そのころ、アーリアとゲルマッハは毛皮の材料相手に大童だったという。
ア「兄上、あっちだ、退路をたて!」
ゲ「え、え、ちょっとまて、標的の動きがアトランダムすぎて処理し切れない」
//blog.livedoor.jp/onisoku/archives/64810736.html
なんか短編集とも言うべき話や英語米語の話が増えたな。
今の中国なら"羊頭鼠肉"もありうる・・・
>>932 ミンクってあんまりカワイクないなぁ。しかしこれなら、どこかのウサギと違って
野生化していっぱい増えても困るどころかお金持ちになれるぞw
ミンクは鼬の仲間なので肉食で結構獰猛だぞ。
野生のミンクの毛皮じゃ高級毛皮にはならんしな。毛がぼろぼろ。
938 :
マンセー名無しさん:2007/11/04(日) 11:33:20 ID:Tou7ll3U
■理性を維持するにはどうしたらいいか
:
まず、理性はすぐに回復しないものであるということを頭に置いてください。
恨の裏には怒りや悲しみといった感情があります。この感情自体は変えることができませんが、解消する
ことはできます。そのためには「行動」と「思考」の両面からのアプローチが有効です。
【泣きたいときは思いきり泣くのが良い】
一番手っ取り早いのが、「行動」です。簡単なのが新聞紙を丸めて、いすの座面などを思いっきりたたきます。
このとき「この野郎!」「バカヤロー!」と大声で叫ぶとよりすっきりします。泣きたいときは、声を出して思いっ
きり泣いてください。良識ある大人ほど感情を抑えがちですが、そうすると恨が尾を引くので要注意。感情
は何かにぶつけて発散させた方がいいのです。
次に「思考」。徹底的に自分を肯定します。「辛いのだから、泣く(怒る)のは当然だ」と、自分の行動を肯定し、
「自分は正しい」と自分を認めます。「あのときこうしていれば」といったように過去の自分を責めるのはナンセ
ンス。まずは自分を肯定することに徹してください。
感情が沈静化したら、次に自分の現在の感情の種類を「理解」します。自分が今なぜ激昂しているのかが
わかると、今後なすべきことが見えてくるはずです。
(2002.4.18 民団新聞コラム<布帳馬車>より抜粋)
939 :
目次352:2007/11/04(日) 19:46:51 ID:m7xhkKAQ
そろそろ新しいの書けただろ?
サヨック・アサヒ・ザイは、おててつないで仲良く祖国に帰りんしゃい。
「 復元とふんだくり 」
カチャリ、カチャリ。
ポーラちゃんは割れた食器を拾い集めています。
割れた食器が床に散らばっているだけではありません。
部屋中が滅茶苦茶に荒らされています。
壁にぶら下がっている布の端切れには綺麗な刺繍があり、
この場所に立派な壁掛け絨毯が掛かっていたことを教えてくれます。
よく見ると、床に散らばる破片も、高価そうなものの破片ばかりです。
ただ、部屋の片隅にあるピアノだけは汚れていながらも原型を留めています。
ポーラちゃんは無言のまま近づきました。
ピアノの上には、焼かれた絵の燃え残りが散らばっていました。
そのピアノの鍵盤に、乾いた血がこびり付いているのを見つけました。
唇をかみ締めてその血の痕を撫でました。
ポーラちゃんの家をこれだけ荒らしたのはゲルマッハ君なのです。
「よくもここまで逆らいやがって!大人しく俺の言うこと聞いてりゃいいんだ!
