いに来るカンコ君に苦笑してしまうのも事実です。
まだ納得のいくお饅頭が作れず、試行錯誤を続けていた
ニホンちゃん。まあ、後払いでも、そんなお饅頭を欲しがっ
てくれるカンコ君は良いお客さんだと割り切る事にしたようで
す。
「はいはい。ちゃんと請求書は作るからね。
でも、お饅頭の食べ過ぎは止めた方が良いよ」
「分かっているニダ!早く饅頭を渡すニダ!」
そう言って、奪うように饅頭を受け取ったカンコ君はニダ
ニダ文句を言いながら、でも、スキップしながらお饅頭屋
さんを後にします。
「さて。お饅頭のお味。後一つ何か納得がいかないのよ
ね。今度は機械の方を見てみようかしら」
一人になったニホンちゃんはそう呟くと、今日は饅頭製
造機の『構造の改良』に乗り出したのでした。
472 :
15:2008/11/22(土) 00:05:52 ID:D4PgsQGd
そして・・・・
「ニホン。また黄金色の饅頭を買いに来てやったニダ。
50個、後払いで寄越すニダ!」
すっかりニホンちゃんのお饅頭屋さんの常連になったカ
ンコ君。凄い憎まれ口ですが、もうすでにほっぺたは垂れ
下がっています。
「いいけど、最近うちのお饅頭人気が出ちゃって。作るの
が間に合わないから作る値上げするの。それから食べ過
ぎは体に悪いからほどほどにした方が良いよ」
「分かってるニダ!」
それだけ言うと、いつものようにろくに見もせずに請求書
にサインしたカンコ君は、ホルホルしながらお饅頭の袋を
抱きしめて帰って行きます。
「本当に大丈夫かしら?
あ、アメリー君いらっしゃい!今日もお饅頭?」
こうしてニホンちゃんのお饅頭屋さんは、ニホンちゃんの
努力の結果、大繁盛のうちに夕暮れを迎え、日付を変え
て冒頭に舞台はやっとたどり着くのです。
473 :
15:2008/11/22(土) 00:09:23 ID:D4PgsQGd
「あんまり聞き分けがないと・・・」
そう言うと、ニホンちゃんは今まで貯まっていたカンコ君
への請求書の束を突き出します。
そこには、とうていカンコ君のお小遣いでは返す事の出
来ない数字の羅列が踊り狂っていました!
「アイゴー!
ニホンは何かの間違いをウリに押しつけているニダ!
ニホンはウリを助けるべきニダ!!」
しかし、いくらカンコ君が喚き散らしてみても、その請求
書には、まごうことなきカンコ君直筆のサインがくっきりと記
されているのです。
お饅頭の食べ過ぎでもはや騒ぐ力も使い果たしカンコ君
は、とうとうぐったりとその場にうずくまってしまいます。
「それでカンコ君、今日はどうするの?」
「ううう
黄金色の饅頭、お代わりニダ・・・」
カンコ君の遺伝子には、お饅頭に対して常習性を引き
起こす部分でもあるのでしょうか?
もはやニホンちゃんの黄金色の饅頭無しには生きてい
けなくなったカンコ君。
そんなカンコ君に、ニホンちゃんは満面の笑みでもって
自慢のお饅頭を差し出すのでした。
「毎度ありがとうございます!」
end
474 :
15:2008/11/22(土) 00:12:24 ID:D4PgsQGd
為替は作話するのに難しいですね。
一様、
>>466を元に
http://ameblo.jp/dol-souraku/entry-10137328483.html を参考に書いてみました。
結局韓国のIMF危機からの復活は、外国からの借金
に借金の積み重ねで成し遂げられたという事ですね。
マネーゲームを行ったのは韓国人自身なので因果応
報です。
先月、100円=1600ウォンになった前後に、「どうせ
円は値下がりするだろう」と円建ての借金をする韓国企
業が多いと記事にありましたが、今また同じ水準にレート
が戻ってきています。
これ以上ウォンが値下がりすれば、「賠償汁」と騒ぐ韓
国人が増えてゆく事でしょうね。
国籍法の該当条項は最高裁で法令違憲判決出ちゃったから
もうしょうがないんだけどね
お饅頭ですか・・・ お饅頭といえばトル子ちゃんのおすまん堂が有名だから大福か最中の方が良かったかも。
国籍法において重要なのは言わずもがなDNA鑑定ですな
最高裁じゃあDNA鑑定やれとの判決出てるから付帯決議時に盛り込めれば
その前に10数年前の国家破産時での借金は返してもらってるんでしょうかね。
あと日韓W杯での膨大な貸金も。
>>478 DNA鑑定もいちいち税金から無駄金食いそうですな。
ここまでやって一体誰が得をするのかと思うと・・
480 :
16:2008/11/26(水) 00:05:41 ID:K3VJPwQs
「ニホンはウリを助ける義務があるニダ!賠償するニダ!」
いつものお決まりのフレーズに、毎度の事とはいえ頭を抱えるニホン
ちゃん。
しかし、今日はそんのニホンちゃんの手を取って、ぶんぶん振り回し
ながらニホンちゃんに賛同してくれる子がいたのです。
「分かる、分かるよニホンちゃん!
家がお金持ちになると、周りの家の子が凄く妬むんだよね!!」
ニホンちゃんの手を掴んで離さないのは、誰あろうブラジー君でした。
最近買ってもらった、ブランド物のユニフォームがやっと板に付いてき
た南米班の蹴球少年です。
「本当、この前のアメリー君の家での勉強会に呼ばれたからか、『アメ
リーの子分』とか言われ放題。
最近も、みんなでお小遣いを出し合って買ったゲーム機を独占され
たり、秘密基地の出入りを禁止されたり、昔は仲が良かった近所の友
達が、今じゃあ・・・
全くもう!!」
481 :
16:2008/11/26(水) 00:08:16 ID:K3VJPwQs
そうです。ここ最近は景気が良く、今や町内の問題解決のための話し
合いがもたれる際には、何かと会合へと呼ばれる事が多くなったブラジ
ー君の家。
ですが、その陰では南米班では色々と人間関係が複雑になってきて
いるようです。
「そっかー。ブラジー君も大変なんだね・・」
自分の境遇と重ねて、ちょっと鼻をすすり上げてしまうニホンちゃん。
「まあね。
でも、こう言う時はペットの散歩に限るかもね。心が癒されるよ」
「ああ、それはいいかも!」
「うん、何だかスッキリするよ!!」
そう言って、少しでも憂さが晴れたのか、陽気に笑うニホンちゃんと
ブラジー君。
・・しかし、ブラジー君の言う『ペットの散歩』という物が、実は悪さを
する子の家の間近に、飼っている犬たちを嗾けさせる事であると言う事
を、この時のニホンちゃんはまだ知らないのでした。
end
482 :
16:2008/11/26(水) 00:09:23 ID:K3VJPwQs
それは少し昔の話―――――
「ニャー、ニャー!!」
何時もなら小動物に優しく接する筈の少女たちの態度がこの日は一転していました
武器を振りかざし、威嚇し、猫を追い払っていきます
よく見ると猫の毛色がおかしいです。鳴き声も彼女達の家の猫とは異なっていました
「ベトナ!ネシア!何でうちの猫を虐めるアル!?」
前触れもなく乱入してきたチューゴ君は随分と憤慨しているようでした
どうやら猫達の元の飼い主は彼のようです
恐らく誰かから噂を聞きつけてやってきたのでしょう
「虐めてないよ、追い出してるだけ」
ネシアちゃん冷ややかです。自分は悪くないといわんばかり
しかしチューゴ君も引き下がりません
「それが虐めアル!追い出された猫は何処に行けばいいアルか!?」
「知るか」
その場の空気が一変しました
何時も以上に威圧的で突き放した態度のベトナちゃんにチューゴ君はたじろぎます
気まずくなった空気を察してネシアちゃんが話の続きを切り出します
「あのね、チューゴ君。チューゴ君ちの猫あたしたちの家のお財布盗むの」
「しかもそれ使ってやりたい放題」
その証拠にベトナちゃんやネシアちゃん達の猫は痩せ細って、チューゴ君の猫は肥え太っています
彼女の猫の不満もあったのでしょう。追いだされるのも仕方ないことなのかもしれません
「そんなのはお前らの猫の頭が悪くて弱い所為アル!八つ当たりは止めるアル!」
確かにそれも一理あります。自分で餌を取れない猫が飢えるのは自業自得でしょう
ですがどうやら他にも理由があるようです
「何言ってんのよ!ネーデル君に命令されてやってたくせに!」
「実力でも何でもないね」
二人の家がユーロ町の家の下についていた時、
彼等の代わりをやっていたのがチューゴ君の家の猫だったのです
そうとなるとそもそもの地力が違ってきます
しかも自分達と同じ猫だけで独り占めしてしまうので更に性質が悪いのです
「そういうわけで、出てってもらうから。良いよね?」
「だが、東アジア町の盟主なる朕の猫を…」
「盟主?ユーロ町の下っ端みたいなことしてた貴方が?笑えない冗談」
ベトナちゃんのその言葉でチューゴ君の態度が大きく変わったようでした
顔色はどんどん変わっていき、口元はプルプル震えています
「元下っ端が偉そうに……そういえば最近調子にのってるアルね…
カンボジアのところのポルポトを追い出したのもお前だったアル」
口を開いて出てきた言葉は思ったよりは穏やかに聞こえました。しかし
「難民がウザいから。てか誇大妄想の御本家様に言われたくない」
チューゴ君の中で何かが切れました。顔の歪みが凄まじいです
「くぉおぉのぉぉおぉアァァァアアマァァア!もう許さん!懲罰アル!!」
勢いに任せベトナちゃんに殴りかかります。チューゴ君は完全に正気を失っていました
対照的にベトナちゃんは冷静でした
「ハァッ!!」
懐に潜り込みアッパーを繰り出します。それは見事顎に的中しました
一瞬のうちにチューゴ君の体躯が宙に浮きます
「モゲラッッ!」
墜落したチューゴ君は動かなくなりました
「行こう。どうせ数時間は起きない」
「う、うん」
「スゴイなー二人共…羨ましい……」
一連の知らせを聞いたビルマちゃん。自分も追い出したいのですが、力ずくでやる勇気はありません
そこで猫除けのおまじないを使いました
「デノミ!徳政令!デノミ!徳政令!」
唱える度にビルマちゃんの身体はボロボロになっていきます
しかしその分の効果はありました。猫がどんどん逃げていきます
「やった、やったよ……追い出した…全部!!」
喜びと共にビルマちゃんは力尽きその場に座り込みます
これから自分達の手でやっていける……そう思いました
それと併せ、言い知れぬ不安もまた彼女の頭に過るのでした
>>480-482 乙です。
ただブラジーもアルゼンもウルグアイも戦前はかなりの先進国(お金持ち)。
貧しかった時代の日の本家からの移民を大勢受け入れてもらった事からもその片鱗は伺えましょう。
一度も先進国(お金持ち)になった事もないご近隣様と比べるのは少々失礼かも・・
>>484-486 何とも溜飲の下がるお話ですね(w
ネパールも絡めてほしかった気も。
毛沢東派と名乗る一派が暴力で国王を追い出し、NHKが「素晴しい市民革命!」みたいなノリで報道してましたので。
489 :
1〜16:2008/11/27(木) 03:49:19 ID:yForW5Wl
>>488 様
レスを付けて頂きありがとうございます。
アルゼンチンを他の南米諸国と同列と見なすと、アルゼンチン人は怒り出す
と言うお話は聞いた事がありますね。
ただ、ブラジー君や彼のご近所の子供達は、お金持ちになった日の本家し
か知らないニホンちゃんの同級生ですので、ご指摘の件はご容赦の程をm(_ _)m
>>くじらハンター 様
新作、お待ちしていました。
欲を言えば、もう少し整合性に気をつけて丁寧に書かれてはいかがかと?
