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今回、韓国が日本非難で勢いを得ているのは米議会が味方に付いたと見るからだ。決議案に熱心な
日系のマイク・ホンダ議員は親韓派として英雄扱いされ、マスコミ・インタビューなどで大々的に
紹介されている。
米議会での決議案の背景には、民主党支持が多い在米韓国人社会などの運動や世論工作があると
いわれるが、今回の慰安婦問題をめぐる韓国でのマスコミ論調や識者の発言には、
「日本人拉致問題をめぐる日本における北朝鮮たたきに対する報復心理が微妙にうかがわれる」
(ソウルの外交筋)との見方がある。
たとえば朝鮮日報の東京特派員は「ナカヤマ夫婦の場合」と題する長文の日本批判コラム
(7日付)で、中山成彬・元文科相と夫人の中山恭子・首相補佐官(拉致問題担当)を取り上げ、
「夫は自分の国の拉致犯罪(慰安婦?)を熱心に否定し、妻は北朝鮮の拉致犯罪を熱心に世間に
知らせている。こうした二律背反が現在の日本の姿だ」と書いている。
日本人拉致問題に関連し、過去の日本の朝鮮半島支配時代の出来事を取り上げて日本を非難し
牽制しようとするのは、自らに対する非難を免れたい北朝鮮当局および親北勢力の常套手段だ。
北朝鮮に最も批判的な朝鮮日報でさえ、日本非難では独裁国家・北朝鮮の理屈に簡単に同調して
しまう。「慰安婦問題の国際化の背景には“北朝鮮の影”がある」(同筋)との声も聞かれる。
(2007/03/14 03:24)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070314/usa070314000.htm