仕事で困ったこと。スレより続き「キムチの国から来た娘」
K通訳「県民さん。実はお願いがあるんですよ。私の娘がどうしても日本へ行きたいと」
県民「…………私は本社に用事がそんなにないのを知っていての発言ですか?」
K通訳「でも、県民さん千葉の出身でしょ?」
県民「う……」
K通訳「私の娘なら、身元も知っていますし、日本語もわかりますし、私がどういう教育
をしてきたかも……」
県民「それを言われるとかなわんなあ……」
K通訳「ホテルは私が予約しますから……」
県民「支払いまで持てと言われたら、困りますよ」
K通訳「そんなことはしませんよ。ただ、秋葉原を案内してくれれば」
……失礼ですが、K通訳。どんな教育をされましたか?
中略
K通訳娘(以下K娘と表記)
K娘「県民さん、こんにちは。久しぶりですニダ。」
県民「おー、大きくなったねー。しかし、秋葉原まで良く一人で来られたものだ。
漢字が読めるというのは本当だったんだね」
K娘「で、県民さん、メイド喫茶に対抗して、羊喫茶が出来たって、何処ニカ?」
県民「は?羊喫茶……」
その瞬間頭に浮かんだのは、某○ョーヤの梅酒のCMのように、牧場で羊とお茶する
ほのぼのとした(以下略)
ほわんとした表情の筆者に対し……
以下続く
承前
K娘「ギャ○ソンが『お帰りなさいませ、お嬢様』で迎える所ニダ!」
この発言を聞いた瞬間、筆者は思わず壁に手をつき、必死に動揺と戦う羽目になりました。
いや……研究して来たのは理解できるんだよ。理解できるんだけれどね。
K娘は期待した子犬の様な眼で筆者を見ています。
県民「ところで……お嬢ちゃんは18歳以上かな?」
K娘「いいえ」
県民「あそこは、外国人はパスポート調べられるぞ(嘘)、警察に捕まる羽目になったら
私はアボジ(K通訳に)にどう説明すればいいの?」
K娘「(可愛く)アイゴー」
以下いろいろと(便利な言葉だ)一悶着があった末……
K娘「まず、秋葉原のドンキホーテに行くニダ!」
文字通り羊のように従う筆者。もっとも前と後は逆ですが……
そして、エスカレータで、兎耳とフリフリスカートのウェイトレスを見て大興奮!
「初めて見る!秋葉原で良かったー!」
ちなみに筆者も初めてです。というか、大声を上げるのをやめてもらえませんか。
エスカレータの昇りの人も下りの人も、みんなお嬢さんを見ています。
それから、もうすぐエスカレータ終わりますよ!ほら、言わないこっちゃない。
よろけただけで済んでめっけものですよ。
ポップンミュージックがやりたい?(コナミ音ゲーの一種)ああ、ゲームコーナーですね。
K娘「すごい!最新型ニダ!ウリナラにはまだ無いニダ!」
自分でお金を払っているのは感心ですけれども……
なんか、異様に巧くないですか?
以下続く
承前
ビシバシと高得点を叩き出していますが……最高記録を更新できなかったと悔しがるのは
やめてもらえませんか。腐ってもココは天下の秋葉原のゲームコーナーなんですけれど。
もう、まともな人間を超越した反射神経の方々が集団で徘徊する所なんですから。
K娘「ハンショクニダ……(反則と思われ)」
「次はここの店に行くニダ!」
秋葉原のとある店に入りました。
展示品を見ていて気がついたのですが……あのお嬢さん、手にしている物は、その……
ボーイズなんとかと言う物では無いでしょうか。それも5〜6冊は……
K娘「腐女子ニダ」
何で余計なことだけ……漢字が読めるというのも考え物だ。
その後ラーメン屋での騒ぎや、筆者がお灸を据えるために連れていった江戸東京博物館
(流石に、彼女も呆然としていましたが)とか、そこの上階にある和食店のお米がやたらと
おいしかったこととか、いろいろありましたが……
お嬢様は秋葉原を文字通り堪能、満喫してご帰国になりました。
その翌日……
K通訳「ありがとうございました!県民さん!本人は大満足です。でも娘に何を教え
ましたか!……答えてください!県民さん!」
黙って、受話器を切る筆者。ガチャ、ツーツーツー
2の話はここまで。続きの第三部は本編で。
秋葉原で筆者がモナーマスコットをこっそりと購入したのは、秘密です。
高かった(泣き)