猫が財布を盗むというシーンは現実にもあり得ると思いますが、それ(の中
身)を猫が使うとなると首を傾げますし、
>>「何言ってんのよ!ネーデル君に命令されてやってたくせに!」
>>二人の家がユーロ町の家の下についていた時、
>>彼等の代わりをやっていたのがチューゴ君の家の猫だったのです
と言う表現では、ネーデル君(のお祖父さんとした方が良いと思いますが、)
等の代わりにチュウゴ君の「猫」がベトナやネシアのお祖父さん達「人間」をこ
き使っていたと取れてしまい、それはちょっと・・・・となってしまいます。
昔アジア町の猫の縄張りを仕切っていたユーロ町の猫の子分として、ベトナ
家やネシア家の猫を虐めていたチューゴ家の猫を、ベトナやネシアが追い出
した、とすれば、かなりスッキリした文になると思いますよ。
>>490 やっちまったぜ
いやまあマタタビか鰹節でしょうな
猫が人間を使ってる感じにもなってますね
経済金融担当ってだけだったのにかなりずれてしまいました
「彼等の代わり」ではなく「彼等の金庫の見張り」辺りですかな
何にしろ文章がバラバラなのには気をつけます
>>491 文章も一作ごとにこなれてきていますので。
やっぱり作品をどんどん書かれるべきですよ。まずは書く事ですからね。
495 :
17:2008/12/02(火) 00:26:08 ID:bOsCBHAR
こんにちは。
私はEU。まだ開発名称しか与えられていないAIです。
ユーロ町の総合的な管理を目的として作られている私ですが、まだまだ
完成には至っていません。
ユーロ倶楽部の皆さんは一生懸命でなのですが、最近私には「理解で
きない」事象がメモリーに記憶されています。
例えば・・・・・
「フランソワーズさん。みんなで飼っている鳥を鳥籠に入れて家に連れ帰
るのは倶楽部の規約違反に当たるおそれがあります」
「あら、EUたら!人聞きの悪い事。
私はただ弱っている可哀想な鳥を家に連れ帰って看病してあげようと思
っているだけですのに」
定位置の倶楽部の上座の椅子に腰掛けて、視線だけを向けるEUに、フラ
ンソワーズはわざとらしく小首を傾げて見せます。
その彼女の手には、幾つかの鳥籠が・・・
496 :
17:2008/12/02(火) 00:27:20 ID:bOsCBHAR
「フランソワーズ。
確かにクラブで飼っている鳥たちは最近元気がないが、倶楽部のみんな
で世話をすれば事足りると思うんだが・・」
「ゲルマッハ君まで!
良かれと思ってやっているのに。私、悲しい!!」
フランソワーズの言うとおり、アメリー君の家のリーマンと言う鳥が死んで以
来、地球町全体で鳥たちの調子が悪くなっていて、鳥を飼っている人々は
悪い病気でも広がっているのではと心配でたまりません。
そんな中、ユーロ倶楽部で飼っている鳥たちを家に連れて帰り、栄養たっ
ぷりの餌を与えてあげようというフランソワーズちゃんなのですが・・・
倶楽部の他のみんなは、フランソワーズちゃんの家の美味しい餌になれて
しまった鳥たちが、元気になった後もフランソワーズちゃんになついて倶楽部
に連れて帰れなくなるのでは?と、内心心配でたまらないのです。
以前は物凄く親密な間柄だったゲルマッハ君も、この件に関してはフランソ
ワーズちゃんの本心が分からなくて冷や冷や物です。
497 :
17:2008/12/02(火) 00:28:39 ID:bOsCBHAR
「何を言っているかと思えば、ゲルマッハ!
君ん家だって、モーター鳥のオペルを家に連れて帰ろうとしてるじゃない
かい!」
そう言って会話に入ってきたのはマカロニータ君でした。
「なっ!
・・あれはアメリーの家からの預かり物のような鳥だから、弱らせるわけに
は・・・・」
「依怙贔屓は良くないな。
助けるなら、倶楽部で飼っている鳥全部だよ!」
どうやらマカロニータ君。自分のお気に入りの鳥にも、みんなに栄養たっぷり
の餌を分けて欲しいという考えでもあるのでしょうか?
「アメリーの家なんて、凄い高価な薬を鳥たちに与えるつもりみたいだし。
やっぱり、うちらも高価な薬を鳥たちに・・・」
そういうマカロニータ君に、フランソワーズもゲルマッハ君も可哀想な鳥たち
を思うと、『それしかないかな』と考えるのですが・・・
498 :
17:2008/12/02(火) 00:30:21 ID:bOsCBHAR
「アメリー家で使われる薬品は薬事法に違反している可能性があります。
薬品を使用する場合は、保健所に通報する場合があります」
あまりにも冷ややかなEUの発言に、思わず顔を見合わせて溜息をつく3人。
確かに、薬品漬けにするのも鳥たちの将来にとって悪い影響が出そうですが、
だからといってこのまま弱った鳥たちを見ているだけというのも酷な話です。
一体どうすればいいのか?
ややあって、最初に気を取り直したお調子者のマカロニータ君が、にこやかに
EUに語りかけました。
「お嬢さん。
この世の中には理屈では説明できない事がたくさんあるんだよ。
そこで一つ問題だ。
『我がマカロニータの一族はみんな嘘つきだ』
さて、今の言葉は嘘か本当か?さあどっち?」
499 :
17:2008/12/02(火) 00:32:56 ID:bOsCBHAR
突然の質問に、演算を開始するEU。
1 マカロニータは嘘つきであるから、マカロニータの発言は嘘である。
2 ゆえに『我がマカロニータの一族はみんな嘘つきだ』と言う言葉も嘘である。
3 とするとマカロニータの一族は正直者となる
4 マカロニータは正直者であるから、彼の発言は真実である。
5 ゆえに『我がマカロニータの一族はみんな嘘つきだ』と言う言葉は真実となる。
6 とするとマカロニータの一族は嘘つきとなる。
・・・・・・・・
私、EUの深紅の瞳がカチカチと点滅し始め、銀色の長い放熱用の髪が、熱を
持ってゆらゆらと蠢きます。
「大変!
EU、緊急スリープモード。早く体冷やして!!」
「了解、フランソワーズ。緊急スリープモード受諾。冷却シークエンスに入ります」
こうして、強制的な眠りに落ちていく中。私の音声認識デバイスは、その機能を
終了する間際、まるで古の賢人のようなマカロニータ君の言葉を記録していたの
でした。
「世の中は、かくも矛盾で充ち満ちているのさ。
EUもこの意味、分かってくれるかな?」
end
500 :
17:2008/12/02(火) 00:35:26 ID:bOsCBHAR
今回は最近のEU域内でのニュースより。
フランスは今の金融恐慌から優良企業を救うべく、国が優良企業の株を直接
購入する事を検討。しかし、これにはフランスが優良企業を国営化しようとする
思惑もあり、特にドイツでは反感が高まっているそうです。
そのドイツも、GM傘下のオペルの救済を検討中。表向き、GMが破綻した際の
資金援助という名目ですが、もともとドイツ企業であるオペルへの直接救済が目
的である事は明らか。
これについて、フィアットの会長が「アメリカ系自動車会社のみへの救済は筋が
通らない」と発言。
このような事態に、EUの欧州委員会委員長はアメリカがビッグ3の金融支援を
行った場合、WTOへの提訴もあり得ると発言。また、EU域内での企業救済は
各国で行うのではなく、EUとして行うべきとの主張もあります。
ビッグ3への救済が決まれば、同じ名目で自動車産業を抱える新興国も救済
を始めるのは必然で、そうなるとEUや日本なども救済を行うしかなく、後は不毛
なダンピング合戦の果てに被害が数段に拡大するのは目に見えているのですが、
だからといって救済せずに放置すると、今度は文字通り倒産する会社が出てきて
自動車会社発の恐慌が起こるのも時間の問題。
まさに矛盾です。
因みに、フランスの株式購入は、必然的に財政赤字を生み、EUに加盟するた
めに身を削って財政赤字を減らした新規加盟国からの批判を浴びる事となります。
502 :
17:2008/12/02(火) 07:18:31 ID:WMJ7Aakj
>>501 様
正・マカロニーノ。確認ミスでした。何か勘違いしていたようで。
ご指摘ありがとうございますm(__)m
風刺の効いた良い作品とは思うけど、フランソワーズの口調が少々普通すぎだと思う。
しかしこの人の経済知識はすごい。何やってる人なんだろ、普段。
こういう系のニュースサイト見てれば普通はこれくらいわかるって…
今まで投下された中では面白かったしニホンちゃんの特徴や
世界観を崩さないで金融危機物で一番上手くまとまってた。
リーマンさんとか人にしないで鳥で表現したのも
お金という言葉を出さなかったのも上手い。
経済知識なさすぎというのを自白して恥ずかしくないのかね酷使様は。
酷使!?あの半島出身の厨房か。
数字さんはかなり勉強してると思うがね。
>>506 お前はどこの経済見てんの?