それをよく分からせてやる!」
ゲルマッハ君はピアノに目をやりました。
ポーラちゃんの家は昔からピアノ奏者として知られています。
「やめて!それは大切な形見のピアノなの!」
身を投げ出してピアノを庇うポーラちゃんでしたが、
ゲルマッハ君の拳が彼女の顔に当たり、鼻血がピアノに飛び散りました。
ポーラちゃんが部屋を片付けていると、ゲルマッハ君がやってきました。
彼はうな垂れてポーラちゃんの後ろ姿を見つめています。
彼も本来は真面目で教養深い人間なのですが、大変なことをしてしまったのです。
勇気を振り絞ってポーラちゃんに話しかけました。
946 :
2/3:2007/11/08(木) 19:22:21 ID:ZE4Drh3y
「本当に済まなかった」
ポーラちゃんは答えません。
見てみるとポーラちゃんは擦り切れた着古しの服を着ています。
ゲルマッハ君も最近までそうだったのですが、
服を買い換える程度のお金は入るようになりました。
そうなると思い出すのは傷つけてしまったポーラちゃんのことです。
ゲルマッハ君は分厚い封筒を差し出しました。
「ポーラ、少ないけど足しにしてくれないか」
「いいわよ。時間がかかっても自分だけで立て直すから」
やっと答えてくれたのですが、目を合わそうともしません。
「でもポーラ、これを使って君がほんの少しでも楽になるのなら」
その時、ポーラちゃんは稲妻を走らせるような眼でゲルマッハ君を睨みました。
「いらないったら!一人でやるわ。本当に大切な私の家なの。
仇のお金を使うわけにはいかないわ!」
「ショックだったな。あの時のポーラの目を今でも忘れることが出来ない」
ゲルマッハ君は辛そうに語ります。
それを聞くのはアサヒちゃんとカンコ君です。
「ポーラがせめて半分でも受け取ってくれればなあ。だけどあの時のポーラは、
僕の出すものはどんな大金でも汚くてさわれないという目をしていた。
その点日之本家はいいよね」
「え?」
「アサヒ、君が元気いっぱいなのも、
チューゴやカンコが何回も賠償のお代わりしてくれて、気持ちが軽いからだろう」
これを聞いてカンコ君は火病大爆発です。
「ファッビョーーン!!何でお前はそんな酷いことが言えるニダ!
地球町の誰もがひとしく目指すべき普遍的な理想を裏切る信じられない発言ニダ!
アサヒ、お前からも何か言ってやるニダ!」
947 :
3/3:2007/11/08(木) 19:24:10 ID:ZE4Drh3y
おや、アサヒちゃんの姿が消えています。
「ウリナラに対する愛はないニカー!」
走り去るカンコ君を見てゲルマッハ君は冷たい笑いを浮かべていました。
(フフ、知っててわざと言ったんだけどな。奴等がどんな人間か)
ゲルマッハ君の隠し持つ秘密のノートには、ゲーレンと書いてありました。
アサヒちゃんはあれから一人、力を落とし俯いて歩いています。
(こんなの記事に出来ない。アジア的優しさに欠けるわ!)
おや、いつの間にかチューゴ君が現れました。
「どうしたアサヒ、お前らしくも無い」
「あらチューゴ君、実はね、実は・・・」
「聞いていたアル、さっきの話。元気を出して記事にするアルヨ。
お前はアサヒじゃないアルカ」
「え!いいの?でも」
「無問題アル。朕がいう天の声を付け加えてお前が編集してから、
日之本家で語ればいいアルネ。カットしてコメントつけるだけなら嘘じゃないアルヨ」
「さすがカンコとは違うわ!優しくて賢くって」
うっとりした目でメモとペンを用意するアサヒちゃん。
「準備完了よ、早速アジア班を代表する天の声をお願い!」
チューゴ君は軽く咳払いをしました。
「ポーラは先の読めない意地っ張りアルネ。
人の金を盗れる時に盗らない奴は馬鹿アル。いつか自分が盗られることになるアルヨ。
ゲルマッハもゲルマッハアル。せっかく隣の女が弱ったのに、
何もしないばかりか手助けしようとするなんてアホアルカ?」
アサヒちゃんは真っ青になりました。
「チ、チ、チューゴ君、それをみんなの前で言うのは」
(ちょっと待って欲しい)
その言葉を、チューゴ君には言えないアサヒちゃんでした。
おしまい
948 :
解 説:2007/11/08(木) 19:26:03 ID:ZE4Drh3y
>>918 史実ネタだからといって、少し状況説明をしすぎ。
ソースの説明なんか後で良いんだから、
もっと大胆にやっちゃって欲しい。
冒頭の数行はそれこそ、
「二ホンちゃんは花火が嫌いです。」
くらいでよいと思う。
