【ワシントン1日共同】世界の科学者や政府機関でつくる国際自然保護連合(IUCN)は1日、
絶滅の恐れがあり優先的な保護が必要な動植物を掲載した2006年版「レッドリスト」を公表した。
地球温暖化の影響を顕著に受ける北極海にすむホッキョクグマもリストに登場、
乱獲以外にも多様な原因で生き物の生息環境が悪化していることが分かった。
評価対象の約4万種のうち絶滅危惧(きぐ)種とされたのは1万6119種。
04年版の1万5589種より530種多く、両生類の約3分の1、哺乳(ほにゅう)類の
約4分の1が絶滅に直面している計算になるという。
ホッキョクグマは1996年に「絶滅リスクは低い」と判定されたが、温暖化で北極海の氷の溶解が
急速に進むとした最近の研究に基づき、IUCNは今後45年で個体数が少なくとも30%は減ると予測した。
ソース
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060502&j=0047&k=200605024552