琴浦町が説明碑文修正へ ハングルを「東海」に
http://www.nnn.co.jp/news/070521/20070521003.html 鳥取県の琴浦町が日韓友好交流公園「風の丘」の説明碑から、「東海」の表現を削除した
問題で同町は二十日、説明碑文について日本語では「日本海」とし、ハングルでは「東海」と表記
したものに作り直すと発表した。六月定例町議会での審議を経て、七月上旬にも修正に着手したい考えだ。
同町役場で会見した田中満雄町長は、「読む人にとって理解しやすい文面が一番良いと考え、
日本文では『日本海』、ハングルでは『東海』とすることにした」と説明した。
説明碑は、文面が浮き彫りしてあるステンレス製の部分を作り直すが、「光が反射して読みにくい」との指
摘があることから、見やすい素材にすることも検討。費用は二十万円強になる見通しだという。
今回の問題について田中町長は、「大きな問題となったことについては軽率のそしりを免れず、反省しなけ
ればならない」と沈痛な面持ちで語った。
町は十九日、修正案について町議会全員協議会で議員に説明した後、民団鳥取県地方本部に提示。十九、
二十の両日にかけて町国際交流協会や町内の民団関係者、区長会でも説明し、町民の理解を求めた。
田中町長によると、同本部の薛幸夫(ソル・ヘンブ)団長は町の修正案に対し、「原状回復を求めており納
得できない。しかし、町が町民の意思を尊重して取り組むことについては、民団が口を出すべきではないと考
えている」と述べたという。