>>945-948 中世においてポーランドは絶大な権力を誇り、十字軍で真摯に戦った騎士団達に脅威を感じて、
自分達の権益保持の為、彼等をとらまえて火炙りにかけたりしてたそうな。
歴史的事実として、「ドイツ騎士団領」を壊滅させ自領に組み込んだのもポーランド。
第二次大戦でのポーランド侵攻は、その頃からの積もり積もった意趣返しであったのかも知れません。
このように中世からの流れで見れば、どっちが悪いというのは安直には言えないわけで、
既成の一面的な視点はちょっと「ニホンちゃん」っぽくないかな…と思いました。
ただ最後の締めは綺麗に決まって相変わらずお見事です。
>>950 俺がまとめられなかったもやもやを説明ありがとう
ポーラちゃんはいじめられっことしてニホンちゃんでは書かれているが
史実のポーランドは分割の仕返しに、ドイツを形成したプロイセンほぼ全域
大戦の仕返しに、ドイツの領土上半分ごっそり持って行ったり
(今もその地域には取り残されているゲルマン系住人がいて差別され続けている)
他にもきがくるっとる請求を吹っかけてきたりしてきたわけだ。
中世では、東欧スラブ各国を支配してふんぞり返ってたんだよな。
元々の領土だったプロイセンを取り返そうとしたドイツは、
果たして悪なのかどうかは、書き手の判断に任せるが。
ポーラはいじめられっ子というより、もっとちゃっかり系だと思われ。
今もドイツやオーストリアに集り続けてるやつだぞ。
>>950-951 戦争と言うのは利権や利益の確保のみならず、腹いせや仕返しと言った要因も
決してバカにできない様な気がしてきた・・・。
チューゴの言う天の声こそ、実は正しい外交戦術なのかもしれない。
ニホンにはチューゴ、カンコに対してどれだけ積もり積もったものがあるやら…
それをわざわざ何十倍にもして培養するアサヒとザイ…
戦前の朝日新聞は、軍部から苦情が出るほどに戦争を煽りに煽ってたそうだけど、
こう見ると、戦前も戦後も朝日がやってる事は基本的に変わらない気がする。
954 :
マンセー名無しさん:2007/11/11(日) 01:41:03 ID:PE4f00EK
文字通り、中の人が変わってないからね。
しばらくレス止まってるけど、次スレ待ちですか?
さあ〜どうなんだろうね。
『歪んだ茶碗』
ある日、ニホンちゃんはカンコ君の家に回覧板を届けに行きました。
回覧板を渡してカンコ家を出ようとしたところで、ニホンちゃんは何気なく土間の隅に目を向けました。
すると、そこに茶碗がひとつ、打ち捨てられたように転がっているのが目にとまったのです。
ニホンちゃんは、その茶碗がなぜか気に入りました。雑に作ったものとみえて形はだいぶ歪んでいます。
でも、その歪みがなんとも面白いものにみえてなりません。
ニホンちゃんはしばらく迷っていましたが、思い切ってカンコ君に切り出しました。
「ねえ、あそこに転がってるお茶碗、よかったら譲ってもらえる?」
「???」
カンコ君は狐につままれたような顔をしています。
無理もありません。要らなくなって放って置いた茶碗を真剣な顔で欲しいというのですから。
「うーん、そうね。タダってわけにはいかないわよね」
カンコ君が渋っていると思ったニホンちゃんは、お財布を出すと中身を全部はたいて差し出すのです。
「!」
カンコ君は思わぬ臨時収入に大喜び、気が変わらないうちにとニホンちゃんに押し付けるように茶碗を
渡して言いました。
「言っとくが、気が変わっても返品は受け付けないニダ」
それからしばらく経ったある日のことです。カンコ君はクラスのみんなと一緒にニホンちゃんの家に
お呼ばれされました。
みんなが通された居間には大きなサイドボードがあり、そこにはたくさんの美術品が飾られています。
カンコ君がそれを見るとはなしに眺めているうちに、どこか見覚えのある茶碗が目にとまりました。
「こ、これはニホンが買っていった茶碗じゃないニカ!」
びっくりするカンコ君にニホンちゃんが言いました。
「こないだのお茶碗ね、持って帰ってパパやママに見せたらお前は目が高いってほめられたの。子供
にはもったいないっていうからパパにあげたら、代わりにゲーム機を買ってもらっちゃった」
それを聞いたとたんカンコ君の顔がみるみるキムチ色に染まりました。
「あ、あの茶碗がゲーム機に……」
そして、カンコ君は大声で怒鳴りだしました。
「アイゴー、ニホンはウリをだまして価値ある品を二束三文で奪い取ったニダ!謝罪しる!賠償しる!
