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【取材日記】ノムヒョンらしい…、国会らしい…
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=91840&servcode=400§code=400 「ノムヒョン(盧武鉉)らしい:期待を裏切って失望させるところがある」。
「国会らしい:利益のため卑劣に争ったり無理押しなど紳士的でない行動をするところがある」。
9日「第561回ハングルの日」を迎えて国立国語院が出版した「辞書にない新造語」に載せられた用語の説明だ。
同書は02〜06年に誕生した約3500の新造語をまとめた用語辞書。「新造語は社会の鏡」という国語院の説明通り、
韓国社会の流れを読み取ることができる本だ。新造語には温かい言葉も多い。「老風堂々(ノプンダンダン)」は、
元気いっぱいの高齢者の姿を示す。
「高齢だと委縮する」固定観念からの脱皮だ。だが、政治分野に入れば話は変わる。一様に否定的かつ冷笑的だ。
韓国社会を代表するリーダの大統領・国会議員・検事の後に「らしい」が付けば、極めて否定的な意味になる。
03年の大統領・検事の討論会からはじまった「検事らしい」という言葉は「正義感にあふれる」という意味ではなく、
「行動や性格が望ましくなかったり、論理なしに自分の主張だけ繰り返す面がある」との意味だ。
与太者に政府を結びつけた「与太者政府」という用語もある。「何もすることがなく国民を不安がらせるばかりの政府」で、
参加政府(現政府)を皮肉った言葉だ。「口治金融」という言葉もある。「官僚が支配する金融」からもう一歩進み、
「政府がこん跡を残さないため、文書ではなく口頭で銀行の経営に関与すること」を意味する。
また、「曲学阿統」は「わい曲された内容で大統領にへつらうこと」だ。そのほかにもたくさんあるが、肯定的な意味の言葉は
ほとんどない。李相揆(イ・サンギュ)国立国語院長は、はしがきで「新語を生産し消費する階層は、一部専門家や有識者
ではなく大衆全体だ」とした。意味深いコメントだ。市民が政治をどう考えているかがそのまま伝わってくる。