そうなるまでの経緯を詳しく説明してないってんなら
簡易にまとめるのがニホンちゃんのいいところをダメにすると思うけど
いちゃもんつけるだけのはスルー。そこんとこよろしく。
直接関係ないけど、GM支援の条件の一つに「ハイブリッドカーの開発」とあったのにワロタ。
今まで開発すら手がけてなかったのか…w
511 :
18:2008/12/06(土) 23:43:08 ID:ZIQcs8mx
「ごめんください!」×2
可愛い声に、ニホンちゃんが家の玄関に出てみると、そこには
大事そうに鳥籠を抱えたポル君とガル君が立っていました。
「いらっしゃい、ポル君、ガル君。どうしたの、その鳥?」
「親鳥が死んじゃって・・・」
「僕たちじゃどうしょうもなくて・・・」
そう言って二人が差し出した鳥籠の中には、赤い小鳥が弱々
しく震えています。
「ニホンちゃん。この小鳥・・・」
「ニホンちゃんが飼って元気にしてください!」
今にも泣き出してしまいそうなポル君とガル君。
本当は二人で可愛がって育てたいのでしょうが、最近地球町
で流行っている鳥の病気で親鳥を亡くした赤い小鳥は、二人で
は手の施しようがないぐらいに衰弱していました。
512 :
18:2008/12/06(土) 23:45:30 ID:ZIQcs8mx
そんな小鳥をじっと見つめるニホンちゃん。
「・・・いいわ。多分何とかなると思う。
私の自慢の鳥の餌を食べてたらきっと元気になるよ!」
努めてにこやかに笑いながら、二人を元気づけるようにキッパ
リと請け合うニホンちゃん。
なんとか工学の粋を極めた究極の鳥の餌、とアメリー君やエリ
ザベスちゃんが自慢げにみんなに配っていた餌を食べていた鳥
たちが、次々と病気の前に弱っていました。
そんな中、自然の植物から丹念に作ったニホンちゃんの鳥の
餌を食べていた鳥たちは比較的元気だったのです。
可愛い鳥が死んでしまうぐらいならニホンちゃんに飼ってもらっ
てもらおうと、最近こうやってニホンちゃんの元を訪れる人たちが
多くなっていました。
「ありがとう!!」×2
何度も何度もお礼を口にしながら、名残惜しそうに赤い小鳥と
の別れを惜しむポル君ガル君。
「大丈夫よ。
この子が元気になったら、二人で遊びにおいでよ」
513 :
18:2008/12/06(土) 23:48:11 ID:ZIQcs8mx
こうして、また面倒を見る鳥が増えたニホンちゃん。
日の本家の鳥たちも『比較的元気』とはいっても、だんだんと調
子を崩す鳥も増えてきています。
しかし、いつかは鳥たちの病気の流行も収まると信じて、また鳥
たちが元気に唄を奏でる姿を思い描きながら、ニホンちゃんは頑
張るしかありません。
「ごめんください。
ハプスブルグですけど、ニホンちゃんはいらっしゃいますか?」
また、新しいお客さんのようです。
元気に返事をして玄関に向かいながら、少し挫けそうになる心を
戒めるかのように、ニホンちゃんは決意を口にしていました。
「こうなったら、やれるだけ面倒見ちゃうんだから!」
end
514 :
18:2008/12/06(土) 23:50:23 ID:ZIQcs8mx
ソマリアの海賊かムンバイのテロか・・
と迷った末にまたまた経済ネタです。
ソースは先週のNW日本語版より。
円高と金融恐慌により日本企業の対外M&Aが急増しているそ
うです。
世界全体でM&Aが40%減少している中、日本は前年比260
%。
しかも、10年で買収企業を成長させて売り払おうとする欧米ファ
ンドと違って、海外シェアの拡大を目指し長期的に買収企業を育
成しようとする日本企業に、売り手からのお話が数多く持ち込まれ
ているとか。
話の中の、ポルトガルの赤い小鳥は、親会社が倒産したためカゴ
メが買収した同国のトマトの加工会社。
オーストリアは、ヤマハに買収された欧州で有名な高級ピアノメー
カーです。
ええと、ニホンちゃんを書くためのネタ探して、ニースには気をつ
けています。後はニューズウィーク日本語版は毎週買っています。
それでは。
児童に頼るハプ先生・・・ ううむ、ニホンちゃんワールドではリアル世界では考えられない事が多々ありますなw
パソコンの使い方を得意な生徒に聞く先生。携帯の使い方を生徒に
聞く先生。ゲームの攻略法を生徒に聞く先生・・etc
学業以外で先生が生徒に頼るシチュエーションは、現実世界でもあ
りふれたものだと思いますが
517 :
18:2008/12/07(日) 06:31:31 ID:A0ObDJmr
ああ、入力途中で書き込みを・・・orz
まあ、風刺の世界ですのでそこら辺はご理解いただけると幸いです^^;
ポルとガルは女の子ではなかったでしょうか。最近出番がなかったのであまり覚えてないですが。
519 :
1〜18:2008/12/07(日) 21:12:49 ID:hflPptZf
またやってしまいましたかorz
ポルとガルは本当にずっと男の子だと思っていました。
キャラの確認、以後気をつけますm(__)m
ニホンちゃんのキャラクターは中途半端なまとめしかないからしょうがないよ…
そもそもあの膨大な量と何百話にも渡ったキャラの性格や事項
まとめるだけでも重労働すぎる。
ニホンちゃんに新規の書き手が少ないのも
キャラをつかむのに何百話と読まなきゃいけなくなってくるから…
っていうのもあると思うんだよね。
>>520 それは言えるなあ・・・ 性格はとにかく話し方や態度もかなりクセがあるからな・・・
「ニダ」「アル」「〜YO!」「ですわ」「〜だろ」が基本形か?
ちょっとまとめてみた。キャラの名前と国、性別、おおむねの一人称。
ニホンちゃん 日本 女 わたし
カンコ君 韓国 男 ウリ
アメリー君 アメリカ 男 僕、俺
チューゴ君 中国 男 僕、朕
タイワンちゃん 台湾 男 あたし
キッチョム君 北朝鮮 男 ウリ
ロシアノビッチ君 ロシア 男 俺
エリザベスちゃん イギリス 女 わたくし
フランソワーズちゃん フランス 女 わたくし
ゲルマッハ君 西ドイツ 男 僕
アーリアちゃん 東ドイツ 女 私
マカロニーノ君 イタリア 男 僕
ベトナちゃん 南ベトナム 女 私
ホーチミン君 北ベトナム 男 僕
タイラン君 タイ 男 僕
マレーシア君 マレーシア 男 僕
インドネシアちゃん インドネシア女 私
フィリピン君 フィリピン 男 僕
シンガ君 シンガポール男 僕
ブルネイ・ダルサラームちゃんブルネイ 女 私
オージー君 オーストラリア男 ワス
ニュージー君 ニュージーランド男 わい
メヒコ君 メキシコ 男 僕
ペルーちゃん ペルー 女 私
キューバちゃん キューバ 女 あたし
モンゴル君 モンゴル 男 僕、わし
トルコちゃん トルコ 女 私
アテネちゃん ギリシア 女 私
ブジリー君 ブラジル 男 僕
ルーマちゃん ルーマニア 女 私
ポーラちゃん ポーランド 女 私
フィンランちゃん スオミ 女 私、スオミ
スウェーデン君 スウェーデン 男 僕
まふゆちゃん アイスランド 女 私
紫苑ちゃん イスラエル 女 私
イラク君 イラク 男 俺
ペルシアちゃん イラン 女 私
サウジちゃん サウジアラビア女 私
イン堂君 インド 男 僕
パラ雄君 パラオ 男 僕
ビルマちゃん ビルマ 女 私
ポルとガル ポルトガル 女、女 私、うち
アイルちゃん アイルランド 女 私
スコット君 スコットランド男 俺
ウェールズ君 ウェールズ 男 僕
ウヨ君 保守 男 俺
リュー君 沖縄 男 僕
アイヌちゃん 北海道 女 私
クーロイ君 黒人 男 僕
パツキン君 白人 男 僕
ラスカちゃん アラスカ 女 私
ベガスちゃん ラスベガス 女 私
香ちゃん 香港 女 私
マカオ君 マカオ 男 僕
ケベックちゃん ケベック 女 わたくし
コルシカちゃん コルシカ 女 あたし
チョゴリちゃん 韓国の長所 女 ウリ
ヨハネ君 バチカン 男 僕
フラメンコ先生 スペイン 女 私
ハプスブルク先生 オーストリア 女 私
とりあえず覚えてるキャラだけ。大体こんなんだったと思う。
ポルとガルはエルニーニョとラニーニャでネタにされてたことがあるから男と女の双子だろ。
分かりやすいまとめ乙
名前と性別、一人称だけ知っててもニホンちゃんはかけないんだな
ニホンちゃんの魅力ってキャラの性格と過去にやったことにあるから
それらもまとめるとなおいいが間違いなく死人が出る
まとめに感謝するが幾つか疑問点があるので・・・
インドネシアちゃんはネシアちゃんじゃなかったか? それにイン堂君覚えるのにパキスちゃん忘れてるぞ。
それから「ポル君とガルちゃん」で兄妹(双子)だったような気がするな〜
ついでに台湾が男になってる件
529 :
1〜18:2008/12/10(水) 22:52:23 ID:0rtQPs7W
まとめ感謝です。参考にさせて頂きます。
(まあ、急いで作られたのでしょうし、間違いは追々訂正される
として^^;)
長い歴史のあるニホンちゃんですが、このようなまとめと、ちゃ
んとしたソースがあれば、超短編であれば作話はかなりやりやす
いと思います。
では、ID:yw/cdal0さんに感謝を込めて。
急いで作ってみました。
530 :
19:2008/12/10(水) 22:53:52 ID:0rtQPs7W
「まふゆちゃん。どこに隠れてるのかな?」
・・・・・そう!これは隠れんぼ!!
鬼役のニホンちゃんから私は逃げなくちゃいけない。何が何でも・・
「ここかな?!」
その声と共に、少し離れた場所で何かが盛大に崩れ落ちる音
が私の心臓を鷲づかみにします。
・・・ニホンちゃんたら、遊びに熱中するあまり、人が隠れられそ
うな荷物の山を、力余って崩しちゃったのね。
もう、本当にお茶目なんだから。そんなに力を込めなくても・・・
ニホンちゃんの荷物を片づける気配に、私は急いで新たな隠
れ家を求めて違う教室に駆け込み、乱れた息を整える。
そこはユーロ倶楽部の部室。
彫像のようなEUが、独り椅子に腰掛けていた。
「た、助けてEU!
ニホンちゃんに借りてた漫画、無くしちゃって追われてるの!!」
と、まふゆちゃんがEUに触れた瞬間、物凄い静電気の爆発音
がまふゆちゃんを襲い、その場に崩れ落ちしてしまいました。
その音に駆けつけたニホンちゃんが見た物は、『充電中・触るな
危険』の札を首に下げたEUと、その足下で気を失っていたまふ
ゆちゃん。
結局まふゆちゃんは、保健室でニホンちゃんの手厚い看護を受
ける事になったのでした。
end
531 :
19:2008/12/10(水) 22:55:00 ID:0rtQPs7W
日本に対しIMF融資の力添えを感謝したアイスランドですが、サ
ムライ債はデフォルトされてしまいましたね・・・。
ソースは数日前の新聞より。
デフォルトにより自国通貨の暴落で外貨建ての対外債務が膨ら
むアイスランドでは、国民の間にEUに加盟してユーロを自国通貨
とし、この危機を乗り越えようとする意見が多くなっているようです
が、現在のアイスランド与党はEU加盟反対を以前からの公約と
しており、「EU加盟は党を分裂させる」と袋小路に陥っているそう
です。
532 :
1〜19:2008/12/10(水) 23:15:21 ID:0rtQPs7W
まとめの完成版をテンプレに入れるのも良いかもしれませんね
ここはイン堂家とチューゴ家の境にある小さな家
その家の王は帽子をかぶっていた。王はその帽子が好きだった
「うちでもとうとう票取り合戦を始めるのか……」
「何を躊躇うことがあるんだい?進歩的なことじゃないか!」
イン堂に薦められて開始した票取り合戦。それまでは彼が全て決めていた
だからこそ王には不安な点があった。最近彼の家に大量に紛れ込んできた奴等
下手をすれば数の多い彼等が家の主導権を握りかねない
「どうであれ…この家の舵はこの家の者が取らねばならん。どんな手段を使っても…」
帽子をかぶり続ける為に王は不正を犯した
どうやっても彼等が多数に回らぬよう工作した。そこまでする程、あの帽子は大事だった
しかしそれも限界が来た。奴等が口々に叫ぶ
「ふざけるな!こんなのミンシュシュギじゃない!」
「そうだ!それもこれもあいつが帽子に執着しているのが悪いんだ!」
彼等は王に帽子を捨てるように働きかけた。イン堂も割って入り
遂に奴等が家の実権を握る。そして……
「イン堂待ってくれ!こんなのおかしいだろう!!この帽子は…!」
「そんなものがあるから平等が実現しないんだよ、いっそ捨てちゃいなよ」
「何故分からない!?これがどれ程尊いものだと」
「見苦しいぜ。もうあんたには俺らも呆れ果ててるんだよ王様」
「まさか……お前たちまで…」
割って入ったのは彼の古くからの仲間達
最も信頼していた者達も最早彼に失望していた
ここに彼の運命が決する。彼はイン堂家の犬に連れ去られる
「待て!頼む!待ってくれ!待って……」
「…結果愚かなその男は帽子を捨てられ、家をイン堂家に奪われてしまったんだ」
「その人の帽子ってそんなに大事なものだったの?」
最近自分の帽子を捨てたネパールにはその男の心情が理解出来なかった
家の誰からも支持されず、全体に悪影響を与えていた必要無いものだと考えていた
問われたその男は空を仰ぎ、一時の沈黙の後に答えた
「さあね。その男も理屈の上ではそんなに執着なんて無かっただろうけど」
「じゃあ何で」
「自分の地位…ってのもあったろうけど、一番の理由はそれじゃないし分からない」
ネパールはますます分からなかった。自分の身以外で何があるというのだろう
彼は目の前にいる見知らぬ男に疑問と興味の視線を向ける
「……多分さ、二度と取り戻せないと思ったからだよ。家を取り戻してもそれだけは」
「もう一回作れば良いじゃん」
「同じものを……かい?」
男は力無く笑う
「外見は同じでも、それは全く違うものなんだよ」
「ふーん、よく分かんないや」
「はは、まあその内分かるさ。おっと、そろそろ行かねば。じゃあ失礼するよ」
ネパールもそんなに暇な身ではなかったので寧ろちょうど良かった
休日ではあったが、未だに不安定な家の見張りをしなければならない状態である
「ところでお兄さん名前なんて言うの?」
「ん?ああ、私の名前は、そうだな……シッキムだ」
「……シッキム?それってイン堂君の家の………あれ?」
考えている間に彼はいなくなっていた
シッキムはイン堂の家の部屋の一つである。それの名前と同じものを持った男
ネパールは怖気を感じた。何かを忘れているような気がした
「しかし、彼とは幼い頃会ったことがあるのに私のことを覚えてなかったな」
「それにしても、私の帽子を奪った奴の息子が自ら帽子を捨てるとは、皮肉なものだ」
「あー、思い出しただけで腹立つ。あの子もイン堂かチューゴに取り込まれれば良いのに」
国籍法のあれからだよね。それ考えたらいい風刺だよ。
>>531 いつもながら手堅いね。安心して詠めたよ。
リクエスト。カンコ君の明るいお話。それかどんなキャラでもいいから笑えるか
ためになる話。経済でも風刺でもいいよ。
539と540は熱血pgr
そうか!私は熱血君だったのか!自分自身さえ知らなかった衝撃の事実!