ウリもゲーム機が欲しいニダー!!」
(解説)
井戸茶碗は李朝時代の人々が普段使いしていた雑器でしたが、日本の茶人がその中に美を見出して
茶器として使われようになり、中には国宝に指定されているものもあります。
それって、「端正なのはあたりまえ」→「あたりまえでつまらない」という前提がなくちゃ成立しない感覚のような…>井戸茶碗
>>957 そのスレは議論中につき無効と提案します。今現在新スレテンプレ案議論中です。
なお特定人物の排除は2ちゃんでは不可能でありそれこそが荒らし行為に他なら
ないという事をご承知下さい。
そのうえで今二つの提案が出ています。33クールのままでよいのかそれとも他
のものか。他にも案がおありでしたらご提案下さい。
>961
議論中も何も、貴方が一人でファビョってるだけですが。
>>961 他スレ希望です。
言われてみればテンプレがかなり違ってますね。
特に
>風刺の通じない人も放置で。韓国を誹謗中傷する小説ではありません。
が意味不明。
「単なる誹謗中傷でなく、風刺を利かせるように工夫しましょう」くらいならわかるけどね。
そもそもこれすら要らない。
表現間違えました。スミマセン
>他スレ希望
というのは、当クールのまま希望、という意味です。
>>958 朝鮮茶碗って技巧や作為が全く無い事が評価されてるんですよね。
大家が子供の絵を見て「素晴しい!」って感じなのかな。
>>965 あちらでは適当に作って上手く整形できなかった失敗作だけども
日本的に見ると釉薬の垂れや適当造り故の歪みといった模様や質感が
自然の複雑を写し取った美観とされるわけだな。
自然を愛でる文化は世界中にあるけど、自然の混沌を美と捉えるのは
日本くらいのような気がするよ。
現代でも欠点のないものはつまらないとか無の境地とかよく言われるしな。
>>958 素材は良いものを選んでいると思います。
ただ、最初の何行かが説明調になっているのが惜しいところ。
ここはやはり、説明ではなくキレの良い描写が欲しいところ。
あと、自分で書いて愉しむ事をもう少し前面に出しても良いと思います。
(以前はもっと自然にやっていたと思いますよ)
>>958 史実が寓意としてキレイにまとまってて読みやすかったです。
カンコは自分の茶碗が何故気に入られたのか理解できたのかな?w
「闇から野味へ」
「香、ワニ肉買って来るネ。朕は朝から咳が出る。我が中南海家に太古より伝わる神秘の秘薬を作るアル。」
「ワニ肉アルか。わかったアル。」
流石はチューゴ君の妹、タクミン氏の娘さん。ワニ肉と聞いても普通に理解しています。これが中南海家クオリティでしょうか。
「え〜と、ワニ、ワニ、・・・ああ、あったアル。流石は我が家の市場。食べられるもので無いものはないネ。」
「这个是多少? (これはいくら?)」
「おや、香お嬢様お珍しい。持って行っていいですよ。」
「謝謝〜。」
帰路を急ぐ香ちゃん、重大なことに気が付きました。レシートをもらっていません。この肉を買った(と言うか貰った)相手は誰だっけ・・・
「ふむ、(と言って肉を凝視する)これは汚染されてなくて新鮮なワニ肉ョ。そういうことにしておくアル。」
次の日
「今日は暑いアルな・・・ いや寒いネ。 あれ、やはり暑いのか? あれ?」
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081195110289.html
『おいしゅう御座いますわ!』
「みなさま、大変美味しゅう御座いましたわ」
華麗なマナーで試食を終えたフランソワーズちゃんが艶やかに微笑み
