1.2005年6月22日付けスポット情報(モロッコ出入国時における注意)でも
お知らせしていますが、日本人旅行者が空路でモロッコに入国しタンジェ
港等の港からスペイン等へ船舶で出国する際、出入国管理担当者より、
「空路でモロッコに入国した場合は空路で出国しなければならない」と指
摘され、出国を拒否される事例が今なお散見されます。
2.これらトラブルの背景には、近年、日本人と偽った韓国人が偽造パスポ
ートを使用し、欧州方面へ密入国する事件が多発していることがあり、こ
れに対処するためモロッコ政府は、東洋人に対する出入国管理を強化して
おり、特にモロッコ以南のアフリカ諸国からモロッコへ入国する東洋人に
対しては、入国審査を厳しくしています。このほか、旅行者が出入国管理
担当者とコミュニケーションを十分とれていないこともトラブルの一因と
なっています。
3.つきましては、モロッコに渡航・滞在される方は次の点に留意してくだ
さい。
(1)モロッコには、「空路で入国した場合、空路で出国しなければならな
い」という規定はありません。
出入国管理担当者よりこのような指摘を受けた場合には、「そのよう
な規定はない」旨を伝え出国の許可を求め、同担当者が求めに応じない
場合には在モロッコ日本国大使館に御連絡ください。
(2)身なり等から韓国人と疑われる場合もありますので、なるべく服装
には気をつけるようにしてください。また、著しく汚損・毀損したパス
ポートも同様に疑われる場合があります。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2006C351