本人さえ知らなかったのに何故この人は知っていたんだろう。
とりあえずスレ違いなのでここまで。
543 :
マンセー名無しさん:2008/12/18(木) 00:44:19 ID:9cLvS7YJ
ふむ、つまり俺も熱血なんだな?
俺も知らない俺の秘密を何故知ってるもまいwww
面白すぎてヘソで茶を沸かすわwww
542は白々しい熱血www
分かったから議論板行け。
546 :
20:2008/12/19(金) 01:00:41 ID:RoWjDB0T
「ソマリー君!
あのエイルさん、何とかならないかな?
ユーロ町に遊びに行くたびに、私が乗っている自転車を奪おうとするのよ」
ちょっと困惑気味にニホンちゃんが詰め寄るのは、ソマリア家のソマリー君。
「”家庭の事情”で色々と大変なので、みんなに気にかけるように」と先生が
それとなくクラスのみんなにソマリー君の事をお願いしていたのですが、ソマリ
ア家のエイルお姉さんが、最近家の近くを通る人たちに悪さをするようになっ
ていたのです。
「ごめんねニホンちゃん。
でも、エイル姉さん、僕の言う事、聞いてくれなくて。
・・・家の鍵、開けておくから、もし何か取られたら、御免なさいだけど、姉
さんが居ない時に、取り返しても良いから・・・」
たどたどしく、本当にすまなさそうに応えるソマリー君でしたが、
「よし、分かったアル。
今度、エイルが悪さをしないように、ソマリーの家にお邪魔するアル!」
「そうニダ!
ウリもお供するニダ!!」
547 :
20:2008/12/19(金) 01:01:01 ID:RoWjDB0T
いつのまにかチュウゴ君とカンコ君が、ソマリー君を睨み付けながら、珍しく
義憤に駆られてやって来ました。
「ニホンも来るアルね。
アメリーはイラクの家にかかりっきりで当てにならないアル。すでにイン堂
やカナディアンもエイルを見張りに行っているアル」
「うん・・・・。でも、ママに相談してからでないと」
「ニホンは臆病ニダ!地球町の平和はウリナラが守るニダ!」
いつのまにか、喧々囂々の議論が続く3人から忘れ去られたソマリー君は、
とぼとぼと家路につきます。
”家庭の事情”で、余り食事もお腹一杯に食べる事が出来ず、憂鬱な足取
りで家にたどり着くと、そこにはエイルさんが待ちかまえていました。
その姿を認めて、今までとは打って変わって満面の笑みを浮かべるソマリ
ー君。
「ソマリー!今日も大漁だったよ。
さあ、今日はロシアノビッチから沢山おやつをせしめてやったから、部屋で
一緒に食べよう!!」
「うん!」
こうして、美味しいご馳走にありつくエイル姉さんとソマリー君。
お腹一杯になって至福の笑みを浮かべるソマリー君は、そんな自分を優
しく見つめるエイルお姉さんが、本当は大好きでたまらないのでした。
end
548 :
20:2008/12/19(金) 01:01:53 ID:RoWjDB0T
取り急ぎ書いてみました。
昨日、中国もソマリア海賊対策で艦隊派遣を検討中というニュースを見ま
したが、ソースは
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080928/mds0809282043001-n1.htm などから。
ソマリアの暫定政府は陸上からエイルへ、海賊討伐のための外国軍の通
行を認めているという事ですが、もともとソマリア漁民の間では、新型・大型の
外国の漁船が、ソマリア近海の漁場を荒らしていた事への怒りから(そう言えば、
中国は自国の漁船が海賊に襲われた事を艦隊派遣の理由にしていたような)、
海賊を英雄視する向きもあり、また、ソースにあるように海賊ビジネスがエイルの
主要産業となっているなど、ソマリアの一般国民はかなり海賊寄りであると思わ
れますね。
現在アクセス規制中で直接書けません
>>542-543 なんでこんな過疎スレで熱血認定したとたん本人召喚されるんだよwwwww
しかも召喚まで20分、2人のレスが揃うまで2分ってwwww
マジで熱血以外の何者でもないじゃないかwwwwwwwww
熱血豚はもっと頭使え、そしてがんばって小説家になれwwwwwwwww
熱血豚先生の次回作に期待せざるを得ないw
>>551 死んだ豚の熱血先生おはようございまーす!
相変わらず反応速度が速くてうれしいです。
自画自賛ってどんな気分ですか!?wwwwwwwwww
553 :
21:2008/12/21(日) 23:37:49 ID:JL5sgBCc
「メッ!」
いつになく厳しい表情のニホンちゃん。
心を鬼にしてニホンちゃんが叱る相手は、ケージの中に閉じこめられた
猫さんでした。
「いくらお腹が減っていても、人の食べ物を盗むのは、メッ!なの。
ご近所で悪さをしてご迷惑をかけてもいけないし、今日は檻の中で反
省するのよ。分かった?」
叱られて、ケージの中でシュンとする猫さん。
その姿に、懸命に作っていた厳しい表情もつい崩れてしまうニホンちゃ
ん。
「・・・もう、お腹が空いているならおねだりすればいいのに。
さあ、ご飯お食べ」
と、ケージの中にご飯を入れてあげるニホンちゃんなのでした。
一方
554 :
21:2008/12/21(日) 23:38:40 ID:JL5sgBCc
「お腹が空いていたなら、しょうがないニダ」
ケージの中で悪びれもせず餌をねだる泥棒猫に、予想と違って同情的
なカンコ君。
「檻の中に入れておくのも可哀想ニダ。
出してやるから、餌を探してくるニダ。少しぐらいの粗相なら見逃して
やるニダ」
そう言って泥棒猫をケージから出してやると、泥棒猫はカンコ君など見
向きもせず、餌を探してあげくにはタンスに爪を立ててガリガリと引っ掻き
だす始末です。
「家にはあまり餌もないニダ。しょうがないから外に探しに行ってきても
良いニダ・・・」
と、黙って隣家を指さすカンコ君。
そんなカンコ君に冷たい一瞥をくれると、泥棒猫はスタスタとカンコ君が
指さした方向に駆けだしていったのでした。
そんな泥棒猫の後ろ姿を見送りながら、人知れずニンマリとするカンコ
君は、晴れ晴れとした表情でこう言ってのけたのでした。
「これで万事解決ニダ!」
end
555 :
21:2008/12/21(日) 23:39:41 ID:JL5sgBCc
ジョークスレでターンが多発してましたので書いてみました。
ソースは
生計型犯罪の罰金刑軽減、政府が民生治安安定対策
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2008/12/16/0900000000AJP20 081216002700882.HTML
派遣切りなどで職を失った人へのセーフティーネットの拡充を目指す日
本と、あたかも生活困窮者の犯罪を助長するかのような韓国。
軽度の手抜き工事の黙認など、施工主への被害はどうするつもりなの
でしょうか?
しかも、犯罪者の出国禁止措置の抑制なんて、そもそも生活困窮者は
本来海外に行くお金も無い人の事を指すと思うのですが。
これが治安安定化策というのですから、ちょっと理解に苦しみますね。
ところで、うちのプロバイダーへのアクセス規制、何時解かれるのか。
レス代行スレの方々には感謝なのですが・・・orz
数字さん、粗製乱造とまでは言わないけど、もう少し捻ったら・・・と読むだけの奴が思ってみる。
まあ批評で色々思うのは仕方ないけれど安易な認定は止めようね。スレの雰囲気悪くなるよ。
これ以上悪くなりようがあるのか?(笑
560 :
マンセー名無しさん:2008/12/26(金) 00:02:22 ID:5Pdxo31F
一人称とか追加。そのパキスちゃん。
パキスちゃん パキスタン 私
ザイニーちゃん 在日 ウリ
ザイ君 在日 ウリ
ニホンママさん 日本 私
ニホンパパさん 日本 僕
ニッテイさん 戦前日本 わし
リクグンさん 陸軍 私
カイグンさん 海軍 私
リクジさん 陸自 私、俺、僕
カイジさん 海自 僕、私
クウジさん 空自 僕
マエミ 台風 私
トウキおじさん 李登輝総統 わし
ナベツネおじさんナベツネそのもの 俺
ドキュソちゃん DQN女の子 私
チンソー君 珍走団 俺
ヲタ君 オタク 僕
シシローおじさん小泉元首相 私
シンタローおじさん 石原都知事 私
破戒僧よしりん 小林よしのり わし
コヴァ コヴァ 僕
561 :
22:2008/12/29(月) 00:14:29 ID:OdC4Ystb
「ウリは真剣ニダ」
いつになく真摯な眼差しでアメリー君の前に立つカンコ君は、驚きの
表情を隠しきれないアメリー君に更に言葉を続けます。
「地球町に蔓延る鳥の伝染病をウリナラで撲滅するニダ。
でも、悔しいけどウリの鳥の餌では栄養不足で鳥たちが元気になっ
てくれないニダ。
お願いニダ。アメリーの栄養たっぷりの鳥の餌を分けて欲しいニダ」
そう言って、深々と頭を下げるカンコ君。
”あの”カンコ君ともあろうものが、自分の力不足を認めた上で、素直
に頭を下げてお願いしているのです。
「・・・お前、そこまで鳥たちの事を。
・・・・分かった。うちの鳥の餌を分けてやる。
だだし」
ここで言葉を切ったアメリー君。カンコ君の真摯さに感じ入った彼でし
たが、アメリー君にも困った事情があったのです。
「貸してやれるうちの餌は、カンコの家で飼っている鳥にだけ与えるん
だ。間違っても野鳥を自分の家の鳥の餌場に呼び集めるために使っ
たら駄目だからな。
・・・今まで野鳥にうちの餌を与えすぎたせいか、最近野鳥たちが飽
きだしたみたいないんだ。しばらく餌付けを控えて飽きさせないように
しないとな」
「分かったニダ。アメリー君には絶対に迷惑はかけないニダ。
ウリは責任を持って鳥たちを救うニダ」
そう誓って、がっしりと握手を交わすカンコ君とアメリー君。
562 :
22:2008/12/29(月) 00:18:03 ID:OdC4Ystb
そして・・・
「これで鳥たちを救えるニダ。ウリは頑張るニダ!」
いつになく真っ直ぐな思いで、自室でアメリー君から借りてきた餌の袋
を握りしめるカンコ君。
この餌があれば、弱っているカンコ家の鳥たちも元気になるはずです。
しかし。そんなカンコ君を待っていたのは、オモニ(母親)のきつい叱
り声でした!