今、全ての試食を終えました。
そして、彼女の次の声を皆が固唾をのんで見守ります。
なにしろ、美食の女王フランソワーズちゃんの一言で、
今回の調理実習のナンバーワンが決まるのです。
「私としても大変迷いました。でも今回の優秀賞は、
――ニホンさん。あなたに決まりましてよ」
どよめく群衆。
フランソワーズちゃん本人を始め、アメリー君やマカロニーノ君といった
強豪を抑えて、堂々の優秀賞なのですから。
惜しみない賛辞が二ホンちゃんの上に降り注がれます。
「ありがとう、ありがとう!」
やや、とまどいながらもうれしさを隠せない二ホンちゃん。
「も、もちろん、それでもナンバーワンは私ですわ!
みなさん、聞いてます?」
はい、聞いていますよ、多分……。
目次製作者は>969「闇から野味へ」と>970『おいしゅう御座いますわ!』
をカウントしないように。
著作権侵害に加担しないようにね。
「 緑化支援 」
日之本家の夕暮れ、ニホンちゃんがしんみり鉢植えを見ています。
ニホンちゃんが大事に育ててきた鉢植えです。
それなのに今日でお別れすることになりました。
実は今日、ニホンちゃんは学校でチューゴ君にある相談をされました。
「イヤー、最近庭が荒れて困ってるアルヨ。花壇の面倒見なかったら
ほとんど枯れてしまったアル。廃墟みたいでニホンの庭が羨ましいアルヨ」
「ちゃんとお手入れしたら?最近私の家にも砂が飛んできてるの」
するとチューゴ君は目を輝かせました。
「おお、心配してくれるアルカ!ならば我等の悩みは同じ!
前からお前の庭は鉢植えの緑いっぱいで綺麗だなと思ってたアル。
早速我が庭を美しくするために協力してもらうアル!」
「ええ!そういうことは自分でやるものじゃないの?」
「朕の家はお金が無いアル。我が庭が荒れたら次はお前の家にも影響するアルヨ」
「な、なんでそんな事言うのー?」
「嫌なら支度しておくアル。夕方お前の家にもらいに行くアルヨ!」
チューゴ君がほんの少しでもまじめに手入れしていればいいのに。
心からそう思いました。
975 :
2/2:2007/11/23(金) 13:11:53 ID:FVYzBpc7
ニホンちゃんは決して人を差別する人ではありません。
でも最近のチューゴ君を見て、さらに昔のチューゴ家を知ると、
ああ、あの家はやっぱり、そう思うようになってしまいました。
「やっと分かってくれたか姉さん」
ウヨ君はそう言うのですが、ニホンちゃんとしては何も嬉しくありません。
しみじみと鉢植えを見ました。
「おーいニホーン、いるアルカー?」
チューゴ君の声がしました。
ニホンちゃんは唇をかみ締め手鉢植えを持ち、玄関に向かいます。
しかしチューゴ君は不機嫌そうに言いました。
「おいニホン、どうしたアルカ?鉢植えなんか持って。早くペンキ代を出すアルヨ」
そう言って面倒臭そうに片手を差し出すチューゴ君。
「どうしたアル。緑のペンキ、とりあえず10缶分くらい出せばいいアルヨ」
「・・・わたしもうチューゴ君とは付き合いたくない」
そういって奥に行ってしまったニホンちゃん。
「アイヤー!ペンキ代も出さなくなるとはますます反抗的アル!」
そこへアサヒちゃんがやってきました。
「ね、ねえ、チューゴ君」
「おお、アサヒ。今のニホンの態度はどういうことアルカ?!」
「ペンキ代なんて言ったらダメよ。ドン引きされちゃうわ。
鉢植え代っていえばよかったのに」
「しまった!そこがポイントだったアルカ!」
おしまい
解説
中国の国土面積、5分の1近くが砂漠化へ
