"「ニートの親、動物以下」と小沢氏も批判" ニート、フリーターは扶養控除外…自民検討
★ニート&フリーター“家から追い出せ”大作戦
・ニートの面倒まで見てやる必要なし−。自民党税制調査会(柳沢伯夫会長)は22日までに
成人したニートやフリーターを所得税の扶養控除対象から外す検討を始めた。少子化対策
としての子育て支援減税の財源確保のための措置として浮上した。
政府の05年版の労働経済白書によると、04年で37万人(25〜34歳)、定義次第では
もっと多いとも指摘されるニート。若年層の人口が減少している中で、定職に就かない
若者の存在は、大きな社会問題となっている。
自民党税制調査会は、こうした存在に対し、1人当たり38万円の所得税の扶養控除に
年齢制限を新設、成人者のニートやフリーターを控除対象から外す方向で検討している。
一時、流行したパラサイトシングルは、光熱費や住居費などを親に頼りながら、経済的に
ゆとりを持った独身者を指した言葉だが、ニートやフリーターは経済的に自立しないどころか、
親が生活費まで負担するケースも多く「子育ての負担軽減という趣旨から外れる」(税調幹部)と
判断されたようだ。控除が外れた場合の納税額は、サラリーマンと専業主婦の夫婦で年収
103万円以下の成人フリーター1人を扶養する世帯では、年収500万円で約3万円、年収
700〜1000万円で約7万円増加する見込みだという。
扶養控除から外すことで、ニートらの就労を促進する狙いもある。「ニート世代の代表」と
いう現職国会議員もいる世の中だが、ニートは職探しどころか進学や職業訓練さえもして
いない若年層のこと。
民主党の小沢一郎代表も、「漠然と他人に寄生して生きているなど、とんでもない」とし、
「ただ甘やかせている親たちもどうかしている。動物にも劣るといっても過言ではない」と
夕刊フジコラムで持論を展開している。今回の検討が、ニートやその親が目を覚ます
きっかけになるか。
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052237.html