東亜+にあったんだけどもうgdgdに輪をかけてねぇ?
[ブックデイリー]徳成女子大スペイン語科イ・ジョンドク教授は「私たちの教科書がヨーロッパのア
メリカ征服の歴史を正当化して美化するのに同調している」と言う主張をして注目されている。
「世界史教科書を正す」(2007)を通じてだ。彼は「私たちの中で高等学校教科書がヨーロッパ中心の
歪曲された用語と絵を濾過なしに使っている」と次のような例えた。「新航路の開拓は、ヨーロッパ
の国々が世界の舞台に進出する重大な歴史的契機となった。新航路と新大陸の発見とこれによる探険
活動、植民地征服と大帝国の構築過程に付いて、大西洋の国々は徐々に全世界を西洋化しながら優越
圏を確立した。」(教学社の高等学校世界史231ページ)「ヨーロッパ人が進出する前までラテンアメリ
カにはメキシコのマヤ、アステカ、アンデス山地のインカ王国が盛んになって水準の高い農耕文化を
発展させた。」(高麗出版の中学校社会1183ページ)
ここで、イ教授は‘新大陸’と‘進出’という用語を問題視する。先に新大陸を見よう。彼は「アメ
リカは新しくできた大陸でもなく、ヨーロッパ大陸より地質学的に遅く形成された地域でもない」
「航海技術の発達で、ヨーロッパ人が新しく知るようになっただけ」と指摘する。「進出もヨーロッ
パ中心的な歴史解釈を反映する」とイ教授は言う。原住民の立場では進出ではなくヨーロッパ人の侵
略と掠奪に過ぎないという話だ。
また彼は教科書に載せられた絵もやはり歴史歪曲の産物であることを明らかにする。上の3枚の絵がそ
れだ。これは地学社の高等学校世界史209ページに載った‘コロンブスとインディアンの初めての出会
い’という題名の絵だ。ここでコロンブスは鼻が高く矛を持って立っている。一方、原住民たちはほ
とんど裸の未開な姿で贈り物を捧げている。野蛮と文明、征服と屈従が明らかになるように対比され
る絵だ。