「カンコ!!
野鳥の餌付け用の餌場の世話がなってないニダ!!
全然、野鳥が寄りついてないニダ!これではご近所に笑われるニダ。
12月30日までに、餌場を野鳥でいっぱいに出来なかったら、カンコ
のお年玉は無しニダ!!」
今まできりりと引き締まっていたカンコ君の頭の中を何度も何度も反響
する、『お年玉無しニダ!!』と言うオモニの言葉は、カンコ君の折角の
真面目回路を吹き飛ばしてあまりある破壊力があったのです。
「ケンチョナヨ!!
大丈夫ニダ、オモニ!!
今手元にアメリーの鳥の餌が大量にあるニダ。これを野鳥にばらまけ
ば、すぐに鳥が集まってくるニダ!」
そう言うと、アメリー君の餌を握りしめて一目散に野鳥の餌場に駆け出
すカンコ君。その頭の中には、先のアメリー君との約束は果たして記憶さ
れているのか?
ともあれ、餌場に盛大にアメリー君の餌をばらまくカンコ君の姿は、いつ
ものカンコ君そのものだったのでした。
end
563 :
22:2008/12/29(月) 00:19:00 ID:OdC4Ystb
564 :
22:2008/12/29(月) 00:21:11 ID:OdC4Ystb
>>560様
お疲れ様でした。
書き手としましては、国名・キャラ名・一人称のほうが使いやすいですね。
25クールにキャラの一覧がありましたので、そちらに一人称を付けると簡
単かも知れませんね。
>>560 ご苦労様。しかし記憶の片隅にも無い連中もいるんだな・・・
ところで何故か妹キャラのウクライナちゃんがいないような・・・
>>564 そちらこそ新作お疲れ様。
25クールのテンプレはそのまま使ったらルール違反になるんで33クール、現テンプレに。
そのキャラ一覧だけミックスしてやってみようか。
テンプレの話は変なのが過剰反応するんで議論スレで。
>>565 ロシアの妹達はもう多過ぎて。しかしキャラの多い作品世界なのを実感したよ。
>>564 きっちり1時間くらい空ければバレないだろうって感じですか?w
569 :
1〜22:2008/12/29(月) 07:06:00 ID:0hOAEA4f
>>566様
えーと、25クールの504-509にある141名分のリストの事です^^
ともあれ、キャラ一覧楽しみにしております。
>テンプレの話は変なのが過剰反応する
自分のことですね、わかります。
571 :
23:2008/12/31(水) 06:24:26 ID:VvxAokVE
それはカンコ君のお年玉が(奇妙な出来事はあった物の)没収されずに
すんだ後のお話。
久々にゆっくりとお休みしていたカンコ君は、隣家にせわしくやってくる車
の音で目を覚ましました。
もう年の瀬。ニホンちゃんの家にはひっきりなしに宅配便やら配送の車が
押しかけてきています。
そんな年末の光景にちょっとした違和感を感じつつも、起き出したカンコ
君に、新年を迎える準備で忙しいカンコパパが早速用事を言いつけました。
「カンコ。酒屋に電話して新年用のお酒を配達して貰うニダ」
そう言って、注文の品が書き記された紙を受け取ったカンコ君は、早速
電話の受話器を取りました。
「毎度お世話になります、○×酒屋です」
「配達をお願いしたいニダ。注文は・・・」
こうして何の問題もなくカンコパパのお使いは済むはずだったのですが・・
「かしこまりました。それで配達はどちらに?」
「カンコ家ニダ」
572 :
23:2008/12/31(水) 06:25:29 ID:VvxAokVE
と、カンコ君が自分の家を言った瞬間、受話器の向こうで奇妙な沈黙
が起こりました。
「・・・申し訳ありません。あいにく配送がいっぱいのようで、配達できま
せん」
「何を言っているニダ?ウリはお客様ニダ!?」
「申し訳ありません・・・・」ガチャン
一方的に切られた電話を見つめながら、もう二度と○×酒屋からに
は頼まないと心に誓いながら、電話帳から次の酒屋に電話するカンコ
君。
「はい、○□酒屋!」
「配達をお願いしたいニダ」
「・・・ニダ?
うちにはニダに運んでやる酒はねぇ!!」ガッチャン!
出だしからの先制攻撃に、今度は目を白黒させるカンコ君。
結局、配達を頼もうとした酒屋にことごとく配達を断られ、訳も分かりま
せん。
そう言えば、今日はカンコ家に配達や配送にやってくる車の音が全く聞
こえない事に気付いたカンコ君。ニホンちゃんの家と同じく、いつもの年末
なら車の往来で賑あうカンコ家なのですが・・・
どうしょうもなく怖くなってカンコパパの所に駆け戻ると・・・
573 :
23:2008/12/31(水) 06:29:18 ID:VvxAokVE
「配送できないとはどういう事ニカ?
今日中に品物を届けないと納期に間に合わないニダ!
お、おい、待つニダ。・・おい!」
無言で、一方的に切られた仕事用の携帯をじっと見つめるカンコパパ。
「・・・アボジ。どこの酒屋もウリナラの家には配達できないと言ってい
るニダ」
そう、怖々とカンコ君に、カンコパパはわなわなと震える拳を振り上げな
がら、
「これは逆恨みニダ!
この前、ウリナラの家の前で事故を起こした極悪配達人が、ある事無
い事言って配達人仲間をそそのかしたニダ!!」
そう言えばしばらく前、カンコ君が学校に行っている間に、カンコパパの
車に追突したあげく、配達途中の灯油をぶちまけてしまった極悪配達人を
とっちめてやったと、カンコパパが自慢げに話していました。
574 :
23:2008/12/31(水) 06:32:34 ID:n51B4xgW
「腹ごしらえして、厳重に猛烈に抗議してくるニダ!
・・カンコ、キムチビビンバ、大盛り、大至急出前取るニダ!!」
「分かったニダ!!」
しかし、カンコ君の注文に対する答えは・・・
「お前に食わせるキムチビビンバはねぇ!!」ガチャン
あまりの事態の深刻さに、カンコ親子は揃っていつもの悲鳴を上げるし
かなかったのでした。
「哀号!!」
end
追記 事故の真相が、配達のため駐車スペースに止まっていた灯油の
配送車に、前方不注意のカンコパパの車が突っ込んだという事を、カン
コ君が知るのは果たして何時の事になるのでしょうか?
575 :
23:2008/12/31(水) 06:33:29 ID:n51B4xgW
>>571-5 カンコ君の黄金パターン・・・ いつみても(いい意味で)面白いなあ・・・
そのまんまでもなく分かりにくいことも無く適度な例えじゃないですか。
来年もよろしく。
カンコ君にとっちゃ面白いどころじゃないのがまた。
これって普通に韓国死亡フラグでねえかい?
いくつ目だよ死亡フラグwwwww
死亡フラグをケンチャナヨでへし折り続けてるのがカンコくんですよw
リアル韓国何年もオワタオワタ言われてんのにしぶとすぎてワロタ
580 :
1〜23:2009/01/03(土) 12:22:13 ID:lSPGHOBT
あけましておめでとうございます。
カンコ君の場合、フラグが立つたびに危ない薬でドーピングして、もう
薬物依存症になってしまった、と言うところですね。
去年前半の、貿易黒字が減少傾向にもかかわらず、ウォンの値段があれ
ほど上がっていたという事自体、その値上がりの原因が外国から金を借り
まくっていた証拠ですからね。
IMF発動の時、海外から借金して事業を行うというのは通常の行為で
すが、それが軌道に乗った後、借金の返済ではなく、更に借金を重ねて事
業拡大をしたのが韓国で、終盤は海外からの借金を不動産バブルにつぎ込
んでましたからね。
しかも、「九月危機を乗り切った」と言っても、何とか高金利を払って
借金の借り換えに成功した、というだけですし。例えれば、銀行から借金
を断られて、サラ金に手を出した、というところですね。
581 :
1〜23:2009/01/07(水) 00:13:19 ID:1zSHevIK
ニホン 「こんにちは。今日は保守です^^」
エリザベス 「保守と言っても妥協は許されませんわ」
ニホン 「もちろんです。それでまずお便りのご紹介」
こんにちは。何時も楽しくニホンちゃんを見ています。
ところで質問なのですが、
>>580の
『去年前半の、貿易黒字が減少傾向にもかかわらず、ウォンの値段があれ
ほど上がっていたという事自体、その値上がりの原因が外国から金を借りま
くっていた証拠ですからね』
と言う部分が良く分かりません。普通、借金が増えると信用がなくなってウ
ォンは下がると思います。
どういう事なのか教えてください。
小学三年生 日ノ本タケシ
エリザベス 「あら、ウヨ君!これはとっても核心をついた質問ですわね」
ニホン 「では、早速、当時のカンコ君の様子を振り返りながら解説してい
きましょう」
エリザベス 「・・・ニホンちゃん。このお話の陰の主役は貴女ですのよ」
582 :
1〜23:2009/01/07(水) 00:15:59 ID:1zSHevIK
失われた十年とよく言われますが、その間の日本経済の特徴の一つは、な
んと言ってもゼロ金利政策です。
公定歩合が0%という、借金をしたい人にとってはまさに渡りに船の超低金
利に、世界中から借金の申し込みが殺到しました。
その中でも特に目立ったの、IMF危機を「借金」でしのいだカンコ君です。
カンコ 「金利を気にせずにお金を貸してくれるニホンは良い奴ニダ!
お金をどんどん借りるニダ!!」
こうしてニホンちゃんから円をどんどん借りたカンコ君ですが、その使い道は
主に韓国国内です。
カンコ 「円は家では使えないニダ。円を売ってウォンに換えるニダ」
このように、どんどんと借金をしていくカンコ君ですが、ここに副次効果が生
まれました。
借金をして円を次々と売った事で、円安ウォン高になっていったのです。
カンコ 「100円=1000ウォンで100円を借りていたニダ。
でも、今は100円=900ウォンニダ。900ウォンで100円を買って、
ニホンに返せば良いニダ。ウリは100ウォン得をしたニダ!
マンセー!!」
調子に乗ったカンコ君は、更にニホンちゃんからの借金を加速していきます。
その勢いはとどまるところを知らず、あの膨大な韓国の対日貿易赤字のウォ
ン安圧力を押し切ってしまっていたのです。
583 :
1〜23:2009/01/07(水) 00:19:01 ID:1zSHevIK
この動きは日本円だけにとどまらず、ドルに対しても見られました。
その傍証として、2005年を境に対ドル相場でそれまで同じ値動きを示してい
た円とウォンが、真逆の動きを示すようになりました。
ニホンちゃんはカンコ君以外にも円を貸しまくったため、その円を借りた生徒
達は自国通貨に両替する事により世界的に円安となり、カンコ君は世界中か
らお金を借りて来てウォンに両替する事により、ウォン高となっていったのです。
カンコ 「ウリの一人あたりのGDPが2万ドルを超えたニダ!!
