家族間でトラブルか 火事との関連捜査 栗原・3人死亡
宮城県栗原市瀬峰北ノ沢の会社員高橋芳郎さん(44)方が19日未明、全焼した火災は、
3人が亡くなる惨事となった。高橋さんの妻福美さん(42)=韓国籍・本名林承福
(リン・スンボク)=と父の茂生さん(73)、母の永美子さん(72)の行方が
分からなくなっている。18日に高橋さん方で、家族間のトラブルがあったとの情報もあり、
宮城県警築館署は火事と関連があるかどうか、慎重に調べている。
近所の女性(51)によると、18日正午すぎごろ、永美子さんから「110番して
ほしい」との連絡が女性宅にあった。高橋さん方に駆け付けると、高橋さんが福美さんを
押さえて「ライターを放せ」などと叫んでおり、福美さんは「火をつける」と興奮して
話していたという。
女性が午後8時半ごろ、心配して高橋さん方を再度訪ねた際は、永美子さんは
「恐怖心があるけれど、何かあったら連絡する」と話したという。
高橋さんと福美さんは昨年秋ごろに結婚。高橋さんは再婚で、前妻を病気で亡くしており、
福美さんは前妻の友人だった。福美さんは近所づきあいがなく、自宅2階で過ごすことが
多かったようだ。
築館署の調べでは、福美さんが「前妻の服を燃やす」などと話し、トラブルとなったとみられる。
近くの住民は「福美さんを見かけることはほとんどなかった。茂生さんは足が悪く、
歩くのに不自由していた。残念だ」と語った。
2007年06月19日火曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/06/20070619t13040.htm