http://www.janjan.jp/government/0612/0612010733/1.php 先日、「在日から見える社会」という市民公開講座を主催する金宗洙(キムヂ
ョンス)さんのお話を記事として紹介したが、金さんたち在日韓国人3世の青
年たちが中心となって、野中広務氏と加藤紘一氏を招いた今回の講座に参加
してきたので内容を報告したい。
(中略)
そんなことを述べた上で、野中氏は「在日韓国人の皆さんと、韓国で定住外
国人の地方参政権を実現した韓国の議員達に申し訳ない」と謝罪の言葉をも
らした。
そして歴史を語り継ぐということについて、古い歴史を語る事が私の仕事だ
と述べ、自分は父母や祖父母がいたから存在する、それと同じで歴史をおろ
そかにしてはいけない。民族が犯してきた犯罪は、それをしっかりと我々が
贖罪のつもりで消していかなければならず、そういうつもりで、お互いに友好親
善を作っていかなければ日本の未来はない、と。
「10年前、私が幹事長で、野中さんが幹事長代理だった時代によく話した
。かつて頼まれてもいないのに兵隊さんを中国大陸に連れていって、結果と
して何百万人死ぬような事をやったんだからこれは悪い。悪いことは悪いと言お
う。そしてじっと堪えることが大事で、謝ったあとに“でも我々日本は中国にこん
ないいこともしたよ”なんてことを言うが、それを言ってはだめだ。それと“日本
も悪かったとかも知れないけど、イギリスは香港にどんなことをした?アヘン戦
争でどんなことをした?”なんてことを言いたくなるようだけど、それは関係な
い。そんなことばかり言ってると日中関係はなかなかうまくいかない」
そして加藤氏は在日に対する一部の根強い反発心のようなものに関して、
この、70、80年で韓国や在日の人達に対する偏見が生まれたのは、日本がか
なりまずかったと言い、特に問題だったのは、在日の人たちに土地を与えなか
ったことだと述べた。