ウリの頂上会議参加も間近ニダ!!」
とカンコ君が騒いでいたのが去年の上旬です。
しかし、当時から対日貿易赤字の増大と、韓国の最大の稼ぎ場であった中国
での貿易黒字の減少は指摘されていました。
言ってしまえば、このウォン高によるドル建てでの韓国経済の隆盛は、まさに砂
上の楼閣だったのです。
こりような事、そう長くは続きません。
エリザベス 「カンコ君のお小遣い帳、真っ赤になっていると筈ですわ。
そろそろカンコ君向けの金利を上げておかないと不味いですわね」
アメリー 「・・そーか。カンコの財布もそろそろやばいのか。なら、そろそろ先物
で売りでも出しておくか」
エリザベス 「それも良いですわね。何でも最近は、ニホンちゃんから円を借りて家
のリフォームばかりやっているみたいですわね。
そろそろ・・・」
584 :
1〜23:2009/01/07(水) 00:22:28 ID:1zSHevIK
カンコ君の借金癖は、資本収支の流れを見ていれば一目瞭然です。債務超
過の兆しが出れば、当然ハゲタカもカンコ家の周りを飛び始めるでしょうし、それ
以前にカンコ君の信用が落ちれば、カンコ君への貸出金利も上がります。
カンコ 「何故ニダ?それは弱い者虐めニダ!!」
エリザベス 「何を言っているんですの。何時貸したお金を返してくれなくなるか
も知れないのですから、カンコ君が払えるうちに貰えるものはもらっお
くのがこの道の筋ですのよ」
信用の弱い人への貸出金利は高くなるのです。逆に、
エリザベス 「・・・ああ、ニホンちゃんにお金を貸しても必ず返して貰えますわね。
ニホンちゃんにお金を貸すのは預金みたいなものですわ。
逆に他の人が金利を下げてニホンちゃんにお金を貸してしまうと、私
の儲けになりませんから、私から借りて貰えるよう、もう少し金利を下げ
て差し上げましょう」
こうして、カンコ君が有頂天になっている裏では、悲劇の準備は着々と進められ
ていたのですが、この方もそれに一役買っていたのでした。
ニホン 「うちの景気も回復してきたし、公定歩合、やっと上げられる^^」
・・・この一言が、ある意味カンコ君だけではなく、地球町の経済に少なからぬ変調
を与えたのかもしれません。
なにしろ、一種の世界的な景気過熱の資金源の大きな一つは、間違いなく超低金
利の円だったのですから。
585 :
1〜23:2009/01/07(水) 00:24:23 ID:1zSHevIK
586 :
1〜23:2009/01/07(水) 00:26:40 ID:1zSHevIK
ニホン 「これでタケシも事情が分かってくれたかな?」
エリザベス 「ウヨ君の言うとおり、借金のしすぎはウォン安への一本道。だけどその
序章にはウォン高があったというわけですわね」
ニホン 「そうよね。そして、カンコ君の危機は借金をある程度返すまで繰り返さ
れるわけですが・・・」
エリザベス 「もう元には戻れませんわね。
つい先日、カンコ君が借金の借り換えをお願いしに我が家へやって来
た時、私、貸出金利をかなり上げて差し上げましたもの。
次の『危機』は、間違いなくこの前の『九月危機』より規模が大きくなって
いましてよ」
ニホン 「・・エリザベスちゃん、シビアー^^;」
エリザベス 「私、妥協はしない主義ですの」
ニホン 「なるほど^^;
さて、これで今日のお話はおしまいです」
エリザベス 「それではご機嫌よう」
ニホン 「さようなら!」
end
お疲れ様。保守どころか斬新な作品で面白かったですよ。
やる夫に通じるものがあるな・・・
まあただの解説だからな
でも分かりやすくてたまにはこんなのもいいと思う
紫苑ちゃんがハマース君のロケット花火に怒り、仕返しを開始して早くも10日以上。
喧嘩を仲裁する為にコクレン校長は頑張ります。
紫苑ちゃんに対して注意したり、ジェネーブ君の家で皆に対してお話をする日程を組んだり大忙しです。
今日はガザの間で皆の状態を見て回ってます。
「みんな大丈夫かい?怪我は?何か足りない物があったら何時でも言ってくれ」
そう言ったは良いものの、彼等が一番叶えて欲しいこと応えれないことに対して、校長先生は歯痒い気持ちになります。つまりこの騒動の終結です。
何時も何時も何時も何時も彼女は言うことを聞きません。アメリー君の後ろ盾があるのにも原因の一つでしょう。元の強気な性格と相成って手が付けられません。
彼女だけではありません。瞼を閉じれば色んな子の顔が浮かびます。誰も彼も校長の言うことを聞きません。
「出て来なさいハマース!出て来ないと撃ち込むわよ!!」
「えっ…いや、ここは……私の…ギャァアアアアァアァアア!!」
「コクレン校長…大丈夫でしたか?何やら紫苑ちゃんに怪我させられたって」
「ああ、散々だったよ……子供達を庇ったのは良いものを…頭に直撃した」
日付は変わり翌日。校長先生は昨日のことをフラメンコ先生に聞かれていました。話を続けるに連れ、彼女の憐憫の眼差しが強くなっていくのを感じます。
「じゃあ私はこれで……」
「あ、お疲れさまでしたー」
帰り際にもどこからかひそひそ話が聞こえます。どうやら2人どころではありません。
「酷い目に合されたのに全く強気に出れねえのな、大人なのに情けねえなあ」
「まあ別に言うこと聞かなくても問題無いニダ」
「あらあら…先生は敬わなければなりませんわよ?」
「お前も似たようなもんじゃねーかYO」
「うちは学校に余分に寄付してるのに…校長先生があれじゃ無駄っぽいかな〜」
校長先生は聞こえないふりをして早足でその場を通り過ぎました。出来る限り彼らに気付かれないように、自然な態度で。
そして数時間で自宅に到着。そこで抑えていた感情が溢れ出ました。
「………畜生……ちくしょぉおおぉおぉぉおぉおおおおおぉ!」
「ふざけやがって……あの餓鬼共……こうなったら…こうなったら……」
「出世して理事長になって、あいつらを顎で使ってやる!!」
以前ベネズエラちゃんに薦められた理事長への出世。これをやれば悪餓鬼達に今より簡単に指導を行うことが出来ます。
しかしなろうとしてなれるものではありません。皆に認められ、初めて校長は理事長の椅子に着くことが出来るのです。
「ハーッハッハッハ!ハーハハハハハァァ!!」
しかし校長は気付いていないのでしょうか。例え絶大な権力があろうとも
実力や威厳がその身に無ければ、何の意味も無いということを………
593 :
1〜23:2009/01/10(土) 16:45:42 ID:1GH2YT2D
あけましておめでとうございます。作話お疲れ様でした
ところで理事長とは何の例えなんでしょうね?
595 :
24:2009/01/13(火) 00:20:04 ID:EW6q7vGt
本日の日の本家のリビングからは、陽気な男の子の笑い声が聞こえ
てきます。
「・・・そうなんだよ。気が付いたらあいつ等、僕の横でお菓子を食べ
てたりするんだよ。本当に参っちゃうよ。ハハハハ」
「そうなんだ。分かるよ。マカロニーノ君も大変なんだね」
学校である話題で盛り上がった二人は、そのまま日の本家でお話の
続きに花を咲かせていたのですが・・・
「マカロニーノも大変ニダ。やっぱりそれはいけないニダ」
と、突然リビングに現れた招かれざる客は、名を問うまでもなくカンコ
君でした。
驚くニホンちゃんとマカロニーノ君をよそに、ちゃっかりマカロニーノ君
に出されていたお菓子に手を付けるカンコ君。
「・・・あ、カンコ君、今日は呼んでないんだけど。どこから入ってきた
の?」
「ちゃんと玄関から入ってきたニダ。
それにウリとニホンの仲ニダ。ニホンの物はウリの物。ウリの物はウ
リの物。ケンチョナヨ!」
そう言ってカンコ君がお菓子を口に入れようとした時です。
596 :
24:2009/01/13(火) 00:23:26 ID:EW6q7vGt
「南無三!」
必殺の竹刀がカンコ君の脳天に炸裂しました。
そのまま床に倒れ込むカンコ君の背後で、ウヨ君が息を整えながら
竹刀を腰に戻します。
「・・・もう、駄目じゃないタケシ。最初に警告を与えた後じゃないと、
竹刀は使っては駄目だって言っているでしょう?」
「・・・御免なさい、姉さん」
シュンとしょげながらも、気を失ったままのカンコ君を引きずってリビ
ングから出て行くウヨ君。
そんな事の顛末を見守っていたマカロニーノ君は、ここぞとばかりに今
日、二人が盛り上がった話題の本題を切り出しました。
「それでニホンちゃん?
ニホンちゃんの家では、招かれざる客はどうやって門前払いしてい
ているんだい?」
「パパが新しいホームセキュリティーを家に付けたの。
こっちに来て」
こうしてニホンちゃんがマカロニーノ君を招いた先にはパソコンが一台。
その画面には日の本家の門扉の映像が映し出されています。
日の本家ほど大きな家になると、出入りする人もひっきりなしです。そ
のため玄関はともかく門扉は誰でも自由に出入りできるようになっていま
すが・・・
そのパソコンに向かって操作を始めるニホンちゃん。
過去の映像を引っ張り出して、カンコ君が門扉を通過する画像を指
定します。
597 :
24:2009/01/13(火) 00:27:40 ID:EW6q7vGt
「こけでよし、と。
後はこのパソコンで、カンコ君の顔を出入り禁止に指定しておくと、パ
ソコンがカンコ君の顔を識別して門扉を閉じてしまうの」
「さすが、ニホンちゃんのパパさんだよね」
「ちょっと待っててね」
しばらくすると、ついさっき日の本家から追い出されたばかりのカンコ君
がやってきて、全く懲りもせずに門扉を開けようとしました。
次の瞬間、カンコ君を自動認識したパソコンが門扉の鍵をロックしてし
まいます。
何が何だか分からず、門扉を必死に開けようとするカンコ君。やがてカ
メラを見つけて必死に手足をばたつかせますが、マイクは付いていないの
で、その滑稽なパントマイムに思わず吹き出してしまうニホンちゃんとマカ
ロニーノ君。
「ハハハ!いや、上出来だよ。いいなこれ、家も付けてくれないかな」
「良いでしょう!パパの自信作なの!!」
こんなやりとりの後、リビングに戻って再び話しに花を咲かせる二人。
今度はニホンちゃんがマカロニーノ君の家の事情を質問しました。
「参っちゃうんだよ、アフリカ班のやつら。
いくら我が家の料理が美味しいからって、家の塀を乗り越えて家に上
がり込んでくるんだよ!
でも、EUは追い出すにしても一様、家に入り込んだ理由を聞いてから
にしろとか言ってくるし、どうしたらいいのか・・・」
598 :
24:2009/01/13(火) 00:32:09 ID:EW6q7vGt
そうなのです。通りを面してアフリカ町のお向かいさんにあたるマカロニー
ノ君の家には、そうしたアフリカ班の子供達がいっぱい押しかけてきて、マカ
ロニーノ君をきりきり舞いにしていたのです。
そんなマカロニーノ君と学校で意気投合したニホンちゃんが、パパが作っ
たホームセキュリティーをマカロニーノ君に見せるために家にご招待してい
たのですが・・・
「それはアフリカ班のやつらは礼儀を知らなすぎるニダ!」
「か、カンコ君!!」×2
一体どういう事でしょうか!?
先ほど、パパご自慢のホームセキュリティーに阻まれて、日の本家には入
れないはずのカンコ君が、いつのまにかさも当たり前のようにソファーに腰を
かけて、またお菓子に手を伸ばそうとしているではありませんか!