http://www.newschina.jp/news/category_1/child_5/item_7478.html
『歪んだカップ』
「チョゴリちゃん、いつも武士と仲良くしてくれてありがとう。これ、つまらないものだけど
良かったら使ってね」
ある日のこと、ニホンママは遊びに来たチョゴリちゃんに小さな包みを手渡しました。
「カムサハムニダ。開けてみていいニカ」
チョゴリちゃんは、喜んで包みを開けました。
中にあったのは陶器のカップ。でもそれを見てチョゴリちゃんは内心がっかりしたのです。
というのもそのカップ、暗色でザラザラした肌の、ずいぶんいびつな形をしていたからです。
「こんな暗い色の歪んだカップをよこすなんて、もしかしてウリのことをバカにしてるニカ」
チョゴリちゃんはそんなことまで考えてしまいました。
ところが、「さあ、チョゴリちゃんと一緒にお茶にしましょうか」というママの一言でテーブルに
集まった日ノ本家のみんなの前に置かれたカップは、皆微妙に歪んだ形をしていて、一つと
して同じ格好のものはないのです。
チョゴリちゃんは思いました。
「完璧に揃ってないものが美しいという考えニカ。面白いニダね」
その夜、そんな新鮮な体験をして家に帰ったチョゴリちゃんを前に、晩ご飯のキムチチゲを
囲みながらカンコパパが言うのです。
「チョゴリは美人だから、あまり整形の必要がなくてよかったニダ」
チョゴリちゃんは訊ねました。
「女の子は美人に整形した方がいいニカ?」
その言葉に、カンコママが答えます。
「それは当然ニダ。こういう女優さんみたいな顔になるのが女の子の幸せニダ」
カンコママは映画雑誌を持ってきてグラビアを指差すのでした。
でもチョゴリちゃんは疑問に思うです。
「誰もが同じような顔になるのって、そんなにいいことニカ」
(ソース)
前作を書いたら、呉善花「私はいかにして「日本信徒」となったか」(PHP文庫)の
このエピソードを思い出しました。
呉善花さんが著名な窯元で焼かれたコーヒーカップをプレゼントされたときのこと、
最初、暗い色の歪んだカップは気に入らなかったのですが、アルバイト先の社長に
「あれは良いものだ」といわれて使っているうちに、日本人の美意識がだんだんと
理解されてきたという話です。
「日本人は完璧なものにはあとがない、未来がないとよくいう。満開の花でも、
満月でもそうだ。それはそれで美しいが、蕾の花もいいし、枯れた花もいい、
また十三夜の欠けた月にも味わいがある……そんなふうにいう」(同書P.95)
>>974-975 遊牧民系でイスラム繋がりのウィグルさん達の生き方を、チューゴもそろそろ学ぶべきかも。
>>976-977 彼の国にも親日派がいる事を知って、最近チョゴリのキャラ設定も一応認められるようになってきた自分。
…しかし、一体どういう状況なのだろうか。
とりあえず暫くこちらにお付き合いする事にします。
>>976 ああ、何か良い感じです。
あんまりケチを付けられない作品だけれど、
強いて言うなら登場人物がみんなお行儀が良すぎなくらいかな。
U-33氏の元気なお話も読みたいです。
こちらがまだ生きてたのか・・・
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、やるぞゴルァ!! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
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