「カンコ君!一体どこから入ってきたの!?」
「ちゃんと門扉を通って玄関から入ってきたニダ。ニホンはまだ客をもて
なす・・・」
そんなカンコ君の言葉は、ウヨ君の気合いの言葉に掻き消されてしまいま
す。
「天誅!!」
再び、有無を言わさぬウヨ君の竹刀がカンコ君の脳天を直撃です。
599 :
24:2009/01/13(火) 00:35:04 ID:EW6q7vGt
「タケシ!!」
息を整える間もなく響く姉の声に、おそるおそるウヨ君がニホンちゃんに向
き直ってみると、そこには優しく微笑むニホンちゃんの姿がありました。
「・・ありがとう」
「・・・うん!!」
こうして再びウヨ君に引きずられて退場していくカンコ君ですが、そんな事
よりパソコンの前に飛びつくニホンちゃんとマカロニーノ君。
急いで、直近のカンコ君の姿を過去の映像から探してみると・・・
ホームセキュリティーに阻まれて、一度は家に戻ったカンコ君。
しかしまたすぐさま日の本家の門扉の前に戻ってきたカンコ君の手には、
何故かセロハンテープが握られていました。
一体何をするのだろうと、ニホンちゃんとマカロニーノ君がパソコンの画面
に釘付けになっていると、画面の中のカンコ君はおもむろにセロハンテープ
を自分のつり上がって目尻に貼り付けて、無理矢理目尻をつり下げている
ではありませんか!
やがて両目をテープでつり下げたカンコ君が門扉に手をかけると、そのま
ま門扉は開いてしまいました。
600 :
24:2009/01/13(火) 00:36:02 ID:EW6q7vGt
あまりの出来事にしばらく言葉もないニホンちゃんとマカロニーノ君。
やがて、何とか気力を振り絞ってマカロニーノ君に向き直ったニホンちゃ
んは、力なく笑いながら・・・
「いや、あの、これは・・・・・アハハ
・・・・もう、パパのバカ!!」
顔から火が吹き出そうなほど、顔を真っ赤にして恥ずかしがるニホンちゃ
んですが、意外にもマカロニーノ君は笑いません。
「・・いや、ニホンちゃん。
確かにこのホームセキュリティーには欠陥があったけど、招かれざる客
の撃退方法の神髄が、今日、たった今分かったよ。
ありがとうニホンちゃん!!」
そう言ってニホンちゃんの手を握って感謝の気持ちを表すマカロニーノ君
に、訳も分からず振り回されるニホンちゃん。
ニホンちゃんの疑問が解消されるのは、後日、ウヨ君のコレクションから借
り受けた竹刀を片手に、自宅の庭で見張り番をするマカロニーノ君の姿を見
かけた時だったそうです。
end
601 :
24:2009/01/13(火) 00:37:44 ID:EW6q7vGt
ソースは、日本の入管の指紋識別装置が特殊なテープで突破されてい
た件と、イタリアへの不法入国問題。
この世界的な不況で、アメリカへの不法入国は減少しているそうですが、
アフリカから一番近いヨーロッパであるイタリアへの不法入国は一気に倍増。
これにしびれを切らしたイタリア。EUの取り決めでは、難民認定を受ける
意志を示した物には意見聴取を保証するという取り決めがありますが、年
末イタリアはこの取り決めを無視して、エジプトからの不法入国者の早期の
強制送還を実施しました。
本年は更にイタリアへの不法入国は増えると予想されており、この問題は
深刻化しそうです。
602 :
マンセー名無しさん:2009/01/14(水) 14:20:13 ID:xXLqssca
はっきり言ってネタ作品で、ソースも書籍だからネットでは提示できませんが……。
<シンガのプロレス修行>
1章・ベランダへの訪問者
シンガ君は、弁護士のPAPaと高層マンションに住んでいます。最近物騒なので、
彼は護身術を勉強しようと考えました。家にはメードのフィリピン君がいますが、
フィリピン君は初心者向けのF5連拳すら習得できずに放り出したくらいで、武道
にはとことん縁がありません。そこで、イン堂君とエジプト君に武術を教えてくれ
るように手紙を書いたのですが、色よい返事はもらえませんでした。イン堂君なら、
複雑な家庭の事情もあるから断られるのもしかたありませんが、「いい友人」のは
ずのエジプト君の対応にはガッカリするシンガ君でした。
ある夜、シンガ君が家で受験勉強(中学受験です)をしながら物思いにふけってい
ると、窓を叩く音がします。窓を開けてみると、ベランダにいたのは紫苑ちゃん。
でも、ここ何階?
(1章2)
「武術を習いたいんだって?」
「え、なぜそれを?」
何でベランダにいたのか聞き出すことすら忘れてしまったシンガ君。
「それはね。ま、いろいろあるから。それでね、友達になってくれるなら『猛者怒』
教えてあげてもいいけど。」
「友達、ですか? マレーシア君に嫌がらせとかされたら困るなぁ。犬けしかけら
れたり……」
「別に、今すぐなんて言わないわよ。ネシアとかマレーシアとかが私のことを大嫌
いなのは承知してるわ。」
「それならお願いしようかな。でも、マンションで訓練はできないなぁ。家の外だ
とお隣のネシアさんたちに見られちゃうし。……そうだ、メヒコ君ってことにした
ら?」
「はぁ? メヒコ?」
「覆面してしまえばバレないと思うけど。」
なんでまたよりによって、あのセンス皆無の覆面を? と一瞬考えた紫苑だが、
友達を作るためなら、覆面だってタコ踊りだって何だってしてやる。と決意した。
「そうねぇ、あんな格好は嫌だけど、しかたないね。それで行きましょ。」
2章・プロレスの訓練
翌日、マンション附属の小さな公園に、覆面をした紫苑ちゃんがやって来た。
「こんなもんでどうかしら? メヒコに見える?」
「……う〜ん、ちょっと違うような気もするけど、でも、その覆面だけでみんなメ
ヒコ君だって思うだろうな。」
さて、シロウトがいきなり殺人拳『猛者怒』なんか使ったら、たちまち骨折して
病院送り。実戦の前に十分な練習が必要になる。
「え〜と、練習にはこのHMX-12を使えばいいわ。 私が昔使っていた物だけど。」
「もらっていいの?」
「なに、気にすることなんてないわ。新型を買ったから、これはもう要らないの。
つまりゴミね。それに、タダで譲るってわけじゃなく、格安で売ってあげるわけだ
から。」
さすが守銭奴。
「それじゃ、さっそく訓練を始めましょ。まずは基本の型からね。」
(2章2)
程なくして、マンション前を通りかかるネシアちゃん。マラッカ通りの向かいに
住んでいるんだから、ここを通るのも当然と言えば当然ですが。
「朝っぱらから何してんの?」
「メヒコ君にルチャリブレ習ってルチャドールになるんだ。」
HMX-12にぎこちない投げ技を決めながらシンガは答えた。
「ど〜も、メヒコです。」
さすがは師範、流れるようにあざやかな空中殺法を決めつつ偽メヒコ。HMX-12は
公園の外まで飛んでいった。
「……なんか変なメヒコ。それはそうと、シンガ君、あたしのハムスター返して。」
「いや、それはできない。台所を荒らしただけならともかく、PAPaに噛みついたん
だから、ネズミは絞首刑にしなければならない。そうPAPaが決めたんだ。」
「いいこと、ハムスター返さなければ絶交(コンフロンタシ)よ! まったく、みん
な分からず屋なんだから。学校だってやめてやる!」
そう言うとネシアちゃんは去っていった。
「あなたも大変ね。」
「紫苑さんみたいに、近所中から攻撃されるよりは楽ですよ。」
「何要らぬ心配してんのよ。今度私に喧嘩しかけてきたら、1人1発で決めてやる
んだから。」
3章・正体露見
シンガ君のルチャリブレ、いや、猛者怒もだいぶ上達したころ、紫苑ちゃんと言
えば、近所の悪ガキ達と3度目の大げんかを繰り広げていた。4人相手にパンチ6
発。さすがに1人1発とはいかなかったものの、猛者怒恐るべし。あらためて猛者
怒の恐ろしさを感じるシンガ君であった。
「僕達が4人で麻雀をしていたら、いきなり紫苑のやつが殴り込みをかけてきて、
6発殴ってきたのです。『手袋』を逆に『ろくぶて』って言ってもいないのに。」
エジプト君は全校集会で非難決議をしようとした。
「私を闇討ちする相談していたんでしょ。現にそのビデオ、麻雀牌が映っていない
じゃないの。」
反論する紫苑ちゃん。
「どこかで見たことがある技ねぇ。」
ビデオを見ながら考え込んでいたネシアちゃん。ちなみに、彼女は退学したもの
の翌日にはすぐに復学していた。
(3章2)
「あの、なんで紫苑がルチャドーラやってるのです? 紫苑なら猛者怒だと思うん
だけど。」
ネシアちゃんは、もちろん猛者怒もルチャリブレも名前しか知らず、実物を見た
ことはなかった。
「え?」
絶句するエジプト君。
「神(アッラー)の名にかけて言うけど、あれはどう見ても猛者怒だった。なんでル
チャなんだい?」
「だって、最近毎日シンガ君とメヒコ君が家の前で練習しているんだもん。」
「何だって? 僕は最近シンガ君の家には行っていないぞ。」
今度は本家ルチャドールのメヒコ君がびっくりする。
「シンガ君、これってどういうこと? なぜ、いないはずのメヒコ君から、ルチャ
リブレではなく猛者怒なんて習っていたの? さては……紫苑、あなたの仕業なの
ね! あれは猛者怒なのね?」
「……」
(3章3)
「何か言ったらどうなの?」
「その、最近物騒だから、護身術を……。それで、手紙を書いたけど誰も教えてく
れなくて……。それで紫苑さんが……。」
たまらず白状するシンガ君。
「友達が欲しかったんだ。歌には『1年生になったら友達100人』ってあるのに、
なのに、5年生になっても私には友達がほとんどいない。」
紫苑ちゃんも動機を白状。
「何か悲しい話ね……。シンガくん、何も紫苑みたいなウソツキーのゴロツキーと
一緒にならなくても、あたしたち友達じゃないの。マレーシアくん、タイランくん、
それにメードのフィリピンと『南海戦隊アセアン』結成して、悪いベトナやっつけ
ましょ。」
「仲直りしてくれるのは嬉しいけど……」
「え? ハムスターのこと? そりゃ、あなたのPAPaに私のハムスター吊されたのは
悲しいけど、シンガくんと絶交したって意味がないって分かったの。」
「いや、紫苑さんだけ除け者にするのは良くないと思うんだけど。」
「分かったわ。あたしは絶対紫苑なんかと友達にはならないけど、友達の友達にま
でケチを付けるつもりはないわ。」
と、こういうわけでシンガ君は紫苑ちゃんと友達になったのです。
(解説)
元ネタはシンガポール元首相リー・クアンユーの自伝です。シンガポール軍創設に
はイスラエルが協力しましたが、ムスリムを刺激しないように、彼らは「メキシコ
人」と呼ばれました。結局、1967年の第三次中東戦争(6日戦争)でイスラエル人の
存在はバレてしまいます。そして、1969年シンガポールにイスラエル大使館が設置
されました。
ちなみに、絞首刑になったのはインドネシアの海兵隊員で、銀行を爆破して死者を
出しました。情報機関のはずのモサドが国防軍に化けていたり、時系列がおかしかっ
たり、滅茶苦茶ですが……。
フィリピン人メードはシンガポールでは一般的。F5連拳はF5戦闘機。インドと
エジプトはシンガポールの国軍創設支援依頼を断った国。退学騒ぎはインドネシア
の国連脱退。AMX-13はシンガポールがイスラエルから買った中古戦車(フランス製)。
ASEANは結成当初反共対ベトナム組織。言うまでもなくPAPaは人民行動党(PAP)で、
リー・クアンユーは弁護士、その息子(現首相)は軍人です。
611 :
1〜24:2009/01/18(日) 18:27:00 ID:vUc+Qq9v
作話お疲れ様でした。
文章を書き慣れていらっしゃるようで、羨ましい限り。
当時のイスラエルは今の台湾並みに友達作りが大変だったのですね。
また次回作も楽しみにしています。
紫苑ちゃんなら時事ネタがあるだろう・・・ と思ったけど書籍ネタも案外良いね。
ついでにひとつ伝えておくな。盗作された三毛氏なら最近は東亜+によくいる。
委員会が全然反省していないで盗作の事実を隠蔽しようとしているのを教えたいのなら、
そこに行って本人に伝えるといい。
代行スレから。フライングスレを立てようとしてきたので却下しておいたし他の人にも注意喚起しておいた。
とりあえずこんな形でしか君たちの役には立てない、すまんな。
616は坂田
613と614も坂田
議論スレでも書いておいたよ。こっちでつっぱねても、それならそれでスレ立てしたよ、奴等。
どうやら俺が考えていたよりまだ卑劣な連中みたいだな。代行者がしっかりすればこのスレの混乱も収まると思ったんだが。
すまん。
ロム専だがこっちはこっちで次スレたてるの?
立てよう、黄色いリボンさんが必死に守ってきたスレだから。
もう長いこと作品見ていない人だけれど。
リボンさん、見ていたらまた書いてね。ヘタリアの騒動が静かになってからでいいから。
数字さんの作品もまた見たい。
坂田先生、ご帰還おめでとうございます。
議論スレで書いていた人とは別のヘタリアファンです。
騒ぎは今は落ち着きましたし作者様も活動を活発にされだしました。
迷惑をかけました、もうこちらでも活動を再び活発にされてもいいと存じます。
一ヶ月の間すいませんでした、これからもがんばってください。
そろそろ新作まだ?
>>627 もう1ヶ月以上も作品投下されてないんだから諦めるか自分で書け古事記。
とりあえず前やったキャラの一人称とかの続き。日之本家。
キャラ 元 一人称 性別
ウヨ 保守派 俺 男
アサヒ 朝日新聞 私 女
ニホンパパ日本の父さん お父さん、僕 男
ニホンママ日本の母さん お母さん、私 女
マイ 毎日新聞 僕 男
ヨミ 読売新聞 私 女
サンケー 産経新聞 僕 男
キョードー共同通信 僕 男
サヨック 革新派 僕 男
シャミン 社民党 私 女
キョーサン共産党 僕 男
ポッポ 鳩山由紀夫 私 男
ナベツネ ナベツネ 俺 男
シンタロー石原慎太郎 私 男
シシロー 小泉純一郎 私 男
ヲタ ヲタク 僕 男
ドキュソ DQN あたし 女
チンソー 暴走族 俺 男
あと軍人とか戦前関係もある。
ニッテイ 戦前の日本 わし 男
ナデシコ 大和撫子 私 女
リクグン 帝国陸軍 私、俺 男
カイグン 帝国海軍 私、俺 男
リクジ 陸自 俺 男
クウジ 空自 私 男
カイジ 海自 僕 男
マエミ 台風 あたし 女
他にまだまだいたと思う。とりあえずこんだけ。
631 :
ネットキムチ:2009/03/01(日) 03:37:36 ID:zuOuR4FK
お前らもっとよく考えてみろ。
お前らは見え透いた嘘ばっかりついてる政府自民党に騙されてるんだよ。
金慶珠(東海大学・准教授) 「私は(独島は)韓国の物だと思っている」
勝谷「じゃあ国際裁判所に出てよ」
金慶珠「その必要は無いよ」
〜TVタックルより〜
東海大学の金慶珠(キム・キョンジュ 39歳)
なんで、こんなん能天気に笑ってられるわけ?
裁判ってのは、被告が欠席したら原告は勝訴確定なんだせ。
だから自分が正しいと確信あるなら、さっさと訴えりゃいいじゃん。
なのに何故、いつまでものらりくらりしてばかりで、日本は韓国を訴えない?
これは要するに《実は日本には端から勝ち目がない》ことの証左なんだよ、どう見ても。
こんなことも変に思わないお前らって何なの?馬鹿なの?
たとえばお前らの場合、
韓国政府 「我々は対馬は韓国の領土だと思っている」(対馬を征服して)
日本政府「じゃあ最高裁判所に出てよ」
韓国政府「その必要は無いよ」
なんてなったら、
「訴えようにも相手が法廷に出てこないから、どうしようもないんだ・・」
とか寝言いいながら対馬を素直に明け渡すのかよwwwww
池沼以下wチキン以下wウケルww超ウケルwww腹板杉wwww笑い死にしそうだwwwww
考えてみりゃもっともだよな。
戦後、日本各地の駅前の一等地だって、こうして韓国人が手に入れてパチンコ店建てて大儲けできたわけだし。
まあ、こんなチキン民族から日本全土を奪い取るのも、赤子の手を捻るも同然、時間の問題だなw
お前らも受け売りばっかりで、本当のことは全然知ろうともしないし。疑問を持ったり考えたりもしない。
この独島問題とか、戦後補償とかも、無知蒙昧は全部韓国じゃなく、お前ら日本人の方だぜwww
>631
100%釣りだろうが一応貼っとくか。『』は自分がつけた。
国際司法裁判所における裁判は、『原則として両当事国の同意による付託によってのみ開始される』。
国内裁判と異なり、選択条項受諾宣言を行わない限り、原告となる国家が一方的に訴えても裁判所には管轄が無く、裁判は始まりもしない。
これは、国家間には国民に対する国家のような統一された権力機構が存在せず、各国は平等の主権を有する以上、裁判を開始するためには『当事国となる国家すべてが同意しなければならない』ためである。
634 :
つれづれ:2009/03/04(水) 00:10:58 ID:PV5Xmbxd
初めてですが、新作を書いてみました。
「ペットボトルロケット」(1)
鼻歌まじりに町内をお散歩していたアメリー君。
キッチョム君の家の前を通ると、庭の隅っこでキッチョム君が何かやって
います。
気になったアメリー君は、倒れた塀の隙間からのぞいてみて驚きました。
「おい!キッチョム、なに花火なんか用意してるんだ!」
アメリー君の大声に、ご近所に住むニホンちゃんやカンコ君、
さらにチューゴ君まで集まってきました。
「さすがに花火は見逃せないアルな。大人しく片付けるヨロシ」
「キ、キッチョムブラジャー、花火はマズいニダ。特製キムチ持って行く
から、そんなものしまって一緒に食べるニダ」
ふだんはキッチョム君をかばうチューゴ君とカンコ君も、花火のことと
なっては黙っていられないようです。
特にカンコ君、ただでさえ最近商売が上手く行ってないのに、もし花火の
火花が落ちてきて、お家が火事にでもなったら大変です。
キッチョム君の花火は安物なので、うまく飛ばずに、近くの家に落ちてく
るかもしれないのです。
(続く)
635 :
つれづれ:2009/03/04(水) 00:13:08 ID:PV5Xmbxd
「ペットボトルロケット」(2)
アメリー君は厳しい目で、ニホンちゃんは困ったようにキッチョム君を
見ています。
こっそり飛ばしてみんなを脅かすつもりだったキッチョム君は必死に
言い訳を考えています。
(・・・アメリーの奴に見つかるとは失敗ニダ・・・なんとか誤魔化して、花火を
飛ばしてしまうニダ・・・!)
「よく見るニダ。こ、これは花火ではないニダ・・・」
「じゃぁ、何なんだよ」
アメリー君が冷たく聞き返します。
「これは・・・そう!ペットボトルロケットニダ。飛ばしても花火みたいな
火花は落ちてこないから安心ニダ。」
「ペットボトルロケット〜?そんなこと言って、前にもウチのお庭の上を飛
ばしたじゃない!信じられないよ。」
キッチョム君には前科があるだけに、大人しいニホンちゃんも、必死に抗議
します。
(続く)
636 :
つれづれ:2009/03/04(水) 00:15:25 ID:PV5Xmbxd
「ペットボトルロケット」(3)
とってもうそ臭いキッチョム君の言い訳。チューゴ君も「嘘だ」とは言わないまでも、
疑わしそうに見ています。
最近、ことあるごとに「花火を手に入れたニダ〜、花火保有家になったニダ〜」と言い
ふらしていたのが裏目に出たようです。
「誰がなんと言おうと、ペットボトルロケットなんだから問題ないニダ。飛ば
して遊ぶ権利は、誰にでもあるニダ。それに文句つけるとは横暴ニダ!」
ついに得意の逆ギレです。
「まー、でもどうしても止めて欲しいなら、話合わないこともないニダ・・・」
チラチラとチューゴ君に視線を送りますが、さすがにチューゴ君も呆れ気味。
(そうやってまたタカるつもりアルね。まったく・・・)
637 :
つれづれ:2009/03/04(水) 00:17:27 ID:PV5Xmbxd
アメリー君とニホンちゃんは、頷き合うとニホンちゃんの家から消火器を取り
出して来ました。
アメリー君の消火器には「しゃいろー」、ニホンちゃんの消火器には「こんごう」
と書いてあります。本体に貼り付けられた八角形のプレートがステキです。
「ベットボトルロケットでも、飛ばしたら消火剤SM-3を浴びせるからね!」
ニホンちゃんもお家に花火が降ってきたら大変なので、強い口調で言います。
ニホンちゃんの消火器「こんごう」は、アメリー君の家から部品を買って改良した
ので、それまでの消火器より、格段に遠くの火を消せるのです。
もちろん、アメリー君の「しゃいろー」も同じ部品で改良してあります。
二人に消火器のノズルを向けられたキッチョム君の頬に、一筋の汗がタラーリ・・・
638 :
つれづれ:2009/03/04(水) 00:28:24 ID:PV5Xmbxd
初めての投稿です。文字数による省略に不慣れで、読みにくくなりすみません。
元ネタは、もちろん北朝鮮のテポドン疑惑です。
普段はお仲間の中韓もさすがに「おいおい、やりすぎだろ」という感触ですが、
将軍様は「人工衛星だ」と言い張ってますが。
アメリー君とニホンちゃんの消火器は、もちろんスタンダードSM-3で弾道弾迎撃
能力を持つイージス艦です。米第7艦隊のイージス巡洋艦CG-67「シャイロー」と
海自のイージス護衛艦DDG-173「こんごう」です。八角形をしたSPY-1レーダーが
特徴ですね。
将軍様、本当に撃っちゃうの?
大人しいニホンちゃんもさすがに迎撃するって言ってるよ。
「北朝鮮発射ならロケットでも「迎撃」…浜田防衛相が強調」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000876-yom-soci
つれづれさん、E-mail欄にsageと入れるのをお忘れです。
初めてにしては上手いな・・・ 嫉妬するわw
640 :
つれづれ:2009/03/04(水) 14:55:12 ID:PV5Xmbxd
sage入力の件、ご指摘ありがとうございます。
また、ネタを思いつきましたら投稿したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
>>640 こちらこそ宜しくお願いします。期待しております。
原監督は歴史に残る名将
当時東アジアで欧米列強と戦えた国が日本以外にあったかよ。
644 :
643:2009/03/08(日) 23:01:45 ID:Fxelbm+y
すまん、誤爆だ。
我が巨人軍は永久に不滅であります
極東から出張、頑張れよ。極東住人の多くが君達の一連の闘いを知ってるからな。